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セル

せる

セルは、細胞など複数の意味を持つ言葉。本項では漫画『ドラゴンボール』に登場するキャラクターについて主に記述する。
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曖昧さ回避

  1. 細胞・小区画の意味を持つ英単語(cell)
  2. 鳥山明漫画ドラゴンボール』の登場人物。本項で解説。
  3. 仮面ライダーOOOの用語→セルメダル
  4. アニメで使用される透明シート、及びそれに描かれる絵→セル画
  5. JanneDaArcの楽曲。作詞:yasu&kiyo 作曲:kiyo
  6. 音楽映像制作集団→supercell


概要

CV:若本規夫

ドクター・ゲロのコンピュータが作り出した、未来の世界の人造人間
バイオテクノロジー(生物工学)によって生み出された人工生命体(バイオロイド)であり、これまでアンドロイドサイボーグが主流だったゲロの作品の中でも一線を画した個体。

ゲロが密かに採取した孫悟空ベジータピッコロフリーザなどの戦闘力の高い人物をはじめ、その仲間であるZ戦士や数種の生物など様々な細胞が組み込まれており、その遺伝子情報から彼らの用いる技の情報だけでなく、種族特有の体質などを兼ね備えた、作中に登場する戦士の中でも特に異質な存在。

名前の由来は前述の「細胞」を意味する英単語「cell」から。

作中での活躍

元々はドクター・ゲロ自身が「戦闘の達人たちの細胞を合成したバイオ人造人間」の研究として開発を進めていたが、完成までに膨大な時間を費やすことから断念。しかし、その後もゲロのコンピューターが稼働を続けていたことでその研究は進められ、AGE786年(悟空が心臓病で死んでから24年後の未来)になってようやく誕生する。

目覚めたセルは完全体になるべく17号と18号を吸収しようとするが、セルが目覚めた時には既に二人ともトランクスによって破壊されていた。そこでセルは、トランクスを殺害して彼のタイムマシンを奪い、17号と18号を吸収するために過去の時代へと向かう。つまり、悟空たちと共闘する未来のトランクスとはまた別次元の未来からやってきた存在ということになる。
(なお、本編の次元でのセルは、作られ始めた段階でトランクスとクリリンに研究施設ごと破壊されたため誕生すること自体がなくなった。)

タイムマシンは成体のセルには小さすぎたため、一度タマゴに戻ることでうまく乗り込み、設定されていたAGE763年に向かう。現代に降り立ったセルは成体に戻るまでに4年を費やし、その後はZ戦士との戦いを避けつつ各地で人間のエキスを吸収しながら戦闘力を高めていき、十分な力を蓄えた上で人造人間17号、18号たちを追跡する。

紆余曲折を経て二人の人造人間を吸収して完全体となったセルは超ベジータすら圧倒する凄まじい戦闘力を誇るものの、その過程で急激な成長を見せたZ戦士たちの潜在能力に興味を持ち、内に取り込んだサイヤ人の細胞がそうさせるのか強敵との戦いを渇望し、かつての天下一武道会を模した「セルゲーム」を開催。地球の命運を秤にかけ、戦士たちとの戦いを楽しもうとした。

ゲーム当日は、精神と時の部屋で修業し、ベジータやトランクスよりも遥かに強くなった悟空と早々に激突し、自分の強さに比較的近い実力を持つ悟空との戦いを大いに楽しむ。パワーで挑んだ悟空に対し、セルは余力を残したまま戦い、常に余裕を見せていた。悟空を「降参」という形で負かした数少ない敵であり、その戦いの結果は劇中の人物、そして当時の読者にも大きな衝撃を与えた。

しかし、セルジュニアに仲間達を傷つけられ、更に16号を目の前で破壊された怒りによって超サイヤ人2に変化した孫悟飯には全く敵わず、さらには悟飯の攻撃により吸収した18号を吐き出してしまい、第二形態に戻ってしまう。

自身の敗北を認めたくない一心から、セルは自爆により地球もろとも破壊することで相打ちを計る。今にも爆発せんとするセルに手立てがなく戸惑う面々の中で、悟空が最後の手段として、地球から遠く離れた界王の家にセルとともに瞬間移動し、そのままセルの爆発と運命を共にする。

自爆したセルだったが、体内にある「核」が無事であったことで死の淵から復活。18号なしでも完全体の姿に成長し、超サイヤ人2と同等のパワーアップを遂げた。同時に、その場で悟空の瞬間移動も学習できたため、すぐさま悟飯たちのいるゲーム会場跡へと舞い戻る。不意打ちのビームでトランクスを殺害し、それに発奮したベジータも一撃で薙ぎ払って見せるなど、その圧倒的なパワーをみせつけた。

負傷し片手のみしか使えなくなった悟飯とかめはめ波の壮絶な打ち合いを演じる。悟飯のパワーを圧倒するが、あの世の悟空からの後押しと、べジータの攻撃に気を取られた隙を衝かれたことで逆転され、強力な気功波に脳の核ごと飲み込まれ消滅した。

現代での戦いを終え未来に戻ったトランクスは、過去の世界で培った力で自身の次元における17号、18号を破壊。その後、再びタイムマシンで過去へ向かう準備をする素振りでこの次元で誕生したセルをおびき出し、細胞一つ残らず消滅させた。

人物像

体質

その風貌は昆虫や爬虫類を彷彿とさせる怪物のような姿をしており、タマゴ、幼虫を経て第一形態へ成長する。背中には甲虫のような羽と、先端に針のついた管状の尻尾が生えており、その尻尾を突き立てて他の有機生命体から生体エネルギーを吸収することにより、戦闘能力を向上させることができる。

同じくゲロの作品である人造人間17号18号を吸収することで第二形態、完全体と段階を踏んで成長することが出来るが、機械が組み込まれた彼らを吸収する際には尻尾先端の針穴を大きく開いて丸飲みにする方法が用いられる。完全体となると尻尾は短く収納され、今度はその尻尾から自身の分身であるセルジュニアを出産できるようになる。

その他、ナメック星人の細胞を持つことにより、頭部にある「核」が破壊されない限りは体の一部を欠損しても再生することが可能。さらにはサイヤ人の細胞により、瀕死の重傷を負うことで戦闘力を大幅に成長させるという特長も持つ。

Z戦士達の細胞をもとにしているだけあって、かめはめ波魔貫光殺砲太陽拳気円斬といった読者も馴染み深い多くの技を使いこなす。
なお、彼の製造がおこなわれる過程でZ戦士の中で唯一トランクスだけは「サイヤ人の細胞はもう十分だった」と言う事で採取されていない。

外見

≪第一形態≫

セル


前述のようにタマゴから生まれ、巨大なセミのような幼虫の期間を経て第一形態へと成長する。
体格のシルエットこそ地球人の男性に比較的近いが、前述の虫の羽や尻尾、三本指の足など、地球人とは遠くかけ離れた醜悪な風貌をしている。身体はプレートアーマーのように全身を包む外骨格で覆われており、緑色に黒い斑点の付いた不気味な模様をしている。全体的にエイリアンや虫のような印象を受ける姿をしている。

初登場時の戦闘力はあまり高くはなく、神様と融合したピッコロが十分倒せる強さであった。しかし、多くの人間の生体エキスを吸収することで大幅にパワーアップし、17号とピッコロの戦いに乱入した時にはピッコロを一蹴している。この時の強さは16号とほぼ同等である。

また、自らタマゴに戻ることも可能だが、一度タマゴに戻ると土の中で数年間過ごす必要があるという。

≪第二形態≫

ヴェ…ヴェジィーーータァァ!!!


17号・18号のいずれかを吸収することで第二形態に成長する(作中では17号を吸収した)。
前の形態に比べ若干人間に近い姿となり、ガッシリとした逞しい体つきになっている。顔立ちは分厚いタラコ唇に口元のチョビヒゲのような模様が特徴で、かなりブサイクだが以前よりも表情がわかりやすくなった。べジータからも容姿は酷評されていたが、本人は「甘いマスク」と思っているらしい。

戦闘力は第一形態を遥かに上回り、それまで互角だった16号に手も足も出させぬまま腕を破壊してみせる。だが、超サイヤ人の壁を超えた「超ベジータ」にはまるで歯が立たず、べジータを大いにがっかりさせてしまう。「完全体にさえなれば…」と悔しがる姿をみたベジータから、その完全体に成長するチャンスを与えられることになる。

≪完全体≫

セル


二人の人造人間を吸収することで完全体へと成長する。
顔や首回り、手などは人間の皮膚に近い構造へと変化し、より人間に近い姿となる。第二形態とは別人のように端正な顔立ちに変わり、言動にも心なしか気品を漂わせるようになる。顔の模様や耳から顎にかけての構造はどことなくフリーザを彷彿とさせる。
目標であった17号、18号を吸収し終えたためか尻尾は短くなって羽の裏に収納され、新たに自身の分身であるセルジュニアを生み出す能力を得ている。

戦闘力は段違いに上昇し、卓越した強さと明晰な頭脳を併せ持つ完全な戦士として進化を遂げている。第二形態では歯が立たなかった超ベジータを一蹴。パワーに偏った変身をしたトランクスにはその弱点を指摘して戦意を失わせ自ら攻めることなく完勝した。しかし、怒りで超サイヤ人2に覚醒した孫悟飯には圧倒されてしまい、その実力差から自身を軽んじる発言に怒ったセルは、先刻トランクスに指摘したはずのパワーに傾倒したフルパワー状態で襲いかかるも、鈍重な動きから容易に懐に入り込まれ、強烈なボディブローを見舞う。その影響で、吸収した18号を吐き出してしまい、第二形態に戻ってしまった。

パーフェクトセル

悟空を巻き込んでの自爆の後、辛うじて無事だった核から再生して復活したセル。
サイヤ人の細胞の影響で、死の淵から復活したことで急激なパワーアップを遂げており、18号なしでも完全体の姿に成長していると共に、超サイヤ人2と同じ金色のオーラを纏っている。また、自爆の直前に悟空がみせた瞬間移動も学習し、より完璧な存在へと進化している。

なお、この呼称は後年のゲームにおけるもので当時はこの形態にこれといった呼称はなかった。作品によっては「超完全体」「最終形態」「完全体フルパワー」など様々な呼称が存在するが、昨今のタイトルではこの「パーフェクトセル」が主流となりつつある。

その他

ドクター・ゲロとの関係

誕生してから顔を合わせていないという事もあるが、彼が生みの親であるゲロをどう思っていたかは明言されていない。
18号を騙す際に「ドクター・ゲロさまの遺志を受け継ぎ」と発言したが、これは演技である為、本当に敬意を持っていたかはわからない。 アニメでは「草葉の陰のドクター・ゲロ様もさぞかし喜んでいるだろう」と発言しているが、やはり本心か皮肉かは不明。
しかし、逆に言えばセルは18号たちがドクター・ゲロを様付けで呼ぶはずだと想定していたという事であり、18号達に比べれば生みの親という意識は持っていると思われる。

ゲーム作品ではゲロの忠実な部下として登場するシナリオや、逆に自らの手で殺害するシナリオが描かれるなど色々なパターンがある。

中の人について

べジー田くぅん、今夜セルゲームにでもいかないか~い?


セルの声を担当する若本規夫氏は、TVアニメ『サザエさん』のアナゴさん役でも知られ、第二形態セルの分厚いタラコ唇が彼と共通することも合わさり、よく中の人ネタとして扱われる。ベジータに打ちのめされて「チクショー!!」と咆哮するセルをアナゴさんでパロディしたAAまで存在する。

また、『ドラゴンボールZ』のデジタルリマスター版である『ドラゴンボール改』では音声も新たに収録されている。セルの声は若本氏が続投しているが、何故か第一形態の演技だけ『Z』に比べやけにハイテンションな裏返った声で演じるようになっており、Z世代の視聴者の間でも一時期話題になった。

関連タグ

ドラゴンボール ドラゴンボールZ セル編 細胞 吸収 丸呑み
レッドリボン軍 人造人間(ドラゴンボール) セルジュニア
ドクター・ゲロ 人造人間16号 人造人間17号 人造人間18号
アナゴ

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