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「この私が【犯罪王】のゼクス・ヴュルフェルです。はじめまして。ガーベラさん……でよろしかったですよね?」



 人

( ゜ ゜)

プロフィール

通り名暗黒心(ダーク・コア)
本名不明
年齢20代
身長178cm
メインジョブ【犯罪王】(系統なし超級職)
エンブリオ【始源万変 ヌン】

概要

InfiniteDendrogramに登場するマスターの一人。超級


超級が複数人所属する世界最強の犯罪クラン、<イリーガル・フロンティア>オーナーである。


嘗て様々な犯罪を行い「アルター王国最強のPK」としてマスター、ティアン問わず恐れられていたが、

第一次騎鋼戦争でとある人物によってPKされ現在は“監獄”に収監されている。


初登場は「Episode Superior Ⅱ I am Unknown」で、とある事件にて探偵のルーキーによって監獄送りにされた犯人が彼の喫茶店を訪れる場面で登場した。


人物

アバターは暗色の目と髪に、黒縁のメガネをかけた青年。

作中では喫茶店の制服のエプロンをつけており、

世間一般の犯罪クランのオーナーに抱く印象とは異なる冴えない青年然とした姿をしている。


その違和感は見た目だけでなく、誰に対しても敬語を崩さず、物腰も柔らかい。

監獄で定期的に開かれる品行方正イベントにも積極的に参加しており、作中では読書イベントでナイチンゲールの本を読んでいた。

クランの新入りが大騒ぎしながら店内に押し入ってきても、丁寧な対応をした後修行をつけている。

監獄では「ダイス」という名の喫茶店を経営しており、監獄で唯一美味しいコーヒーが飲める店としてそれなりに繁盛している。

ちなみにこの店で使われているグラスは、ゼクスが【硝子職人】のジョブで手作りしたものである。


自身を監獄送りにしたある人物のことは恨んでいると思いきや、敵意ではなく親近感をもっているかのような口ぶりで話している。コーヒーもデスペナとなった決戦が切っ掛けで始めている。


そんな監獄生活を満喫している模範囚であるが、それでありながら脱獄を企てているらしく、同じ目的を持つ監獄の超級達に協力を要請している。


また話の中で「この私」という前置きを多用し、修行では痛覚オンで首を刎ねられ心臓を突かれても顔色一つ変えないなど、異様な面も見せている。


ちなみにアバター名の「ゼクス・ヴュルフェル」は、ドイツ語で「サイコロの6」の意味。

喫茶店の名前がダイスなのもこれに由来していると思われる。


罪状

様々な事件や罪を犯しているが、有名なものを挙げるだけでも

  • 禁足地である<天蓋山>侵入
  • 王国の第三王女テレジアを誘拐した〈第三王女誘拐事件〉
  • 有力貴族であったフリーベルを惨殺した〈フリーベル伯爵邸惨殺事件〉
  • 王国が抱えていた特殊超級職【聖女(セイント)】を奪った〈聖女剥奪事件〉

と、多岐に渡る事件を起こしている。


なおアルター王国のみならずデンドロ内の全ての国で犯罪行為を行なっており、指名手配としては最上位の全国家による国際指名手配を受けている。


真相

以下、小説版やウェブ版のネタバレ注意





















「いえ、【犯罪王】になったのはあくまで結果です。この私が犯罪を続けていたら、アナウンスで転職クエストの開放を知らされただけですからね」


「ええ。偶然です」


「ログインして最初に会ったに聞いたのです。『私は何をすればいいのでしょう』、と」


「恥ずかしながら、私は向こうで何もすることがなかったがために、このゲームを始めました。しかしそんな私ですから、こちらでも特に何をしたいということもありません。ですので、指針が欲しかったのです」


「私の問いかけに、彼はこう言いました。『英雄になるのも魔王になるのも、王になるのも奴隷になるのも、善人になるのも悪人になるのも、何かするのも何もしないのも、全ては君の自由だ』、と」


「だから、この私は【犯罪王】ゼクス・ヴュルフェルなのです」


「難しい話ではないのです。彼に『英雄』、『魔王』、『王』、『奴隷』、『善人』、『悪人』と六つの例を挙げられましたので」


「サイコロの一から六を割り振って、出た目で決めました」


「ちょうどあの部屋にサイコロやチェスといったものが雑然と置いてありましたからね。サイコロをお借りして振ってみたら、六が出たので『悪人』になることにしました」



















犯罪王

「だから私は、サイコロの6(ゼクス・ヴュルフェル)なのです」





その実情は究極の犯罪者ロールプレイヤー

ゲーム内で犯罪を犯すのはただ単に自身が選択した悪人 という生き方に忠実に動いているだけであり、自身の犯罪行為からくる利益には関心がない。


逆に言えばそれが「罪」であるのならいかなる行為でも行うということであり、彼にとって作中で起こした事件は、全て「それが犯罪だから」行ったに過ぎない。


きっと出た目が五だったら人を助けて回る『善人』になっていたし、四だったら『奴隷』になっていただろう。

それがどのような役割であろうと、それに合わせて自分の在り方を変える。

<IF>のオーナーに担がれたのもこの性質故で、オーナー(犯罪の王)を誰よりも相応しくこなしてくれるだろうと見込まれたからである。


器に満ちるコーヒーのようにどこまでも流動的な、あまりにも空恐ろしい人間。それがゼクス・ヴュルフェルというマスターである。


リアル

本名は不明。

とある名家の嫡男の代替品として生み出されたクローン人間。

元となった人物が病気などで臓器に疾患を抱えた場合に備えて臓器移植をさせるための"生贄"として生み出された。


しかし、それが実行に移される前に嫡男は事故で死亡。以後その人物に成り変わる形で生存し、表向きは事故の後遺症で療養中ということになっている(こうなる可能性を想定していたのか必要最低限の学習は受けていた)。


インフィニット・デンドログラムをプレイする理由は、誰かの代わりではない自分自身を生きるためであり、自身と正反対なシュウを理解することで自分自身として生きられると考えている。


能力

エンブリオの能力で全身をスライムに置換し、自身を様々な姿に変形させて戦う。


他者に変形した際は姿だけでなくジョブ・エンブリオの能力をもコピーする事ができ、

そこにスライムの身体特性である物理無効・分裂・再生等を組み合わせ、圧倒的な手札の多さによる臨機応変な戦闘を展開する。


個人戦闘、広域制圧、広域殲滅問わずあらゆる戦法をとることができ、戦う相手に合わせて姿かたちを変える戦闘スタイルは人々から"無貌"と呼ばれている。


あまりにも万能かつ強力な能力のため、エンブリオのリソース問題から「変形」には多くの制約に加え莫大なジョブレベルを必要とするが、

メインジョブである超級職【犯罪王】のスキルによって解決している。


このビルド構成は計算尽くで生まれたのではなく、ただゼクスが「悪人」として行動し続けた結果偶然行き着いたものである。


ジョブ

メインジョブ【犯罪王】(系統なし超級職)、【聖女】(特殊超級職)
サブジョブ【硝子職人】(硝子職人系統下級職)

二重超級職にして、マスターで唯一の特殊超級職の在位者。


【犯罪王(キング・オブ・クライム)】

系統なし超級職。ゼクスのメインジョブ。


特徴は唯一のスキルである《犯罪史(ワールド・レコード)》。

これは戦闘などとは別に「犯罪行為でも経験値を得られる」という経験値ブーストを得る効果であり、 このジョブについた者は普通の超級職よりも高いレベルを得ることができる。


...と聞くと強いジョブに思えるが、このジョブのステータスの伸びは戦闘型の超級職に劣り、さらに前述のようにそれ以外一切のスキルがないため、レベルをいくら上げても普通の超級職より強くなれないという詐欺のようなジョブである。


そもそも【犯罪王】というジョブ名から分かるようにゼクスに限らずこのジョブに就いた者は大悪人であり、大抵は戦鬪系超級職にすぐさま討伐されるため、今まで【犯罪王】についた者で長生きできた人はいない。


しかし、ゼクスの場合は事情が異なる。


エンブリオの性質により素のステータスが意味を為さずレベルのみが強さに直結するため、欠点が欠点として機能していない。

さらにほぼ不死身のゼクスを討伐することは困難な上、犯罪自体を行動原理とするゼクスには経験値が山ほど入ってくる。


結果レベルが歴代のどの犯罪王よりも高い2000以上と、マスターでは並ぶ者がない域に到達している。


【聖女(セイント)】

ゼクスが持つもう一つの超級職。

本来【聖女】はティアンにしか就けない特殊超級職であり、マスターが就くことはできないはずなのだが、【聖女】に就くはずだった人物に寸分違わぬレベルで変形することでジョブクリスタルを誤認させ、入れ替わる形で入手した。


能力としては回復に特化しており、四肢欠損すら回復させる回復魔法を使う。


エンブリオ

エンブリオ名【始源万変 ヌン】
TYPEボディ
能力特性全身スライム置換&変形
到達形態
紋章”一粒の水玉”

ゼクスの持つ超級エンブリオ。

エンブリオで最も珍しいTYPE:ボディのエンブリオで、ゼクスの全身をスライムに置換している。


詳しくは該当項目参照


特典武具

  • 【??? サウンドカラレス】

緑色の外套の逸話級特典武具。

周囲の空気に溶け込む迷彩能力を持つ。


  • 【螺身帯 スピンドル】

三ツ輪のミサンガの古代伝説級武具。

『ゼクスの体を回転させる』能力を持っており、腕を高速回転させることでドリルの様に運用したり、分体を貼り付けて足払いをかけるなどスライムならではの幅広い応用が可能。

この他にも、回転速度を遅くすることで擬似的な空中浮遊ができたり、戦闘以外ではガラス製容器の作成に重宝されている。


  • 【再誕器官 グローリアδ】

SUBM【三極竜 グローリア】の四本角を撃破したことで得た超級武具。

卵のような形状のアクセサリー。


デンドロの仕様そのものへの大叛逆とされる能力を持っているらしいが、現時点では使用することができない。


スキル

ジョブ

  • 《犯罪史(ワールド・レコード)》:パッシブスキル

【犯罪王】の唯一のスキルにして奥義。

犯罪によって経験値がもらえるスキル。


犯罪の定義などと言った細かい仕様は明らかになっていないが、ゼクスの所感では『この世界の住人が重大な罪と考えている』犯罪であればあるほど経験値効率がいいらしい。


  • 《聖女の祈り》:アクティブスキル

【聖女】の固有スキル。

欠損した部位を瞬時に回復することが出来る超級回復魔法。


スキル発動時には女性(元の候補者)の姿になるが、これは通常時だとスキルの発動に不具合が起きるため。


エンブリオ

始原万変ヌンの項目を参照。


人間関係

幾度となく相まみえた宿敵にして腐れ縁。

特異な出自を持つゼクスにとって、誰にも左右されず自分を貫き通す生き方をするシュウの在り方は正反対かつ鏡写し。

自身の生き方を模索するゼクスにとっては非常に重要な存在。


宿敵シュウの弟。

ゼクスは当初そこまで関心をもっていなかったが、ある一件でレイを間近で観察した際にはシュウ同様強い意志を持った彼にも興味を持ち始める様になる。


<天蓋山>を根城としている三大竜王の一角。

特典武具や名誉ではなく、ただ『立ち入り禁止』だからという理由で天蓋山に侵入したゼクスを気に入り友人となる。

ゼクスとしてもただ登るだけで罪が計上されるので喜んで登っている。


監獄で超級になった女性マスター。

ゼクスの脱獄計画に有用な能力を持っていた為ヌンのコピーストックに選ばれる。

関係自体は良好だが彼女の危険性を理解している為、出所後すぐに監獄に戻る可能性を問われた際、珍しく苦笑していた。


監獄においてハンニャと同じく危険人物として恐れられている超級マスター。

エンブリオの能力で本来ならまともに接触する事さえ困難だが、ゼクスは彼に接触できている。

僅かな時間だが言葉を交わしており、彼の願いや想いを聞き出せたのは恐らくゼクスただ一人だけ。


関連タグ

InfiniteDendrogram 犯罪者 サイコパス 葛餅 スライム


ヤンホモ:作中におけるシュウへの思いからこう呼ばれることも多い。

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