タブラ

たぶら

高音担当のタブラと低音担当のバヤの二組からなる北インドを代表する打楽器の一種。

曖昧さ回避

ラテン語で「板」という意味のタブラについては、「Tabula」を参照。

楽器

1. 北インドにある太鼓の一種。高音のタブラーと低音のバーヤがある。本項で説明する。
2. 中近東の太鼓のダラブッカの別名。

キャラクター

1. 『ウルトラマン80』に登場する怪獣。→復活怪獣タブラ

その他

1. tabla! - シンガポール出版の週刊英字新聞。
2. タブラ・ビート・サイエンス - かつて活動していた音楽ユニットでメンバーはザキール・フセインとビル・ラズウェル等。

概要

高音担当のタブラー(タブラ)と低音のバーヤ(バヤ)の2個一組からなる北インドを代表する太鼓の一種。

タブラ・バヤともいわれる事もある。

右手で演奏する高音担当のタブラは木をくりぬいた胴、左手で演奏する低音担当のバヤの胴は粘土または銅や真鍮といった金属から造られており、壺や器の様な底が閉じた構造となっている。

演奏の際は手のひらや腹、指を使って演奏を行い、太鼓の張力を変えることで音程を上下させることが独特の風情の1つとなっている。

また、何方にも表面にヤギの皮が張られており、調子を合わせる締め紐が付いており、最大の特徴として音色の変化をリズムに与える為に表皮に鉄粉を穀物の粉などと練りこんだ「スヤヒー」と呼ばれる黒いものが塗られており、これにより容易に倍音を発生させることが出来る。

関連イラスト

関連項目

民族楽器