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概要

もともとは国鉄士幌線のタウシュベツ川にかけるアーチ橋梁として1939年(昭和14年)に建設したもの。その後1955年(昭和30年)に糠平ダムが建設され、この橋梁周辺はダム湖に沈むことになり線路は付け替えられた。この橋梁周辺の線路は撤去されたが、この橋は地元の有志による活動により上士幌町が買い取ったことによりそのまま残され、現在まで残っている。

古代ローマの水道橋のような美しい姿は周辺の景色とも調和しており、ダムの水位によって見える範囲が変わるので、神秘的でもある。

2001年に北海道遺産、2010年にはJR北海道から準鉄道記念物に指定された。

現状

しかし、上記のような保存活動は行われているものの、現状ではほとんど放置状態である。

ダム湖に沈むときの水圧、冬の氷による凍結、融解の繰り返しなどによって橋はどんどん損傷しており、崩壊は時間の問題と言われている。

そもそも、この橋自体が外枠を現場打ちの鉄筋コンクリートで作り、その内部に割石を詰めるという現代でも法枠工で用いられる手法が用いられているが、外枠が崩れれは詰めた割石がそこから崩れるという欠点がある。

修復をしようにもダム湖内という立地の悪さと財政面の問題から厳しく、現状では手つかずで見守られている状況である。


アクセス

てっとり早く見たいのならば、国道273号線沿いに展望台があるので、そこから見ることができる。ただし、対岸になるのでかなり遠いが・・・

橋の近くまで行くには、同じく国道273号線から林道に入っていくのだが、その林道は現在一般車両通行禁止となっている。

そのため、近くまで行くには林道の入口から徒歩で行くか、許可をもらって車でいくしかないが、橋までは約4キロあり、さらにヒグマの生息域なので、熊対策に鈴などを持つ必要がある。


関連タグ

廃線 橋梁

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