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スカーレットブーケ

すかーれっとぶーけ

日本の競走馬・繁殖牝馬(1988-2018)。1992年京都牝馬特別・中山牝馬ステークスなど重賞4勝。ダイワメジャー・ダイワスカーレット兄妹の母として知られる。
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プロフィール

生年月日1988年4月11日
英字表記Scarlet Bouquet
性別
毛色栗毛
ノーザンテースト
スカーレットインク
母の父クリムゾンサタン
生産社台ファーム(北海道千歳市
調教師伊藤雄二(栗東)
主戦騎手柴田政人、武豊、千田輝彦など
競走成績21戦6勝
獲得賞金3億1175万円

父は当時の社台グループ主力種牡馬にして、1982年から日本リーディングサイアーを続けていたノーザンテースト


スカーレットインクアメリカ合衆国生産・調教。母系の一族から1969年のアメリカ無敗二冠馬・マジェスティックプリンスを輩出した血統に注目され、日本に繁殖牝馬として輸入された。

のちに、スカーレットブーケをはじめとする娘たちの子孫から多数の重賞馬が輩出され、「スカーレット一族」と呼ばれる牝系が形成されることとなる。


全姉のスカーレットリボン(1985年生)は報知杯4歳牝馬特別(GⅡ、現:フィリーズレビュー)勝ち馬。同じく全姉のスカーレットローズ(1987年生)の孫に、エルコンドルパサーの代表産駒にしてGⅠ・JpnⅠ計9勝を挙げたヴァーミリアンがいる。


※本記事の表記は旧馬齢表記(現在の表記より+1歳)を用いる。

競走馬時代

1988年4月11日誕生。両親ともに栗毛であり、身体は小さいがとても頑健な父ノーザンテーストと、わずか1戦0勝で引退したものの力の強さと気性の荒さを持つ母スカーレットインクの長所を受け継ぎ、筋肉質な好馬体とレース向きな気の強さを持って生まれた。顔には鼻まで通る大きな白斑があり、父の雰囲気をよく伝えていた。


1990年7月、栗東・伊藤雄二厩舎からデビュー。新馬戦を5馬身差圧勝すると、2戦目の札幌3歳ステークス(GⅢ、現:札幌2歳ステークス)で早くも重賞初制覇。

しかしその後はソエ(骨膜炎、成長途上の競走馬の脚に過負荷がかかることで起こりやすい炎症)を発して調教が進まず連敗、3歳を4戦2勝で終えた。


1991年(4歳)、1月のクイーンカップ(GⅢ)で重賞2勝目を挙げ、牝馬三冠戦線に挑む。しかし、桜花賞シスタートウショウの4着、オークスイソノルーブルの5着、エリザベス女王杯(注:当時秋華賞はまだなく、女王杯が牝馬三冠の最終戦)はリンデンリリーの3着にそれぞれ敗れた。


1992年(5歳)、2月の京都牝馬特別(GⅢ、現:京都牝馬ステークス)・3月の中山牝馬ステークス(GⅢ)と連勝し、重賞計4勝。

その後春から秋は勝ち星が伸びずも、12月のターコイズステークス(当時OP、現GⅢ)を58kgのトップハンデを背負いつつも勝利。心身の疲労から、これを最後に現役を引退した。


繁殖牝馬時代

引退後、故郷の社台ファームで繁殖牝馬となり、1994年2010年の間に14頭の仔を出産。

その中から、

19戦3勝。新潟3歳ステークス(2000)勝利。引退後は母としてダイワファルコン(2012・13年福島記念連覇)を産んだ。

28戦9勝。皐月賞(2004)、天皇賞秋(2006)、マイルチャンピオンシップ連覇(2006・07)、安田記念(2007)のGⅠ5勝。種牡馬としても8頭のGⅠ級優勝馬を輩出。

12戦8勝。桜花賞秋華賞エリザベス女王杯(2007)、有馬記念(2008)のGⅠ級4勝。デビューからの12戦連続連対(2着以内)はJRA所属牝馬の最高記録。


と、3頭の重賞馬を産んだ。特に2007年有馬記念で兄妹対決も果たしたダイワメジャー・ダイワスカーレット兄妹の母として名高く、きょうだい合計GⅠ・JpnⅠ9勝は、オリエンタルアートの産んだドリームジャーニーオルフェーヴル兄弟と並ぶ記録である。


繁殖も退いた後は功労馬として健康に過ごし、2018年7月12日に老衰のため30歳で大往生を遂げた。


関連項目

競馬 競走馬 繁殖牝馬 91世代

ダイワメジャー ダイワスカーレット ノーザンテースト

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