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サイボーグ009VSデビルマン

さいぼーぐぜろぜろないんばーさすでびるまん

石ノ森章太郎「サイボーグ009」×永井豪「デビルマン」コラボレーション作品。夢の師弟合作!
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概要

石ノ森章太郎の『サイボーグ009』と永井豪の『デビルマン』のコラボレーションとなる新作アニメ

2015年10月に2週間の期間限定で劇場公開され、その後全3話のOVAとして再構成されている。

監督川越淳製作ビーメディアアクタス



予告編


登場キャラクター

サイボーグ009


009/島村ジョー福山潤

001/イワン・ウイスキー白石晴香

002/ジェット・リンク前野智昭

003/フランソワーズ・アルヌールM・A・O

004/アルベルト・ハインリヒ東地宏樹

005/ジェロニモ・ジュニア小山剛志

006/張々湖水島裕

007/グレート・ブリテン郷田ほづみ

008/ピュンマ岡村歩


アポロン石田彰

ヘレナ本名陽子


アイザック・ギルモア牛山茂


デビルマン


不動明浅沼晋太郎

牧村美樹早見沙織

飛鳥了日野聡


ジンメン大塚芳忠

サッちゃん榎本温子


ハイティーン・ナンバー

0014/エドワード・アダムス細谷佳正

0015/エバ・マリア・パラレス寿美菜子

0016/カイン

0017/アベル:田村睦心


逸話

永井豪石ノ森章太郎アシスタントをしていた時代に、『サイボーグ009』の背景を描いていたそうである。永井はフィギュア王のインタビューで、最も好きなサイボーグは005と答えている。


余談

因みに担当声優のほとんどだが過去の石ノ森作品に関わった経歴ある

さらに余談だが島村ジョーを担当した福山潤氏は過去に石ノ森作品繋がりの仮面ライダーファイズ パラダイス・ロストでエキストラとして出演や、アルベルト・ハインリヒを担当した東地宏樹氏は仮面ライダークウガの25話で顔出し出演の経験があり、ほとんどの声優が石ノ森作品に関わっている。



 冒頭6分、「ミュートス・サイボーグ編」「ジンメン編」の双方を短いカットに分けつつ行き来しながら導入エピソードとして採用。


「優美」「壮大」「悲哀」「カラフル」「スタイリッシュ&スピーディ」な009に対して

「醜悪」「壮絶」「憤怒」「モノクロ」「パワフル&バイオレンス」なデビルマンと、

石ノ森章太郎永井豪の両氏の作風の違いを明確に差別化するも、両者多くの作品で愛用した「神と悪魔」「人を超えた存在」というフレーズを持ち込むことでこの両作を一定の枠に留めている秀逸な編集が大きな見所であもる。


 特に敵との対峙の仕方として、極力最後まで説得を試みる島村ジョーのヒューマニズムと、犠牲を覚悟で徹底的に叩き潰す不動明のヒロイズムが対比的に描かれている他、「神か悪魔になるしかない」という問答に対して「戦いを止めるための戦いの鬼になる」といった芸コマな演出が全編通して散見されるのもニクイ所。


 また、所謂「VSモノ」のにおいてアキレス腱である「残りの隊員問題」にも重点を置き、ジョー以外のサイボーグにもそれぞれ活躍シーンが用意されている他、デビルマン側にも牧村美樹と009側のゲストキャラとは多分に交流シーンがある。


 そして両作品はサイエンスファンタジーと、根幹から設定の矛盾が生じそうな組み合わせなのだが、デーモン族の「生物であればなんでも合体可能な能力」と009原作萬画版の引き出しの多さをフル活用した結果、イワンをして「生物的肉体と機械的肉体の双方を確立上行き来している」と言わせるハイブリッドなラスボスを登場させた。


 このように、全編通してリスペクトの止まない秀逸な作品である。


外部リンク

公式サイト


関連タグ

石ノ森章太郎サイボーグ009

永井豪デビルマン


マジンカイザーSKL:過去に同スタッフが手がけた作品。デビルマン側の主要キャスト3人は、この作品からそのまま続投している。


東映まんがまつりクロスオーバー企画の元祖

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