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「何でこんな事…また戦争がしたいのか、あんた達は!」


プロフィール

誕生日C.E.57年9月1日
星座乙女座
血液型O型
年齢16歳(DESTINY)→17歳(FREEDOM)
身長168cm(DESTINY)→169㎝(FREEDOM)
体重55kg
趣味読書
嫌いな食べ物貝類、きのこ類、酸っぱいもの全般、ナス
声優鈴村健一

人物像

機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公。


黒髪、色白の肌、深紅の瞳が特徴的。髪の毛は寝癖とのこと。

厳しい表情が多いが、目が大きく童顔細身、比較的容姿は中性的で幼い。

一人称は基本的に「俺」だが、稀に「僕」となる時がある。


性格は一途で純粋であり、本質的には正義感の強さや弱い者を労わる優しさを持ち合わせており、誰かを守る為の行動力や決断力もある。

己の無力を強く呪い、自分のような被害者をもう出したくないという確固たる信念を持つ。

劇中では「優しくて温かい世界」を守りたいという純粋な想いから、力を持たなければ守れないという現実を知り、やがて戦いに傾倒していく。

作中では純粋さ、苛烈さ、優しさなど様々な表情を見せる。

物語の最初から密かに精神的トラウマによるPTSD症状に苦しめられ続けており、心の傷と戦い続ける戦士でもある。戦争が終わった後も家族やステラを失う夢を見続けているとのこと。


直接の遺伝子調整を受けていない第2世代コーディネーターながら、天性の戦闘センス、そして『SEED』の資質を持っている。

とはいえ、ザフト士官学校時代はトップエリートというわけではなく、アグネス・ギーベンラートから見下され暴言を吐かれるなど馬鹿にされることも。それでもパイロットになるために当時から仲が良かったルナマリア・ホークレイ・ザ・バレルの指導やアドバイスを受け、愚直に努力を重ねていった結果、成績上位者の証である赤服を得ている。赤としては成績は低い方だったような描写が多いとはいえ、これは比較対象になりやすいクルーゼ隊の面々がザフトの歴史全体で見ても異常に成績が良いことも一因であり、実際、シンもその気になったら自身が苦手なMS工学のテストで、レイ以上の点数を取ったことがある


またSNSや二次創作において免疫機能などしか調整されてないナチュラル同然のコーディネイターなどと言われることがあるが、劇中(小説版含む)においてその様な設定が明かされたり、そうと思しき描写がされているシーンは一切無い(免疫機能と容姿以外がナチュラル同然なのは外伝のイライジャ・キールである)。

おそらくはシン自身のコーディネイターに対する認識として免疫機能の強化を肯定的に捉える発言があったことや、アカデミー時代の小説で落ちこぼれだったことから自身の才能に対し愚痴る様な描写があったこと等が謎の融合を遂げた結果と推測されるが、前述の通りシンは第二世代コーディネイターのためアスランやイザークらと同様、第一世代である両親から遺伝子を受け継いでる。


主な搭乗機はインパルスガンダムデスティニーガンダム

第1クールOP曲『ignited -イグナイテッド-』はシンをイメージした曲だという。


キャラクター性

シン誕2023

その純粋さ、一途さゆえに迷い葛藤し、相反する思いに苛まれる姿や激情に身を任せてしまう姿が見受けられる。

  • 趣味が意外にも「読書」。
  • 休暇中は一人で部屋で大人しくしてることが多い。
  • 一人称が「僕」になる時がある。
  • 作中では同世代の友人と普通にコミュニケーションを取っている。
  • レイ曰く「優しすぎる」性格。

以上のことを見るに、本来のシンは物静かで大人しい性格だったようだ。目の前で家族を失ったことや軍人としての生活、終わらない戦争など、劇中は常に気を張っていたために、あらゆるものに怒りを感じるかのような過剰な反応が多くみられたのかもしれない。、心の底に「大切な人を死なせたくない」「平和な世界がほしい」という願いを持っているという点においては、彼も間違いなく主人公たり得る戦士といえる。

劇場版では環境の変化もあり、(監督によればフリーダム強奪事件を経て)色々と落ち着いたのか性格が元の性格に近い素直でかわいい感じになっており、感情の起伏は間々あれど、アグネスから因縁を付けられても受け流せるほど余裕ができた模様。

実は物語の開始前から密かに精神的トラウマによるPTSD症状に苦しめられ続けており、戦争が終わった後も家族やステラを失う夢を見続けているとのこと。妹の携帯はその象徴。


声を担当した鈴村健一は、シンは本来はわりと天真爛漫で、最初の説明の時に普通の明るい男の子だと言われた事はよく覚えていると話している。

両澤氏によるとシンの「本当に欲しかったもの」とは「もう戻らない、家族と過ごした幸せな日々」である。

監督を務めた福田己津央によれば、本来のシンは明るくて素直な可愛い子。曰く、「守る」「守る」と言って戦っていたが守って欲しくて、助けて欲しくて悲鳴を上げていたのはシン。安らぎたい、もう二度と失いたくない。でも誰もそんな世界をくれない。だから自分でその世界を必死で創ろうとした。ステラにしてあげたことは自分がして欲しかった事。


DESTINY放映前PVでの彼のキャッチコピーには、「力に出会い、魅了された少年の運命は?」との一節があったが、劇中での彼はまさにその様な状態であった。


狂犬のように言われることもあるが、友人や整備兵と一緒にいるシーンが多く、基本的には人付き合いが悪いというわけではない。目上や年上の人物が苦手そうな描写も時々あるが、劇場版で隊長となったキラとは良好な関係を築いている。但しアスランだけは仲良くなれない(”嫌い”ではない。尊敬していることを感じさせるシーンも多々ある。)らしい。


また、一度仲間と認めた相手を見捨てる事には強い忌避感を持つ性格であり、裏切った同期生を回収しに行く等のプラスの面に働く場合もあるが、リーダーに立ち直って貰おうと厳しく諫言した結果、より責任からの逃避に走られせてしまったり、保護した女の子が遠からず死んで解剖されると思い詰めた結果、友人と一緒になって大暴れして味方に怪我をさせたり、脱走した上司と友人の妹に必死の投降勧告をしたにも拘らず無視され撃墜せざるを得なくなった結果、多大な心労を溜め込んでしまったり、内心は政策に懐疑的ながらも、余命僅かな親友と自身を見込んで庇ってくれた恩人の為に無理をして戦場に立ったり等のマイナス方向に働いてしまった事例も目立つ。



パイロット技能と戦闘スタイル

主にスピードと、瞬時に最適な武装を選択するセンスを生かした近接戦闘を得意とする。大火力の大剣や銃を使った一撃必殺が彼の持ち味。


パイロットとしての実力は作中トップクラスであり、キラ・アスランに匹敵しうる数少ない存在。スピードとセンスを活かしたスタイルという点ではキラに、近接戦闘を得意とする点ではアスランに似ている。いわばこの二人の中間のような戦闘スタイルといったところ。実際の戦績でも、相手側が不利な状況下であったとはいえ、キラ・アスランともに1度は撃墜まで追い込んでいる。

特に分離合体機構を持つインパルスの強みを最大限に活かしたVSフリーダム戦は彼の最大の強みが発揮された戦闘だった。後に受領した半専用機であるデスティニーは、スピードと高火力な武装の選択肢を武器とする一撃必殺タイプの機体であり、設計に関わった議長の慧眼を示すかのような高相性な機体であり、特に対デストロイで顕著な活躍を見せた。


なお、SEED世界の常としてシンに限った話ではないがメンタル面が大きく戦闘力に影響する。特に精神的に極限まで追い詰められていたメサイア攻防戦においては、アスランの乗るインフィニットジャスティスに対して相手の得意な(というよりディスティニーの強みを活かせない)状況で勝負を挑んだ結果、あえなく敗北してしまった。


ちなみに、割と機体に愛着を持つ方らしい。この点は道具をただ道具としてしか見ないアスランと対照的で、劇場版では、アスランの乗機のイメージが強い「ジャスティス」に自分が乗ることに対し、終始違和感を覚えている様子であった。


人間関係

seed destiny/ シン·アスカ相關

メイリンによると「いつもつんけんしてて怖い」とのことだが、必ずしも誰彼かまわずにやみくもに対立するタイプではない。劇中ではレイやルナ、整備班たちと談笑するシーンも描かれた。ただ、DESTINYの劇中においては前述の精神的トラウマのためか、怒りっぽくなっているの間違いなく、特にアスランとカガリ、祖国であるオーブに対して、好意と複雑な感情が入り混ざった非常に刺々しい態度や言動が目立った。


アーモリーワン襲撃事件でミネルバに偶然乗り合わせ、その後は上司として再開することになるアスラン・ザラに対しては、関わっていく中で尊敬を感じる面は多々あれど、彼とシンのコミュニケーションスキルが共に稚拙であったこともあり、対立する事も多かった。また命令に従わなかったり、挑発するような発言をした際には殴られたことも度々あった。

但し、嫌いではなく仲良くなれない関係であり、尊敬している面もある。寧ろある意味で甘えている様子や、超えるべき壁として意識しているような描写すらある。(描写が補強された漫画THE EDGEでは、ミネルバ備え付けの訓練マシーンで、アスランが考え事をしながら出したハイスコアに驚愕したシンが、このスコアを目標に、何度も何度も訓練にチャレンジしている描写がある。なお、シンがスコア更新目前まで迫っていることに気が付いたアスランは微笑み、何も言わず自分のスコアを大幅に上書きしていた)。

故に、アスランがキラになすすべなく撃墜された際は、同戦闘で自身が大活躍したこともあり、失望の色が濃かった。その際、シンは「(今は)あんま強くないよね、あの人」とアスランに失望しつつも、「(自分のみならず負傷で寝込んでいるルナマリアも心配しているのに)こんなところで落ち込んでいて、暢気なものですね」「もっとしっかりして下さいよ」と態度に問題は有れど、アスランに立ち直って貰おうと諫言すると言う行動に出ている。シンの行動としてはかなり珍しく、アスランに隊長として、また自分の超えるべき壁としての役割を期待していたことの表れといえる。


また、折に触れてアスランから向けられていた「力を持つものはそれを自覚しろ」「本当はオーブが好きだったんじゃないか」等の、シンの自覚や自省を促す言葉も結構効いていたらしく、効いていたからこそ反発していた側面もあったらしい。(Edgeではルナマリアも「あれで結構、アスランの言葉は効いてるんですよ?」とアスランに言っている)最終的に、迷いを押し殺さずに陣営を離反したアスランと異なり、迷いながらもディスティニープラン施行の流れに逆らうことはしなかったシンだが、漫画EDGE版の最終決戦では、アスランの言葉がさらにシンを追い詰め、苦悩させていたことがしっかりと描写されており、流れに逆らわないこともシンなりに決断をした結果としての行動であったことがわかりやすくなっている。(勿論アニメでも葛藤を匂わせる描写はある)


総じて、家族を失ったシンにとっては兄にも近いような存在であったと言える。残念ながら両名共に未熟であったために、奇妙な関係性になってしまったが、しかし、それだけにアスラン(およびメイリン)を自ら撃墜してしまったことのショックは大きく、元々あったPTSD症状が更に悪化。おまけに二人とも生き残っていた上、完全に敵対されたことで、更に精神的なダメージが悪化している。


アスランがインフィニットジャスティスに乗るようになってからは複数回に渡って交戦。その度に過剰反応気味に怒りを表し、明らかに冷静さを欠く描写が目立った。最終決戦ではレイの願いを引き受け、議長の采配で対アスラン用の切り札としてルナマリアと共にレクイエム周辺に配置されたものの、やはり迷いは捨てきれず、冷静さを欠いたままアスランと交戦。最終的に、これまでの多大なストレスが積み重なった結果か、錯乱状態に陥り、あわや誤ってルナマリアを撃墜するところだったが、アスランの介入によりシンが撃墜され、事なきを得る。そのまま終戦し、戦後アスランに連れられてオーブの慰霊碑に向かうこととなる。

劇場版では直接のコミュニケーションは少ないが、相変わらず絶妙とも微妙とも言える距離感であった(少なくともDESTINY本編よりかは関係は幾分かマシになってはいるが)。

監督によると「キラには懐いていて、アスランには甘えている」とのこと。


ルナマリアレイ・ザ・バレルとは同期。


レイとは一番の親友。ミネルバでもなぜか(おそらく議長の指示もあり)ずっと同室である。THE EDGE Desireでは士官学校時代にはロボットのように成績を上げていくレイをライバル視していたが、ある訓練をきっかけに親友関係となったエピソードが描写された。

基本的には直情的すぎるシンをレイが諫めるという関係だったとタリアに語られており、序盤のカガリへの暴言のシーンなど、実際にそれっぽいシーンもあるものの、ステラ拉致事件の顛末を見る限り、レイの方も相当な直情家であり、似た者同士にみえる。

ステラ拉致事件以降は、自分の味方をしてくれたレイとさらに関係を深めていくことになった。

作品序盤から多くの場面で共に出撃するが、機体性能の影響もあり、中盤はシンの単独か、シンとアスランのコンビが増え、レイは後方支援に回ることが多かった。それでもエクステンデット工場調査など要所ではコンビで動く場面が見られた。中盤、アスランが裏切ったことで、これを撃墜すべくシンと共にサードステージ機体に乗り換え、コンビ復活となる。

アニメ終盤、議長の方針に疑問を感じつつあったシンだが、自身の素性と運命を明かしたレイからの説得により、まだ見えない自分の未来を探るよりも、明日を持たない親友の選んだ確かな未来への願いを叶えることを選び、最終的にはディスティニープランを守るために戦うことを決断した。ただ、シンの方も、本当は運命も未来もないレイが、デスティニープランで幸せになることはないことには気が付いてはいたらしい。

一方のレイの方も、議長直轄の人間として切り札たるシンを育成・コントロールしつつも、本当に親友だと思ってもいた模様。結局、心根が優しいシンを戦わせ続けることになる自分の行動に心の底では疑問を感じていたらしい。最後の最後、メサイアにてキラの言葉を聞き、議長を射殺した際に『彼の明日は…』とシンを思わせる発言をしていた。(※複数解釈あり)


ルナマリアからは世話を焼かれることが多く、同期というよりも姉弟のような描写も見られた(ルナマリアの方が一つ年上である)。THE EDGE Desireではアカデミーの頃から一人でいる事が多かったシンを気にかけており、気さくによく話しかけてきてくれた。

アニメ中盤まではルナがアスランにアプローチしていたこともあり、ただの同期だったが、ディオキア寄港の際など、アスランにアプローチするルナを快く思っていないような表情を見せるシーンもあり、あるいはこの時期から多少は意識しているところもあったのかもしれない。

作中中盤、アスランがザフトを脱走し、そのせいでアスランと、裏切りに同行したメイリンを自らの手で撃墜してしまったことに対し、殺した自分に怒りや恨みをぶつけることもなく、ただ悲しむルナマリアを見たことで、自らの家族を失ったことに対して「怒り」が先行していた自分を顧みるきっかけとなったようで、以後、傷を舐め合うように恋愛関係に発展した。その後の戦闘では「ルナを守る」ことがシンの重要な行動目標となっており、ルナマリアが単独出撃することに反発を見せるシーンもあるなど、過保護なくらいに彼女を心配し気にかけていた。

劇場版ではともにコンパスに出向。恋愛関係は現在も継続しているらしいが、依存のような関係でなく健全な恋愛になっている模様。ルナマリアの方も、終盤の最終決戦でアグネスに茶化されてもちゃんとシンが好きと表明していた。シン本人の口から語ることはなかったのだが、のちに監督のインタビューで「シンはちゃんとルナのことは好きです」ということが判明した。


キラ・ヤマトとは地球降下後のオーブの慰霊碑前で軽く面識を持ったが、DESTINYの劇中では、最終話で再会するまで、フリーダムのパイロットが、その時に会っていた人物だと知らなかった。

尚、機体としてのフリーダムはステラの死の直接的原因となったことから極めて強い敵愾心を持つことになり、それを庇うアスランと対立を深める原因ともなったが、パイロットに対しては憎悪のようなものはあまり見せていない。

フリーダムの出現直後から、オーブ軍を止めようとするカガリを庇っての無茶苦茶な介入行動と、それを庇うアスランに対して怒りを露わにしていたが、ベルリンの戦いの後は、決定的にフリーダム撃墜に向けて行動を開始。レイと共に徹底的な分析とメタ戦法を構築し、万全の準備を整え、ザフトの大軍勢を動員したエンジェルダウン作戦に最後の詰めとして出撃、ついにはフリーダム撃墜に成功する。

機体こそ完全に撃墜したものの、しかしてパイロットのキラは生還しており、ほどなくしてストライクフリーダムを駆り戦場に復帰。再び戦場で邂逅した際はシンも驚愕していた。その後は幾度となく交戦するが、決着の機会はなく終戦。

戦後オーブの慰霊碑前でキラと再会し、以前に会っていた彼がフリーダムのパイロットであることを知る。かつて自身が発した「いくら綺麗に花が咲いても、人はまた吹き飛ばす。」という諦念が強く混じった言葉に対する、キラの「いくら吹き飛ばされても、僕らはまた花を植えるよ、きっと。」という返答の覚悟と、敵だった自身に対する「一緒に戦おう」とまで言ってくれた彼に感銘を受けて、和解。

戦後はザフトからの出向でコンパスに参加。劇場版ではヤマト隊に属す部下としてキラを慕っており、『ジャスティス』に乗っているにも拘らず、彼に今一つ頼られない自分を不甲斐なく思っている様子が見られる。


ハイネ・ヴェステンフルスは、補充戦力としてミネルバに乗艦した際に初対面した。アスランよりも更に年上であるにも拘らず自分とアスランを呼び捨てにさせるなど、ミネルバのコミュニケーションを潤滑にしてくれそうな好人物だったが、残念ながら乗艦直後に戦死してしまった。彼の戦死はアスランとの関係悪化の一因となった。

ちなみにアニメ版ではハイネとは大した交流はないが、漫画版では深く交流を持った末、ハイネ自身の最期もシンを庇って戦死するものとなっている。



ステラ・ルーシェに対しては、彼女の悲惨な境遇に同情心を寄せ、彼女を戦争被害者として扱う。妹を重ねている面があり、同情では済まないほど心を砕き、命の危機に瀕した際は、軍規違反をしてでも敵であるネオロアノークにステラを返還した。その際にステラを戦場に出さないことをネオに約束させたが、当然ながらネオにそのような権限はなく、ステラは再度無茶な出撃をさせられてしまい、結果死亡する。この死が最終的な決定打となり、シンはフリーダム撃墜に憑りつかれてゆく。(ちなみに、EDGEでは、ネオがこの約束を破ってしまったことに後悔を感じている描写があった。この後悔が、記憶が戻らないままAAを守って連合を裏切ることに影響したようだ)



ギルバート・デュランダルに対しては、当初からかなり素直に尊敬の念を示している。

穏健派の旗手であり、戦争の根絶を訴えるが、同時に軍事力の行使を躊躇しないデュランダルはまさにシンの理想とする為政者であったと考えられ、そのデュランダルから期待と賞賛を受けることは当時のシンの大きな喜びとなっていた。父も家族もいないことで年長者からの承認に飢えていたところもあったのかもしれない。そのために、簡単に彼の思惑に乗せられ、増長していくこととなってしまった。

デュランダルから見たシンは、遺伝子情報に基づき選定し、子飼いのレイを張り付かせて誘導、育成した対キラ・アスラン用の切り札である。ハイネやイザークなどの、ザフトでもトップオブトップであることが明らかなパイロットでもキラに一蹴されているあたり、如何に有利な状況を整えたところでキラを撃墜し得るパイロットは殆どいないらしい。それが可能なシンを、エリートとは言い切れない成績だったアカデミー時代に見出したデュランダルは遺伝子工学者として確かな慧眼の持ち主だったといえる。とはいえ育成方針は軍事訓練に近く、人間的にはかなりの悪影響を与えてしまっており、これが結果的には敗着となった。アスランやキラを倒しうる存在まで育て上げ、ふさわしい機体も与えたにもかかわらず、結果的には本人の精神面を軽視したためにシンはアスランに敗北することになったのである。

シンの劇場版の活躍を見れば、精神面までパーフェクトなら本当にアスラン・キラに抗し得る戦力であったことは相違ないようで、それほどの最強の守護者として育成したシンが、議長の考えるディスティニープランの精度(シンを見出せたのはプランの精度を示している)と欠陥(当事者のメンタルを軽視したために、勝ち目があったのに負けた)を示してしまったことは全く皮肉であるというしかない。



上官であるタリア・グラディスアーサー・トラインを始めとするミネルバの大人達とは、問題行動を起こして衝突することも度々あるが、同時に素晴らしい戦果を挙げる戦力としてかなり重要視されてもいる。が、超個人・実力主義のザフトの特性もあって、中盤以降は腫物に触るような扱いが悪化していき、キラとマリューのような倫理や感情をベースにした関係性にはならなかった(というより前作のキラ達とAA隊クルー達の距離が近過ぎたとも言えるが)。このため、お互いに軍務を果たしている以上、誰かが悪いわけではないが、シンに生き方や戦い方を諭したり、ストレスに向き合う関係性になることもついに無く、成長機会の少なさの一因になった。歴代のガンダム作品の主人公達は、ガンダムの乗り手としての実力を上げていくのと共に、様々な人達との出会いと別れを経て精神的な成長を遂げているし、厳密な軍属ではないことが奏功し、人間味ある艦長や上司に、柔軟な対応でもって、精神的に鍛えてもらうのも定番パターンであった。シン自身も「優しくて温かい世界」を守りたいという想いを持っていたのだが、ガンダムシリーズでは珍しく完全な軍人であったことが大きな原因となり、倫理の面から正しく導かれる機会に恵まれず、といってザフトの特性上、完全な軍事的な統制をされることもなく、軍功の評価だけが先立つことが多かったその結果、弱者を想う優しさを人一倍持ちながらも、大切なものを次々と失い、「今度こそ」という思いと自分の力への自信から「戦う為の力」へさらに傾倒していくという悪循環に陥ってしまった。

なお、このような将兵の精神的幼さに由来する問題は、シンだけの問題というよりも、成人年齢が低く統制が難しいザフトの、体質的問題でもあった(第一次大戦での捕虜の虐殺など)らしく、戦後、この点を改善するべくザフトにも階級制度が導入され、統制が再整備されることになった。


オーブへの複雑な感情

劇中ではカガリ・ユラ・アスハに食って掛かりオーブを「あんな国」と呼ぶ、オーブ軍をかなり積極的に攻撃するなど、オーブを憎んでいるかのように見えたが、本編・小説・漫画と媒体を問わず、心の底では変わらずオーブを愛している様子が見られる。

アニメ内でも、本心をアスランに看破されているが、例によって反発を見せていた。

軽くではあるが面識を持ったカガリに対しては特に強い敵愾心を見せているが、これも期待と失望の裏返しであろう。


「ずっと、ここ嫌で。でも、ずっと気になってて…」


戦後は、オーブが主要な後ろ盾であるコンパスに参加しており、感情も落ち着いてきたことが想像される。


略歴

機動戦士ガンダムSEED

SEED本編には登場しないが、リマスター版でオーブから避難するシーンとZ.A.F.Tアカデミーのシーンが追加された。


第一次大戦開戦時はオーブ連合首長国に在住する一般市民で、モルゲンレーテの技術者である両親(共にコーディネイター)や妹のマユ・アスカと共に平和に暮らしていた。が、地球連合によるオーブ開放作戦に際して、おそらくは両親の職種の影響もあり避難開始が遅れ、モビルスーツ戦闘の余波に巻き込まれる。シン自身はマユが落とした携帯電話を拾いに行ったことで直撃を免れたが、家族は死亡、天涯孤独となる。また、この惨劇のトラウマからPTSDを発症し、以後長く人知れず苦しむようになる。


この時に「オーブ首脳陣が徹底抗戦の道を取ったために家族を失った」と考えた彼はアスハ家とオーブの理念に怒りの矛先を向け、2年後に至っても「家族をアスハに殺された」と公言している。

時々議論になることだが、オーブが降伏すれば戦火に巻き込まれなかったかどうかは、なんとも言えないというのが正確であろう。この当時ザフトの地上戦力は完全に払底していたため、占領後にはザフトに侵攻されないor侵攻されても早期に迎撃できた可能性は否定できない。その一方で、三隻同盟の戦力は大きく不足するため、絶滅戦争へ向かう可能性が史実より大幅に高まる。


避難船でオーブを離れたシンは、オーブ軍のトダカ(当時一尉)の勧めと計らいでプラントへと移住。その後、戦争を終わらせるための力を求めザフト士官学校へと編入。軍人としての道を歩むことになる。


在学中にレイ、ルナマリアとメイリン・ホーク、アグネスといった同期達と出会う。士官学校の入りたての頃はトップエリートというわけではなく、シミュレーターでは14秒で被撃墜。格闘訓練では女子のルナマリアに完敗という有様だった。しかしその後は実力を伸ばしていき、主席のレイと互角の訓練スコアを出す(THE EDGEの描写)、ナイフ戦1位になるなど、赤になる程度には優秀な成績を収めた。とは言え、どちらかというと落ちこぼれであるような描写が多く、劇場版ではアグネスにも馬鹿にされていた。


成績上位者(元は10名だが、シンの世代からは上位20名)の証である赤服を受領して士官学校を卒業後、あるいは在学中にプラントの最高評議会議長・ギルバート・デュランダルに遺伝的資質を見出され、最新鋭のモビルスーツであるインパルスのテストパイロットに選抜される。同期たちとともに同機の運用に特化した新鋭艦ミネルバに配属されたところから、『SEED DESTINY』の物語は動き出す事になる。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY

スペースコロニー「アーモリーワン」にて地球連合の特殊部隊による最新鋭機強奪事件が発生し、破壊活動を行う機体を止めるためインパルスで出撃する。これがシンの初陣となった。

なお、事件発生の直前、民間人を装い潜入していたステラと市街地で出会っているのだが、後にディオキアの浜辺で再会した時には、お互いにその事を忘れている。

強奪機体の追撃及びユニウスセブン落下妨害作戦の中でアスランと邂逅。その強さを見る中で、憧れるべき強い力を持つ先輩がなぜオーブにいるのかわからず、食って掛かる姿がよく見受けられた。

また、カガリに対しては、前述通りアスハの理念への怒りをぶつけている。

ブレイク・ザ・ワールド発生後はアスランとともに単独での地球降下を強いられるが何とか生き延び、ミネルバのメンバーと共に地球へ降下。再び燃え広がる戦火の中で「何かを守る為には戦わなければならない」と言う信念のもと戦い続ける。

復帰という形でミネルバに配属されてきたアスランへはブレイク・ザ・ワールドのころの尊敬に加え、アスランの煮え切らない態度(と問題あり過ぎるコミュニケーション)にたいしてフラストレーションを見せるシーンが多くみられたが、それでも総合的には尊敬しているような気配が強かった。ディオキア基地に寄った後は、配属されてきたハイネの気遣いによってアスランを呼び捨てるようになるなどコミュニケーションが円滑になりそうな気配もあったが、直後の戦闘に乱入してきたフリーダムによりハイネが戦死してしまう。

その後、ブルーコスモス関連の施設を調査する中で襲撃してきたガイアを沈黙させるも、そこに乗っていたのはディオキアの沖で出会っていた少女・ステラであり、彼女が連合の強化人間・エクステンデッドである事を聞かされ、大きな衝撃を受ける。


クレタ島沖での戦闘では、アスランがあっけなくキラに倒され、連合・オーブ連合軍の攻撃でミネルバが危機に陥った結果SEEDを発現。アビスガンダムの撃墜、旗艦のタケミカヅチも轟沈に追い込むなど多大な戦火を上げるが、その旗艦に乗っていたのがかつての恩人であるトダカだとは最後まで知らなかった。


成すすべなくステラの症状が悪化していく中、プラントの上層部が彼女を検体として利用し、助ける意思がないことを知った結果、レイの協力を得る形でステラを連れ出し、彼女をもう戦わせない約束の元で連合の指揮官であるネオ・ロアノークに託す。

ステラを連れ出して返還したシンの行動は、銃殺刑になり兼ねない程の重罪として扱われており、彼も罰を受けることを覚悟していたが、シンを利用する事を考えていたデュランダルの意向によって無罪となる。


その後、ベルリンでデストロイを止める命令が下されるがミネルバは戦力不足であり、やむなくシンは単機で現場へ向かう。

そこで交戦していたデストロイとフリーダムの戦闘に割り込み、デストロイを追い込もうとするも、その場にいたネオからデストロイに乗っているのがステラだと聞かされたシンは、攻撃を止めて説得へと変更。

一時は彼女を正気に戻しかけるも、フリーダムが視界に入ったステラは再び暴走してしまい、デストロイの攻撃によってシンが窮地に陥ったため、フリーダムがスーパースキュラの発射口に攻撃し、デストロイは沈黙する。

(キラの配慮かは不明だが)ステラに大きな外傷はなかったものの、度重なる調整とデストロイ操縦よる過負荷、撃墜ダメージなどが累積し、限界を迎えたステラはシンの腕の中で死亡する。


デストロイによるベルリンの虐殺後、独りステラを弔ったシンは、怒りのままフリーダムへの復讐を決意。デュランダルによるロゴス打倒の演説が行われた直後のエンジェルダウン作戦で、大軍による包囲とインパルスの特性を最大限に生かした戦い方で仇敵フリーダムの腹部を刺し貫き、撃破に成功する。なお、フリーダムが最高機密だったためにシンが機体構造をしらなかった可能性もあるが、フリーダムのコクピットは胸部にあるため、撃墜は出来たもののパイロットはほぼ無事であった。


ちなみに、当代最強の機体と言われたフリーダムを撃墜した戦果から、シンは「フリーダムキラー」と呼ばれるようになった。


ジブラルタル基地への到着後、最新型機であるデスティニーを受領する事になったシンは、より強大な力を手に入れた事に喜ぶも、その直後にアスランの脱走事件が起こったために(※議長の意図したところであるが)皮肉にもデスティニー搭乗の初陣は、複雑な感情を持つアスランの討伐任務となってしまう。圧倒的な機体性能差に加えて戦闘意思がなく、同乗者までいる状況ではさしものアスランでもどうにもならず、機体は撃墜されてしまう。

これを機に、アスランとメイリンを殺してしまったという自責の念に苛まれるようになったシンは、肉親である妹にスパイ容疑が掛けられた上で失ってしまったルナマリアと相互依存的に恋愛感情に発展。元々、無残な形で家族を失ったPTSDに苦しめられていたシンだが、この頃から更に精神状態を悪化させていくこととなる。


その後はヘブンズベース攻略戦で多数のデストロイを撃墜し多大な戦果を挙げた功績を認められ、FAITHに就任するも、その後のオーブ戦にて、撃墜した筈のフリーダムが再び現れた事に驚愕。仇敵が生きていた事に激昂し、レイの搭乗するレジェンドと連携でも撃墜出来ず苛立つ中で、殺してしまったと思っていたアスランまでもが、ジャスティスのパイロットとして現れさらに動揺。迷いを無理矢理振り切るように彼を「裏切り者」として倒そうとするも、本気を出したアスランの反撃によって逆に追い詰められ、おまけにロード・ジブリールに逃走されてしまった事もあって、撤退を余儀なくされる。更に戦闘後、面識があり複雑な感情を持つカガリ・ユラ・アスハがオーブ代表に復帰、彼女の演説の中に本物のラクス・クラインが現れ、同時にデュランダルへの疑念を表明する事態が起き、デュランダルが彼女の贋物を政治に利用していた疑惑が確定的になる。当然この一連の流れもシンにとってはショックな出来事である。


落ち着く暇もなく、追い詰められたロゴスが起死回生を狙い月面のダイダロス基地からプラントに向けて戦略兵器「レクイエム」をプラント首都に向けて発射。イザーク隊らの奮戦で直撃は回避されたものの大被害を受ける。ミネルバはこのレクイエムを破壊する任務を負って宇宙へと上がり、防衛部隊を展開したロゴスとザフトの最終決戦となる。この戦いでもシンは大活躍し、結果的にレクイエムの沈黙とジブリールの討伐に成功する(原作ではレイによって討たれ、漫画等ではシンによって討たれている)のだが、それから程無く、デュランダルがデスティニープランの強制導入を発表、プラントに大きな被害を与えたレクイエムを修理すると、反対勢力に対して武力による徹底的な弾圧を宣言。


ことここに至って、自分が思い描く平和とデュランダルの考える平和が大きく異なっていた事を悟って愕然とするも、デュランダルに全てを賭けていたレイに、クローンとしての自らの出自と、自分の余命が僅かであることを聞かされ、その思いを聞いた結果、レイの信じる未来を守ることに同意。レイの言う、戦争の無い世界が来ると信じ、ザフト軍のエースとしてオーブ軍・クライン派との最終決戦に臨む。キラと因縁のあるレイに対し、アスランへの対抗馬として配置され、議長の狙い通りアスランとの最終決戦に臨む。しかし、内心ではやはり迷いを払拭する事が出来ておらず、これまで積み重なったストレス要因に加え因縁のアスランとの戦いとあってはルナマリアのサポートがあっても、もはやその力を発揮できる状況ではなかった。戦闘は三隻同盟の優位に進み、レジェンドは大破、ミネルバも轟沈し、メサイアが陥落。戦闘続行が無意味な状態であるとルナマリアに制止されるが、ステラとマユの幻覚を見たシンは恐慌状態になり、彼女に攻撃を仕掛けるも、それを制止すべく種割れしたアスランによってデスティニーは瞬く間に戦闘不能に追い込まれ、月面に落下する。その後、意識を失ったシンは、ステラの幻影と邂逅。明日を見ようとする彼女の言葉で意識を取り戻すと、自身を気遣うルナマリアと共にメサイアが崩れ落ちていく様子を目の当たりにし、戦いの終わりを悟るのだった。


戦闘終結後、ルナマリアと共にアスランに回収され、戦後に彼等と共にオーブの慰霊碑の元へ訪れる。その場でキラ・ヤマトがフリーダムのパイロットであったことと、この世界に対する彼の覚悟を知り、感銘を受けてキラと和解。その後は本当に平和な世界を作るべく新たな戦いの道を歩み始めた。戦後はキラの勧誘もありルナマリアと共にコンパスに出向。

様々な戦いを経て、敗北という挫折で立ち止まったシンの「優しくて温かい世界」を守る為の本当の戦いはようやく始まりを迎える事が出来たのかもしれない。


機動戦士ガンダムSEED FREEDOM


C.E.75年、ブルーコスモスによる軍事侵攻や各国家による独立運動が活性化するなか、ザフト、オーブ、連合軍が共同で発足させた世界平和監視機構「コンパス」のメンバーとしてキラたちとともに世界各地の戦闘に介入している。


元ミネルバ乗組員のミレニアム乗組員からは「一番変わったのはあいつ。全てのわだかまりが無くなった今のシンが本来の姿」と評されている。


DESTINYの主人公として

1話から48話までエンドクレジットで1番上に記載されていたのはシン・アスカだったが、49話からキラ・ヤマトに変わり、シンは3番目に下げられた。

養護するならば、そもそも第1話の時点でもうアスランのウエイトがかなり大きくダブル主人公のような状態であったが…このあたりの動向は、声優を務めた鈴村氏を含めて、視聴者から凄まじいバッシングを受けた。本放送中のアニメ雑誌では苛烈なバッシング記事が掲載され、ここ百科事典ですら中傷的な内容が掲載されていた。

小説版の解説欄において、演者の鈴村氏は「そういった(中傷的な)手紙が届く事もある」とした上で、「どのような感想を持ってくれても構わない、自分が決められる立場にはない」といった旨の発言をしている。


劇場版公開後の監督インタビューよると「(序盤の時点で)シンを主役で最後まで物語を進めるには難しいなと思ってしまった」とのことで、シリーズ構成はアスランに物語の軸を切り替え、監督はキラを軸に切り替えたという。

また、「当時は僕も含め、制作側も演者も、全員が心に余裕がない状態でキャラクターを動かしていた感じがします。「シン・アスカってこうじゃないよな」と僕は言い続けていたんですが、あの時は第1話の家族が死んだところからスタートし、すぐオーブのちょっとポンコツな姫が来てブチ切れちゃうという流れに引っ張られて、怒りの部分が強くなりすぎちゃったんですよね」「本来のシンは人懐っこくて優しい子なんです」と述懐している。


しかし、劇場版の制作に伴ってか、近年ではデスティニーと共に再び主人公として扱われる事が増えており(2023年のHDリマスターとスペシャルエディションのBru-rayボックスと特典のスリーブ・収納ボックスや『バトルスピリッツ』のコラボ時にガンダムシリーズの集合イラストが製作された時にはデスティニーが代表として扱われていた)、劇場版公開直前の公式のダイジェスト映像でも最後もシンで締め括っていたりと「シンの物語」と言って良い様に扱われている


搭乗機

ZGMF-X56S インパルス

PHASE-01からPHASE-35まで搭乗。

フォースインパルスソードインパルスブラストインパルスの3形態を使用した。

アビスやフリーダムを撃破するなど、機体特性を活かし活躍した。

デスティニー受領後、インパルスはルナマリアの乗機となった。


ZGMF-X42S デスティニー

PHASE-35でデュランダルから受領、続くPHASE-36から最終話まで搭乗。

デストロイを幾度となく撃破、ストライクフリーダムやインフィニットジャスティスとも激闘を繰り広げる。

最終話にてインフィニットジャスティスにより撃破され、墜落した小惑星に放棄された。


STTS-808 イモータルジャスティス

劇場版の前半部にて搭乗。


???

劇場版の後半部にて搭乗。


余談

ラブコメで有名な単語「ラッキースケベ」の語源になった人物でもある(当該記事を参照)。


あくまでファンの与太話であるが、SEED能力や作中の設定では説明がつかないオカルト的な演出が多いため、霊感が高いのでは?と言われることがある。


キャラの描き分けの関係で比較的に女顔であると思われるが、公式外伝作品では色々あってラクスコスをしてるあたり女装しても違和感のない容姿であるらしい。

无题


メディアミックスでの活躍

小説版

シンに限った事ではないが、劇中で語られなかったモノローグや心情が多く描写されている。

小説版ではオーブへの真っ直ぐな愛が描写されると同時に、「全てロゴスのせいだから自分は何も悪くない」という増長や責任転嫁など、人間的な腐敗も描写されていた。

一方、最終決戦でアスランに敗北後、アニメでは放映されることがなかったインパルスに乗ってメサイアにいるレイと通信し、シンが如何にレイとの友情を大切にしていたのかを本人にぶつける場面がある。


漫画版

マガジンZ版、コミックボンボン版、THE EDGEがある。


ガンダムエース連載『THE EDGE』では、シンに関しては本編と事象は変わらないが、心情を深く掘り下げられており、キャラクター像がわかりやすくなっている。

守りたいという想いから次第に絶望していく複雑な心情の変遷が描写され、立場も主人公がアスランということもあって仲間からラスボスへと変化した。アスランがわかりやすくなっている影響でシンもわかりやすくなっていると言える。また番外編では士官学校時代のストーリーも見る事ができる。


ボンボン版の台詞は後にガンプラ『SDガンダム EXスタンダード デスティニーガンダム』の説明書や多くのガンダム関連のゲーム内で採用されている。

コミックボンボン版は月刊誌という制約上ストーリーを終始シン側に焦点をあてて描いた結果、彼の苦悩などがより描写され、最後まで主人公として活躍。

最終決戦も結末こそアニメと同じもののアニメ以上にアスランを追い込んでおり彼と本気で互いの気持ちをぶつけながら死闘を演じた。

前述のガンプラやゲーム版へ逆輸入された台詞の大半がこの最終決戦時のものである。

そして最後は戦いに敗北し全てを失うが、精神的に成長し揺らがぬ心と力だけではない強さを手に入れた姿はアニメ版以上に主人公として映っていた。


機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.

最終回より前のアニメ放映中に発売されたこのゲームでは原作とは違うオリジナルシナリオのルートも存在し、ゲームを進めていく上で、プレイヤーのとった行動により展開が分岐し、それによって結末も変化する、といったようなシステムになっている。

また、このゲームはシン・アスカやザフト陣営に最後までスポットが当てられてストーリーが展開していくので、この点も見どころでシンが原作において辛酸をなめさせられたキラやラクス、カガリを死に追いやると言うルートが存在する。

結末は6つ用意されておりストーリーの展開次第では、地球(もしくは月基地)へのネオジェネシス発射でザフトが戦争に勝利するといった結末や、外伝作品のみにしか登場しなかったキャラが戦闘に参加したり、アニメ本編では生き残ったキャラの戦死などといった意外な展開が用意されている。


Gジェネレーション

初登場は『DS』だが、本格的な参戦は『PORTABLE』からとなる。

主人公ということで、『WORLD』『OVERWORLD』ではマスターセレクト候補の1人になっている。

彼を選ぶと入手できるベーシック機はソードインパルスガンダム、ベーシック機体は本物からデチューンされている機体ばかりだが、本機は換装機能が使えないため、フォースやブラストが無い分遠距離が非常に弱い、また折角のデュートリオン対応もミネルバが高いことや、送信機が中盤になるまで手に入らない事が多いなど序盤特有の死に特性が多くなっている。

トビアドモン刹那に並ぶ格闘メインの主人公である(現在ではアスノ家が追加されている)。


ステージ中では『DESTINY』後半の展開を中心にクライン派やオーブがゲスト軍になることもあってか、強敵として登場する場面も少なくない(シンに限らずレイをはじめとするミネルバ隊に当てはまることだが…)。


スーパーロボット大戦シリーズ

同シリーズでは本来の素直さや一途な性格から「王道主人公」へと路線変更が行われている場合が多く、彼の持つ悲しみや憎しみを理解し導いてくれる大人のキャラ達に恵まれており、本家ほど多くを失うということが無い。また、兄弟がいる相手には「兄」として振る舞うこともある。

シリーズ初参戦となったSC2では仲間になる時期がストーリーの終盤であるため他の作品のキャラクターと殆ど関わることができなかった


  • Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z

シリーズ二度目の参戦となったZでは本格的に各種主人公同士の夢の競演が実現。

その掛け合い数は史上最大数で、ストーリーではカミーユ・ビダンやオリジナル主人公のセツコ・オハラをはじめ、他にも紅エイジロラン・セアック等とも深く交流し、原作とは違った方向へ成長して行く。

特に女主人公編では実質主人公を勤めていると言っても過言ではなく、ルートによってはデュランダルの手から離れ、彼と向き合っていく。

本作からデスティニーの必殺技として『フルウェポン・コンビネーション』が登場する。


第2次スーパーロボット大戦Z

再世篇製作中に中のが結婚した事もあり、シナリオ中ルナマリアとの絡みが用意されている。特に再世篇のコードギアスシナリオ中の「キューピッドの日」では、ルナマリアにおでこタッチをせがまれて「そんな事しなくても…俺達恋人同士だろ」と公言している。


第3次スーパーロボット大戦Z

時獄篇の中盤シナリオでは、今回のオリジナル敵に襲撃されたオーブを単身で防衛に行くと言うシナリオが用意されている。

そのシナリオをクリアした後のイベントは必見モノ。

これぞスパロボマジック

また、この作品以降からフルウェポン・コンビネーションは『武装一斉攻撃』に変更された。


スーパーロボット大戦L

Lでは原作とストーリーが大きく違っていくこともあって、自軍部隊と敵対する事は無く、デスティニーガンダムを「運命を切り開く機体」として、デュランダルやレイの考えを真っ向から否定、デスティニー・プランにも真っ向から立ち向かっていく事になる(そもそも今作ではデスティニー・プランの内容も違っている)。

元々の性格からか、周囲の人間と非常に仲が良く、キラとも初対面時に意気投合。また、この時偶然会ったディアッカからキラについて聞いた時「不器用で馬鹿だけどよりも人の命を大切に思ってる…アイツは、そんな奴さ。」と彼なりの意見を述べたことで和解の切っ掛けとなる。

結果ステラを無事救出し、のちにキラの窮地をも救うことになる。

そしてオーブの一件後、アスランから今回の黒幕のことを探るべくキラ達と独自の行動を志願する。

もちろんシンは戸惑うが、「シン、お前はもう一人前のFAITHだ。これからは、お前が中心となってミネルバを守るんだ。できるな、シン?」と彼の口から改めてに後事を託すと伝える。

そしてそれを聞いた自身も「どれだけあなたの戦いを見てきたと思ってんです。やれますよ。やってみせます!!」と力強く返した。

そのためキラだけではなくアスランとも良い師弟関係を持ったことを証明している。

他の作品ではマクロスFの面々とは最初期に出会ったこともあり、特に仲が良くランカ・リーのファンクラブに入会している。

ステラが無条件で生き残り(戦闘に参戦するにはフラグを立てる必要があるが)、ゲームには登場しないが、恩人であるトダカが戦死しない等最もシンが幸せな作品との声も多い。


スーパーロボット大戦UX

逆にUXにおいては原作終了後であることを最大限に活かし、原作でのステラやレイの死や自分の挫折を受け止め、よき先輩として蒼穹のファフナーの主人公真壁一騎を導けるまでに成長している。

お陰で当人はキャラデザインが同一ということもありファフナーの登場人物「飛鳥真」愛機マークデスティニーと呼ばれる程にファフナーの世界観に馴染んでしまっている。

ただ、グラハムに乙女座の連携を提案された事には少々戸惑っているようだ。


スーパーロボット大戦OE

第四章の『デスティニー』でアスランと共に登場。

資源プラントを襲撃したインベーダーのに対するアスランの指示に自分なりに意見を述べる。


スーパーロボット大戦X-Ω

2016年6月のイベント『運命の騎兵隊』から追加参戦。

この作品では基本的にイベントクエストでの登場となるが、ソリス側のイベント『それは、小さなキセキ』に登場したのを反映してか、メインクエスト終盤でも若干ながら登場する。

2021年1月のイベント『明日に咲く花』ではメインを張り、キラとの初の合体技『コンビネーション・アサルトⅡ』を披露した。


スーパーロボット大戦V

本作では「ザフトの青い稲妻」という異名が設定された。

トンデモ設定を持つ(という役割を与えられているに過ぎない)悪の黒幕たるブラック・ノワールと対決した際、戦闘前会話で彼(彼女)から「お前は憎しみのまま戦い、失意の中で死ぬ筈だった」と、本来予定されていたシンの運命をネタにしたやり取りがある。


スーパーロボット大戦DD

10を超える並行世界の運命を賭けた戦いを描いており、シンやキラ達の生きるコズミック・イラを内包する世界は「第3世界」と呼称されている。

今までのシンにとってのバフだったフレイ・アルスターの死亡」が初めて失われる事となり、ある意味「シン・アスカの本当の地力」が試される機会と言える。

そして、第3章part7にて遂に参戦。

本作では、「アズラエルの謀略でオーブに侵攻したインベーダーとプレイヤー部隊ディバイン・ドゥアーズの戦いに巻き込まれて家族を喪った」設定で、早い段階からアークエンジェルやフリーダムを敵視し、更には彼らを内包するディバイン・ドゥアーズへの警戒心を強めている。また、力を求めてザフトに入隊した理由も、もしもディバイン・ドゥアーズが自分達の世界の完全な脅威となった際の抑止力になる為であり、彼らの素性や事情、他の世界に存在する脅威等、肝心な情報を知らないが故に若干ズレてはいるが、シンのこの視点は第3世界の一般人代表としての側面を持っていると言える。


この経緯の為、原作とは違ってユニウスセブンの落下阻止に参戦する事になったアークエンジェルと遭遇した際、彼らから交戦の意思は無いと告げられるも、聞く耳を持たんと言わんばかりに襲撃、その影響で原作よりかなり早くキラとフリーダムと激突する

しかし、そのキラに介入してきたファントムペイン(因みにステラ)の攻撃から庇われた上に、危機的状況で私怨を優先する行動を逆にディバイン・ドゥアーズから批判されると同時に共闘する様に説得され、それに折れる形で申し出に応じる事となった。

『K』と同様に最初はマイナス補正が掛かっている感じに思えるが、ユニウスセブンの一件後、アスランに「本当はフリーダムを倒しても仇討ちにならない事は理解している」と語った上で上記の考えを示しているので原作再現している中でもかなり色々と考えて行動している。そして、『CC』や『X-Ω』同様、『SEED』からの地続きでありながらも基本的には味方扱い(逆に、シンとキラが敵対する時は一貫してキラが敵扱い)であり、良識的な思考は完全には失われておらず、精神的な成長の余地を十分に残している。

しかし、今作では最大のifとして、シンにとって本当の仇と言うべきムルタ・アズラエルが健在且つオリジナル敵勢力の一員となり絶賛暗躍中な状態にあり、ベルリン戦では彼の介入が遠因でノアローク隊が壊滅したばかりか、ステラは原作とは逆に彼女の救出を試みたキラが結局死なせてしまった様に見せかける為に撃墜されてしまい、そうしてシンがキラを憎む様に仕向ける等、悲劇の元凶たる人物によって原作の比では無い程の悪意に踊らされる羽目になってしまっている。


ガンダム無双2

ガンダム無双2のミッションモードのシン・アスカ編ではスパロボZと同じくカミーユ、そしてロランとのクロスオーバーにより、キラとアスランに自分の思いをぶつけられるまでに成長した。


機動戦士ガンダムVS.シリーズ

連合VSザフトから皆勤賞で参戦している。同ゲームの家庭用では、彼を主人公に据えたストーリーモードが追加された。


ガンダムVSガンダム及び同NEXTではインパルスガンダム/デスティニーガンダムにて参戦。

インパルスは対フリーダム戦で使われた戦法(反射ビーム攻撃、エクスカリバー突撃、Aパーツ分離攻撃)で戦う。

火力は低いものの性能面でバランスが取れており、初心者向けになっている。

デスティニーガンダムはSEED勢最強の性能を持ち、火力は全機体中トップクラス。

機動戦士ガンダムエクストリームバーサスにも参戦。

ゲーム中で最高の強さを持つコスト帯3000に、デスティニーガンダムと共に引き続き参戦。

キャンセルルートが豊富かつ近~中距離戦が得意だが高エネルギー長射程ビーム砲を使った砲撃でそこそこレベルであるもの撃ち合いもこなせ、丁寧な射撃戦から強烈な格闘を差し込んでくる高機動万能機。

コスト3000帯でも最高峰の戦闘力を誇り前作に続き評価は高い。

インパルスは操作機体としては登場しないが、ルナマリア駆るガナーザクウォーリアが代わりに参戦。

同機体の覚醒必殺技ではエクスカリバーを携えた状態のインパルスが召喚され、突進攻撃を行う。


続編以降にもコスト3000として引き続き参戦。

当初は下方修正に苦しめられたが、アップデート後は再び強さを取り戻している。

また、インパルスがFBにてコスト2500で復帰参戦。

フォースインパルスは高い機動力からのガンダムVSガンダム時代で使われた技で戦う。このほか、ブラスト・ソードへの換装が可能になった。ブラストは武装の回転率に、ソードは機動力に難があるものの、どの形態でも[レバー前+特殊射撃]で瞬時にソードに換装してそのまま突撃、[レバー後+特殊射撃]で瞬時にブラストに換装して砲撃といったほかの換装機のとは違うテクニカルな動きが可能となる。素早いフォースを起点にこれらのアクションを織り交ぜていけば多彩な戦法が可能となる。

エクスカリバーの突進は覚醒必殺技として発動(どのフォームでも同じ)。


HGに恋するふたり

主人公である神崎さやかの好きなキャラして愛機のデスティニー共々挙げられている他、さやかが悩んでいる時にさやかに問い掛ける役割として登場し、ガンダムシリーズのパイロットでは断トツで出番が多い。

なお登場するシンは当然さやかの脳内存在であるため口調はともかく価値観や性格はさやかの解釈によるもので本人とは異なる


関連イラスト

‐ザフトインナー

シンちゃんイラリク②シン・アスカ

写真集ほしい種つめ14


関連タグ

機動戦士ガンダムSEEDDESTINY 主人公 ダークヒーロー 復讐者 みんなのトラウマ

アスラン・ザラ ルナマリア・ホーク レイ・ザ・バレル

ステラ・ルーシェ キラ・ヤマト カガリ・ユラ・アスハ コニール・アルメタ

マユ・アスカ

ザフト オーブ連合首長国

シン・オカマたねきゃら劇場での女装

ラッキースケベ

フリーダムキラー

一級フラグ建築士:連ザ2プラスでのシン。


彼の発した言葉である「正義と信じ!わからぬと逃げ!知らず!聞かず!」という言葉はDESTINYのシンを体現したかのような言葉である。


シンが最も嫌悪するであろう戦いを楽しむ者達。ただし、本気で嫌いそうなのは火種をばら撒いてでも世界に紛争を起こしたがるサーシェスくらいであり、ヤザンは平和なら平和で退屈しつつも楽しめるタイプの職業軍人(「思想もないのに思想集団に行って酷い目にあった」と語るほど)であり、ギンガナムは正当な評価さえあれば有事に備え黙々と鍛錬するタイプである(作中あんな行動に出たのはディアナ(のそっくりさんのキエル)に蔑ろにされ、裏切られたと感じたが故と語っており、後半はターンXに呑まれている)。

尚、全員スパロボにて共演済。


搭乗機

インパルスガンダム デスティニーガンダム

イモータルジャスティスガンダム


カップリングタグ

シンルナ シンステ

シンセツ(スパロボ限定)

シンルナステ三角関係タグ。




機動戦士ガンダムSEED FREEDOMでは(ネタバレ注意)




































隊長は俺が守ります!

オーブの慰霊碑前でキラが言った「一緒に戦おう」。その言葉に感動して世界平和監視機構コンパスに参加。彼が率いる「ヤマト隊」の一員として活動している。

ザフト時代、自身の隊長であったアスランに対する態度とは打って変わって「隊長」(プライベートな場では「キラさん」)と呼び慕う、命令にも素直に従うなど、行動で尊敬の念を表しているものの、当のキラ本人は仲間であるはずの自分たちを頼らず施設防衛や救助活動を命じ、独りで戦闘の矢面に立とうとしていることから「信頼されていないのではないか」という不安を抱いており、ザフト以来の付き合いであるルナマリアにその内心を吐露している。この際アグネス・ギーベンラートから自身が「フリーダムキラー」の悪名で呼ばれていることを聞き、前大戦でデュランダルに利用されていた件を引き合いに出されながら「自分を殺そうとした奴のことなんて信頼するわけない」という主旨の発言でなじられている(以前からズケズケと辛辣な正論を言うアグネスには苦手意識を抱いており、馬鹿にされても禄に言い返せない程で、この劇中における彼女とのやり取りは皮肉にも前大戦でアスランやカガリに対して辛辣な言葉を浴びせた過去の自身と同じ物があった)。


それでも目指す平和のため戦いに身を投じていくが────


今作では本来の天真爛漫な性格が表に出ることが多い(心の闇がなくなった訳ではないがクローズアップはされない)。

シンは前半「キラから信用されていないのでは?」と不安を感じているが、キラからイモータルジャスティスのパイロットに指名されたり、冒頭のオルドリン自治区防衛戦では「政府施設の防衛」というかなりの重要任務(一方で、ルナマリアとアグネスには『市民の避難誘導をしつつ、守備軍の援護』と別の命令をされている)を任されているので、キラからすれば相当な信頼感を持っている事が窺え、小説版で追加された箇所の一つに、「シンを信用してないなんてことはないよ」とキラ本人が、アグネスに言う場面がある。

ジャスティスにアスランの影を強く感じているようで、自分がジャスティスのパイロットであることには違和感を感じているらしく、この影響で「アスランならもっと信頼されてるかも…」のような考えも生まれているのかもしれない。


また実に微笑ましいコメディリリーフ的な役回りも多く、


映画シン

  • ファウンデーションに出向いた際は、アウラ・マハ・ハイバル女王の佇まいに気を取られて他コンパスの面々が頭を下げている事に気づかず、1人だけ礼・直れの動作が遅れる
  • 王宮でのパーティでは、料理を皿に山盛りにしてがっつき、険悪な雰囲気のルナマリアとアグネスの会話にデザートの乗った皿を両手に持ちながら「何の話?」と能天気に加わろうとする。
  • イモータルジャスティスが撃墜されてヒルダ姐さんに救出されギャンシュトロームのコクピットに収容された際に(シンは気付いていないが)胸を鷲掴みにしており、ヒルダは眉間に皺を寄せていた(状況が状況だったので水に流した模様)。
  • キラとアスランの殴り合いを(主にアスランを)止めようとした際は流れ弾を食らうように両方から思い切り殴られる(ちなみに石田氏によれば、アスランはシンを殴ったことに気づかなかったらしい)。
  • 極めつけに、ミレニアムへの偽装ハイジャックにかこつけてルナマリアを驚かそうとした結果、返り討ちに遭い危うく射殺されそうになる。

などなど上記のように作中全体の緩衝材となっている。

しかし中には「精神年齢が男子中学生ぐらいに幼児退行したように見える」という意見もあれば、「戦争で家族全員を亡くしたショックでその時から情緒の成長が止まっていたのでは?」と意見もある。もっとも、劇場版時点でもティーンエイジャーであることを考えればそこまで不自然な素振りでもなく、様々な要因を踏まえると本編が余りにも過酷で限界気味だっただけでこれが素の状態だったのではないかと目されている。鈴村氏も久々に演じた際のインタビューで「こんなに素直で可愛い子」と答えた。


今作ではルナマリアと中盤ではあんなことをしようとしたことを示唆するような場面もある(シンが何かヘマをやらかしてルナマリアを怒らせたらしく、未遂に終わった模様で甲板で体育座りをしてひどく落ち込んでいた)。

このシーンに関して鈴村氏は監督に「一度ルナマリアに手を出そうとしたけど、上手くいかなくってちょっとギクシャクしているんだよ」と説明を受け、「子供のため息にして欲しい」「若い子が『俺って駄目だな』と思っている感じに」とディレクションを受けたとのこと。

また監督は雑誌で「シンは子どもだから、そういうことをしないと思われがちなんでしょうけど、彼ももう17歳ですよ。そりゃ盛り上がったらシンのほうから関係を詰めようとするんじゃないかなって。でも、付き合いも長いしルナの方が大人だから、そういうムードを作ろうとしたけど盛り上げが足りなくて、はぐらかされちゃったんだと思います。ルナも気持ちとしてはOKなのに、一生懸命になってるシンを見て笑っちゃった、とか。それでシンが「チクショー‼︎」って逃げちゃったと。あの時、彼はいたく傷ついていたんじゃないでしょうか」とも語られた。


そんなシンだが、前作でも見せた鬼神のようなパイロットセンスは健在で、冒頭ではシールドで市民を守りつつ戦闘を行い、この際遠方から飛来するミサイル3機をビームライフルで撃ち漏らすことなく撃墜するという腕を見せている。

また敵機コックピットへの直撃を避けるというキラの不殺戦法を真似ており、作中ではダガーに対し一撃目に脚サーベルの回転蹴りで武器を切り飛ばし、二撃目に頭部をビームライフルで破壊して武装解除を行うというシーンがあった。この際に回転蹴りの勢いを制動しきれず、ビームライフルを一度構え直してから射撃している事から、まだこの戦い方に慣れていないことがわかる。イモータルジャスティス搭乗時の戦績がいまひとつ奮わなかった要因の1つであったと言えるだろう。もっともこの「回転蹴り→構え直し→射撃」のスリーモーションをアグネスが一機撃墜する間に行えてしまうあたり、シンの実力の高さが窺える。

なお福田監督によればこの行為は、前述した不安を拭うため、キラの信頼を勝ち取り認めてもらおうと思っての行動であるらしい。


最終決戦ではオーブで極秘に回収されていたかつての愛機の改修機に乗り込み、更にキラから信頼を言葉で示されたことでこれまでの不安が完全に払拭された結果、歴代最高潮のコンディションとなって凄まじい戦闘力を発揮。(またキラから頼まれた「ミレニアムを任せる」と言うことは、シンにとっては何より大切でやりたかったことである「皆の帰る場所を護って欲しい」ということにつながることだったのもあるのかもしれない。)

SEEDを発動させつつ反射神経のみで戦闘を行い相手の思考読みを封じる、闇堕ちさせようとしてきた相手を自身の闇の深さで逆に恐怖させる、果ては寝ぼけた分身を駆使して戦う相手に本物の分身を見せつけるなど、ブラックナイトスコード ルドラ4機と互角以上の戦いを披露し、そのうち3機を撃破、さらにムウから受け取ったゼウスシルエットでレクイエムを破壊するという、見事な活躍を見せた。

また、中盤に遠くで戦闘をしているキラの異常を察知した際、空間認識能力持ち特有の演出が発生したことから、シンの空間認識能力が発達した可能がある。


なお決戦の出撃時「ジャスティスだから負けたんだ!!デスティニーなら!!」とイモータルジャスティスがあんまりにも可哀想な問題発言をかまし視聴者の腹筋にフルウェポンコンビネーションしている(実際シンの戦闘スタイルとジャスティスの性能の噛み合わせが良いとはいえなかったので、この発言もあながち間違いとは言い切れないのだが)。


人間関係について

DESTINYでは(ラストの慰霊碑シーン以外では)交流の無かったキラとの関係だが、アスランとのそれとは比べ物にならないほどに良好。

その慕いっぷりは、視聴者からは「忠犬シン公」、作中の登場人物からは「キラの腰巾着」と評される程。「キラに信用されていない」と思い込んでヘコみ、キラに頼られた際は満面の笑みで答える等のシーンからもよく分かる。

一方で、アスランには相変わらず名前も呼び捨てであり食って掛かるシーンも。元々ハイネの一提案であるため、ドラマCD等でルナマリアは戦後アスランを呼び捨てにするのを止めている事が確認出来るが、シンは相変わらず継続して呼び捨てにしている。

  • 頭ごなしに説教してシンの反発を招くアスランと対象的に、穏やかに諭すキラはシンとの相性が良かったようである。
  • アスランの名誉のために書き加えておくが、決して彼はシンを邪険にしていたわけではない。彼の性格上、気にかけた人物には厳しくしてしまう癖があるだけである。それが相性悪かったということなのだが。
    • 実際のところアスラン合流時に、一番最初に面と向かって声をかけたのはシンのコンパス凍結についての発言であり、対するアスランも普通に受け答えしている事から、両者の仲が特に悪いようには見受けられない(但し上述のように、アスランがキラを一方的に殴った際にはシンも憤って突っかかっていた)。
  • ちなみに福田監督はキラの慕い方とは別のベクトルに働いてしまっているともシンとアスランは仲が悪いんじゃなくて「仲良くなれないだけ」とも語っている。因みにこれはドラマCD『オーブの夜に サイドM』でアスランが発言している。

種自由素晴らしかった✨

そんなこんななので「アスランの言うことは聴かないのに同じことを言っているキラの言うことは聴く」というネタ絵もpixivで描かれたり。


また、キラ以外のアークエンジェル組とはどうかというと、カガリとは一言二言あったかもしれないがお互い引っ張ることはない和解している。

ムウとも彼がネオ・ロアノークだったことを考えると、ステラ絡みで遺恨が残っていてもおかしくはないのだが、何が悪かったかというと戦争という状況が悪かった。冷静に考えるとステラはどっちみち助からないとムウとシンも分かってるので、そこはお互いの傷として残してはいるが


シン「おっさん!」

ムウ「おっさんじゃない!」


と、どっかで聞いたようなやり取りをしており、特に遺恨は残さず和解を果たしている。

ムウの性格上、自分がネオだったことを隠しているとは思えないので、シンの方がちゃんと過去のことに折り合いをつけていると思われる。


ステラといえば最終決戦の時、シンを守ろうと現れたわけだが、監督曰く「あれはシンの心の中にいるステラです。あの場面はステラの想いがシンを守った……と僕は思っています。その後に出てきたオバケみたいなステラは、アコードたちからはそう見えているだけで。シンが言う〝守る〟って言葉を考えた時、ステラの意思が彼の中に残っているんじゃないかなと」とのこと。


劇場版SEED FREEDOMのイラスト

シン・アスカ2023

夜明けシン落書き

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