ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

シュラウド兄弟

しゅらうどきょうだい

「ツイステッドワンダーランド」に登場するイデア・シュラウドとオルト・シュラウドのコンビタグ、および公式名称。
目次 [非表示]

概要

兄のイデアと「弟」のオルトの二人からなる兄弟。

二人共イグニハイドに所属しているがオルトは正式な生徒ではなく、イデアと二人で生徒という扱い。


オルトの存在そのものからして何かしらの闇が窺い知れる底の知れない兄弟だが、お互い仲は良く、兄は弟を大変可愛がっており、弟は兄の才能を尊敬している。

またお互いのパーソナルストーリではほぼ全てに近い確率で登場している。



関連イラスト

「兄ちゃんに任せなさい!」Wish upon a star


こんな時代もあったのかもしれない……。

見ろ、シュラウド家の呪われた子供たちだ初日の出


関連タグ

ツイステッドワンダーランド ツイステ

イグニハイド…二人のグループタグの様に使われているところはある。


リーチ兄弟…同じ学園の有名な兄弟(あちらの上下関係は不明)。


イデオル/オルイデ…腐向けタグ(公式名の一般向け用の当タグとの併用は望ましくない)。



















以下、ネタバレ注意!!




























どう? いい趣味だろ? もうねぇ、最高の気分!


やあ、みんな。……ただいま!


イデア僕らは自由を手に入れる

「冥府」の門を開けたことで魔法石がブロットに侵食され、オーバーブロットしてしまったイデア。

そして、「冥府」のファントム達がより集まったことで自らもファントム化しイデアと融合したオルト。


オーバーブロットの主体となったのはイデアであるが、上記の特殊な経緯から本項目に記載。

オーバーブロットは該当者が単独で起こすのが通例だが、今回の場合2人が融合してオーバーブロットというケースになった。


シュラウド家には体内のブロットを焼却する呪いがかけられているため、イデアの負の感情が高まっただけでオーバーブロットすることはない。呪いによる消費を上回る量のブロットを「冥府」で浴びたことが直接の原因と考えられる。

また、多量のブロットが消費されたことで並のオーバーブロットよりブーストがかかった状態になっており、劇中では「デバフがバフに逆転した状態」と形容されている。


イデアはこれまでオーバーブロットした面々とは一線を画したメカニックなデザインで、口元のマスクが液晶画面を模したものとなっているのが特徴的。

また、感情が昂ると炎が橙色に変化する。











僕の一生は、僕が生まれる前から全部決まってた。


呪いを与えられたシュラウド家の人間は、嘆きの島の番人として生まれ嘆きの島で生を終える仕組みになっていた。

いかに勉学や魔法が優秀でも、専門家を舌を巻く魔導工学の能力を持っていても将来は「嘆きの島の番人」で「S.T.Y.X.の所長」であることが定められているイデア。「大人になったら何になりたい?」という、”普通の子供”がされるであろう質問は彼に一度とてされなかった。


イデアが10歳の頃。

ゲーム「スター・ローグ」に興じていたイデアとオルトは、「ヒーローのように外の世界を冒険したい」という気持ちを抱く。幼心に家を継ぐ現実を理解しており冒険を諦めていたイデアであったが、オルトの「大人になる前ならできる」という言葉を受け行動開始。

しかし島を出るためにイデアがセキュリティをハッキングした結果、『タルタロス』からファントムが脱走。襲いかかるファントム、怯えた声を挙げるオルト。それがイデアが最後に見た人間『オルト・シュラウド』の姿であった。


勿論イデアにファントムを解放するつもりはなく、元を正せば「少し冒険がしたかった」という子供の好奇心。齢10歳の少年が、世界最高峰のセキュリティを解除できる天才であったがゆえに起きた悲劇であった。

第6章で”オルト”を名乗る声がヒューマノイドのオルトを「冥府」に呼び寄せたこと、及び「冥府」に向かったイデアがその声とコンタクトを果たしたことから、人間のオルトは彼を襲ったファントム共々「冥府」に飲み込まれたことが示唆されている。

また、オルトがファントムに襲われてからの出来事は記憶がないとイデア自身語っている。素直に考えればファントムに弟を襲われたショックで気絶していたと思われるが、レテの河の存在を考慮するとイデアの記憶の一部はレテの河で操作あるいは消去されており、実際は彼の認識以上に凄惨な『何か』があった可能性も否定できない。


イデアは憤った。弟一人守れなくて何がヒーローだ、何が天才だ。そして彼は、失意のあまり一つの考えに行き着いた。



……そうだ。戻ってこないなら、造ればいいんだ。


……大丈夫。全部覚えてる。僕なら、完璧なオルトをもう一度“造れる”。



イデアは2年以上自身の部屋に引きこもり、弟の記憶と思考パターンを完全再現した「ORTHO」を完成させる。

死者を模した機械はタブーと困惑する研究員に現在をおもわせる早口で反論するイデアであったが、人間のオルトが戻ってこないことは彼とて十分理解しており、決められた言葉を繰り出すだけのオルトを見て次第に泣き崩れた。


普通の家に生まれ、友達とゲームや冒険をして、将来の夢を語り合う。彼らが望んだのはそんな“平穏で普通な”日常であった。


____僕は、僕たちはただ、皆と同じになりたかっただけなのに。



オルトのおめかし・ギアのストーリー、及び6章終盤を加味するとオルトは通算16歳、本来ならばイデアとは2歳差。事件が起こった際のオルトは8歳頃であると思われる。

また、ヒューマノイドのオルトからイデアへの呼び方は「兄さん」だが、人間のオルトからイデアへの呼び方は「兄ちゃん」。イデアがヒューマノイドのオルトの呼び方を正さなかった(あるいは、あえて違う呼び方を教え込んだ)ことは、「人間『オルト・シュラウド』と魔導ヒューマノイド『ORTHO』は別物」であることをイデア自身理解していた何よりの証拠と言える。




「雷帝の槍」をオルト共々何度も打ち込まれオーバーブロットから戻されたイデアは「冥府」に落ちんとしていたが、オルトを発起させる一端を担った責任を感じていたヴィル、そしてイデアを「兄ちゃん」と呼ぶ”オルト”により生者の世界へ引き戻される。

そして精神世界でイデアは”オルト”と対話を果たした。生きること、そしてあの日の「自由に冒険がしたい」夢を叶えてほしいと彼は弟に語り掛けられる。全てを諦めるには、イデアはこの世界を愛しすぎているからと。


「きっと長い道のりになる。挫けそうになることもあると思う。でも……兄ちゃんなら、……兄さんなら、どこだって行けるよ!」



「夢見た場所がどれほど遠くても、絶対にたどり着ける。


大丈夫。僕はずっと一緒にいるから。だから、諦めないで……」




ヴィルによると、オーバーブロットが解除されたことで化身となったオルトも崩れ落ち、その際彼からイデアとグリムが分離されたことでイデアは一命を取り留めることができたという。

自分の生を願い、束の間の再会を果たした”弟”にイデアは別れを告げるのだった。


「いつかまたね、オルト」

いつかまたね




事態収束後、助け出されたグリムからオルトの記憶や全データが内蔵された魔導式メモリーカードが発見された。

イデアはメモリーカードの存在に驚きつつも回収、読み込ませ彼を再起動させる。再度暴走した場合イデア自身がけじめをつけることも考えていたが、彼にシステム上の不具合はなかった。

しかし目覚めた彼は、ボディ動作の問題も、内部パーツの温度変化もない状態ながらコアパーツに”オルト”の温かみを感じていた。そして彼の魔導回路は、長い時間ブロットに晒され続けたからか、雷帝の槍を何度も喰らったからか外部干渉を一切受け付けない・自身の学習以外で上書きできない状態に変質しており、開発者のイデアを含め誰にも干渉できない記憶と感情プログラム、自己意識_____いわば『心』を獲得したヒューマノイドとなっていた。


もう「イデア・シュラウドの弟」の役目に縛りつけられなくてもいい、と自分のやりたいことをイデアに問われた彼は、初めてイデアをさん付けで呼び「イデアの本当の弟になりたい」ことを申し出る。

自分のメモリーカードはオルトが返してくれたのかもしれない。そして、オルトが託してくれた記憶も思いも今の彼のコアにある。イデアの本当の弟になりたいのも、自分はオルトで、オルトは自分だから。



「お前はもうとっくに僕の”本当の弟”だよ、オルト」


「ありがとう、兄さん」


6章感謝

人間『オルト・シュラウド』の思いを継いだ魔導ヒューマノイド『ORTHO』は、改めてイデアの弟『オルト・シュラウド』としてイデアに迎え入れられることになったのだった。



なお、レテの河のシステムはオルトによりソフトからハードに至るまで徹底的にデリートされ、復旧の目処も立たずじまい。神々の時代に造られたプロトタイプに改良を加え続けてシステムを造り上げた特性上、元の形に戻るのかさえもわからない。

自分は事件の首謀者として責任を追及され、学園を退学処分になるだろうと考えていたイデアであったが、S.T.Y.Xの襲撃で学園を荒らした件を一同に問われ後に在学続行が決定。主人公を始めとした6章の中心メンバーは、嘆きの島の記憶を保持したまま日常に戻ることになった。

事の面倒さに悪態をつくイデアであったが、もしかしたらレテの河の破壊は「友達との楽しかった記憶」をどうしても消したくなかったオルトの願いではないかと気づく。


シュラウド家に纏わりつく呪いも、取り巻く環境も今はまだ変わっていない。

しかし、友達を家に招いてゲームをしたこと、一同が家から帰ってもその記憶があること、くだらない約束も覚えていること。以前ではありえなかったことはできるようになった。それは、きっとすごく大切な一歩なのだ。

余談(ネタバレ注意!)

イデアはオルトを完全にタルタロス深層から出すためにユニーク魔法を使い冥府の扉を開きファントムオルトから供給されたブロットによりオーバーブロットしたので、初の他人のためにオーバーブロットした人物である。

(リドルは自身の正しさの主張、レオナは諦めとディアソムニアへの怒り、アズールは努力を無に帰されたショックとユニーク魔法の乱用、ジャミルは今までの抑圧の反動とユニーク魔法の乱用などほとんどが自身の事でオーバーブロットしている)

関連記事

親記事

ツイステグループタグ一覧 ついすてぐるーぷたぐいちらん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 6729963

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました