概要
仮面を付けた巨大なモンスター。神々のトライフォースと風のタクトに登場するが「仮面をつけている」ということ以外ほとんど共通点はなく、海外版ではキャラクター名が異なり別モンスターとして扱われている。
神々のトライフォース
英語表記:Helmasaur King
闇の神殿のボスとして登場。ヒップループの親玉。
巨大なトカゲかサンショウウオを思わせる姿をしており、口から吐く火の玉や振り回す尻尾を武器としている。額が弱点であるが仮面を付けている間はダメージを与える事が出来ない。
顔の部分に攻撃を当て、仮面を割ってからが本当の勝負となる。動きが素早くなり、攻撃頻度も多くなることに注意。仮面はマジックハンマーか爆弾でしか割ることができない。
派生種
ヒップループ
神々のトライフォースやムジュラの仮面に現れる仮面やメットを被った雑魚敵。
本体は虫だったり何らかの動物であったりと被り物をしている以外はあまり一定しない。
被り物はフックショットで剥げるのがお決まり。突進して攻撃してくることが多い。
デグヒップ
トワイライトプリンセスの天空都市だけに登場した大型のヒップループ。
身につけた大型の防具は剥ぎ取れないが、その分だけ動きが遅い。
ジュエルロック
神々のトライフォース2登場する亜種。
詳しくはこちらを参照。
風のタクト
英語表記:Helmaroc King
風のタクトの物語に大きく絡んでくる存在で、ガノンドロフに従う巨大なカーゴロック。
主人公リンクの妹であるアリルを連れ浚った張本人であり、リンクが旅立つ原因となった。
通常のカーゴロックと比べて破格のサイズから大怪鳥ジークロックと言われている。
2回目に魔獣島に挑んだ際にガノンドロフの直前でボスとして登場。仮面を破壊して額を攻撃することで倒す事が出来る。それ程強敵ではないのだが、開戦当初は急に水没していくエリアからジークロックの一方的な攻撃を振り切りながら登っていく展開から始まり緊迫する。
この戦いで倒すまでに写し絵を撮っておかないとフィギュア化してもらえないため注意(他のボスは最終ダンジョンで再戦出来る為取り逃しても大丈夫)。
4つの剣+ではデスマウンテンのボスとして登場しており、素早い急降下と岩石落としで襲い掛かってくる。やはり仮面を破壊して攻略することになるが、今回は着地してこないので爆弾で叩き落とす必要がある。
また、2016年発売の『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』にも追加ボスとして登場した。
派生種
カーゴロック
風のタクトやトワイライトプリンセスに現れる鳥の姿をしたモンスター。
特徴的な鳴き声をしていて金の羽根を入手することができる。
他の生物を運んだり影の領域では影の怪鳥という化け物になる。
メディアミックス
小説「ゼルダの伝説2 神々のトライフォース」
ジーロックという名前に変えられ、娘たちの恋心を弄んだ卑劣な化け物になっている。
賢者の娘たちの夢の中で美しい青年として現れ「ハイラル城まで来れば、あなたは姫として迎えられる」と優しく声を掛け、アグニムのもとまで誘き出した。
約束通り娘たちは姫として迎え入れられたが、それは毒クモや毒サソリで溢れた闇の世界の姫としてだった。
闇の神殿に囚われていた娘は怪物ジーロックの声を聞き、夢の中の青年は彼だったのだと知って泣き崩れてしまった。そのままガノンのもとまで連れて行かれそうになったが、駆け付けた主人公によってジーロックは倒され、娘は光の世界へと返された。
ちなみにジーロックは、娘に対して「ガノン様は銀が御嫌いだ。その銀の髪飾りは外していけ」と口にしており、娘からこの話を聞いたサハスラーラたちは、ガノンの弱点が銀だと気づいた。
この情報がガノンに苦戦する主人公に勝機をもたらすこととなった。
神々のトライフォース(姫川明)
人間の男が変身した存在として登場。
本当は気の弱い小男であり、それらを隠すために鎧と仮面を身につけた姿がジークロックだった。リンクに仮面を割られたことで元の姿に戻り、怯えた様子だったのでリンクには苦笑しながら見逃された。
アグニムが「神殿に魔物を送り込め! 勇者を消すのだ!」と言っていたことからアグニム(ガノン)の配下だったと思われる。