サリー・アンヘル

さりーあんへる

サリー・アンヘルとは東方二次創作企画「異空郷」でのヘカーティア・ラピスラズリのポジションとなる人物である。初出は『東西奈落華』。

サリー・アンヘルが登場する異空郷についてはこちらからどうぞ。

概要

種族	堕天使
登場作品	奈落華(EXボス)・自然精
	異想ドリームフォトグラフィー(裏・木曜日、悪夢金曜ボス)
二つ名	神秘に包まれた女神
能力	死を司る程度の能力
主な活動場所	神出鬼没・地獄
危険度	極高
人間友好度	高
身長	153cm
嘘テーマ曲	生命の満ち欠け

※ただし危険度や人類友好度等の評価などは作中登場人物の景里清良によるもの。

神の玉座近くにはべる権利を持ち、神の意志を執行する司令官の役割を持っていた大天使の一人。神に忠実な天使であったのだが、サリーは自由な地上とそこに住む人間に惹かれており、月の秘密を人間に教えてしまったことによってサリーを神への反逆者と見做し汚名を着せられ堕天してしまう。月の秘密とは、月が生命の誕生や死亡に密接に関係する”魔力”を指していると推測されるという。サリーの任務の一つは”霊魂を罪にいざなう人の子らの霊魂の看守”である（人間がその魂を汚すことを防ぐ監視であるとされる）。もう一つの役目が”月の支配”であり、これが堕天使とされた理由である。

容姿

薄緑色の髪を左側にまとめ結っている。孔雀青色のネクタイとスカートを履き、黒いハイソックスと青色の靴を履いている。左右の腕と左足首に黄色の枷をつけており、左足についている枷についている鎖は左手首に繋がっており、右手首に付いている鎖は頭上にある偽物の天使の輪に繋がっている。彼女の目は邪視であり、見ただけで相手を身動き出来なくさせたり、死に至らしめる強大な魔力を持っているためいつもは目を閉じている。瞳の色は赤色である。普段はしまっているのだが、背中には堕天したため羽毛の削げ落ちた骨でできた翼を持つ。

性格

話が分かる人で、傲慢でも無い。好戦的な所もあるがフランクな性格。少々ミステリアスな雰囲気を漂わせている。排他的で選民主義の月の民を非常に嫌っている。

能力

死を司る程度の能力

死を司るといっても、具体的には時間を操り物体を倒れ逝く時まで飛ばす能力。

月は古代人にとって非常な霊力を持つものであり、日中に頭上で輝く太陽に比べて、暗い夜を照らしてくれるのは月であり、更に満ち欠けという不可思議な性質がある。これは古代の人々にすれば創造、成長、衰退、破壊という全ての生物の宿命を象徹しているようだった。しかも、月は潮の干満を支配することから、生死は月の霊力によって支配されていると考えられた（日本人の間でも、人が生まれるのは満潮、死ぬのは潮が引く時とする俗信が未だ残されている）。よって古代人たちは、「人間の霊魂は月に保管されており、誕生するときは月から霊魂が送り込まれ、肉体が滅びてしまうと、その霊魂は月に帰っていく」と思われていた。

チャームカード

名称	登場作品
狂月「白兎の月時計」	東西奈落華
狂月「死を呼ぶ赤眼」	東西奈落華
月符「ムーン・レイ・クロック」	東西奈落華
月符「錠前の懐疑」	東西奈落華
堕落「アポロは沈んだ」	東西奈落華
真名「神の命令」	東西奈落華
「ルナティックイーヴィルアイ」	東西奈落華
「９つの惑星の罪深き風化」	東西奈落華
狂夢「三日月の護符」	異想ドリームフォトグラフィー
狂夢「邪視封じの護符」	異想ドリームフォトグラフィー
堕天「人類の宿命」	異想ドリームフォトグラフィー
堕天「サリエルのドリームクロック」	異想ドリームフォトグラフィー
「ザラキエルの翼」	異想ドリームフォトグラフィー
奈落符「地獄級の九曜弾」(合同チャムカ/緋羅)	異想ドリームフォトグラフィー
符「」(合同チャムカ/[[]])	異想ドリームフォトグラフィー
符「」(合同チャムカ/[[]])	異想ドリームフォトグラフィー

人間関係

・ユーフォルビア

主従関係であり、サリーの従者。ユーフォルビアはサリーのことを「マスター」と呼び、敬語を使っている。サリーの部下の悪魔たちの中でも信頼は厚く、悪魔たちの中で唯一サリーの側に立つことを許されている。指図を嫌うユーフォルビアではあるが、唯一素直に言うことを聞く相手であり、忠誠心も高い方ではある。お互いの実力を信用しているよう。

・緋羅

昔からの友人で、自身の任務である月の支配を手伝ってもらっている。緋羅と同じく月の民を嫌っている。緋羅とはよく喋るようで、ユーフォルビアが地上に行ってからは更に交流が増えたらしい。

関連イラスト

関連タグ

ヘカーティア・ラピスラズリ・・・元のポジションとなった『東方Project』のキャラクター。

サリエル・・・元ネタである大天使の一人。

EXボスの系譜

柳田国瑞←サリー・アンヘル→高木神日奈多