チョッカクガイ

ちょっかくがい

チョッカクガイはオルドビス紀中期の示準化石である軟体動物。

概要

チョッカクガイは、オルドビス紀のオウムガイ亜綱の頭足類で、オルドビス紀中期の示準化石である。

長いトンガリ帽子からイカが顔を出しているような姿をしていたと考えられているが足の本数、蓋の構造等不明な点も多い。現生のオウムガイの近縁だが、かなり古い時代に出現、絶滅しており、オウムガイの直接の祖先ではない。

またオウムガイ亜綱から分岐したアンモナイト亜綱とは殻の隔壁、殻の縫合線に差異がみられ、チョッカクガイの方が単純な構造である。

「直角」という名前がついているが「真っ直ぐな角」という意味で、９０度折れ曲がっているわけではない。