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「雨って大好き」

「天使の白いほとばしりみたい!」


解説

正式な邦題は『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。

監督はMARVELの『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを担当したジェームズ・ガン

彼が『GotG』第3作の脚本を仕上げた直後、過去の不適切発言を理由にディズニーに解雇された隙に、ワーナーが彼を雇って作った。

日本では2021年8月13日に公開。年齢制限はR-15。


2016年公開の『スーサイド・スクワッド』のリブート(?)作品。

マーゴット・ロビーハーレイ・クイン役)、ジョエル・キナマンリック・フラッグ大佐役)、ジェイ・コートニーキャプテン・ブーメラン役)、ヴィオラ・デイヴィスアマンダ・ウォラー役)が続投しているが、前作とのかかわりは非常に薄い。他のDCEU作品とも特に絡んでいないため、まったく予習せずに今作から見ても楽しめる。

ピースメイカーを演じるジョン・シナは今作を「リブートでも続編でもない、ジェームズガンのオリジナル」と評している。


その他、ガン監督の過去作品や、『GotG』やその他のMCU作品への出演経験のある俳優が多数出演している(『ガーディアンズ』のマイケル・ルーカー、ショーン・ガン、ポム・クレメンティフ、シルヴェスター・スタローン、『マイティ・ソー』のイドリス・エルバ、タイカ・ワイティティ、『アントマン』のデヴィッド・ダストマルチャン)。

日本語吹き替えは、前作からのキャラクター陣については全員続投、新キャラは山寺宏一大塚明夫立木文彦日野聡水樹奈々など日本を代表する専業声優が揃っている。


ストーリー

政府高官のアマンダ・ウォラーは、南米の島国コルト・マルテーゼで進行中の「スターフィッシュ計画」に関するすべての抹消・殲滅任務を、ベルムーブ刑務所に収監された犯罪者たちによるスーパーヴィランチーム「スーサイド・スクワッド」に一任する。

10年の減刑を求めた囚人たちは、軍人のリック・フラッグ大佐の下、夜のコルト・マルテーゼの海岸に侵入するが、チームの一員であるブラックガードの裏切りにより、フラッグとハーレイ・クインを残して全滅する。

一方、別の海岸ではブラッドスポート率いる別のチームが上陸に成功していた…


キャラクター

おなじみゴッサムシティピエロ女。2016年版に引き続き登場。

楽しそうに悪事を働くところは相変わらずだが、仲間を爆発からかばったり、死んだ仲間の遺志を継ごうとしたりと人間味のある所も多く、今作のメンツの中ではむしろ随一まともな部類。

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒に続いて今作でも、「ジョーカーの恋人」というキャラ付けはほぼ排除されている。

かつてあのスーパーマンをクリプトナイト弾での狙撃によって重症へ追い込んだこともある最強のスナイパー。幼いころから父親に武器の扱いや格闘術を叩き込まれた戦闘のプロ。

スーサイド・スクワッドへの参加を兼ねてより拒否していたが、娘のタイラを人質に取られてしまい、しぶしぶ部隊に合流する。

戦闘のプロ、娘持ち(しかも彼女をウォラーに利用される)など、複数の点でほぼデッドショットそのまんまのキャラ。報道を見る限り、どうも当初の構想では前作同様デッドショットをこのポジションで登場させる予定だったようだが、ウィル・スミスの降板を受けて別のキャラに変更された模様。

幼いころから父親に武器の扱いや格闘術を叩き込まれた戦闘のプロその2。

平和をもたらす者」と言う名前の通り、アメリカ合衆国の平和のためにはどんな危険な任務にも挑み、必要とあれば女子供もかまわず皆殺しにする、勇敢で過激な愛国者。ジェームズ・ガン監督は彼を「非常に間違った方向に進んでしまったキャプテン・アメリカ」と評している。

ブラッドスポートとキャラ・能力・経歴が被っている事については劇中でもツッコミが入っている。当人たちも劇内で互いに下品な挑発ジェスチャーをするなどはり合う。

スーサイド・スクワッド=タスクフォースXを率いる陸軍特殊部隊の大佐。2016年版から引き続き登場。

スーパーパワーも濃いキャラ付けもないオーソドックスな軍人。部隊で唯一、本当にまともな奴。

ブーメランを自在に操る強盗犯。2016年版から引き続き登場。2016年版の設定を一部引き継いでいるのか、ハーレイとは旧知でブーマーとあだ名で呼ばれるなど仲良しの様子。

DCEUでは対決が直接描かれたことはないが、フラッシュの宿敵の一人。

コルト・マルテーゼで「スターフィッシュ計画」に30年以上携わっている科学者。名前は「sinker」ではなく「thinker」で、文字通りの頭脳派であり、思考を補助するための装置を頭蓋にいくつも打ち込んでいる。

「水玉野郎」と言う名前の通り、水玉模様のようなポップな色形のチップを体から飛ばす能力の持ち主。スーツも水玉模様。

気弱でおどおどした、ヴィランらしからぬ性格。水玉能力はかつて狂気に染まった母親による実験によって備わったものであり、そのトラウマから母親に強い憎しみを抱いている。

なお、水玉による攻撃については、公式サイトや書籍や映画のパンフレット・プログラムなどでは「相手をチーズに変える」「相手をスイスチーズ(穴だらけの意味)にする」と説明されている事が多いが、劇中では、少なくとも常人相手であれば、それどころではないオーバーキルとなる場面が多い。

特殊な電灯によってネズミを自在に操り、彼らと心を通わせる女性。初代ラットキャッチャーは彼女の父親で、既に死亡している。

朝に弱いマイペースな性格で、常にいまいち緊張感に欠ける。ピースメイカー曰く「ゆとり」。

  • ブライアン・ダーリン / サヴァント 演:マイケル・ルーカー

戦闘のプロその3。接近戦を得意とするが、刑務所の運動場ではボールを複数箇所に正確に反射させて手元に戻す離れ業を披露しており、投擲技術も一流な様子。

中の人は、ジェームズ・ガンが手掛けた『GotG』でヨンドゥを演じていた。

  • リチャード・“ディック”・ハーツ / ブラックガード 演:ピート・デイヴィッドソン

エネルギーを自在に操り、シールドやメイスを生成できる男。黒いアーマーが特徴。

  • コリー・ピッツナー / T.D.K 演:ネイサン・フィリオン

自らの腕を切り離して浮遊させ、遠隔操作する能力を持つ男。

二足歩行の獣人。フラッグ曰く「イタチ」。仕草は完全に野生動物で、言葉もろくに発さず、二足歩行であること以外におよそヒトっぽいところがない。あまり凶悪そうに見えないが、子供27人を食い殺した凶悪犯らしい。

演じているショーン・ガンは監督の実弟。『GotG』ではヨンドゥの部下のクラグリンを演じていたほか、ロケットのモーションアクターも担当している。

名前の通り、の使い手。ブロンドの長髪とぴちぴちスーツが似合う、筋骨隆々なイケメン。

半神の勇敢な戦士。原作コミックでは、弱肉強食の世紀末な惑星「バトルワールド」を支配する一族の一人で、主にスーパーマンと戦う(どちらかと言うと一族の中でも家長的な存在である弟のモングルの方が有名)。

ホホジロザメが二足歩行を始めたような姿の巨漢。先祖にの神様がいるらしい。人肉大好き。

ウィーゼルと違って人語で会話ができ、基本的な意思疎通はできるものの、あまり頭の回転は良くない。その一方、素手で人体を引き裂いたり、ライフルの射撃を生身で受けても出血さえしなかったりとフィジカルの強靭さは部隊随一。

スーサイド・スクワッド=タスクフォースXの発案者にして司令官。卓越した指揮能力と無慈悲な決断力の持ち主。2016年版に続き登場。


この他、タイカ・ワイティティ演じる役名未発表のキャラクターが登場する。

(初代ラットキャッチャー役と判明)


余談

2016年版は、デヴィッド・エアー監督とワーナーとで製作の方向性に大きなズレが生じた結果、批評面ではかなり評価の低いちぐはぐな出来に終わってしまい、後になって監督が「あれは僕の映画じゃない」「機会があれば作り直したい」と吐露する事態となったが、それに対して今作のジェームズ・ガンは、ほぼ対照的と言ってもいいほどの広い裁量を与えられたらしく、「誰からの干渉も受けなかった」「完全に自分の映画だ」と満足げに語っている。

ガン曰くワーナーは、彼がMCUから解雇されるや否やすぐに声をかけ、DCのキャラカタログを提示して「この中のどれでも自由に映画化していい」と非常に太っ腹な提案をしてきたとのこと。そしてガンがその中からスーサイド・スクワッドを選んだ後も、「誰を死なせてもいい」という許可と共に多様なキャラクターの使用を任せたらしい。

この豪勢な制作環境のおかげか、ガン監督は、『GotG』第3作の後に再びDCへの合流を希望している様子。


そして現在、ガンはDCユニバースのリブートを担当中。


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