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ソリン・マルコフ

そりんまるこふ

ソリン・マルコフとは、トレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』のキャラクター。
目次 [非表示]

「数々の次元が崩壊し、全ての生命が塵と化すのを見てきた。私ほどの闇の心の持ち主でも、そこには何の喜びも無かった。」――ソリン・マルコフ

(『審判の日』フレーバーテキストより抜粋)


概要

イニストラード に存在する吸血鬼4大血統の1つ、マルコフ家出身の何千年も生きるプレインズウォーカー。男性。

時のらせんブロックで行われた大修復以前に覚醒したので厳密にいえばソリンも旧世代PW。


髪や眉は白く、肌は血の気が無く、瞳は金色。超然とした雰囲気をただよわせ物腰柔らかで自信に満ちている。和訳での一人称は「私」。

快楽主義者であり、何百もの次元を渡り歩き訪れては、真新しさと娯楽を追い求めてきたある種の美食家である。

権力志向は低く、自身の気まぐれな考えのままに振舞うことで充足しているが、時にはその気まぐれが残酷で破滅的なことさえある。


プレインズウォーカーとして覚醒した数千年前、数々の次元を渡り、その視点でイニストラードの変化を観察していくうちに、吸血鬼の影響で人間が滅ぶことを危惧するようになった。人間の絶滅はつまるところ、食糧難による吸血鬼の滅亡にもつながるためだ。そこで、種の均衡を保つためにその次元を守る守護者として天使アヴァシンを創造し、彼女に次元全体を守護するよう指示した。


ゼンディカーにおいて エルドラージを封印した3のプレインズウォーカーの一人でもある。


背景ストーリーでの活躍

ゼンディカーブロック

エルドラージの封印が緩むのを察知したソリンは再びゼンディカー次元に来訪、現地で出会った同じく吸血鬼で学者であるアノワン・エルフと自然を愛するプレインズウォーカーニッサらと共に封印の地を目指す。

しかし、ニッサが封印の要となるオベリスク:面晶体を破壊し、エルドラージを封じていた魔法を解き放ってしまう。エルドラージ達が自由になればゼンディカーから去って行くだろうとニッサは考えていたが、彼らは立ち去るどころかゼンディカーを蹂躙し始めてしまう。

彼は彼女の独断行動にあきれ果て、この地を立ち去ることとした…


イニストラードブロック

故郷であるイニストラードに舞い戻ったソリン。

が、自らの半身ともいえる守護天使アヴァシンが行方不明となっていたことが判明する。その結果、闇の勢力が隆盛し種のバランスが大幅に崩れてしまう。しかし リリアナの暗躍によってイニストラード最強のデーモングリセルブランドが死亡した。同時にアヴァシンも封印の為のオベリスク:獄庫から地上へ解放された。これによってイニストラードに種の均衡を取り戻す。


タルキール覇王譚ブロック

イニストラードの平穏はソリンに退屈をもたらした。そんな中、彼はかつて封印したはずのエルドラージ復活を知る。エルドラージは彼の退屈を紛らわすには絶好の相手であった。そこで、かつての同志であるウギンを求めてタルキール次元を訪れる。しかし、そこでウギンの死を知ることとなる……。


が、 サルカン・ヴォルの行った歴史改変によってウギンの死の運命は覆された。ソリンは別の時間軸では二度と出来ないと思われた旧友と再会することが出来たのであった。





…しかしエルドラージ再封印には現在行方不明であるナヒリの力が不可欠であることを指摘されたソリンはなぜか歯切れの悪い返答をして彼女を連れてくる約束を交わすのである…

彼女との間に何かあったのだろうか…?


イニストラードを覆う影ブロック

イニストラード次元では守護者であるはずのアヴァシンが突如、守るはずである人間を狩り始めるという惨劇が発生する。

それと同じくして吸血鬼の拠点の一つ、マルコフ家の荘園にてありえない様相にねじれて荒廃した館と、石の中に埋められた吸血鬼が発見される事件が起こる。

ソリンはこれらから何かを察知し、袂を分けたはずであるオリヴィア・ヴォルダーレンに協力要請を求めるといった行動を開始する。


~以後ネタバレ~


荘園での惨劇の犯人・そしてアヴァシン暴走の「原因」をイニストラードにもたらしたのはソリンの弟子であり共にエルドラージを封印したプレインズウォーカー、石術師ナヒリ

エルドラージの封印が緩んだことで師に助けを求めに来たものの、アヴァシン誕生に力を使い疲弊しているタイミングだったのが災いし、命令されることを嫌うソリンと対立、アヴァシン乱入もあって獄庫へ封印されてしまう。

明かされるソリンとナヒリの過去

上記のリリアナの件で彼女も脱出できたものの、 ナヒリが見たのは某邪悪な龍の謀略でエルドラージの封印は解かれ、蹂躙された故郷の姿であった。



守護天使の暴走は止まることを知らず、苦渋の末ソリンはアヴァシン自らの手で破棄する。それは自身で自身の半身を殺す悲しい決断だった…


ナヒリの復讐はこれにとどまらず、故郷が壊滅した自身の痛みを思い知らさんとエムラクールをイニストラードに呼び寄せる。アヴァシンを狂わせた狂気もこれの発するものであった。

ソリンは吸血鬼達を率いてついにナヒリ討伐に出撃する。決戦の結果、ナヒリにとどめとして吸血行為に迫るものの、隙をつかれ彼女の術で石の中に閉じ込められてしまいイニストラードが滅ぶのをただ眺めるのみしか出来ない状態にされてしまう。しかも同盟相手のオリヴィア・ヴォルダーレンからも見限られ君主の証の剣まで持ち去られてしまう羽目に…



イニストラード平定の為にアヴァシンを誕生させたりと決して悪人ではないのだが、自身の気分次第といった傲慢な部分があり、それが自らに跳ね返ってきた結果、すべてを失うという惨めな末路を迎えることになる。


~さらなるネタバレ~

エムラクールの襲撃が集結して以降も荒んでいくイニストラードを目の当たりにしたソリンはすっかり無気力となり自宅に引きこもっていた。

そんな中それを好機と見たオリヴィア・ウォルダーレンは次元を完全に吸血鬼のものにしようとソリンの祖父エドガーとの婚姻及び完全に夜の世界にしようという儀式を進めていく。

そのことをpw覚醒前から慕っていたシガルダと事態の打開のためにゲートウォッチとともに立ち上がったアーリン・コードに知らされたソリンは再び立ち上がった。



式場の防護魔法により、目的を同じくしてオリヴィアの居城に集った人間達はもちろん、アーリンやゲートウォッチでさえも突入は不可能だった。

招待状を持ち、唯一居城に立ち入れるソリンは、単身でオリヴィアの元へ向かった。

そしてオリヴィアが現れ、ソリンと相対した。

オリヴィアはおもむろにナイフで自らの腕を傷つけ、その血をエドガーの棺に滴らせた。

ソリンは祖父への侮辱と、エドガーがオリヴィアの血によって支配下に置かれることへの怒り、

そして自らを唯一、そして最もよく知り、敬愛する祖父を失うことの恐れを感じ……オリヴィアに飛びかかった。


しかしその手は届かず、オリヴィアはエドガーを自らの血によって支配した。

マルコフの一族もそのすべてがオリヴィアに奪われ、そして支配された。

オリヴィアとエドガーはともに立ち、結婚式はつつがなく進行してゆく。

アヴァシンの誕生と死すら自らの踏み台とし、エルドラージの襲来すら利用して自らの権力を高めようとしたオリヴィアと敬愛する祖父が。


だが、それすらも最悪ではなかったのだ。

新郎への贈り物として現れたのは、縛られたシガルダだった。

かつて天使の血を飲み吸血鬼となったソリンは、月銀の鍵の力を借りたオリヴィアが今度は大天使の血を飲み、その力を支配せんとすることに気付いた。

全ての天使*8がオリヴィアに奪われれば、イニストラードは今度こそ耐えられない。

さらには、儀式に秘められたアヴァシンへの侮蔑、イニストラードの滅びを前にして享楽を貪る一族、オリヴィアとエドガーの式辞。

全てがソリンを嘲る中、しかしながら彼はエドガーが自らを吸血鬼としたことに、血を操る力を与えたことに感謝した。


ソリンの怒りが、式場を引き裂いた。

世界のためではなく、ソリン自身の怒りのために、オリヴィアへと再び襲いかかった。

そして今度は、ソリンはオリヴィアを止めることが出来た。月銀の鍵に封じられたカティルダとともに戦い、シガルダを解き放った。

ソリン自身も傷を負いながらも、シガルダの復活に満足気だった。


ソリンはかつて、アヴァシンにシガルダの持つ善性と人類への愛を求めた。

それだけではなく、シガルダに足りぬ無慈悲な決意も求めた。

だが、シガルダはアヴァシンには込められなかった強い正義の怒りを持っていた。

シガルダは、結婚式を焼き払った。


人間とプレインズウォーカー達、そしてシガルダが吸血鬼と乱闘する中で、ソリンは祖父と向き合った。

ソリンはオリヴィアのみならず祖父自身がシガルダの支配を望んでいたことに気づいていた。

ソリンはエドガーと刃を交えながら、自らが吸血鬼へと堕ち、そして灯が灯った後も闇に落ち続けていることに気づいた。


だが、彼はようやく、自らの見た大局を理解した。祖父を、己を、多元宇宙の中の他ならぬイニストラードを、そしてプレインズウォーカーの本質を。

ソリンはエドガーを打ち倒したが、いまだに残っている慈悲の部分のため命までは取らなかった。


オリヴィアの野望を打ち砕かれ、イニストラードに日の光が戻った。

何とか死闘を制したソリンの周囲に彼を手助けしたプレインズウォーカーが集まってきた。

「ソリン殿、察します――貴方にとっては辛い出来事だったでしょう。それでも正しい行いを成して下さいました」

テフェリーのねぎらいの言葉に一瞬イラっとしたソリンだったが、よくよく考えれば彼もまた、古い存在で喪失を知っている。想像を超える物事を見てきて新しい仲間とともに乗り越えようとしているものだと。

そしてほかの者はもっと短命だ。だが、彼らはそれでもテフェリーのように放浪癖を抱えながらも

自分やイニストラードの人々を助けるために手を貸してくれた

「感謝する」

礼を告げた後、後片付けをすべくソリンは彼らを見送ったのであった。


【イニストラード 真夜中の狩り~真紅の契り


pixivでの扱い及び人物評

ソリン・マルコフ無題

  • 全次元に災厄を振り撒くエルドラージという化け物を数人のPWと力を合わせてゼンディカーに封印
  • 故郷のイニストラードの守護者としてアヴァシンという(純白の)天使を創造
  • 力を手に入れて調子に乗り傍若無人にふるまうティボルトにお灸をすえる
  • 再び解き放たれてしまったエルドラージに対策を講じるため真面目な理由で旧友のいる次元に訪問

…と、数千年も生きてきた吸血鬼とは思えない白い行動が多く、それにあわせたのか二回連続で白の混じったカードが出てきてしまったため、下手な白よりも善良とか闇の心(笑)と言われるようになってしまった。(ただしエルドラージ封印も他の次元にしているし、アヴァシンの創造理由は「このままだと吸血鬼が人間が滅ぼしてエサがなくなった吸血鬼も自滅し世界が滅んでいく」と言う常に自分の都合と自分の世界の安定を最優先にしているので自身をイニストラードの守護者と考えてエサ場を守ると言うものなのでマジックの黒の行動としては妥当である)



…だったのだが


センシティブな作品【MTG】ソリン岩

  • アヴァシンを造っていた時に昔からの付き合いのナヒリがやってきて「封印した時にした約束を果たしてくれ」と言ったところに自身の傲慢さと冷酷さで対応を誤る
  • 弟子でもあったナヒリがイニストラード次元への報復をする原因を作り出した挙句、自身も報復として石の中へ閉じ込められる

といった数々の醜態をさらしたが故にエキスパンション:イニストラードを覆う影ブロック以降はファンからの株を大きく失う事になる。


一応、上記の闇の心発言・ウギン再開の際の不自然な態度等々から「過去にソリンは大きな過ちを犯していた」とも取れる為、ある程度の伏線はあったとはいえる。

その一方で、「エムラクール出現の辻褄合わせの為に悪役にさせた」とのストーリー面の不出来の問題との意見もあり、ファンの間で賛否両論となる結末であったといえる。



その後、なんとかナヒリの封じ込めから脱出したソリンは、何者かの助けに応じる形でボーラスの侵略を受けるラヴニカへと向かう。

…が、同時にナヒリも呼ばれており、鉢合わせてしまった二人は、次元の危機もそっちのけで壮絶な喧嘩を繰り広げるのだった…。(一応、終盤ではラヴニカに侵略する永遠衆を蹴散らしている場面もあるが、これは状況を察してゲートウォッチに協力するのではなく二人の決闘に邪魔だったので一時休戦して蹴散らしたと見たほうがいいだろう。)


ウギンが泣くぞ…

最もウギンはエルドラージの復活を知ってもゼンディガーでナヒリの事を全く気にしていなかった辺りからして利害の一致で協力していただけで既に2体打倒、1体は封印で危機が去っている以上はドライな対応をするのかもしれないが。


但し、のちのイニストラード 真夜中の狩り~真紅の契りにおいては、一時期今までの自分の行為が無駄であったとあきらめの境地に陥るも、同次元の後輩であるアーリン・コードや覚醒する前からある種尊敬していたシガルダの説得を受けて再び立ち上がり同次元を吸血鬼の横暴から解放することに成功。手助けしてくれたプレインズウォーカーたちに不器用なりに感謝の意を示したこと、それに対してゼンディガーの夜明けや機械戦争終結後のナヒリの狭量ぶりから「感性はずれてはいるものの旧世代pwの中では会話が成立するほう」「やっぱり思い込んだら人の話を聞かなくなるナヒリのほうに問題があったのでは?」という意見も再燃している。


カード性能


Sorin Markov / ソリン・マルコフ

マナコスト(3)(黒)(黒)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度4
能力[+2]:クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。ソリン・マルコフはそれに2点のダメージを与え、あなたは2点のライフを得る。
[-3]:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライフの総量は10点になる。
[-7]:プレイヤー1人を対象とする。あなたはそのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーをコントロールする。

ゼンディカーブロックで初登場。ライフドレインや相手プレイヤーを1ターン完全に操るという具合に、いかにも吸血鬼らしい能力を持つ。同ブロックには『グール・ドラズの吸血鬼』に代表されるように相手のライフが10点以下になるとパワーアップする吸血鬼クリーチャーが多数収録されているので、それらと共に吸血鬼デッキで活躍…と言いたいところだが、ゼンディカーブロックの吸血鬼はマナコスト軽めであり素早く場に展開して戦場を制圧するビートダウン向けのものがほとんど、6マナのソリンは重すぎて同族デッキとは動きが一切噛み合わないという事態に。おまけに既に吸血鬼のロードポジション要員として優秀なカードがいたので出番は奪われ立場は無い。おかげで『微妙』と酷評されてしまう。

その代わり吸血鬼と関係ないコントロールデッキでは、長期戦前提の戦いをするためマナを貯めやすく、[+2]・[-3]能力共に相手のライフ調節をかき乱せるということで対同系統デッキ対策要員としてサイドボードに搭載され、意外な所に活躍の場を得ることに。


基本セット2012で再録。上記の使われ方を受けたのか、同セットに『ソリンの復讐』(通称:ソリン砲)というソーサリー・カードが新録された。ざっくりと書くとマナコスト:(4)(黒)(黒)(黒) 効果:相手のライフ10点ドレインという一発撃てば一気に体力を半分以上奪う強烈な一撃。もちろんソリンとセットで使用して1ターンキルも可能。


Sorin, Lord of Innistrad / イニストラードの君主、ソリン

マナコスト(2)(白)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度3
能力[+1]:絆魂を持つ黒の1/1の吸血鬼(Vampire)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-2]:あなたは「あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。」を持つ紋章を得る。
[-6]:最大3つまでのクリーチャーと他のプレインズウォーカーを対象とし、それらを破壊する。これにより墓地に置かれた各カードを、あなたのコントロール下で戦場に戻す。

初の白黒多色PWとしてイニストラードブロック第2エキスパンション:闇の隆盛にて再登場。忠誠度+能力で気軽にトークンを生成可能。また、紋章を得る能力を持ったPWは多数いるものの、カウンター2個で得られるのは珍しく、なお且つそれらをピンポイントで破壊するカードはほぼ無いので永続的なクリーチャー強化としても使用可能。残念ながら中堅サイズトークンを出してくる3マナクリーチャー同じくブロックし辛い1マナながら3/2クリーチャーといったソリンでも防ぎきれない強烈なアタッカーが多数環境に溢れていた為、いま一歩活躍仕切れなかったものの、前回の悪評を払拭するには十分な1枚であった。


Sorin, Solemn Visitor / 真面目な訪問者、ソリン

マナコスト(2)(白)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度4
能力[+1]:あなたの次のターンまで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+0の修整を受けるとともに絆魂を得る。
[-2]:飛行を持つ黒の2/2の吸血鬼(Vampire)クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
[-6]:あなたは「各対戦相手のアップキープの開始時に、そのプレイヤーはクリーチャーを1体生け贄に捧げる。」を持つ紋章を得る。

タルキール覇王譚での新バージョン。前と違いプラスがクリーチャー強化・マイナスがトークン生成と効果が入れ替わっている。それゆえに両方使えるフォーマットだと、他にクリーチャー展開を早める手段もしくは大量のトークン展開手段がある場合なら、こっちのほうがより動きが噛み合う。


Sorin, Grim Nemesis / 死の宿敵、ソリン

マナコスト(4)(白)(黒)
カードタイププレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度6
能力[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードをあなたの手札に加える。各対戦相手はそれぞれ、それの点数で見たマナ・コストに等しい点数のライフを失う。
[-X]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とする。死の宿敵、ソリンはそれにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。
[-9]:すべてのプレイヤーの中で最も多いライフの総量に等しい数の、絆魂を持つ黒の1/1の吸血鬼(Vampire)・騎士(Knight)クリーチャー・トークンを戦場に出す。

上記の背景ストーリーでの展開ゆえにゼンディカー版とは別ベクトルで悪名を頂戴してしまったイニストラードを覆う影で収録された4枚目。計6マナと重いものの、[+1]は手札+ダメージ・[-X]能力はライフ回復+クリーチャーまたはPWの排除といった共にアドバンテージを稼げる強力なもの。長期戦を前提としたデッキでは[-X]能力で邪魔者を排除しつつ、[+1]能力の連発で相手のライフを削りながら手札を整えれる状況を作り出せたら勝利は磐石になるであろう。


Sorin, Vengeful Bloodlord / 復讐に燃えた血王、ソリン

マナコスト(2)(白)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度4
能力あなたのターンであるかぎり、あなたがコントロールしている、クリーチャーやプレインズウォーカーは絆魂を持つ。
[+2]:プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。復讐に燃えた血王、ソリンはそれに1点のダメージを与える。
[-X]:あなたの墓地から点数で見たマナ・コストがXであるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。そのクリーチャーはそれの他のタイプに加えて吸血鬼(Vampire)になる。

2019年発売のエキスパンション:灯争大戦に収録された1枚。レアリティはレア。

灯争大戦のプレインズウォーカーカードはエンチャントのように戦場で機能する常在型能力を持ち、このカードも、クリーチャーや場のプレインウォーカー(自身含む)に特殊能力付加する効果を持つ。


なお、日本語版のブースターパックに限り、50%の確率で日本イラストレーター描き下ろしのオリジナルアート版プレインズウォーカー・カードが通常版の代わりに封入されており、

担当するのは、田島幸枝氏(ユーザーページリンク参照)。

【MTG】『灯争大戦』日本限定ソリン・ナヒリ


Sorin, Vampire Lord / 吸血鬼の王、ソリン

マナコスト(4)(黒)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度4
能力[+1]:クリーチャー最大1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+2/+0の修整を受ける。
[-2]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。吸血鬼の王、ソリンはそれに4点のダメージを与える。あなたは4点のライフを得る。
[-8]:ターン終了時まで、あなたがコントロールしている各吸血鬼(Vampire)はそれぞれ「(T):クリーチャー1体を対象とし、それのコントロールを得る。」を得る。

基本セット2020プレインズウォーカーデッキ収録のソリン。「吸血鬼の王」とはなっているが、奥義以外には吸血鬼シナジーはない。

より吸血鬼サポートを前面に押し出している、後述の基本セット2020で収録された方が構築では優先されている。


Sorin, Imperious Bloodlord / 傲慢な血王、ソリン

マナコスト(2)(黒)
カードタイプ伝説のプレインズウォーカー — ソリン(Sorin)
初期忠誠度4
能力[+1]:あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは接死と絆魂を得る。それが吸血鬼(Vampire)であるなら、それの上に+1/+1カウンターを1個置く。
[+1]:あなたは吸血鬼1体を生け贄に捧げてもよい。そうしたとき、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。傲慢な血王、ソリンはそれに3点のダメージを与え、あなたは3点のライフを得る。
[-3]:あなたは、あなたの手札から吸血鬼クリーチャー・カード1枚を戦場に出してもよい。

基本セット2020で登場したソリンのカード。レアリティは神話レア。

すべての能力が吸血鬼に絡むことから、必然的に吸血鬼デッキで用いることになる。3マナと軽い上に最初からすべての忠誠度能力を使えるため取り回しに優れ、自クリーチャーの強化、小型クリーチャーの除去などを兼ね揃えているので、クリーチャー主体のデッキに強く対抗できる。その一方で、直接的なカード・アドバンテージやボード・アドバンテージを得ることができず、単体でゲームを決定付ける力を持たない点はネック。


スタンダードの環境的には(2019年秋にはローテーション落ちしてしまうが)イクサラン・ブロックと同居しており、これを中心に据えたタイプの吸血鬼デッキが登場した。


なお、自分のクリーチャーありきな能力構成ゆえに全体除去が刺さるのが難点。別途頭数を確保できる手段を組み込むなど、忠誠度能力を持て余さないような構成を目指したい。



関連タグ

MTG 吸血鬼 プレインズウォーカー


外部リンク

『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける「ソリン・マルコフ」の紹介記事

『マジック:ザ・ギャザリング』公式サイトにおける「真面目な訪問者、ソリン」の壁紙ダウンロード


関連動画


非公式リンク

M:TG Wikiにおける「ソリン・マルコフ」の項目

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