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ズェピア・エルトナム・アトラシア

ずぇぴあえるとなむあとらしあ

『MELTY BLOOD』の登場キャラクター「ワラキアの夜」のかつての姿。本項では『Fate』世界における彼を記載する。
目次 [非表示]

「つまりこれは、単なる可能性の残滓だ。世界の選択によってはワラキアで成り果てただろう私と相似しながらも、決定的に異なる現象のひとつだ。......ああ、そうだ。遥か極東の神秘にならって、タタリの夜とでも言えばいいか」


プロフィール

誕生日3月31日
身長189cm
体重62㎏
好きなもの完璧な演劇
嫌いなもの結末まで辿り着かなかった演劇
魔術回路・質A
魔術回路・量A
魔術回路・編成変質
魔術系統アトラスの錬金術
決戦の日ワラキアの夜

概要

魔術協会の三大部門の一つである「アトラス院」の院長。

メルティブラッドでは世界を救うための計算の果てに狂気にたどり付きワラキアの夜となった彼だが、死徒二十七祖という枠組みが存在しないFateシリーズではアトラス院を出奔せずに死徒となりながらも院長の座についている。


月姫世界では狂ってしまったが、こちらの世界では演劇風の喋り方は変わらないまま冷静で落ち着いた人物となっている(恐らく月姫世界でも元の人格はこんな感じ)。演劇の事は勿論こよなく愛しているとの事。

根っこは傍迷惑な性格らしく、彼に養育された養子である娘はその傍迷惑さに影響されて、表層的な性格が「月姫」世界から変わっている。


アトラスの錬金術師としての能力で、ブラックモアの名を冠した死徒同胞になる可能性は、1700年近くも前を最後に摘まれていると演算している。同時に二十七祖として狂人となった平行世界の自分も概ね把握している。


Fate世界では二十七祖の枠組みこそないものの死徒の能力格差はあるらしく、ズェピアを含めた月姫世界の祖にあたる者たちはこちらでもトップレベルの模様。それ故か彼らは上級死徒と呼ばれている。


また、月姫世界では第六法(第六魔法)に挑み、敗れたが、Fate世界では第三魔法を希求しているということがロード・エルメロイⅡ世の事件簿で明らかになっている。

二十七祖が成立せず、ワラキアの夜となっていない世界で求めたものが違うことから、月姫世界とFate世界を隔てる差異の一つではないかと関連が疑われる。


外見的容姿は義娘と比べると服装、担当絵師のクセ程度でワラキアの夜と殆ど変わらない。


能力

死徒であるため吸血鬼特有の弱点を有しているが、間接光程度なら「煩わしい」で済ませるなど、相当に対策を行っている。外見だけなら20代の青年にしか見えないが、死徒として普通の寿命も超克しており、西暦1400年頃に院長に就任して以降、現在までの数百年もの間、一度も代替わりしていない。


アトラス院の錬金術師として、分割思考、高速思考による演算処理を行う。その演算能力は未来や並行世界を算出することすら可能。グレイの故郷を訪れたロード・エルメロイⅡ世ライネス・エルメロイ・アーチゾルテが、自分の拠点も訪れて遭遇することがわかっていたのもこれによるもの。


無限でなくとも無数に存在する並行世界のすべてを算出することはできないが、可能性をふるいにかけ、あり得る可能性を指摘する。この世界においてⅡ世が訪ねてくることは確信を持てたが、ライネスが来るかどうかについてはあまり自信がなかったという。

彼の演算によるアドバイスは有意義というより、後で有意義だったと気づかされるものである。あまりに俯瞰した位置から話しかけているため、現実すらも架空世界(きゃくほん)の1つとしてしか認識していない。話を聴いている側も「大きなくくりで、ニンゲンと話している気さえしない」。


また、アトラスの七大兵器であるロゴスリアクトの暴走を抑え込んでいたのも彼である。本来の演算速度の1割以下の、そのごく一部でフラット・エスカルドスのハッキングを遥かに上回る演算能力を持つロゴスリアクトを、ズェピアはほぼ独力の演算で抑え込むという離れ業をやってのけている。


自分のもとを訪ねてきたⅡ世とライネスにワインとチーズ、干しぶどうを振舞っているが、彼の住処は雑に木材が積まれただけにもかかわらず隙間風ひとつ通さず、ワインボトルは勝手に中身を注ぎ、皿は浮いてテーブルに載せられる。魔術とは違うアトラスの錬金術であり、ライネスは「糸」を使っているのではと推測したが、いずれも詳細不明。


また瞼を常に閉じているが、周辺の認識に支障はない。


登場作品

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿

グレイの故郷でロード・エルメロイⅡ世の前に現れる。

アトラスの七大兵器「ロゴスリアクト」でエルメロイⅡ世とグレイに過去を再現するというタタリやレイシフトを髣髴とさせる技術を披露した。

『アトラスの契約書』に抵触しない形でロゴスリアクトの暴走を止めるためにグレイの故郷に滞在していたが、そこに人らしい良心、分かりやすい正義感や人類愛はなく、そのように決めたのだからそうする「道具のような人。人のような道具。」という在り方をしており、メルブラの彼と比べると終末の可能性に対して反応がやや淡白である。


Fate/GrandOrder

シャーロック・ホームズの調査で名前のみ登場。アトラス最後の院長ということだけが明らかになっている。

その後の第2部3章において、「Fate」世界におけるシオンとの関係性が明らかになった。


「月姫」世界ではタタリとして狂った彼とシオンは死徒としての親子であるために関係性は最悪だったが、「Fate」世界では現役の院長である彼とシオンは義理の親子関係となっている。

そして失格親父(ダメオヤジ)呼ばわりされるほどには良好な仲になっており、シオンは彼の影響を多く受けて「月姫」世界とは大分性格が変わっている。


また、シオンの誕生日にも誕生日プレゼントを贈っている。それがアトラス七大兵器の一つの廉価版という物騒すぎる代物なのはさすがに傍迷惑な性格が窺える。

ただ彼女によると、人理漂白を相談したら自分のやってることが忙しいとして取り合ってもらえなかったらしい。


彼の旧名には同作に登場した妖精王オベロンの名が含まれており、事件簿マテリアルで『名前の類似性が深い意味を持つ魔術世界において、どのような関係があったのかは本人のみが知るちょっとした小噺』とされるなど、公式からの関係性については以前から言及されていた。


関連タグ

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 魔術協会 錬金術師 ワラキアの夜 アトラス院

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