概要
1・2巻でメインキャラとして登場していた漫画オリジナルキャラクター。
一回り小さなカービィといった外見を持ち、体は白色で足は赤色、アイスクリームのコーンのような帽子を被っている。一人称は「ぼく」だが、たまに「オレ」、初期は「おいら」を使うこともある。カービィの弟とも保護者ともいえる存在であり、不真面目な態度をとるカービィには説教したり暴力的なツッコミをしたりと厳しいところもあるが、根は優しく正義感が強い。
帽子が脱げると正体を現し、帽子のあった位置に本来の角が生え、星のカービィシリーズに登場する敵キャラクター「ディジー」になる(ただし、それ以前に彼が帽子を自ら脱いでそこからマキシムトマトを出すシーンもあったりと為色々曖昧な事になっている)。ディジーは元々デデデ大王の部下であったが、帽子を被ったことで別の人格であるチービィとして活動していた様子。
正体が分かった後、二度とカービィの仲間にならないようにとデデデ大王によって帽子を食べられてしまった。
以降はディジーとして登場することが多くなったが、4巻ではチービィとして登場しておりてるてる坊主にされてカービィの家で吊られていた(「久々に出演できたと思ったら…」と愚痴っていた)。
20巻の第1話「デデデ社長誕生!?」では「人探し」のポスターに載るなど、再登場を望む声も少なからずあったようであるが、結局メインキャラとして復活することは無かった。
彼に関しての考察
なぜ敵キャラであるディジーが(チービィとしてとはいえ)カービィの保護者的なポジションになっていたのかというと、
傑作選・ペポポ編にて明かされたところによると、当時の『夢の泉の物語』の攻略本に掲載されていたクレイアートが元ネタのようだ。
そのクレイアートではパラソルカービィの傍らにディジーがおり、そこから仲間キャラという着想を得たのだろう。
性格付けに関しては、おそらく初期は1話完結とはいえ一応冒険ものなストーリーとなっていたため、カービィだけではストーリーが描きづらかったのではないかと思われる。
しかし2巻以降からリック、クー、カインなど、ゲームに於けるカービィの仲間達が続々登場したため、オリジナルキャラであるチービィを出し続ける必要が無くなってしまったのではないかと思われる。