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セレパラ

せれぱら

アニメ「プリパラ」に登場する、パラ宿のプリパラが紫京院ひびきによって作り替えられた姿。従来のゲーム展開とは違うアニメオリジナルの展開で、期間は2ndシーズン第78話から第86話。
目次 [非表示]

格差歓迎!み〜んなライバル!セレブだけアイドル!


概要

第77話のウィンタードリームアイドルグランプリで、紫京院ひびき率いる「セレパラ歌劇団」がらぁら達「ふれんど~る」に勝利した結果を受け、ひびきは赤井めが兄ぃからプリパラの運営権と責任者の証である赤縁のメガネを奪い、プリパラを自分自身の理想とする世界に作り替え、独裁者として君臨する事になってしまった。

このプリパラの革命の産物が「セレパラ」である。


詳細

全体的に王宮を意識したような豪華な街並・設備に改装され、プリパラTVが設置されていた中心部には巨大な城「セレパラ城」が建立され、ひびきの拠点となっている。


アイドルも外国から多くの厳選されたアイドルが参加することになったが、その反面トップクラス以上のアイドルしかライブにエントリーできなくなった。

というよりも、それすら殆ど建前に過ぎず、実際はセレパラを牛耳っているひびき個人の主観で「天才」としてピックアップされたアイドルのみがエントリーを許されるシステムとなっており、客観性は無きに等しく、たとえどれだけの実績があるアイドルであっても、ひびきが「天才」と認めないアイドルは、どうやってもエントリー出来ないという横暴極まりない物となっている。つまり、ひびきがセレパラの支配権を握った時点で彼女に認められないアイドルは永遠にステージに立てない仕組みになったと言える。また、この時点でらぁらみれぃ等はトップアイドルでは無かったため、セレパラのステージには立てない状態であった。


格差と競争を掲げ、ある種の選民思想が蔓延する様になったセレパラにおいて、誰もがアイドルとして楽しめるはずだったプリパラとしての面影は完全に消え失せており、アイドル達は友情や努力を失念しかけ、高ランクアイドルの中にはセレブリティ4の様なランクの低いアイドルを見下し差別するアイドルが増殖。低ランクのアイドルとはトモチケをパキらないという暗黙的なルールすら設けられる事態も発生している。


当然ながらセレパラに反感を持つアイドルも少なくなく、一部のアイドル達は地下パラに移行した。また、ひびきに無謀な勝負を挑んだ結果プリパラがセレパラに変わってしまったことにショックを受けたみれぃは、一時アイドルを引責引退しようとするまでに精神的に追い詰められていた。


また、スカウトマスコットによるマネージャー制度も廃止され、城の下働きのみの業務となった。恐らくひびきの語尾嫌いが影響しているものと考えられる。この他、めが姉ぇの応対もセレパラに対応したものに変わっており(めが姉ぇ自体がプリパラのシステムの一部になっているため)、ライブ時を除き黒いサングラスに変わるなど見た目も変化している。


なお、アニメ版と漫画版では多少設定が異なり、アニメ版ではライブにエントリーする資格が無いアイドルでもセレパラに出入りすることは可能だったが、漫画版では当初セレパラに入ることもできず、らぁら達は一時的にアイドル生命を絶たれる形となっていた。


目的

紫京院ひびきの項を参照。


結末

セレパラ誕生当初はスプリングドリームアイドルグランプリはセレパラ歌劇団の単独ライブとする予定で、ドリームパレードの先頭もセレパラ歌劇団にて実施する予定であったが、地下パラでのみれぃの努力を受け、第84話ではふれんど~るのスプドリ出場を認め、奇跡の鐘を鳴らしたアイドルをそのまま四季のプリンセスとした。


第86話では両チームとも全力を出し合った結果、ひびきがらぁらに敗北したことでシステムが暴走。ここにセレパラは消滅した。


消滅後から元のプリパラに戻るまでの経緯

消滅はしたものの、システムの暴走の影響でらぁらを除く全てのアイドルから友情に関する記憶が消滅してしまい、めが兄ぃやめが姉ぇも消滅、スカウトマスコット達も中身の綿が抜けたように機能不全となってしまう等、ひびきの革命は、結果的にプリパラそのものを破壊する結果になってしまったのである。


これらはらぁらの奮闘の末すべて解決、システムも完全復活し、ここにプリパラは、ようやく元の状態に戻ったのである。セレパラに関するデータは、これに合わせ全て消去されることになったが、ひびきもセレパラの首謀者として巻き添えを食らいかけた。ひびき救助後に、彼女を封印しようとしたイガイガムシはガァルルによって食べられ、これを以てセレパラのデータは完全に消去された


その後

上記の経験により、ひびきはようやくらぁら達の考えるプリパラこそが正しいプリパラであると認め、自分のやってきたセレパラの行為はバカな行為だったと思うようになる。このことは2ndシーズン最終話で、ひびきが自身の人形を「BAKA」に、らぁらの人形を「プリパラ」に入れたということで表現されている。


但しその後も、ひびきはプリパラに関する運営から撤退したわけではなく、3rdシーズン以降はプリパリの実質的な支配人となっている。劇中を見る限りセレパラの時の様な横暴ぶりは無くなっているものの、ひびきは引き続きプリパラを支配する存在になっていると言える。


第114話で、ひびきは中々神アイドルクランプリ出場に必要なスーパーサイリウムコーデを入手できず、自棄になってセレパラを復活しようとしたことがある。その気になればいつでも復活させることができるようだが、消去されそうになっても、まだ懲りていないとは…。


補足

内容自体が子供向けではなく、玩具の販促目的としたアニメとしても乖離しているセレパラ編は、劇中の内容と児童(本来の視聴層)からの評価のみを見れば良い印象とは言えない(事実、アーゲードではセレパラの様なプレイシステム変更は無く、コーデや楽曲等一部でセレパラの要素が入っている程度である)。しかし、実際、現実世界ではアイドル歌手をファンが「応援する」というのが普通であり、実際にアイドル歌手になれるのはセレパラの様にほんの一握りである。この点では、セレパラは現実世界のアイドル事情と共通していると言える。


事実『アニメージュ』にて、劇場版『プリパラ』のプロデューサーの依田健からは「プリパラに来ている子全員が神アイドルを目標にしているわけではない」「なおのように、気に入っているアイドルを応援する目的で通っている子の方が多いのかも」との見解が示されていた。ただ、そのうちステージに立つ可能性を「完全に」封じられたことで、セレパラの在り方に疑問が持たれはじめたとのこと。つまり上記のスタッフの見解に基づきシナリオを組んだ結果、どこで間違えたのか、セレパラの様な子供向けではない重いシナリオになってしまったということであろう。


そのためか、これ以降のプリティーシリーズでは、セレパラの様な展開(および、プリティーリズム時代から伝統となっていた鬱展開)はしばらくの間大幅に削減され、使用する場合でも『キラッとプリ☆チャン』の様にシリーズ終盤の数話のみに留めるよう配慮されるようになった。前述の依田健の見解についても、後に『アイドルタイムプリパラ』初期における『ダンプリ』で登場する程度のみとなっている。但し『ワッチャプリマジ!』へ移行した後はこの不文律は消滅しつつあり、ストーリーが進むにしたがって重いストーリー展開も増える様になっている。


なお、ニンテンドースイッチのゲーム『プリパラ オールアイドルパーフェクトステージ!』では、アニメストーリーも収録する関係上、セレパラ編のストーリもきちんと収録されていたりする。


関連タグ

紫京院ひびき プリパラ ディストピア

黒いタカラトミー

セレパラ歌劇団

鬱パラ

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