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スライム

すらいむ

粘性物質等の総称。本記事ではファンタジー・SF等の作品に登場する、ゲル状もしくは軟体のモンスターについて扱う。
目次 [非表示]

概要

スライム(英表記:slime 「汚い粘液」)とは、粘性のある泥状の物質、湿っていて柔らかく粘着性のあるもの……いわゆる「どろどろ」「ぬるぬる」したものを大雑把に指す言葉。

Goo」や「Ooze(滑りのある泥)」「Blob(粒状の液体)」「アメーバ(Amoeba 「不定形原生生物」)」とはほぼ同義。

その為(スティーブ・マックイーンが主演してるので有名になった)『The Blob』の日本でのテレビ放映時のタイトルが『SF人食いアメーバの恐怖』であった。


pixivにおいてはおおむねSFファンタジーなどを題材とした作品に登場する怪物モンスターを指して使われており、本記事ではこれを解説する


その他の用例は以下など。数を挙げれば切りがない。

  • 魚や軟体動物などの表面に存在する粘液(特にヌタウナギさんは夥しく出すので『スライムイール』と呼ばれる)。
  • 銅の電気精錬時に不純物として生ずる汚泥。多種の金属を含むため資源として使われる。
  • 硼砂の水溶液とポリビニルアルコールを混合すると生成されるゲル状物質。いわゆる玩具としてのスライム。

スライム


インド洋の地下で発見された、地熱(摂氏300度cくらい)を好む生き物の生態系が、

HYPER(超)thermophilic(熱いのが好き)Subsurface(地殻内)LIthoautotrophic(化学合成独立栄養)Microbial(微生物)Ecosystem(生態系)を略して

HYPERSLiMEと命名される。


以前から各詩人のネタになっていた、スコットランドウェールズの草原に落ちているというか生えている、「心太(ところてん)を煮て落としたような」スターゼリーと呼ばれる白い半透明のぷにぷに(うんこだか藻類のネンジュモだかメソテニウム(mesotaenium) 一回調べた人は「バクテリア湧いてたけど違うっぽい」といって情報を出したところ変形菌spumaria-alba見たいというリプライが来た、またシアノバクテリアだかカエルとかの卵のぷにぷにかなんか)と、ソレに関する、「落ちた星」とされるので、スコットランド語でプウドルサール(Pwdre ser「星腐り」)と呼ばれる意味付けはHPラヴクラフト宇宙からの色』のネタ元になった他、映画『The Blob』(出てる俳優の名を冠した『マックィーンの絶対の危機』と言う邦題になった)にも取材した節がみられる。この映画(公開が1958年)、JPブレナンの短編『Slime』(1953年)と共に、軟泥などの呼称であったSlimeが動いて人とか襲う、ぬとぬとにゅるにゅるぷにぷにぷよぷよした怪物として有名にさせる契機と思しき英雄コナンの二次創作品の1編『石碑の呪い』(1960年代)でぬとぬと(名前がない。でも「酸で獲物の骨以外を溶かす」「動きがのろい」「火に弱い」と後のスライムぽい特徴がある)が出ているがロバート・E・ハワードが1930年代に発表した本編コナンの方の1『忍び寄る影』でも、Thogと呼ばれる、「ヒキガエルのような顔」が付いたにゅるにゅるモンスターが出ている。


TRPGの祖ダンジョンズ&ドラゴンズでは、ゼラチナスキューブやオーカージェリーなどOoze系、ブラックプディング、グリーンスライム他夥しいスライム系モンスターが出る。


粘性生物として描かれるスライム

スライム

スライムは森にあった粘菌の発見や、それに伴った怪奇小説の台頭などがきっかけで誕生した、割と歴史の新しいモンスターである。

小説や映画においては「巨大化したアメーバ」「動くゲル」などのイメージで表現される扱いが多く、海外で生まれたTRPGやファンタジー小説などで描かれるスライムも、基本的にそのイメージを共有している。

作品によっては、体が溶岩や泥で出来ている事もある。


ダンジョンや薄暗い洞窟などにじっと潜んでいる姿は、注意して観察しないと一見、水溜り岩場のシミの様にしか見えない。

その存在に気付かずスライムの側まで近づいてしまった場合、哀れな獲物はさしたる間もなく粘性の身体に包み込まれてしまうだろう。

天井から落下するようにして覆いかぶさってきた場合、まず回避はできない。

いったん取り込まれれば脱出は難しく、スライムの大きさによっては、仲間に助け出される間もなく瞬時に消化されてしまう事すらある。


作品によって扱いは異なるが、基本原生生物ゆえ知性は持たず、交渉の余地も無い恐ろしい存在だ。

以上のように、トラップとしての役目を持つ事も多い。

打撃などのいわゆる物理攻撃が効かない事も多く、火などで対処するのがお約束。

ちなみにアメーバ等のイメージから動き自体は緩慢な扱いが多く、場合によっては『包み込む以外の攻撃手段に乏しい』『初心者でも発見してから余裕で対処可能』との特性が凶悪性以上にピックアップされて、後述のぷるぷる型並みの雑魚として扱われる扱いも少なくない。


あと特定界隈ではこちらのタイプの方が、ぷるぷる型よりも圧倒的に人気が高い。理由は聞くな


ぷるぷるした生物として描かれるスライム

051 マリンドロップ/ゼラチン

ウィザードリィ』シリーズや『ドルアーガの塔』など、コンピュータゲームでも定番のモンスターとして登場しており、この時点ですでに序盤に登場する最弱モンスターとしての地位を確立している。

ただし、モンスター全体から見てパラメーター的に最弱であって、終盤のレベル50のフル装備で戦うドラゴンよりは、序盤レベル1で貧弱な装備でスライムと戦う方が難易度が高い場合もあり、決してゲーム攻略的には簡単にいかない場合もあるので注意が必要(ドルアーガや初期ドラクエなどが顕著な例)。


加えて、ファミコンソフト『ドラゴンクエストⅠ』に登場した鳥山明デザインのスライムは当時としては斬新であった。

水滴状の身体に、くりくりとした目と半開きの口を備えたとぼけた風貌は、従来のスライムにあったイメージを払拭し、新しいイメージのスライム像を構築に成功した。反面、既存のスライム像を壊し〈スライムの概念〉そのものを変質させてしまった事実も否めず、影響が大きい故に功罪併せ持つ存在である。


このタイプのスライムは、先述した様な不定形のアメーバ状生物ではなく、グミの様な柔らかくて弾力がある質感、まん丸で顔や表情が付いており、攻撃方法も溶解ではなく主に体当たりとされている。

また、ドラクエのスライムの様に、愛嬌のあるデザインで作品のマスコットキャラクターを兼ねる扱いもある。

ただし作品によっては、その柔軟性ゆえに衝撃をたやすく吸収する高い防御性能を有した「壁」として厄介な存在であるケースも。


関連キャラクター

※:他にも知っていて加筆する場合は、ピクシブ百科事典に『スライム自身』か『登場作品』の個別記事があるもののみお願いします


名称が『スライム』であるもの


独自の名称をもつもの

※作品名50音順


漫画・アニメ


小説、ライトノベル


ゲーム


特撮


そのほか





その他

スライムを女体化した、いわゆるモンスター娘にあたるものはスライム娘の記事にて。

同名の個別記事のみ以下に列挙。


関連タグ

モンスター 怪物 生物 ファンタジー SF アメーバ

ゲル 液体 不定形 雫型 タマネギ型 ぷるぷる

  ヘドロ 溶解  エレメンタル

寒天 グミ ゼリー わらび餅 植物


スライム娘 スライム化

スライム姦


リージス・アルテア(HolostarsEN…肩書がスライムの勇者。リスナーのデザインがスライム。


類似モンスター

ブロブ / ブロッブ


関連生物

アメーバ 粘菌 / 変形菌


他の記事言語

Slime


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