データ
概要
自らを「D」と名乗る悪のキョウリュウジャーともいうべき邪悪な紺色の戦士。Dがデスリュウジャー獣電池を用いて変身する。レムネアとアーシーという二人の女幹部を引き連れ、人気アイドルMeekoを拉致する。
賢神トリンが最初に作り上げた伝説の獣電竜トバスピノを強制的に支配し、デーボスインした獣電池を操る。
武器は魔笛型のブーメラン『フルートバスター』。笛に息を吹き込んで悪のメロディを奏でることで、正義の音楽を乱す能力を持つ。必殺技はフルートバスターにデーボスインした獣電池を装填し発動させる『魔楽章・デーボスフィニッシュ』。『Dレーサー』という名の専用バイクも保有している。
その正体は百面神官カオスが恐竜の感情を集めて作った最初の戦騎であり、常に戦いを求める戦闘狂。ゆえにデーボスに対する忠誠心は皆無に等しい。
かつてトバスピノを支配すべく挑むも人間の巫女の介入で敗北した過去を持ち、現代に再び蘇ると巫女の子孫であるMeekoに目をつけ、彼女の歌の力を改変してトバスピノを支配下に起き、キョウリュウジャーを苦しめた。
余談
時折、流行を取り入れるスーパー戦隊シリーズであるが、デスリュウジャーのコスチュームカラーはJリーグFC東京がモデルとなっている。
現にバラエティ番組でキョウリュウジャーの面々とサッカー選手の対談が確認されており、エンディングでもJリーグの各チームとのダンス共演が描かれている。
劇場版の設定と連動しているらしく、TV版にはブレイブ39ではキョウリュウジャーを模したスーツを脱ぎ捨て、獰猛の戦騎DとしてMeeko、トバスピノと共に再び登場する。
100年後を舞台にしたVシネマ「帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー100YEARSAFTER」に、デスリュウジャーではないトバスピノ獣電池で変身する強き竜の者「キョウリュウネイビー」の登場が決定した。
パワーレンジャーにて
キョウリュウジャーにあたるパワーレンジャー・ダイノチャージでは、変身アイテムにあたる「ダークエナジェム」こそ登場したもののデスリュウジャーそのものは未登場のまま作品が終了した。
その後、コミック版にてダイノチャージオリジナルキャラクターであるヘキル(ちなみに外見のモチーフは当時パワレン版が未制作だったこの人らしい)の変身態として登場。
そして数年経った2023年に公開される、リュウソウジャーやキュウレンジャーの要素が含まれた最新作パワーレンジャー・コズミックフューリーにて登場する模様。数奇な経緯を経て実写デビューの運びとなった。
なお、コミック版ではデスリュウジャーそのものの外見だったが、コズミックフューリーにおける実写スーツでは頭部のみカラーリングがキョウリュウネイビーのものとなっている。
ヘキル
キョウリュウジャーの海外版「パワーレンジャー・ダイノチャージ」とその続編「スーパーダイノチャージ」の登場人物。
日本版に原典の存在しない(前述のように外見のイメージとしてはエンターが用いられた可能性が指摘されている)海外オリジナルキャラクターであり、同じくオリジナルキャラクターであるマスター・スレッジの捕らえていた賞金首として初登場する。
ヘキル自身も悪人であるが同時にスナイド(ネオガイルトン)というもう一つの人格・姿を宿している二重人格である。スナイドとソリが合わないながらもスレッジが消息を絶った後のヴィランとして活躍していたが、終盤意外な真相が明かされる。
元はセンタイ6という惑星に住む善良な人間であり、ダークエナジェム(エナジェムとは強力なエネルギーを秘めた鉱石のような外見のアイテムであり、そのエネルギーをチャージャー(獣電池)に移してパワーレンジャーの力の源となる。ダークエナジェムは対となる邪悪なアイテム)を求めて惑星を襲撃してきたロード・アルカノン(百面神官カオス)からエナジェムを守ろうとした際に誤って触れてしまい、宿っていた邪悪なエネルギーによりスナイドが誕生・ヘキル自身も邪悪な人格に…という過去であった。
その後レンジャーと協力してスナイドを撃破し、戦いが終わった後はゼノウイング(賢神トリン)を師とし故郷でダークエナジェムの守護者として活動することとなった。
テレビシリーズ終了後に刊行されたコミックス版では彼とゼノウイングのその後が描かれており、ダークエナジェムを守るための力を欲したヘキルは師匠の忠告を無視しそのモーファー(変身アイテムのこと。つまりギガガブリボルバー)を複製・ダークエナジェムの力で変身するダイノチャージ・ダークレンジャーとなった。
しかしジェムの力は再び彼の身体を蝕もうとし、それを阻止するためにゼノウイングがその身を捧げる。己のせいで師匠を喪ってしまったヘキルはその後悔を胸に宇宙を彷徨う戦士となり、コミックス版での新たな出会いや戦いを経てコズミックフューリーでの登場へ繋がることとなる。
なお、その都合上コミックス版ではギガガブリボルバーで変身していたが、コズミックフューリーにおける変身プロセスはフルートバスターをブーメラン状に変形させ頭上に掲げるというものになっている。そのため獣電池は使用していない。
関連タグ
キョウリュウネイビー:トバスピノ獣電池で変身するヒーロー。おそらくこちらが正常な変身形態であると思われる。
スーパー戦隊関連リンク
- ドラゴンレンジャー/ブライ:笛型の武器によってパートナーとなる巨大戦力をコントロールする。
- 次元の流れ者ガルヴィディ:同じく劇場版ボス。スピノダイオーと共通点の多いバクレンオーを操る。
- 狼鬼:こちらも笛を用いて巨大戦力を操る。
関連・類似する他作品の項目
邪電戦隊ネジレンジャー:スーツの下が怪人である悪の戦隊。
仮面ライダーファルシオン:劇場版に登場した後にテレビ本編で登場したダークライダー。