概要
星のカービィシリーズに登場する伝説の杖。夢の泉のパワーの源で、赤と白の模様の棒の先に星がついたデザインになっている。
『夢の泉の物語』及び『夢の泉デラックス』では、ラストバトルのみ使用可能な特殊なコピー能力、最終決戦能力でもある。
効力など
夢を生み出す能力を持つポップスター(プププランドのある惑星)の秘宝の一つ。
ポップスターの果てにある夢の泉の中心にささっていて、これがなくなると夢の泉の力がなくなるので、プププランドの住民は夢を見ることができなくなってしまう。
ただし、『夢』というカテゴリに区別されるものならば例え悪夢であってもその恩恵を受ける事になってしまい、悪夢から生まれた存在であるナイトメアはこれを利用して悪夢をばら撒こうとしていた。
それを察知したデデデ大王は自ら汚れ役を買って出てスターロッドを夢の泉から奪い取るという手段を取り、ナイトメアが現実世界へ侵攻しようとするのを防いでいた。どういう方法を使ったかは不明だが分けることもできるらしく、デデデ大王は7つに分けて自身、及び手下や協力者達に持たせていた。
武器として扱うこともでき、カービィはこれを用いて夢の泉から生まれた悪夢・ナイトメアを打ち滅ぼした。コピー能力で使う時は、スターロッドをふりまわして、星型の部分から星型弾を発射して攻撃する(威力はやや落ちるが直接の殴りつけも有効)。なお、前述の通りナイトメア戦の専用コピー能力なので、通常ステージでは使用不可能である。
『夢の泉の物語』(およびリメイク『夢の泉デラックス』)でのナイトメアウィザードが弱く感じられる直接の原因の一つでもある。なぜなら、ナイトメアウィザードが発射してくる黒い星型弾は、スターロッドで殴りつけると破壊できる(前形態のナイトメアパワーオーブの攻撃は打ち消せない)ため、相手の攻撃を打ち壊して防御できる。しかも振り回しながらナイトメアウィザードに体当たりした際にも、ダメージから身を守ってくれる上に、星型弾より威力は劣るが振り回しによる攻撃をぶつけることも可能。ナイトメアウィザード殺しという例えが冗談に聞こえないほどの性能を持った、攻防一体の能力なのである。
このスターロッド及び夢の泉はポップスター固有のものではなく、ポップスター近辺にある7つの星にも存在する。(『スーパーデラックス/ウルトラスーパーデラックス』の「銀河にねがいを」より)
杖の先にある星は過去にプププランドに流れ落ちた星くずのかけらであるといわれている。
ハルカンドラ
『星のカービィWii』での情報によると、スターロッドと夢の泉はハルカンドラで作られた「ユメをうむふしぎなアイテム」である可能性がある。
7つの星の夢の泉を用いて呼び出すことが出来る、あらゆる願い(夢)を叶える機械仕掛けの大彗星「ギャラクティック・ノヴァ」との関連が見られるが具体的な詳細は不明。
スターロッド単体で夢を生み出しているわけではないので、ハルカンドラが作ったのは泉にある噴水のようなオブジェだけという考えもある。
杖の棒の部分も作っているのであれば両方作ったことにはなるが、プププランドの住人が何かのために作った可能性や虹のしずくとハートスター、クリスタルの変化例があるため不明。
肝心の情報源が虚言の魔術師ことマホロアのみであるためその信憑性は定かでない。しかし、彼と繋がりがあると思われる者が実際にポップスターに訪れノヴァを呼び出しているためある程度は信頼が置けるかもしれない。
どちらにせよ明言はされていないので、あくまでファンサービスの為の仄めかしに過ぎないと考えるも彼の発言を元に考察を繰り広げるのもプレイヤー次第である。
アニメ版
最終話「飛べ!星のカービィ」に登場。ナイトメアが見せたカービィの悪夢の中で、フームが呼んだワープスターをカービィが吸い込んだことで変身。通常のコピー変身時と異なり、変身後に能力名のスターロッドと叫ぶのも特徴。
夢の中にしか実体を持たないナイトメアに唯一対抗できる手段であり、ナイトメアの隠された秘密でもあったが、生まれながらの星の戦士であるカービィは無意識のうちにそれを理解しており逆転するに至った。無数の星を生み出してナイトメアを取り囲み、見事消滅させる(夢から覚める)ことに成功。
ただ、あくまで夢の中の変身であるためプププランドにあるワープスターを飲み込んでもこれに変身できるかどうかは不明。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは初代から武器アイテムとして登場する。
通常の打撃武器としても扱えるが、横強攻撃や横スマッシュで攻撃すると星型の弾を飛ばせる(ただし弾数には限りがある)。
投げてぶつけた時のふっとばし力も高め。
関連イラスト
関連タグ
マリオストーリー…非常によく似たデザインの「スターのつえ」が登場する。こちらは手にした者の夢を叶える力を持っている。
