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シナンジュ

しなんじゅ

シナンジュとは、主に機動戦士ガンダムUCに登場するモビルスーツを指す。
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概要

シナンジュとは、赤い彗星の再来と言われるネオ・ジオン残党軍「袖付き」の総帥であるフル・フロンタルが搭乗するNT専用MS。
型式番号はMSN-06S。
ユニコーンガンダムが『可能性の獣』の異名を持つのに対して、本機には『可能性を破壊する猛禽』という異名が与えられている。

その他の『シナンジュ』

  1. アメリカの推理作家ウォーレン・マーフィーの執筆した小説「デストロイヤー」の中で出てくる架空の武術。暗殺術にしてその伝承者はシヴァ神の化身となるすごい拳法。
  2. 朝鮮民主主義人民共和国平安南道安州市に属する地区の名前。平仮名読みなら「しんあんしゅう」(新安州)。

どちらもモビルスーツとは無関係である。

機体解説

U.C.0093のシャアの反乱が終結した後、地球連邦軍の宇宙軍再編計画「UC計画」の一環としてアナハイム・エレクトロニクス社が開発した試作MS
かつて同社が開発したサザビーνガンダムと同じく、機体の駆動式内骨格「ムーバブルフレーム」の一部にパイロットの脳波に反応する特殊構造材「サイコフレーム」を採用したNT専用機である。

シナンジュにはファンネルを初めとしたサイコミュ兵器が搭載されていない。これは、本機が元々はサイコフレームをメインフレームに据えたMSの、一般パイロットの操縦では計測不可能な限界値を取得するべく、機械上での試験運用を目的とした実験機として設計されている為である。
本機は驚異的な機動力と追従性を誇るも、発生する加速度によるパイロットへの肉体的負荷は殺人的なレベルで、なおかつ上記のインテンション・オートマチック・システム制御のサイコミュによる精神的負荷もあるため、並のパイロットにはまず乗りこなせない極めて端的なMSであった。その限界値を突き詰めた設計ゆえに、人間が乗り込む機動兵器としては欠陥機とも言えるMSであったが、「赤い彗星の再来」と渾名され、ニュータイプとしてもMSパイロットとしても高い能力を誇るフル・フロンタルが操縦することにより、あくまで理論上であったそのポテンシャルを遺憾なく発揮した。

また、本機は背面と脹脛側面の推力偏向スラスターの他、全身に多数のスラスターを装備しており、いかなる姿勢においても高い機動性を発揮できる。
特に背面の推力偏向スラスターは翼を想起させる形状になっており、最大出力時には羽ばたくような挙動を行う。
背面の推力偏向スラスターの下部には、サザビーのものよりも大型のプロペラントタンクが配置されており、戦闘ではこれを意図的に切り離すことで囮としても利用した。

シナンジュによって得られたデータを元にしてユニコーンガンダムは開発されており、いわば兄弟機といえる。
しかしU.C.0094年にクラップ級巡洋艦「ウンカイ」と「ラー・デイル」による輸送任務中にフル・フロンタル率いる「袖付き」によってシナンジュは強奪され、フル・フロンタルの操縦技能にあわせた改修、外装の変更、機体色のリペイント等を経て、2年後にユニコーンガンダムと刃を交える事になる。
(なお、シナンジュの強奪は実際には強奪に見せかけた譲渡であり、アナハイム社は以前にもシーマ艦隊へのGP-04の譲渡など同じような行動を取っている)。

バリエーション

シナンジュ・スタイン

シナンジュ・スタイン


強奪・改修される前のシナンジュ。
「スタイン」とは「原石」の意味であり、文字通り「シナンジュの原石」となった機体である。
ガンダムタイプモビルスーツであるユニコーンガンダムの開発試作機という事もあり、連邦系MS然とした直線的なラインでまとめられた外装とガンダムタイプに近いツインアイを有するフェイス・エクステリアが採用されており、機体カラーリングも白を基調としたものであった。
武装はハイパー・ビーム・ライフルと、ビーム・キャノンを内臓したシールド等νガンダム用装備の発展系を装備していた。

なお、アニメ第2話にてアルベルト・ビストが提供した、シナンジュの改修前と思われる機体データ画像が登場するが、スタインともシナンジュともデザインが若干異なる。これは、地球連邦軍の情報部が改修後を予測した、あくまで仮定のデータに過ぎなかったためとのこと。
また、ツインアイは改修の際にサブカメラに改められている。

ネオ・ジオング

シナンジュをコアユニットとした拠点攻略用巨大MA。
詳細はネオ・ジオングを参照。

シナンジュGPB-Dカラー

ガンプラビルダーズ』外伝の『ガンプラビルダーズD』に登場する、無敗を誇るガンプラビルダー・白い彗星が操るガンプラ。赤い部分が白くなっており、エンダーグレービングのゴールドがシルバーに変えられている。シナンジュ・スタインの色のままシナンジュになったようなものである。アスメ・シンゴのユニコーンガンダムGPB-Dカラーと対戦して勝利している。こちらの商品化はライバルである筈のユニコーンガンダムGPB-Dカラー共々なされていない。

武装

バルカン砲

頭部に搭載された近接防御機関砲。ビーム・サーベルと共にシナンジュ・スタインより受け継がれた装備。

ビーム・ライフル

専用に開発された長銃身型ビーム・ライフル。
射程距離や照射時間が他のビーム・ライフルと比べて長く、ネェル・アーガマのカタパルトデッキを貫通する程の威力を誇る。
不使用時には腰部ラッチに取り付けられる他、上部にライトセンサー、下部にはグレネード・ランチャーやバズーカを取り付けられる等拡張性にも優れる。
ユニコーンガンダムのビーム・マグナムと比べ破壊力に劣るが継戦能力に優れる。

ビーム・サーベル

前腕装甲に収納される近接格闘用装備。
リゼルのロング・ビーム・サーベルとの鍔迫り合いに押し勝つだけの出力を有する。
前腕部に取り付けた状態でも使用でき、この機構はユニコーンガンダムにも継承されている。

ビーム・アックス

シールド裏に二本収納されているビーム斧。
シールドに装備した状態でも使用可能な他、出力を上げる事でビーム・ソード・アックスとしても使用可能となる。
また、二本を繋げてビーム・ナギナタとなり、この状態で回転させる事で簡易的なビーム・シールドとしても機能する。

グレネード・ランチャー

ビーム・ライフルに取り付け可能なオプション兵装。
シールド裏にも収納可能。

バズーカ

ユニコーンガンダムのハイパー・バズーカと同様に砲身伸縮機能を持つバズーカ。
ビーム・ライフル同様不使用時には腰部ラッチへ装着出来る他、シールドやビーム・ライフルへの接続も可能となっている。
砲身を縮める事で取り回しが良くなる一方で、弾頭の初速が遅くなるという欠点もある。

シールド

表面にネオ・ジオン紋章と金色のエングレービングが施された専用シールド。
裏側はビーム・アックスやグレネード・ランチャーを収納するウェポンマウントとなっている他、肩部スラスターユニットに固定させる事も出来る。

ゲーム作品において

ガンダム無双3

EXVS

第2次解禁で登場。2巻公開とほぼ同時期というタイミングだった。重装備モードと高機動モードを切り替えながら戦うというスタイル。(原作で見せたデブリを使った移動、攻撃も再現)。ただし基本火力が低く逆転性に欠けるため、高い機体性能を使って圧倒できるかが鍵となる機体になっている。耐久力も2500級では実質最低である。(X1改はマントがあるため)

Gジェネレーションワールド

Gジェネシリーズ初参戦。
大技こそないものの高い基本スペックに加え、低燃費で使いやすい武装が揃っているため持久戦に強い機体になっている。

機動戦士ガンダムUC

PS3用ゲームにおいて強奪される以前のシナンジュであるシナンジュ・スタインが登場する。
また、強奪時のエピソード「戦後の戦争」もダウンロードコンテンツでプレイ可能な他、コレクターズパックにはそのエピソードの小説も付属している。


余談

カトキハジメ氏は「ディティールはサザビーよりHi-νガンダムを意識して描いた」と述べており、見比べるとどことなく似通っている部分も見受けられる。このことを受け、実はシナンジュこそ劇場版「逆襲のシャア」では間に合わなかったHi-νガンダムをベースに開発された機体なのでは、という裏設定を妄想するファンも少なくない。

関連イラスト

赤い彗星フル・フロンタル
シナンジュ



関連タグ

機動戦士ガンダムUC

ユニコーンガンダム サザビー νガンダム Hi-νガンダム クシャトリヤ
ガーベラ・テトラ ガンダムケストレル トールギス
フル・フロンタル シャア・アズナブル

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