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ジャック・オ・ランタン

じゃっくおーらんたん

西洋の妖怪。 ウィル・オ・ウィプスの派生形で、悪魔と聖者を騙した悪党ジャックが、天国にも地獄にも行けずに順わぬ亡霊と化した存在。 ハロウィンのカボチャ提灯はこれに由来する。
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概要

ジャック・オ・ランタン【Jack-o'-Lantern】とは、アイルランド及びスコットランドに伝わる鬼火のような妖怪
"o'" は、"of" が省略されたもので、もともとは"Jack of lantern" 。つまり、"ランタン持ちの男"を意味する。
わき道、荒野、沼沢地、湿地などに現れ、いたずら好きで夜道を行く旅人をランタンで 誘導し道に迷わせ、ドブや泥沼へ入り込ませて災難にあわせる。
普通の火の玉の姿、または光る衣装を身に纏うカボチャ頭の男の姿をしている。

逸話

ジャック・オ・ランタンの逸話には、いくつかのバリエーションが存在する。

生前に堕落した人生を送ったまま死んだ鍛冶屋のウィルは、死後に死者を天国か地獄へ行くか見定める天国の門の管理者であるペトロ地獄行きを通告される。
しかし、ウィルは、言葉巧みにペトロを言い包め、もう一度人間として生まれ変わることに成功する。
ところが、第二の人生も結局は悪行三昧を繰り返し、死後になってペトロから激昂されて天国にも地獄にも行けなくなってしまい、暗い闇の中を漂う事になる。
そんなウィルを哀れんだ悪魔が、彼に煉獄の炎が宿った石炭を与え、これを火種に萎びて転がっていたカブをくりぬき、それを入れたランタンを片手に持って彷徨っている姿だとされている。

以上はウィル・オ・ウィスプの逸話であるが、ジャック・オ・ランタンはこの逸話の派生形に位置している。

その昔、ジャックという名の口は巧いが卑怯で普段から行いの悪い鍛冶屋の男がいた。
怠け者だがズル賢いジャックは、十字架を使って悪魔を罠に仕掛け、自分を地獄に落とさないと約束するまで罠の中に閉じ込めた。
悪魔はやむなく約束し、ジャックは死んでも地獄へ落ちない身となった。
そうして死んだジャックは、天国の門の管理者ペトロを同様に得意の話術で騙して生き返った。
そして、やはり生き返った後も生前の行いを全く反省せずに最悪な男のままだった。
そのため、再び死んで死者の門を訪れた時にペトロからお前は天国へ行くことも、地獄へ行くこと出来ないと言われ、 死後の国へ向えずに現世を永遠に彷徨い続ける事になった。
さすがに悪魔もこれを哀れみ、ジャックに地獄の業火が宿った石炭]を与えた。その灯りを頼りにカブに憑依して安住の地を求め、この世を彷徨い続けている姿だともされている。
ジャックとウィル(ウィリアム)は、ありふれた名前で一般人の男を不特定に指すのによく使われる。
そのため、ある所ではジャック・オ・ランタン(アイルランドなど)、ある所ではウィル・オ・ウィスプ(イギリス)となった。

灯具

この話がアメリカに伝わったのち、カブのランタンは、移民したアイルランド人によりアメリカでの生産が多かったカボチャのランタンに変化した。
イギリスのスコットランドでは、現在でもカボチャではなく伝統的なカブの提灯をハロウィンに用いている。
ハロウィンにカボチャ提灯を玄関前に提げると、善霊を呼び寄せ、悪霊を避けると言われている。

イラストタグとしては、カボチャ頭の男か、ハロウィンに作られるカボチャのロウソク立てを指している場合が多い。

関連タグ

ハロウィン
提灯 カボチャ カブ ロウソク ランタン ランプ カンテラ
ウィル・オ・ウィスプ 鬼火 妖怪 ペトロ アンデッド

関連・派生キャラクター

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