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CV:黒沢ともよ

概要

仲町サーカスに所属する猛獣使いの少女。

ドイツ人と日本人のハーフ。通称リーゼ。14歳。

元はアメリカの「グレートロングサーカス」の団員で、双子の姉・ヘレンと共に「リーゼロッテ・シスターズ」と名乗って猛獣使いをしていた。


経歴

姉を殺した「ビースト」というを倒すためにライオンの「ドラム」と共に来日する。ビーストは多くの猛獣使いを再起不能にした逸話を持つ曰く付きので、としては異常な身体能力と狡猾さを持っていた凶悪な個体だった。扱うにはあまりに危険なビーストだったが、グレートロングサーカスの興行主は面白がってこれを引き取ってしまう。

ドラムは尾に猛毒の棘を持つ伝説のライオンとされ、老体ではあるが温厚で騎士道精神を持った優秀な個体だった。

この二匹はグレートロングサーカスにおける猛獣ショーの目玉となり、暫くは問題無く活動していた。


姉ヘレンとの姉妹仲は険悪で、当時の彼女は「ドラム」しか手懐けられなかったためヘレンには見下され、リーゼもそんな姉に逆らうことができず、「姉さえいなければ自分だって上手くやれる」とまで願うほど姉に強い憎しみを抱くようになる。

一方で二人の関係には、支配という形で妹を束縛するヘレンと従属に甘んじるリーゼの、互いに対する歪んだ愛情で成り立つ不健全さも垣間見え、この関係が後の事件で大きく響いてくることになる。


 ある日の公演で姉が僅かの隙を突いたビーストに食い殺され、彼女の歪んだ願いが成就してしまう。念願の自由を手にしたリーゼだが、不器用な調教が改善されることは無く、「やはり姉が居なければ自分は駄目なのだ」と思い込み、未だリーゼはヘレンへの愛憎に囚われ続けていた。絶望したリーゼは「あの世で姉に叱ってもらおう」と死に場所を求め、かつての姉同様自らがドラムの囮となってビーストに喰われ、そして死ぬために日本までやって来たのだった。

そんな折マスコミの不用意な行動がビーストを檻から脱走させ大惨事を引き起こす。

リーゼは予定通り自らをビーストに捕食させ、その隙にドラムの棘を打ち込もうとしたが、の懸命な言葉に「猛獣使い」としてビーストを倒すと決意。

ついにビーストを命令で下がらせ、その隙にドラムの棘で倒すことが出来た。


こうしてリーゼは姉の呪縛から解放されると同時に自信を手に入れ、真の「猛獣使い」となった。

そして猛獣使いとして「魔眼」の才を開花させ、どんな獣も従わせられるようになった。


事件後との縁で仲町サーカスに入団した。

に好意を持つようになったが、あまり進展はない。


関連項目

からくりサーカス 才賀勝 仲町サーカス 猛獣使い

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