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CV:三瓶由布子

演:寺田心(実写映画版)

概要

アメストリスを統べる大総統であるキング・ブラッドレイを義父に持ち、養子という立場ではあるが父を尊敬する礼儀正しく純真な男の子。身長110㎝ぐらい。

ブラッドレイ夫婦の間に子供が成せなかった為、遠縁の子だったのを養子としてもらい受けられる。 そのうえで義母からは「親思いで本当にやさしい子に育ってくれました」・「私も主人もこの子を宝と思っているんですよ」とまで言わしめるほど溺愛されている。


初対面のエドワード「うわぁ!!噂どおり小さい錬金術師だぁ!!」と呼びブチ切れさせているなど、年相応の天真爛漫で好奇心旺盛な姿を見せている。


関連タグ

鋼の錬金術師 ショタ






















※↓この先は物語中盤以降の大幅なネタバレになります。閲覧は自己責任でお願いします。




























「私は『始まりの人造人間(ホムンクルス)』名は『傲慢(プライド)』です」

鋼の錬金術師-プライド

その正体は主人公らに敵対する七人のホムンクルスの一人・プライド

もらわれてきた遠縁の子というのは表向きの肩書である。


七人兄弟のホムンクルスの中では一番初めに造られた長男であり、義父を演じるキング・ブラッドレイことラースや、他のホムンクルスたちの兄にあたる。最初に生まれたホムンクルスであるため自らを「始まりのホムンクルス」と呼び、自分を造り出したお父様に絶対的な忠誠を持っている。

本性を知る者たちの前では、敬語を用いた丁寧な口調は変わらないものの、プライドの名を冠するにふさわしい傲慢さと残酷さを見せる。その名に恥じず他のホムンクルスたちですら見下しているため、彼らからは非常に恐れられている。その威圧感は暴走寸前のエンヴィーグラトニーを一蹴し、サボり癖のあるスロウスもレイブン中将の口から「プライド」の名前が出ただけで仕事を再開した程。


一方で偽りの生活で義父を演じるラースことキング・ブラッドレイに対する態度は、他のホムンクルスたちと異なっており、ラースの方も他のホムンクルスのようにプライドを畏怖している様子はなく、むしろ反逆と捉えられてもおかしくない本音を話したりしている。


また自分の正体を知らず愛情を注いでくれる義母のブラッドレイ夫人には「母親」として特別な感情を抱いている。人間を「下等生物」として見下している点は他のホムンクルスと変わらないが、同時に人間は大切なものを守るためなら自分の命すら厭わない事もある生き物だと一定の評価をしているのは彼女の生き様を見た影響も含んでいる。


  • 能力

鋭利な刃物のようにも、身を縛る紐のようにも使える伸縮硬軟自在なを用いて戦い、能力に制約はあれど戦闘力はかなりのもの。お父様ホーエンハイムという論外クラスを除けば、その強さは人間離れしたホムンクルスの中でもブラッドレイと並んで間違いなく上位クラスに属する。

「影」は「お父様」の真の姿同様、無数に赤い目と牙の生えた口を有する。終盤ではグラトニーとゾルフ・J・キンブリーをこの影から摂取したことにより、グラトニーの持つ敏感な嗅覚を得た(キンブリーはともかく、グラトニーはこれにより完全に人格を喪失してしまった)。人間レベルの生命体を捕食することで、微量ながら賢者の石のストックを回復させることが出来る様子。

「影」は大木や岩盤さえ容易に砕く鋭さを誇り、光源さえあればそれを触媒に自分の足元から無尽蔵に呼び出せる。トンネルなどの閉鎖空間であれば、小隊程度は瞬く間に細切れに出来るなど、攻撃範囲にも優れる。

また本性の関係上、セントラルからその近郊までしか活動できないという制約もあり、グリード曰くセリムの体は『お出かけ用の入れ物』とのこと。その肉体は自動車で跳ね飛ばされようが、ライオン合成獣人間であるハインケルの攻撃を受け続けようが、やすやすと耐え忍ぶほど頑強である。

ただし、影という性質上強い光の中や完全な暗闇の中では「影」を出現させることができず、「セリム」の器自体が人間の子供程度の身体能力しかないため、一切の攻撃手段を失う。そして「影」はあくまでセリムの肉体の一部でもあるため、これを漏洩させたまま強い光を浴びると散滅し、賢者の石のストックも削られてしまう。


  • 末路、そして…

「約束の日」に人柱がひとり欠けていた為、人体錬成を拒否したマスタングの扉を無理矢理開けた事で、「セリム」の入れ物が壊れかけてしまい戦闘能力も格段に落ちてしまった。その後「お父様」を追おうとするエドを足止めし交戦するが、自分がボロボロに傷ついていながらも見向きもしない父の姿をエドに指摘されたことで激怒。エドの身体を新たな器として乗っ取ろうとする。

しかし取り込んでいたキンブリ―が意識に現れ妨害、加えて人間を下等生物と見下しておきながら、いざ自分がピンチになるとその人間に逃げ込もうとする醜態を「美しくない」と一蹴され動揺。それがスキとなり反対にエドに錬成で意識の中へ侵入を許し、遂に顔面を掴まれて捉えられる。

これに「殺される」と怖じけづくも、キンブリーに「殺す?貴方はエドワード・エルリックを分かっていない!」と否定され「私の中に入ってくるな」(アニメ版では「やめてくれええええええ!!!!!」)と断末魔を上げ、胎児程のサイズまで分解され無力化した。

下等生物と見下していた存在達に完敗した最強のホムンクルス。エドが己のプライドを貫こうとする反面、文字通りプライドをボロボロにされた彼が最後に思い浮かべた走馬灯にいたのは「お父様」ではなく両親としてのブラッドレイ夫妻であった。


結果的にホムンクルスたちの中で唯一生き残ったが、胎児となった事で全ての記憶を失った様子。その後、夫と息子の正体を知らされたブラッドレイ夫人に引き取られ、夫人の愛情を受け真っ直ぐな少年へと成長している(ホムンクルスだったころの名残として、プライドには無かった赤い模様が額に浮き出た)。また、2年間のうちに本来のセリムと同じくらいの年まで成長したようで、寿命が短くなってしまったのか、普通の人間並みなのか、それとも今までのホムンクルスたちのように長生きするのかは不明。



CV:津村まこと


名前は同じだが、まだ序盤にほんのちょっと登場しただけのため本性もなく、ほぼ別人で、原作とは異なりホムンクルスでなく、普通の人間である。

キング・ブラッドレイ(ただし、こちらは彼がホムンクルス「プライド」)の養子であるという設定は共通するが、養子となった経緯などは不明。

物語の流れに深く関わるキャラではなかったが、最後に義父の秘密を見てしまい、首を絞められ殺されるという非業、原作から見れば後に、セリムに適任された「プライド」に殺される皮肉の死を遂げる。


  • 余談

・旧アニメ完結後、セリム=黒幕の設定が明かされた後に描かれた4コマで、この末路を暗示しているかのようなブラックなネタが描かれたことがある。

・最終巻での4コマでは、スクスク成長しすぎたり、オデコのポッチ部分をグラマンが押すと、プライド時代の記憶が戻ったのか、義父に仕掛けた爆発事故を「ママにちくりますよ」と脅す一幕がある。

・吸収したキンブリーが敗北のきっかけになった点から、「死因は食あたり」と揶揄される事も。


  • 真の関連イラスト

「大人しく私の一部になればいい」セリム・ブラッドレイ

無題始まりの人造人間


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影属性 ブラッドレイ セリム こども長男 慇懃無礼

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