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概要

SF人形劇サンダーバード』に登場するゴードン・トレーシー担当の救助用原子力潜水艇pixiv内ではこのサンダーバード4号のイラストが投稿されているが、他の国際救助隊のメカに比べると数が少ない。


オリジナル版

サンダーバード2号の4番コンテナに積載(※1)されており、救助現場の活動場所の最寄りの場所からコンテナ内のスロープを滑り降りて出動する。

「サンダーバード」の名を冠する救助マシンの中では最も小さく、全長9m、全幅3m程度しかない。しかし小さいながらも原子炉を動力源としているだけあって水中では160kt(≒296km/h)と途轍もない速度で航行できる。しかし、水上では5基ある推進器の内3基が水の上に顔を出しているためか、40kt(≒74km/h)と逆に遅くなる。前面には救助作業用の照明が設置されており、更に前部のボンネットみたいな形状の箇所にある4か所の穴には切断用レーザートーチ、吸着用電磁石魚雷、体当たり用緩衝器が装備されている。また操縦室の後ろには潜水活動準備のための部屋が設けられている。


アナスタ湖というある砂漠の湖の救助活動では、湖の財宝と国際救助隊の秘密を盗みに来たフッドの潜水艇の魚雷を4発(うち2発は直撃)受けているが、無傷という鉄壁の防御を誇っている。ちなみに、フッドの潜水艇はサンダーバード4号の魚雷(※2)を受け沈没。

また、サンダーバード2号が撃墜された回ではトレーシー島の滑走路(※3)をホバー走行し、更に滑走路の桟橋がスロープの様に傾いて海上へと行くというビックリドッキリな出動をしている。

一方で2作品制作された劇場版ではいずれもストーリ上活躍がほぼなく、不遇な扱いとなってしまった。


リメイク版『サンダーバード ARE GO』

サンダーバード4号

デザインはオリジナルをほぼ踏襲したものになっている(※4)が、ドーザー板が廃止されて、照明が機体のフロントグリルに搭載されている、コックピットの床面ガラスの様な透過素材張り化という様に一部がアレンジされている。またオリジナル版では後部区画は全て動力装置だったが、今作では中央区画のみ貨物室になっていて救助者を乗せられるようになっていて上部推進機は垂直尾翼型ラダー基部の僅かな部分のみにコンパクト化されている。主推進装置もオリジナル版ではアフターバーナーになっていたのに対し、スクリューに変更された。(※5)機体の下部には操縦室に出入りできるアクセスハッチがあり、その後ろにはレーザートーチを備えた船外活動用特殊潜水具を収納できるようになっている。

代表的な装備としては次のようなものがある。



・破壊魚雷

発射する箇所が機体のボンネット部ではなく機体の下部と両側になっている。派生形として電波妨害時にやり取りをスムーズにできるコンダクティブ・アンプリファイアというものもある。


・ロボットアーム

機体下部に格納されている。左腕が物体を掴める構造になっていて、基本的に右腕がレーザートーチになっている。(※6)実写版から輸入された。


・ハープーンランチャー

シーズン1第1話で使用。先端がどうなっているのかは不明。


・アクセストンネル

シーズン2第3話で登場。アクセスハッチと救助者のいる乗り物を繋ぎ、4号へと避難させる。


・ドライチューブ

シーズン1第1話で登場。貨物室壁面を開くと台が現れ、救助者を寝かせて再び壁に格納すると、水上に向けて射出される。場合によっては負傷者用ベッドとしても使うこともある。回収を担当するのはバージルであり、4番コンテナには四号回収時用も兼ねた牽引ワイヤーが壁面に設置されている。なお後述する遠隔操作式エアバックの存在を踏まえると、常時設置されているものではなく、必要に応じて、換装可能なモジュールパーツなのだと思われる。


・安全バー付き座椅子

シーズン2第25話で登場。壁面にそのまま取り付けられている。


・遠隔操作式エアバック

シーズン3第1話で登場。機体の両側から射出され張り付くと、4号からの指示でエアバックを展開、張り付いた物体ごと水上に浮上するというもの。シーズン1第17話でも登場していたエアバック・ポッドの改良と思われる。



更にコンパクトで高い耐圧性と気密性を持つという機能故に水中以外の救助活動に出動することもあり、シーズン1第13話ではサンダーバード2号に吊り下げられた形でコンテナから出動して暴走する重力井戸を生成した加速器を止める、シーズン2第3話では木星エウロパまでサンダーバード3号で輸送され、地表の氷を溶かして潜るための専用の装備である「ヒートバンク」を取り付けた状態で救助活動を行う、同シーズン第25話では走行用リングとマグネットランチャーを取り付けられた状態で暴走したリニアモーターカーから乗客とスコットを脱出させるという様に、オリジナル版と比べてエピソードが多いことを差し引いたとしても活躍や見せ場に恵まれているといっていい。(※7)

発進についてはオリジナル版と変わらずサンダーバード2号で目的地まで輸送されるというものだが、場合によっては単独で出動することもあり、シーズン1第26話ではサンダーバード1号や3号と同じ格納庫内の水槽から発進する様子が描かれた。また、オリジナルではコンテナへの帰還プロセスが描かれていなかっため2号にどうやって回収されるのか不明であったが、本作ではマグネットワイヤーを使ってコンテナに引き上げられるという明確な描写がある。


関連動画

ブレインズによる解説動画。ドライチューブと破壊魚雷の内部構造を見ることが出来る。


4号発進シークエンス


4号の登場シーンまとめ。一部国内地上波未放送分のシーンあり。


補足

※1・・・「大ワニの襲撃」回では6番コンテナで輸送されたのだが、画面ではいつもの4番コンテナになっていた。

※2・・・普段は瓦礫などの障害物の排除や、制御を失い暴走している設備の破壊による強制停止の際に使われ、国際救助隊の他の救助マシン同様に国際救助隊への妨害行為やスパイ行為の阻止を除いて攻撃に使われることはない。

※3・・・普段はサンダーバード2号が出動する際の偽装発射台として毎回使われている。

※4・・・コンセプトアートの段階では、次のような案も検討されていた。

※5・・・シーズン2第25話では動体中央下部に収納された別な推進装置としてアフターバーナー(英語公式では「Dive jet(ダイブジェット)」表記)が装備されている事が判明した。

※6・・・ロボットアームはエピソードによっては配置を変更したり他の装備に換装されることもある。例えばシーズン2第3話では両腕共にロボットハンドに、シーズン2第15話では右腕は即時硬化充填剤を射出する器具になっていた。

※7・・・ただしシーズン2第6話では救助活動中にマッドサイエンティスト、The Mechanicの操縦する潜水艇の襲撃を受けて真っ二つにされてしまい、続くエピソードでバージル、ゴードン、ブレインズとアシストメカのMaxにより修理されるという事態になっている。更にシーズン3第13話において、敵の妨害により岩塊に潰され再び大破。今度はゴードンだけを救出し4号は回収される描写がなく、そのまま放棄された可能性がある。続く14話では新たな4号が建造された模様(国際救助隊のメカを再建造した事例はこれがシリーズ初となる)で、負傷治療中のゴードンに代わりスコットが操縦している。


関連タグ

ジェリー・アンダーソン THUNDERBIRDS SF 人形劇

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