概要
CV:岡本信彦
新国連人類軍ペルセウス中隊ファフナー隊隊長。乗機はドミニオンズ・モデル「ガブリエル」。
9月14日生まれの18歳。両親は故人で父はミツヒロ・バートランドであり、日野弓子と遠見真矢の異母弟にあたる。アイシュワリア・フェインとビリー・モーガンはパイロット訓練生の頃からの仲間で、アイに想いを寄せられている模様。周囲からはミツヒロと呼ばれている。
(ただし、視聴者的にはどうしてもあのミツヒロのイメージが強すぎる為、それを避けて「ジョナサン」あるいは名前二つを略した「ジョナミツ」と呼ばれる事が多い)
竜宮島で血縁者たちや伝説のパイロット・真壁一騎との対面を果たし、わだかまりのない関係を築く。一方で父に対しては「実験動物みたいな気分にさせられた」と真矢に打ち明け、彼の元妻である遠見千鶴からは「とても真剣で使命に燃えていて、怖いくらい若い頃のあの人に似ている」と評された。
と言ってもフェストゥムを憎むあまり殲滅を目指した父と違って、今では対話による平和の実現を信じており、その鍵となる幼い姪の日野美羽を敬い、彼女を産んだ弓子のことを聖母と称えた。
美羽たちの護衛で窮地に陥る中、駆けつけた一騎たちが父の造ったザルヴァートル・モデルで「世界を救済する力」を揮う姿を仰ぎ見たことで、命を費やしてでも自分が乗ってみせたいという密かな願いを抱く。
アザゼル型や内通者に翻弄される行軍の間も希望を失わずに2人の仲間を励ましていたが、竜宮島との合流直前、突如再び現れたグレゴリ型の少年に意識を乗っ取られ、アイを殺めてしまう。
連行されたダーウィン基地にて新国連事務総長ヘスター・ギャロップから、自分がミツヒロに造られた「プロメテウスの岩戸」のコアの分身「パペットMB(ミツヒロ・バートランド?)タイプ7型」、すなわちヘスターが使役するアザゼル型ベイグラントの手先として、無自覚に味方の情報を流す「便利な人形」だったと知らされる。そして慈悲と称した彼女の命令で人格を抹消される中、最後までミツヒロを父と呼び続けた。
しかし消された心は「存在と無の地平線」らしき空間で目覚め、そこで自らの分身である、グレゴリ型と認識していたプロメテウスと対面する。反逆と支配を望む少年によって「憎しみの器」として覚醒し、マークレゾンを奪取。思いもよらぬ形でザルヴァートル・モデルへの搭乗が叶い、アザゼル型クロウラーを下して、パイロットがフェストゥムの手駒だと知る由もない人類軍兵士に英雄のように崇められる。
植え付けられた憎しみを真矢たちへ向けることは拒み続けたが、「次に会う時は俺を消せ」と見逃したのを最後に、プロメテウスの駒と化してアイを撃った記憶も消され、プロメテウスから偽物のアイを与えられた。
第4次蒼穹作戦ではアイが一騎から自分を庇って散ったことで憎しみを爆発させ、竜宮島のファフナー部隊を(人類軍の量産機は頭部付近、竜宮島機は腰部とコクピットの位置が違うため?)恐らく殺戮していると思い込んで次々と薙ぎ倒し、「世界の英雄を俺が殺す」と一騎に決戦を挑む。しかし、消滅した存在の情報が世界に記録されると理解し、更に敵であろうと心を持つ他者と捉える一騎の働きかけで、宇宙空間にあるベイグラントのゴルディアス結晶(=存在と無の地平線)に還っていた本来の記憶を取り戻す。
存在する苦しみに耐えかね、一騎に自分を消してくれと願うが、その言葉に「お前は僕のものだ!」と叫んだ少年のワーム・スフィアに飲まれ、ゴルディアス結晶と共に宇宙の放浪者(ベイグラント)となった。
『BEYOND』では…(ネタバレ注意!)
上記のとおり宇宙に放逐されたジョナサンだが、『BEYOND』にて詳細な時期は不明なものの、ベイグラントのゴルディアス結晶に取り込まれたマークレゾンからサルベージされ、マイスター型フェストゥムにしてベノンの司令官「ケイオス・バートランド」として再登場。
容姿こそ変わらないが、マイスター型への進化に伴いジョナサンとしての記憶や人格が喪われている(というよりは『ケイオス・バートランド』としての人格を植え付けられたためにジョナサンの人格が出なくなった模様)。
基本的に戦線へ出ることはないが、第六次蒼穹作戦にて温存していたマークレゾンに搭乗、大気圏外から戦場に突入した。
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蒼穹のファフナー 蒼穹のファフナーEXODUS 人類軍 ペルセウス中隊 ザルヴァートル・モデル マークレゾン