概要
正式商品名は「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」。
名古屋市に本社があるスジャータのめいらくグループが製造している。主に東海道新幹線・山陽新幹線の車内販売で購入できるが通信販売でも購入可能。また、一部の駅売店でも販売している。
なお、愛称の「シンカンセンスゴイカタイアイス」は小説『ニンジャスレイヤー』の舞台の一つであるネオサイタマにある高層ビル、「マルノウチ・スゴイタカイビル」に由来する。なので「シンカンセンスゴクカタイアイス」は（日本語的には正解なのだが）元ネタ的に誤りである。
1991年より新幹線の車内で販売されている。（ちなみにそれまでは明治乳業の「彩(AYA)」が販売されており、並行して販売されていた時期もあった。）
かつてはJR東日本の新幹線車内でも取り扱われていた。しかし2019年2月18日、JR東日本は車内販売の内容を大幅に見直し、一部の北海道・東北・秋田・上越新幹線と在来線特急で、3月15日で車内販売を全面的に終了、また販売を継続する列車も取り扱い商品を見直し、弁当や軽食、デザートなどの販売を中止すると発表。同アイスは「デザート」に含まれるため、ダイヤ改正後は東北と上越では姿を消すこととなった。なお北陸新幹線の「かがやき」と「はくたか」では改正後も引き続き販売されていたが、それも同年6月30日をもって終了となった。
なお山陽新幹線では新型コロナウイルスの感染拡大による昨今の状況を踏まえ2021年2月から車内販売が休止されている。なお販売再開までの間は代行としてジェイアール西日本フードサービスネットのネットショップにて通信販売が行われた。(但し12個入りセットでの取り扱いとなる)
また、東海道新幹線を運行するJR東海のグループ会社のJR東海パッセンジャーズが「シンカンセンスゴイカタイアイス通販」を行っている。→公式がやっちゃいました
特徴
非常に美味しいので固定ファンも多いのだが、特徴はなんといってもその硬さ！
スプーンを突き刺すと立つぐらい硬く、突き刺す前にプラスチックのスプーンが折れてしまうこともあるとか。
硬さの理由はバニラ味で15.5％の乳脂肪分が含まれており（バニラ以外の味も乳脂肪分率は高め）濃厚な味わいと滑らかな舌触りを出すためにアイスクリーム内の空気含有量を少なくしている。このためにあの硬さとなるそうだ。
なお、駅販売品の場合は冷蔵設備が地上用であるためか、車内販売ほど固くない。このことから、ワゴンサービス用のドライアイスの使用もスゴイカタイ状態になる理由の一つと思われる。
食べ方
購入後、常温に置いて解凍を待つのが標準。
食べごろは人によって異なるがだいたい購入から10分後ぐらい。
仮に東京駅から東海道新幹線に乗車してすぐに購入した場合、品川駅から新横浜駅間を走行中の辺りが食べ頃である。
解凍を待たず、ホットコーヒーとセットで購入してアフォガート風に食べる上級者もいるらしい。
あるいは常温解凍やアフォガート風を「逃げ」と感じる超上級者は専用の金属スプーンを自前で用意するとか。
ちなみにこの専用スプーンも車内販売されている。体温をスプーンの先に伝えるための特別な加工がなされており、アイスを溶かしやすくして快適に食べられる工夫がなされている。この工夫こそが専用スプーンたる由縁。
しかし超上級者すらをも超越する「本気(ビョーキ)の人」あるいは「(楽を望まぬ)求道者」あたりになると、車内販売の専用スプーンは(記念品として買いはするが)あえて使わず、日常にて自分の使いやすいスプーンを探して複数本用意し、これを犠牲にしまくる方式(いわば無限のスプーン製)で連続使用してシンカンセンスゴイカタイアイスの打倒に挑むという。
新幹線以外
2020年現在、近鉄特急の一部などでアイスを車内販売で買い求められる。乗車する列車によって「ロマンスカースゴイカタイアイス」「スペーシアスゴイカタイアイス」などと呼ばれるが、マイナーである。
また、東武鉄道スペーシアや近鉄しまかぜなど、供食設備に余裕がある場合（特にカウンター販売を主としている場合）車載の比較的大きな冷蔵設備を使用するためか、買ったばかりでもそんなに固くはない。また、他社では地上販売品（愛知県内のユニーグループ「アピタ」「ピアゴ」などのスーパーマーケットなどで販売）の白パッケージ商品だったり、そもそもスジャータでは無い企業のアイスだったりする。
更にここ数年の車内販売の大幅減も手伝い、新幹線同様のスジャータ・スーパープレミアムアイスクリームの「スゴイカタイアイス」を車内販売で買い求められるのは、2020年3月以降は土・休日の近鉄「伊勢志摩ライナー」23000系運用列車の阪伊・名伊・京伊便のみ（「イセシマライナースゴイカタイアイス」）となる予定（同月までは土休日なら「アーバンライナー」21000・21020系名阪甲特急便でも販売する）。
地味に近鉄特急のアイスは新幹線以上にスゴイカタイそうな。
ちなみに航空業界では日本航空那覇便限定で機内販売されるブルーシールアイス(沖縄県浦添市)がスゴイカタイという評判がある。
関連項目
外部リンク
アイスクリームカテゴリー｜スジャータめいらくオンラインショップ
