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ゴールドライタン

ごーるどらいたん

タツノコプロが制作したロボットアニメ。一部の遅れネット地方での放送時及びキー局再放送時のタイトルは「黄金戦士ゴールドライタン」。
目次 [非表示]

概要

メカ次元からの侵略者・イバルダ大王を倒すため、彼らを追ってきた戦士・ゴールドライタンは地球の少年・大海ヒロシと偶然出会う。

ヒロシはライタン軍団に協力し、やがて友人たち「わんぱくレンジャー」と力を合わせイバルダ大王に立ち向っていく。


テレビマガジン冒険王にも掲載、コミカライズ化されたが、前者は帯体、後者は1度は見開き全開(名称長いオリジナル)技を繰り出している。(下記も参照)。


なお、本作はトランスフォーマーシリーズ(この中の一つにタツノコが担当した作品がある)や勇者シリーズ以前に放送された「意思を持ったロボットたちによる群像劇と地球の少年との交流物語」であり、その先駆者とも言える。参考迄に主役ロボの必殺技(ゴールドクラッシュ)にも勇者シリーズの一つ『勇者王ガオガイガー』との関連(敵の心臓部を抉り抜いて引き摺り出す)がある事も類似している。


当初は前番組の闘士ゴーディアン同様日曜朝8時からの放送だったが、6話以降は木曜18時からとなった。当時の東京12チャンネルは平日の18時台に巨大ロボットアニメを集めてアピールしていた


月曜:戦国魔神ゴーショーグン

火曜:銀河旋風ブライガー

水曜:百獣王ゴライオン

木曜:ゴールドライタン

金曜:太陽の牙ダグラム


登場キャラクター


ライタン軍団

黄金戦士ゴールドライタン 1981風を切って飛び立て

ライタン軍団のリーダー。直方体のライターから変形する。性格は心優しく、ヒロの友人として、常に行動を共にしている。

通常は手のひらサイズの小型ロボット(約15cm程度)だが、ライター形体に変形してから、異次元空間「レインボーロード」を通過し巨大化してから再び変形。身長30m、体重200tの巨大ロボとなる。小型ロボ時は子供の体型だが、巨大化したら成人男性の体型に変化する。

武器は持たないため、戦闘スタイルは徒手空拳。空手の技を用いて戦う。

必殺技は、「(必殺)ゴールドクラッシュ」。空手の技である貫手で敵ロボットの胸部を貫き、内蔵されていた中枢回路を抉り取って、そのまま握りつぶし粉砕する荒技である。

プリマンガ

※パロディだけど、大体こんな感じ。


また、敵の体内を貫手で貫通後、その手首を射出する派生技「ゴールドフィンガークラッシュ」もある。

放送当時に発売された玩具では、オリジナルギミックとして下腹部の蓋部分に「ゴールドライタニックミサイル」という二連装のミサイル発射ギミックが内蔵されている。テレビマガジン版のコミカライズにも登場した(ただし、発射寸前に止められたため、実質未使用)。


アニメ劇中では、ライタン軍団全員による合体攻撃「G6作戦」など、六体のライタン軍団全員で放つ合体技もいくつか披露している。


  • スコープライタン CV:三ツ矢雄二

フフフ、怖いか

※イラスト右。

円筒形のライターから変形する。その手足は細く、手首もハサミ状のマニピュレーター。

体色は、劇中ではシルバーで、玩具も同様にシルバー。ただし、後に玩具ではゴールド仕様の製品も発売された。

スコープの名の通り、体内には高性能スコープが内蔵。それを用いて探索・索敵を行う。玩具にもスコープが内蔵されており、それを伸ばして望遠鏡として用いる事ができる。

透視能力などでライタン軍団をサポートするが、スコープ部分からレーザーを発射する事も可能。

一度だけ、ゴールドクラッシュと同じ貫手の技、スコープクラッシュを放った。

  • タイムライタン CV:三田ゆう子

懐かしの

円柱形の銀色のライターから変形。その名の通り、時間を操る能力を有する。30秒間の時間停止が可能な他、時間旅行も行える。しかし劇中では、その能力を披露する事はほとんどなかった。

  • アイシーライタン CV:島津冴子

超合金超合金

直方形の黒いライターから変形する。盗聴能力を有し、電波探知やジャミングなど、電子戦及び情報戦にその威力を発揮する。耳のつまみは翻訳装置で、宇宙人や動物の言葉を翻訳する事が可能。格闘能力は低く、仲間を逃がすために敵と戦い、損傷した事もある。

玩具は、ギミックに不具合が発生したために、放送中に販売が中止。放送終了後に、改訂版が発売された。

  • デンジライタン CV:鈴木れい子

直方体のライターから変形する。電子地図および、特殊コンパスを体内に搭載している。コンパスは地磁気に関係なく物理的に正確な方位を示す事が可能で、通常は狂うことが無い。電子地図との連携で、あらゆる地域での地理的な情報を提供できる。

  • メカニックライタン CV:間嶋里美

メカニックどよお

※イラスト右。

蒲鉾型のライターから変形する。変形しても非人間型で、両足は無く、底面に内蔵された車輪で移動。両腕には胸部に内蔵された各種アタッチメントを装着し、仲間を含む機械装置の修理およびメンテナンスを担当する。戦闘能力も低くはなく、単身でも敵地からの脱出や、敵要塞の中枢部破壊など、要所で活躍している。



※これらの他、玩具ではオリジナルのライタン五種が存在する(下記参照)。


玩具は放送当時、それぞれのライタンが発売。アイシーライタンのみ不具合から販売中止になり、放送後に改良版が発売された。

また、ゴールドライタンは超合金魂が製作され発売。

旧玩具も後年に、劇中登場の六種、およびオリジナル五種のうち四種が、復刻されて発売された。


更に、商品化されてはいないが、下記のライタンが存在する。

  • コンピューライタン

赤と黄色の四角形のライターから変形。ライタン軍団7番目の戦士だが、レギュラーではなくゲストキャラクター。

ゴールドライタンの弟を自称し「ゴールドにいちゃん」と呼ぶ。出っ歯で、肩からはアンテナが伸びている。ゴールドライタンたちに比べて若輩で、戦士としては未熟。

  • シルバーライタン

ゴールドライタン

銀色の直方体のライターから変形する。外観はゴールドライタンと全く同じだが、その色がゴールドではなくシルバーなのが、唯一の相違点。

CAPCOMから発売された格闘ゲーム『タツノコ VS. CAPCOMシリーズ』の、

タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HER

TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS

には、ゴールドライタンがプレイヤーキャラクターとして参加しており、その2Pカラー版として登場した。ゴールドライタン曰く、「彼もまたメカ次元の住民らしい」との事で、ゴールドライタンとは違う別のキャラクターとして設定されている。

使用する技は「シルバーキック」「シルバークラッシュ」。


人間

メカニカルダンシンファイ

わんぱくレンジャーのリーダー的存在。仲間想いの熱血漢で、ライタンの良き友人にして、妹のオヒナにとって頼れる兄。勉強はまるでだめだが、運動神経は抜群で、心得ている空手の腕前はイバルダ軍団の兵士を破壊するほど。たびたび仲間の危機をも救った事もある。

ゴールドライタンとは、小型化している時には私生活でも一緒に生活しており、彼からは「ヒロくん」と呼ばれている。

父親は機械整備士。ヒロ自身も一応だが、機械の整備ができる。

当初は、ライタン軍団と知り合った際、ライタンたちの事を他のわんぱくレンジャーたちには隠していた。しかしある時に、皆から怪しまれて追及された事から、皆にライタン軍団の事を紹介し、ともに戦うようになる。

48話では、マンナッカーと手錠で繋がれ、ジャイロゲッターの標的にされた事からともに逃避する事に。その際、マンナッカーを助けた事から彼女からも助けられ、彼女の心に迷いを生じさせ、思いやりや連帯感を生じさせる原因になった。


真ん中さん

中央の陣の将。

詳細は該当記事参照。

玩具オリジナルのライタン軍団

アニメ劇中で登場したライタン軍団六体の他、玩具のみのオリジナルライタン軍団五体が発売されている。これらはアニメ本編でも、登場が予定されていたらしい。色は全てゴールド。

詳細は以下の通り。

  • メートルライタン

:角が丸い直方形のライターから変形。底面に距離測定用ローラーが内蔵されており、ライター状態で押し付け動かすと、ローラーを転がした分の距離を測定できる。その際、上部を開き展開させた距離計に、測った距離を表示させる事が可能。距離計は、ロボット形態では首の付け根部分に内蔵されている。

  • カッターライタン

:五角形のライターから変形。鉛筆削りのカッターが内蔵されており、実際に鉛筆削りとして使う事が可能。

  • コインライタン

:円筒形のライターから変形。頭頂部にはドルマークが、底部には円マークがそれぞれ刻まれている。首部分を後ろに倒す事で、内蔵されているコインケースを露出できる。本物の硬貨を入れる事が可能で、実際にコインケースとして使用できる。

  • ライトライタン

:直方形のライターから変形。ムギ球によるライトが内蔵され、頭部カバーを開いて頭部を外せば、実際にライトとして使用可能。また、ロボット形態でライトギミックを用いたら、頭部を点灯させる事が可能。

  • プリントライタン

:やや平たい、長方形のライターから変形。インクリボンのカセット四種類(アルファベット、ひらがな、カタカナ、数字+記号)、および印刷用のカーボン紙が付属。

このカセットをロボット形態でセットし、専用カーボン紙を通した後、カセットに表示された文字をカーボン紙に押し付けて印刷するギミックが内蔵されている。

後年の復刻では、このインクリボンの調達が不可能になったため、プリントライタンのみが見送られた。


これらの他、「実用ライタンシリーズ」、もしくは「エレクトロニクスライタンシリーズ」として、三種のライタン(電卓ライタンサラウンドライタンデジタルライタン)が試作されたが、未発売に終わった。


コミカライズ

81年に、「テレビマガジン」(作・斉藤栄一)、および「冒険王」(作・木村知生)に、連載された。

どちらもギャグテイスト強めにアレンジされており、TVアニメ版とはほぼ関係ないギャグマンガとして成立している(冒険王版の最終回では、敵に「ぶりっこ鬼ロボ」なるオリジナルのロボットが登場していた)。



関連イラスト

ゴールドライタン遥かメカ次元♪


はぐれ超人コンビ…!?

はぐれ悪魔超人コンビ新はぐれ悪魔コンビ


ネタ

ダウンタウン浜田雅功が住んでいた三重県は、東海3県広域圏テレビ局のエリアに当たる。そして本作は東海3県ではフジテレビ系列局の東海テレビで番宣ネットで放送されていた。故に浜田は本作のことをフジテレビ製作・放送と誤認していた。

更に言えば本作は関西地方こそ独立で放送されたものの、その地域以外で現在テレビ東京系列局が存在する地域ではフジテレビ系列局(岡山放送北海道文化放送テレビ西日本)が放送を請け負っていた。そのせいか、地方におけるネット局はフジテレビ系列局が多かったが、むろんTBS系列局3局、日本テレビ系列局・テレビ朝日系列局各1局ずつでも放送されたことがある。


企画段階では「わんぱく戦隊アバレンジャー」というタイトルだった。もちろん某爆竜戦隊とは無関係。


関連タグ

アニメ

タツノコプロ

黄金戦士

闘士ゴーディアン:前番組

ミンキーモモ(魔法のプリンセスミンキーモモ):後番組

タツノコVSカプコン

サンシャイン(キン肉マン)カップやきそば現象

アストロガンガー1972年ナック制作だった日本初の国産カラーロボットアニメだったが、色々とパンチ力不足でマジンガーZの影に埋もれてしまった。意思のあるロボットと少年との邂逅を描いた初の作品でもある。

勇者エクスカイザーゴールドライタンから9年後の1990年サンライズ製作のロボットアニメで、日常生活とロボットと人間の交流を描いた名作だった。

フォトグライザー1998年サンライズで制作される筈だった幻の勇者シリーズ第9作目。コンセプト的にゴールドライタンの後継作になる筈だった。

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