スカッとジャパン

すかっとじゃぱん

フジテレビで放送されていたバラエティ番組の一つ。

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目次 [非表示]

1 概要

2 はい、論破!じゃんけん/スカッとじゃんけん

3 ドラマで悪役などを演じる主な俳優たち

4 主なスカっとパターン

5 余談

6 関係タグ

概要

2014年10月20日から2022年3月21日まで毎週月曜20:00 - 21:00(一部系列局では20:54まで)にフジテレビ系列27局で放送されていたバラエティ番組で、正式なタイトルは『痛快TV スカッとジャパン』。MCはウッチャンナンチャンの内村光良。

このほか、テレビ大分（日テレ系とのクロスネット）・青森テレビ（TBS系）・テレビ山口（同上）でも遅れネットで放送されていた。

職場や学校､はたまたお店や飲食店など､日常生活には必ずいるであろう自分勝手な言動をかます人達によって「ムカッとした」事を､身近な人達の機転やアイデアで「スカッと」退治したストーリーをショートドラマ仕立てで紹介する視聴者投稿型番組。ごくまれにゲスト本人が紹介する場合もある。

ゲストパネラーはVTRを見て「ムカッと」した場合､テーブルの「ムカッとボタン」を連打してその度合いを背後のパネルに表示する。また、VTR終了後にはその結末に対してどれだけ「スカッと」したかを、「スカッとボタン」を押し込むことで判定する。2015年の放送からは､完全に「スカッと」せずに「スカッとボタン」を半押しすると「ちょいスカッ」と表示されるようになった。

毎回ドラマに登場する強烈な個性の悪役達も人気で､悪役の人気投票が行われたりファンレターが届くこともある。

またBGMに何故か高確率でVOCALOIDや東方Projectアレンジ曲が使われる。

当番組が放送される月曜20時枠はHEY!HEY!HEY!の終了後、視聴率の低迷と番組の打ち切りが相次いでいたが、当番組が人気を獲得し平均10～12%前後の安定した視聴率を記録するようになったが、徐々に視聴率は低下傾向に陥り、度重なるコロナウイルスによるドラマの収録困難や再開までの新コーナーを設けてきたが2022年3月いっぱいをもって終了する事が明かされた。後番組は『あしたの内村!!』で内村光良を続投したものの、番組開始から視聴率が低迷したことを受け2023年3月に打ち切っている。

言うまでもないが、記事のあるスカッとLINEについては本番組のスカッとシリーズとは無関係である。

はい、論破!じゃんけん/スカッとじゃんけん

作曲：ヒャダイン〈前山田健一〉
振り付け：ラッキィ池田
2015年10月スタート。番組最後のエンディング前に放送。じゃんけんのあとにいやみな小ネタを言い「はい論破!」の発言をする。2016年6月以降から、「スカッとじゃんけん」としてイヤミ課長以外の主要キャラクター（大半は悪役）のじゃんけんもスタートした。彼らもじゃんけんの後に彼ら自身のお決まりネタを言っている。
2016年春以降、視聴者から投稿された振り付け動画もワイプ画面で紹介している。
なお、過去には「はい論破!占い」のミニコーナーもあった。
2016年春以降、2時間スペシャルや3時間スペシャル等スペシャル編成時のみ休止する場合が多くなり、2017年3月20日で終了。
2017年4月からは「はい、論破!じゃんけん/スカッとじゃんけん」の代わりに、再現ドラマに関連したトークを行なう。

それ以降は、フジテレビの番組で唯一じゃんけんができるデータ放送はめざましテレビのみとなった。

ドラマで悪役などを演じる主な俳優たち

木下ほうか
- イヤミ課長こと馬場智明を演じる。
- この番組の『顔』『裏の主役』ともいえる人物。

菜々緒
- 悪女エリカを熱演。彼氏や同性の同僚・部下のことを見下し、周囲の人々に自信過剰で嫌みな言動を振りかざしていくが、最終的には屈辱的仕打ちを受けることになる。しかし2015年以降は話によっては単なる悪女ではなく、パワハラ上司のように振る舞いつつも別の悪役を懲らしめたり主人公を助けるなど、さながらダークヒロインのような活躍を見せる機会が増えた。その代わりかたまに彼女の亜種とも言えるようなキャラが登場している。

佐藤仁美
- ムダムダおつぼねこと大原静香を演じている。「ムダムダ」が口ぐせで、自分にとってムダと思うと「ムダ」と連呼するが、最後にはこれが裏目に出て上司に怒られるなど自滅する。
- 話によっては保育士やナースなども演じることもあり、初登場回の「自由研究代理戦争」では授業参観に参加しているイヤミな母親として登場している。また、最近は尾びれのついた噂を流す厄介な隣人・桑原敏子というキャラも演じるようになった。
- 2017年頃からは「言ってやったスカッと」で、凶暴な口調による一喝で悪役を成敗する正義キャラ張切優美を演じるようになったのを機に悪役担当からは事実上卒業した。

小林麻耶
- 元祖ぶりっ子悪女・内田美樹を演じる。「アイラブマネー」が初登場。
- ぶりっ子の行動は様々だが異性や出世がらみで主人公や周辺人物に迷惑をかけるが、好意を持っていたイケメンにばれて見放されるというオチが多い。
- 後述する北条里菜は実妹の小林麻央の看病に際しての仕事の休みの際に誕生したキャラである。
- なお小林自身は2018年夏をもって芸能界を引退したが、約一年後に復帰している。

夏川加奈子
- 「迷惑な乗客」で初登場し、「迷惑!わめくオバサン」で山村紅葉と共演して以降は最強迷惑モンスターズの片割れとして登場するようになった。主人公に文句を言う山村に「私も今全く同じことを思った」「言ってやんなさい！」と乗っかることが多い。だが話によってはオチで主人公側に寝返ったり、山村が撃退されると慌てておべんちゃらを宣うなどして誤魔化そうとする為、ある意味性質が悪い。
- その合いの手スキルの高さは「合いの手の達人」と称されるほどである。
- 滅多にないが、2017年1月2日に放送された「大量発生!ムカッとモンスター(スーパー編)」で山村が演じる「現金ネコババ夫人」など、悪役以外のキャラを演じることもある。

山村紅葉
- 「でしゃばり伯母さん」で初登場し、夏川加奈子とともに最強迷惑モンスターズとして登場するようになった。周りの目を気にせず騒ぎ立てて我が物顔で振る舞ったり、理不尽ないちゃもんや迷惑行為を行っていくが、最終的には恥をかいたり損害を受けるなどの制裁や、叱責を喰らう。甲子園球場のサイレンの様な声を上げて泣きわめいたり、「悔しいーーッ！！」と負け惜しみを吐きながら退場するのもお約束。
- 前述した「大量発生!ムカッとモンスター(スーパー編)」の「現金ネコババ夫人」などソロで悪役を張ることも。

津田寛治
- 「悪魔のクライアント」で悪役として初登場。その後は短編の「ショートスカッと(ちょっとスカッとする話)」シリーズでわがままで自分勝手なろくでなし男を演じる。
- 最後は天罰が下って恥をかくのは他の悪役と共通…だが、彼の場合物理的に酷い目（派手に転ぶ、持っていた飲み物を被る、酷い場合は池に落ちるなど）に遭うことが多い。
- 後述の竹内に倒されたことも。

森下能幸
- 津田寛治同様「悪魔のクライアント」で初登場。それ以降は主に『大逆転スカッと』シリーズで出演することが多い。

前川泰之
- 「でしゃばりパパ」をはじめとするダメパパを演じることが多い。たまに悪役以外も演じる他、最近はしっかりと改心して真っ当なパパになるオチが多い。2018年まで出演。

笹野高史
- 「最終電車の酔っ払い」や「俺の酒、呑めねぇのか!」など迷惑なおじさんを演じることが多かったが、2016年代から短編シリーズ「スカッとばあちゃん」シリーズを演じるようになり、悪役ではなくむしろ迷惑な人を懲らしめるキャラとして登場するようになった。

忍成修吾
- 元祖ダメ彼氏。ダメ彼氏のパターンは様々だが外国語を流ちょうに話すことが多い。

ジュディ・オング
- 「駐車場トラブル」や「俺は20歳!」など華麗に悪人を一喝するセレブとして登場する(通称「世直しジュディ」)。たまにパネラーとして出演することもある。
- 本番組において悪を懲らしめる立場のイメージが強い彼女だが、初登場「店長じゃなきゃイヤ！」では何と悪役だった。店長以外にはクリーニングを絶対に頼まないセレブママという役。

宍戸美和公
- メチャクチャな理由で値引きを迫ったり、ドケチな行為で店員泣かせの迷惑を掛けまくるケチケチ母ちゃんがお馴染み。
- スーパーを中心に現れるが、レストランやカラオケショップ、果ては旅館に出没することも。毎回窃盗まがいの行動をとるがそこはスカッとジャパン、ズルや迷惑行為がバレて赤っ恥をかいて退場する。常識人の息子に怒られるオチも定番。
- 番組初期から出演しており、宍戸の初登場は「街の風紀モンスター」。意外にもドケチとは全く関係なかった。
- 前述の最強迷惑モンスターズや、後述の食いしん坊母ちゃんとコラボしたことがある。
- さらに、レギュラー放送最後のスカッとドラマの悪役も彼女だったりする。

戸塚純貴
- 「青春スカッと"黒い生徒会選挙"」で悪役として初登場し、それ以降も悪役として登場することが多くダメ彼氏・カズピコが有名。カズピコシリーズで彼女役兼主人公役として小宮有紗が演じることが多い。
- 「カズピコ」の通称はそのままに、ネットで知り合った男、大学の先輩としての登場も。
- 2016年1月25日に放送された「俺は、モデルだから!」では再現ドラマ終了後、戸塚本人が特別ゲストとしてスタジオに出演した。
- ごくたまに悪役以外のポジションで出演することもたまにあり、登場「となりの寿司ドロボー」では主人公の彼氏として登場し、27時間テレビ内で放送されていた「幕末スカッと ”坂本龍馬VSイヤミ奉行”」では木下ほうかが演じるイヤミ奉行を懲らしめる坂本龍馬役で登場していた。

中村静香
- りなっしーこと北条里菜を演じる。ぶりっ子悪女の2代目。
- 2017年秋以降は主婦役、ダメママ役で登場するパターンもある。

竹内力
- ショートスカッとで初登場して、津田寛治が演じるろくでなし男を懲らしめる役回りだった。しかし、そのインパクトから「リキッとジャパン」としてシリーズ化され、突拍子もない所から顔を出し、突然悪人の前に現れてはすごい形相で恫喝して懲らしめる。登場の仕方や恫喝の際の形相がホラー映画顔負けに怖過ぎる為に、主人公やその場に居合わせた人々はおろか、パネラー達からもドン引かれる事もしばしば。一方、主人公には優しく紳士的。
- 一度だけ恫喝が効かなかった悪人もいるが、その際はある特殊な方法で改心させた。

福澤朗
- カルメンの「闘牛士」のテーマをバックにテロップ付きでうんちくを語りまくって周囲を辟易させる高学歴うんちく男で登場。「同窓会の自慢野郎」が初登場。下らない価値観や偏見を家族に押し付けるダメパパとして登場する事も少なくない。
- ちなみによくオチで改心して腰が低くなる事も多い。

緋田康人
- 「小さなヒーロー」が初登場。それ以降も悪役として登場し、なかでも短編シリーズ「一撃KOスカッと」では思わぬ一言でノックアウトされる役回り。
- スカッとばあちゃんに倒される役になったことも。

蛭子能収
- 主にスーパーで迷惑行為を働く輩として登場することが多く、「スカッと解決ランキング」シリーズでは出演回数が多い。
- その印象や性格からか、パネラーからは「蛭子さんのプライベートじゃないの？」といじられることも多数。
- 意外にも、FNS27時間テレビ内で放送された「一撃スカッと」(坂上忍が悪役を演じている)では珍しく悪役以外で出演している。

小松利昌
- 短編のひとつ「天使の一言スカッと」シリーズで迷惑な大人として登場し、子役が演じる純粋な一言を聞いて改心させられることが多い。

MEGUMI
- 出身地や息子・夫の自慢で他人に迷惑をかける高慢でセレブなボスママ・岡崎悦子を演じる。モンスターペアレントを兼ねている事も多い。
- 最後には周囲の人間から自慢した内容の矛盾点を指摘される、あるいは愛する我が子に注意されるなどして、赤っ恥をかかされる事になる。また取り巻きを2人従えて行動しているが、最終的に取り巻き達から一緒に恥をかかされた事を詰られたり、逆に取り巻き達に責任をなすりつけるなど、見苦しい仲間割れを起こす事もある。
- 実は元々パネラーのポジションだった。しかし役柄が定着しているためか内村からは「もうここ(パネラー)へは戻れない」と評している。

加藤諒、坂口涼太郎
- よくコンビで登場する。見かけた女性をルックスや胸で決めつけて勝手に評価するなど"女の敵コンビ"というキャラを演じる事もあれば、ユーチューブの撮影という名目で騒ぎまくる迷惑行為、レストランでバカッター行為を行ったり(いわゆる炎上系)。先述した紅葉・夏川コンビの青年バージョンといったところか。
- ソロで登場、あるいは別の演者とつるむ事も多かった。

濱田マリ、水橋研二、長崎すみれ
- 妻・夫・娘の3人が家族そろって図々しい行動をとりまくる「図々しいファミリー」を演じた。3人とも関西弁を喋る。最後は主人公やその周辺の人物が仕掛けた罠にかけられ、一家揃って散々なしっぺ返しを受けてしまう。
- 濱田が単独で出演するケースも多い。

高橋メアリージュン
- くだらないことで突然発狂しながら若手を徹底的に見下し、陰湿かつ高圧的なパワハラで主人公をいびっていく別所カオルを演じている。しかし、最後は子供から成敗されたり(前者は鉄拳制裁、後者はマネージャーの前でパワハラ行為をばらされる)、客から糾弾されたりと因果応報の結末を受ける。また、客の前では愛想笑いという裏表の激しい一面も見せているが、最終的にはバレてしまっている。

片瀬那奈
- イケメンの前では後輩を蹴落としながら色目を使う豹変お局・片桐沙樹という佐藤仁美が演じる大原静香とは違ったベクトルで厄介なおつぼねを演じる。しかし、最後は裏目に出る結果の仕打ちを受け、「くそっ!」と悔しがるオチを迎える。
- だが悪役以外のポジションを演じることもあり、ダメ夫の妻役として出演することもある。

高杉真宙
- 恋愛シリーズの先輩役を主に務めている。他、店員神対応シリーズでも出演。

池田純矢
- 主に態度の悪い店員や素行の悪いDQNタイプの嫌な男役で出演。「言ってやったスカッと」や「スカッとばあちゃん」などの複数のシリーズに出演。外の人は元ゴーカイシルバー。

上遠野太洸
- 主に表面上は優しいが、その実卑劣な本性を秘めた二面性タイプの嫌な男役で出演。初出演時は高杉真宙と新旧仮面ライダー対決のような展開になった。更に佐野岳と共に悪役として出演を果たした。バカップルの片割れだったり、ダメ夫役の経験もある。

赤ペン瀧川(瀧川英次)
- 悪役。初登場は「大量発生！ムカッとモンスター　バス編」の１本目。
- スカッとばあちゃんにやり込められる役であることが多い。

斎藤こず恵
- 試食だけをバカ食いしたり、食べ物をいかに安く多く摂取するかで迷惑な行為を働き、時には子供をも免罪符にする食いしん坊母ちゃんを担当。前述したジュディに諭されて改心するオチがなぜか多かった。
- また、パネラー達から元々天才子役だったことをネタにされることも多い。

アンミカ
- くだらないことでマウンティングをかましたり、騒ぐ子供を叱らないで放置するダメなセレブママ役。あるいは、嘘でズル休みを連発したり変なルールを強要する厄介な上司役も。

小島瑠璃子
- ただの指導や注意をパワハラとみなしてゴネたり(いわゆる逆ハラ)、遅刻を繰り返したり、ミスや嫌な事を押し付けたり、新人(後輩)の立場を利用して周囲を困らせるモンスター社員役を担当。最後は同僚や同期社員からマジ説教を食らったり、自分やってきた仕打ちでやり返されるといった屈辱等を味わう事になる。
- 役名は本名をもじってか野島百合子、通称のじゆり。

長嶋一茂
- 経営者の息子(御曹司)であるのをいいことに怠け者なボンボン上司・中島茂一を演じる。
- 一茂自身が平凡な主人公を見下す毒舌な父親役を演じることもあり、ツネ夫という息子が登場したことも。
- いずれも最終的に意外な才能を発揮した主人公や周辺人物の機転を前にやり込められたり、罰が当たる事になる。

滝沢カレン
- 女子力を自慢しては女友達をこき下ろしたり、周囲の客に迷惑をかけたりなどの嫌味なイマドキ悪女・大滝カリナを演じる。
- 最終的にやり込められたり、窘められた際には、一言呟く形で反省するパターンがお約束。、だがその一言をはじめ、全体的に言葉の表現があまりに独創的過ぎて、劇中もパネラー達から度々ツッコまれたり、どこからどこまでが演技なのか素なのかわからないとネタにされることも多い。
- 一度だけスカッとばあちゃんとコラボして倒されたことがある。

松下由樹
- 後述の「言ってやったスカッと」において「尾長夕子」役で登場。街で出くわした迷惑客や店員にキレる役の佐藤に対して、松下はダメな夫にキレる役であることが多い。
- 初登場時は悪役であった。

泉ピン子
- 病院や飲食店などで周囲を顧みずやかましく騒ぐ嫌なおばさん、または嫁に嫌味を言っていびる意地悪姑「小泉倫子」として登場。通称「ガミガミおばさん」。取り巻きのおばさんを連れてくるケースも少なくない。オチは大抵、大物俳優に言い負かされて大恥をかく。
- 特に、南果歩演じる女性「北かほり」にやり込められることも多い。