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デッドプール

でっどぷーる

デッドプールとはX-MENに登場するキャラクターの一人。金次第で何でもするフリーの傭兵である。 マーベルコミックでは一位を争う人気キャラクターって、俺ちゃんの事なんだけどねーん。
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概要

MARVEL COMICSアメコミ)のキャラクター。

デッドプール
デップー


初登場はNew Mutants#98(1991年)。元々はこの一話限りのゲストヴィランとして考案されたものらしい。しかし、それが悪い方向に働き「使い捨てキャラだから好きに創造しよう」と言う制作陣の悪ノリ(?)の結果、「愛すべきロクデナシ」とも言える奇異なキャラクターが誕生した。

肝心のコミックスであるが、元々スパイアクションだけあってアクションシーンに関してはなかなかのモノ。プロの作家もいちおしの作品である。

ちなみに邦訳版における主な一人称は「俺ちゃん」とされているが、実際は特に統一されているわけではなく、2015年3月現在刊行されている個人タイトルの邦訳版書籍ではほとんど「(もしくはオレ)」が使用されている(原語版では普通に「I」を一人称として使っている)。後述する実写版での日本語字幕も「俺」である(ただし、実写映画の日本版公式Twitterや実写映画内の吹き替えでは「俺ちゃん」という一人称が使われている)。

プロフィール

本名:ウェイド・ウィルソン
種族・人種:ミューテイト(後天的ミュータント) / カナダ人
職業:傭兵
身長:約188cm
体重:95kg

オリジン

傭兵だった彼は悪性の肺ガンに侵された為、治療の為にウルヴァリンを生み出したウエポンX計画(第二期)に自発的に参加。
ウルヴァリンのヒーリングファクター(をより強力にしたもの)を移植され、命を繋ぎとめ脅威の回復能力まで得たものの、ヒーリングファクターで活発になったガン細胞が全身を侵食。焼け爛れた醜い容姿に変容してまい、二度と見られぬ体になってしまう。ここで彼は正気を失う。
失敗作という烙印を押された彼が送られた先は、脱出不可能の死のギャンブル場。ここで消息を絶つも、数年後、全身をタイツとマスクで覆った謎の傭兵がデビューを飾る。彼の名は「デッドプール」。奇しくもその名はあの死のギャンブル場と同じ名であった。

人物

金で動く傭兵で、『口数の多い傭兵』と呼ばれるほど口が軽いのが特徴。基本的には金さえあればどんな依頼でも受けるスタンスであり、それ故ヒーローサイドにもヴィランサイドにも与しうるキャラクター。
底抜けに明るく、下品で、派手好きな目立ちたがり屋。楽観的で、何も考えていないように見える。
その場のノリで行動することが多く、集団行動をあまりとらない。空気は読めないのではなく、敢えて読んでいない節がある。
好物はアメリカンメキシコ料理のチミチャンガ(揚げブリトー)。

常人とは違う狂った視点で世界を見ており、それが彼を愛くるしいコメディ・リリーフとする事も、冷酷なキラー・サイコパスとする事もある、独特の雰囲気を持ったキャラクターである。
倫理観に欠け、悪党であれば平気で殺すが、パニッシャーのような強い怒りで突き動かされているわけではなく、ゲーム感覚ですらあり、見方次第ではパニッシャーよりも冷酷とも取れる。
一応はヒーローとしての自覚はあるらしく、キャプテンアメリカなどの大先輩にあたる古参ヒーローたちにはそれなりの尊敬を持っている。

俳優やタレントを引き合いに出す事の多いアメコミキャラクターの中でも特にドラマや映画、その他サブカルチャーなどの知識が豊富であり、設定上は日本のアニメなどにも造詣が深いとされる。

先述の事情により容姿に著しいコンプレックスを抱いており、普段は醜い容姿をコスチュームで隠している。そのコンプレックスたるやマスク無しでは電話にも出ないほどであるが、その一方で自分から平然と素顔を見せたりもする。どっちなんだお前は。

Xメンのジーン・グレイの(女性用)コスチュームを身に着けたり、メイド服でお出迎えしたりと変態じみた行為もあった?

最近になって、ある特殊血清の効果によりヒーリング・ファクターを消失。と、引き換えに顔面が元のハンサム顔に戻った。おかげで性格がまともになった……かどうかは怪しい。少なくとも、黄色いフキダシはそのままだった。
で、片手の指がなくなったりタスクマスターに訓練を受けたけど結局殴りあったりといった紆余曲折の末、以前から因縁のあったブラックトム・キャシディという植物を操る能力を持つミュータント(X-MENメンバーの一人、ソニックボイス能力者:バンシーの従兄弟)との戦いの最中、ケツにガソリンスタンドから引っ張ってきたホースを挟んで火ィ点けて火炎放射器!…案の定、顔に火が乗り移って顔面は元に戻った。あと、どういう訳かヒーリング・ファクターも戻って来た。

……そして最近

デッドプール結婚おめでとう


結婚しました
いやホント、マジで、どういうことなの……

お相手は夢魔サキュバスにして、怪物の女王であるシクラー。初登場は『Dracula's Gauntlet』のChapter 3。
目覚めた矢先にデッドプールに口付けをした(口付けをすると相手は精気を吸われ、普通なら死ぬ)が、デッドプールは何故か生きていた(恐らくヒーリングファクターのおかげ)。
本来はドラキュラと結婚するはずであり、そのドラキュラから彼女を連れてくるという依頼を受け、彼女を迎えにエジプトにやってきたのがデッドプールだった。しかし、シクラーの兄弟をドラキュラに無残にも殺された事が切っ掛けでドラキュラとの婚約を破棄。シクラーもドラキュラの元に向かう旅の中でデッドプールに惚れ、デッドプールも満更では無かった為に、交際する事となった。
ちなみにこの二人の結婚を特集した個人誌の表紙は、描かれたキャラクターが過去最多(232人)と言う事でギネスに認定されちゃってたりする。

なお、その結婚式回が掲載されていた際の同時収録の話では「俺ちゃん、何度か結婚した事あるぜ」とサラッと告白(それを聞いたキャプテンアメリカとウルヴァリンも思わず神妙な顔になった)。
あくまで本人の自己申告なので色々と信憑性はアレだが(というかその結婚のエピソードに関しても疑惑の判定なものばかり)、少なくとも一度は結婚している。
その時のお相手は宇宙人のOrksa。どのような人物かは、こちらを参照して頂きたい。Orksa (Earth-616)

大事なのは見た目じゃなく心とはよく言ったものである。

ある短編エピソードでは、ウエポンX計画への参加より以前、暗殺稼業の一環として数年間日本の相撲部屋の門下生となっていた事が明かされている。その間は彼なりに真面目に修行していたようで、3年で横綱であるオヤカタを倒せるほどに成長し、「千代の酒(愛称はチヨ)」という四股名を与えられている。

能力・技能

ヒーリングファクター
超回復能力。下記の呪いと相まって、片腕切られようがマミさん化しようが、粉砕骨折しようが、即座に元通りになる。

不死の呪い
死んで死後の世界に行った際、あまりにも死の女神「デス」とラブラブだった為、彼女に惚れてるサノスが嫉妬して二度と会えないように死ねない呪いをかけた。あれ?でも、シクラーと結婚したって事は…。

<うわぁ、ブタゴリラがすげぇ満面の笑みでこっち見てる!

強化身体能力、傭兵としての技術
マーシャルアーツ・銃・刀に習熟。
また、多くの言語を使いこなす。日本語も、日本人が驚くほどにペラペラである。

テレポート
テレポート装置を携帯しており瞬間移動ができる。ただし短距離しか移動できない上、頻繁に故障するらしい。あと、電池忘れる。そしてケーブルがテレポートすると強制的に引っ張られる。

異常精神
ヒーリングファクターの副産物。癌による脳細胞の破壊と再生が繰り返されるため、常に精神に異常を来している。それにより、その行動は予測不可能であり、サイキック・テレパスに対する耐性をも持ち合わせている。本人とは別に脳内に2つの人格を有する多重人格者でもあり、それらの人格のセリフ(その声はデッドプールにしか聞こえていない)はそれぞれコミカルな言動の多い方は黄色、ややクールな方は白の四角いフキダシで表される。また、並行世界のあるエピソードでは赤いフキダシの人格も登場している。


ちなみにこれはあくまでもアース616(正史世界)のデッドプールの特徴であり、平行世界の中にはたとえば「超回復能力を持たないデッドプール」や「狂っていないデッドプール」なども数多く存在する。その中でも「不死の呪い」を持っている者はそうそういないらしく、ある作品では平行世界のデッドプール達が次々と殺されていく事件も発生している。

第4の壁への干渉

デッドプールたらしめる能力。

第4の壁」とは舞台用語で、「(舞台から見て)演劇には右の壁、左の壁、後ろの壁の他に『前の壁(想像上の透明な壁)』がある」という意味。
つまり、演じている間はお客さん側も「壁」であり、普通はお客さんはそこにいないという前提で役者は演じている。

漫画でも同じく、登場人物は読者(=お客さん)はいないという前提で話を進めているが、デッドプールはこの「お約束」を破り、見ている人がいることを知っている…というキャラクターなのである。
彼は漫画にあるセリフを言うためのフキダシが見えており、更にはナレーションと会話したりすることも可能である。
この時の彼の台詞は黄色い専用のフキダシになっており、当然ながら中身はメタ発言のオンパレードと化している。
この能力の根源にあるのは、精神異常から来る狂気である。ちなみに、周りのキャラクターからは「またあいつの妄想が始まった」としか思われてない。

なおデッドプールはあくまで「自分が漫画のキャラであると思い込んでいる」だけであり、例えば先のページを読んで未来を予知したり、都合の悪い展開を勝手に描き変えたりといったことまではさすがにできない(MARVELの他のコミックスを読んでいたり、次のコマにある説明ゼリフを先に読んでいたりする事はあるが)。
よく「破壊」と例えられるが、むしろ壁の「認識」といった方が正しい。

だがギャグ色の強い作品においては能力がエスカレートし、現実世界に飛び出してマーベル社に殴り込むことで、自分にとって都合の悪い展開を変えてしまうという荒業も可能だったりする…。
また、シリアス寄りの作品では、不死の呪い+ヒーリングファクターのせいで死にたくても死ねないという境遇から来る自殺願望で、作者や読者を殺して自らの存在自体を消そうと目論むこともある。

交友関係

ケーブル
デッドプールの初出エピソードである「ニューミュータンツ#98」以来の腐れ縁。当時のデッドプールとケーブルは暗殺者とその標的という関係だったが、エピソードを経るにつれて良き友人となっていった。
現在では漫才コンビのような非常に息の合った間柄で、ときにコメディなデッドプールを差し置いてケーブルがボケに回ったり、この二人を主役にしたストーリーが存在したりと、公式で非常に仲が良い。また、ケーブルがリーダーを務めていた「X-フォース」の元メンバーであるドミノ(自分には幸運・相手には不幸を招くと言う女ミュータント)とも交流がある。
実写映画でもデッドプールの主演スピンオフ第2弾で相棒として登場することが決まっている。

ウルヴァリン
ウエポンX計画絡みから、様々な因縁がある。
また後述の実写映画以降は更にウルヴァリン嫌いが顕著になっており、特にゲームなどのメディアミックス作品では事ある毎にウルヴァリンをディスる(これも後述)。

しかしその後、マーベルナウでのデッドプールシリーズにおけるある話において、某国に拉致され、紆余曲折を経てデッドプールと共闘(この時、キャプテンアメリカも同様に拉致された)。その際の出来事が切っ掛けでデッドプールと(それなりに)仲良くなった。……ホントだよ?

詳しく知りたきゃこれ買えよ

スパイダーマン
デッドプールが一方的に絡んでいるような感じで、生真面目なピーターは振り回されっぱなしな感じが多い。メイド服着た姿まで見せられた。そして、ピーターがメフィストと契約した事を知ってるどころか覚えてる

さらに、デッドプールをデザインした人が「スパイダーマンも参考にした」と言う裏話も。

サイリーン
バンシーの娘。父親と同じソニックボイス能力の持ち主。デッドプールの昔の彼女。
現在は元X-MENで構成された「X-FACTOR探偵社」のメンバー。所長であるジェイミー・マドロックス/マルチプルマン(衝撃を受けると影分身する)の子供を出産した。
解りやすく言うと「学生時代のガールフレンドが、社会に出た後に別の男と結婚した」感じ。
ただしその子供は分身とのものであった為、本体のジェイミーに接触した結果取り込まれる形で分身のジェイミー共々消滅してしまった。

ボブ
秘密結社ヒドラの(元)戦闘員。デッドプールのヒドラ潜入作戦以降、彼の子分として使いっ走りなどをやらされている。ヒドラと敵対関係にあるテロ組織A.I.M.には、見た目も性格も彼そっくりなビルという工作員がいる。
なお、デッドプールと現在の嫁のシクラーの出会いを描いたDracula's Gauntletで久々に再登場。以前までは「ウィルソン氏」と呼んでいたのが普通に「デッドプール」になったという違いはあるが、ボブはやっぱりボブだった

アイアンフィスト&パワーマン(ルーク・ケイジ)
ヒーローズ・フォー・ハイアーの創設メンバーとして知られる名コンビ。
後付け設定……もとい近年刊行されたエピソードで、1980年代彼らと共演、戦ってきた事が明らかに。パワーマンにとってこの記録は黒歴史のようである。

キッドデッドプール
2000年代、デッドプールにあこがれるオタク少年が押しかけてきて強引にサイドキック(相棒)となった。下述するキッドプールとは別人。

その他
なお余談だが、めちゃめちゃモテる
原作コミックでも美女を侍らせながら一杯やっていたり、上述のようにデスをはじめとして美女に言い寄られたりと彼の周りから女性が絶えたためしはない。いつの時代も、美女とは金と力を兼ね備えた危険な男に弱いものなのかもしれない。

タスクマスターとの掛け合いは、リンク先を参照。

デッドプールコープス

メンバー全員デッドプールと言う「オールボケ&ツッコミゼロの狂気を通り越した奇跡のチーム」。デッドプールの前に突如現れる宇宙の超人種族:エターナルズ。神に等しい存在である彼等は、デッドプールに宇宙の危機を救ってくれと頼む。彼は平行世界のデッドプールをかき集めて、デッドプール軍団を結成。宇宙の未来を守るために戦うのだ!…って、頼む相手間違えてませんか?
ちなみに日本では「corps」の綴りから「コープス」と読まれる事が多いが、邦訳書籍では英語の発音に近い「デッドプール・コァ」の表記が採用されている。

コァ?パワーリングは無いの?

ヘッドプール
チーム結成のきっかけとなったキャラ。あのマーベルゾンビーズ」世界のデッドプール。
頭だけで生き延び、紆余曲折を経て正史世界のサベッジランドへやってきた。一度は別の平行世界の自分の身体を手に入れたが、結局それも失い、最終的には頭にヘリトンボ付けて自力で空を飛べるようになる。
脳内の人格共々、他のデッドプールと違う赤色のフキダシを用いる。

レディプール
女性版デッドプール。本名はワンダ・ウィルソン。
内戦状態のアメリカでイケメン俳優を追いかけたり、カーネル・アメリカ(別世界のキャップ)と殺し合うという平穏な生活を送っていたものの、次元を超えてきた元祖デッドプールのスカウトを受け、チームに参加。全宇宙を股にかけた旅に出ることに。本家と同じ、ただれた顔と皮膚の持ち主だったが、途中敵の罠にかかり、何故か傷と皮膚が回復。美しい身体を取り戻した。何でじゃ。

キッドプール
子供版デッドプール。マスクはそのままだが、全身タイツではなくパーカーにズボン、スニーカーというコスチュームを着ている。また、大人のデッドプールに比べて腕力が弱いためか、武器が実剣からビームサーベル二刀流に変わっている。

ドッグプール
文字通りワンコ。「マスカラX」という計画の実験体にされたらしく、自分からデッドプールになったわけではない。拉致同然に参加させられたが、あまり気にしてない感じ。

他にもデッドプール・コープスには参加しなかったが、S.H.I.E.L.Dのエージェントとなっていたメイジャー・ウェイド・ウィルソン:コードネーム。デッドプール、サイバーパンク風ウェスタンな世界でカウボーイをしていたデッドプール・キッドなどが登場している。

更にその後、デッドプールがマーベルキャラを皆殺しにする事で話題になったDeadpool kills Marvel Universeから始まった三部作、トリロジーならぬデッドプールキルロジーの最終作にあたるDeadpool kills Deadpoolで、数多くの平行世界のデッドプールが登場。既存の者もいれば、今作でしか見られないようなデッドプールも登場した。
ちなみにこの「キルロジー」シリーズは全ての作品の邦訳版が出版されている

他メディア展開

映画

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

ライアン・レイノルズがウェイド・ウィルソン役を務める(日本語吹き替え加瀬康之が担当)。

最初のうちはおしゃべりで二刀流で戦うなど比較的原作に近い印象だったものの、クライマックスで再登場した際にはウルヴァリンと同様伸縮自在のアマダンチウムの骨格刀やヒーリングファクター、ワープ能力、さらには(捕虜として捕えられていた)サイクロップスオプティックブラストなど、様々なミュータント能力を移植された“ウェポンXI”となっていた(ちなみに、この状態では口が縫合されて一言もしゃべることができなくなっており、さらにパソコン端末から指令を受けて行動するなど、ロボットのような描写がなされていた)。セイバートゥースから「今度余計なことを言うと口を縫い合わすぞ」と言われたかどうかは不明。

ウルヴァリンvsデッドプール



さすがのウルヴァリンもミュータントのいいとこ取りとも言える相手だったためにタイマンでは圧倒され、兄のセイバートゥースとコンビを組み、首を切断することでようやく仕留めることができたほど。ただ、戦いには敗れたものの死んでわけではなく、エンドクレジット後に生首だけの状態になった彼が息を吹き返すシーンが挿入されている(この時口の縫合が解け、観客に向かって「口止め」をしているとも取れるジェスチャーをする)。

なお本編中に「デッドプール」の名は一度も出ておらず(クレジットも「ウェイド・ウィルソン」のみ)、映画にはデッドプールは登場せず、あくまでもウェイドとウェイドからデッドプールになるまでの中間の存在「ウェポンXI」だと思ったほうが心安らかでいられると思う(ただし、後述の主演スピンオフのパンフレットでは、この時のウェイドのことも「デッドプール」と呼称している)。
実際ウェポンXIをデッドプールそのものだとするとキャラ崩壊もいいところで、アメリカ国内のファンからは大不評を買い、コミック版のデッドプールが映画版の「デッドプール」を惨殺するファンアートまで作られたほど。演じたライアン・レイノルズも映画『デッドプール』のパンフレットのインタビューで、「最初にウェイド・ウィルソンとして登場するシーンはともかく、デッドプールになってからは本来のパワーや特徴が封印されていた。僕自身も不満を感じたし、これじゃあファンが怒るのも無理はないよ」と述懐している。

デッドプール

予告編

予告編2


全世界のデッドプールファン待望の主演スピンオフ。配給は『X-MEN』シリーズと同じく20世紀フォックス
2016年2月12日に全米公開された。日本での公開は6月1日から
ゴア表現や性描写、強烈な下ネタなど、過激なシーンを多く含む作品であるため、一部の予告編では視聴に年齢制限が設けられている。また、映画そのものもPG-13指定で公開予定というヒーロー映画としては異例の事態になっている(ちなみに、日本でもPG-12指定のヒーロー映画が公開された前例がある。また、2017年公開予定の『ウルヴァリン』シリーズの最新作もR-指定の映画になる予定だという)。

デッドプール役は『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』と同じくライアン・レイノルズが担当(どうやら、このスピンオフを見越してライアンを起用したようだ)。
今回は、恰好はもちろん、どこか捻くれたユーモア溢れる性格や「第四の壁」を無視したメタ発言(演じたライアン・レイノルズの中の人ネタや、ライバルシリーズともいえるMCUのシリーズを揶揄したネタなど。他にも色々あるのでじっくり探してみると面白いかも)など、原作に忠実な描写がなされている(ただし、精神異常者としては描かれておらず、性格は原作と比べて割とまとも。このあたりは社会的な情勢を考慮したものなのかもしれないが)。
2014年時点でのプロデューサーの発言によれば、世界観自体は『X-MEN』の映画シリーズと共有されるとのことだが、上記の『X-MEN ZERO』に登場したウェイド・ウィルソンの設定はなかったことになっている模様
<どうしてそうなったかって?「フューチャー&パスト」見直そう。

撮影は2015年に行われた。
本来は2012年に撮影開始予定だったが、交渉がなかなかまとまらなかったため、製作開始が大幅に遅れることとなったという。一時は企画がお流れになる危険性もあったらしいが、テスト映像がリークされてネット上に公開されてしまったたことがきっかけで、ファンの間で「遂にデッドプールの実写版が製作されるのか!?」と大きな話題となり、製作への機運は最高潮の状態に
ここに来てようやくデッドプールの実写映画へ向けた動きが本格化することとなったのだった。

試写会の評判は上々であり、いざ封切りになると初日だけでもR指定の映画としては過去最高の4700万ドル売り上げを叩き込み大ヒットとなった。
R-指定映画としては異例の大ヒットを受け、早くも続編の製作が決定。今度は、原作でも迷コンビっぷりを見せていたケーブルとコンビを組んで大暴れしてくれるようだ。

日本語吹き替え版でのデッドプール/ウェイドの吹き替えは『X-MEN ZERO』と同じく加瀬康之氏が担当した(なお、加瀬氏はほぼ同時期に公開されていたアメコミ映画『キャプテンアメリカ:シビルウォー』でヴィジョン役を担当している。

<おいおい、俺ちゃんの吹き替えが「北欧のハンマー雷様だった事、忘れるなよ?

さらに『シビルウォー』でスカーレットウィッチ役の吹き替えを担当している行成とあは、本作で悪役サイドであるエンジェル・ダストの吹き替えを担当しており、アメコミ関連作品2作での共演が実現した)。

ちなみに、実写版の公式ツイッターも解説されているのだが、なんとデッドプール本人がつぶやいているという設定になっており、映画の宣伝のみならず、ほぼ同時期に公開されていた日本の映画をパロった発言(通称:かるたプール)をしたり、吹き替えを担当している加瀬氏の中の人ネタを口にしたり、地上波放送された『アメイジング・スパイダーマン2』の実況をしたりと、彼らしいフリーダムなツイートを連発しており、映画公開前から多くのファンの腹筋を崩壊させた

8月公開の『X-MEN:(俺ちゃんの映画の3倍の予算つぎ込んで、興行収入が半分だった)アポカリプス』の予告にも登場し、「アポカリプスにプロフェッサーXがボコられる」「サイロックとは実は兄妹だった」などと言いたい放題なご様子(レイノルズは撮影期間中にサイロック役のオリヴィア・マンと合同演習を行っており、それを揶揄したネタと思われる)。


ゲーム

DEADPOOL

初の主人公となるゲーム。ハードはPS3。ただし、首が飛ぶ・腸がハミ出るといったゴア表現がてんこ盛りなため日本版は発売されてない(Amazonなどで原語版を購入することは可能)。
Comiconでは本人が現れ拡声器でジョークをまくし立てるわ、別のゲームを発表しようとしていた製作スタジオのブースに登場したかと思いきや「HIGH MOON STUDIOS(このゲームの製作スタジオ)は俺が買い取ったぜ!ザマァ!」と吠える、さらに勝手に自分のゲームの宣伝を始めるわでファンを沸かせた。 本人がデザインしたフリーダムな公式ページも公開している。
さらにトレーラーの最後に「クソッタレ、ウルヴァリン!(原文は「Suck it, Wolverine!」なので、直訳すると「しゃぶれよウルヴァリン!」か)」と言ったり、やたらウルヴァリンをディスる

そんでもって、開始早々に声優のノーラン・ノース(デップーさんの中の人)とケンカを始める。
脚本にもケチを付けるなど、相変わらずやりたい放題である。

MARVEL VS. CAPCOM 3

プレイアブルキャラクターとして参戦。開発者インタビューでは

  • 全てのマーベルキャラクターの中でも1位2位を争うキャラ
  • 2体3体ぐらいの労力がかかっている
  • 肩を並べるキャラとしてカプコンからダンテを参戦させた
と言われており、参戦が待望されていたキャラクターだというのが分かる。

また、第4の壁破壊の能力はこのゲームでも健在であり、
  • ハイパーコンボ(超必殺技)でライフバーとゲージ類を鈍器代わりに振り回す
  • 挑発が攻撃判定を持つ
  • 負けたときに「操作ミスをした(てめぇ、そのボタンじゃねだろ!?)」と愚痴をこぼす。
  • 勝利演出でプレイヤーに向かって色々言ってくる(殆どが文句)
一例
「おい!そうお前だよ! オレちゃんがこっちで必死こいて戦ってるってのに
オメェはそこでケツ下ろしてピョンピョン飛び回ってるオレちゃんを見てるだけってかァ?
それは無いんじゃねーの?」

「ねェ、アタイのこと好き?どれくらい好き!?今スグ「好き」って言って!モニター越しにキスして!「デッドプールたん愛してる」ってささやいて!!」

ヤベェ…



その他にも、勝利セリフでは某ゲームの次回作に出してほしいと言ったり、
某アクションゲーム主人公にサインをねだったり、ウルヴァリンに勝利すると、「ウルヴァリン負かすのにオプティック・ブラストなんかいらねぇ!!(意訳)」と実写版を揶揄したような発言をするなど、もはややりたい放題である
とはいえ、ここまで来ると製作者の愛と手間が込められているとも言えるだろう。

なお、ゲーム中で同じMARVEL COMICSのシュマゴラスから「オマエの見てる『別の次元』とは、知ってはいけない次元でシュ。カオスというよりタブーでシュ。 」と指摘されている。
原作でメタ発言の多いシーハルクからは、「私だって第4の壁を打ち破ることができるのよ、知ってた?」「もしマヴカプ4があるのなら、そのときまたボコボコにしてあげるわ、ウェイド。」と言われてしまった。

ストリートファイターの大ファンらしく、リュウ春麗豪鬼との特殊イントロでは堂々とお前の内臓を引きずり出すからそれにサインをしろなどと宣う。
エリアルレイブ始動技ではショーリューケン!!と叫びながらアッパーカットを繰り出すのだが、これはファンサービスではなく原作再現。しかも喰らわせた相手は女性。原因は

「ウルヴィーに喧嘩売ったけど、スルーされたわね。NDK?」(要約)
デップー「オマエ、ストリートファイターってゲーム知ってるか?」(昇龍拳が炸裂)

女性にモテるが平気で暴力を振るうデップーさんマジでハンパねえ。本家のリュウも「俺の昇龍拳が真似されるほど有名になっていたなんて、師匠に叱られてしまうな。」とこぼしている。女子高生にアレンジされているのに何を言ってるんだ、アンタ。
ちなみに原作では波動拳(という名の斬撃)も使った事がある。

アニメ

アルティメットスパイダーマン

日本語版CV:内田岳志
シーズン2第41話「アルティメットデッドプール」でゲスト登場。それまでもチラシ(手配書?)に写ったりとカメオ出演があったが、この話でついに本人が登場。
本作のスパイダーマンはデッドプール同様第四の壁の向こう側にいる我々視聴者に話しかけたりする事ができるキャラではあるが、デッドプールはなんと冒頭の彼の語りを途中でぶった切り、自分のアクションシーンを映すという暴挙に出た。
S.H.I.E.L.D.から盗まれたデータを取り返すという目的の為にトライキャリアに来ていた際、たまたま居合わせたスパイダーマンが彼の任務に同行。アイアンマンから借りパクもとい貰ったジェットで、そのデータを盗んだ犯人のいる場所に急行。道中スパイダーマンを相手にふざけ倒し、妙に信憑性の無いオリジンを語ったりと、マイペースに大暴走していた。
キャラ自体はデビュー当時のような金さえ貰えば善にも悪にもなる傭兵らしく敵を殺す事もいとわない男な為、基本的に殺す事を良しとしないスパイダーマンとは終始そりが合わなかった。

ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ

ディスクウォーズ落描き


CV:子安武人

第27話でゲスト出演。詳しくはこちら
勢いでか第30話にも登場。こちらはシリアスな内容だが、最初とオチはやっぱり彼だった。
「俺ちゃんのリクエストよろしく」と言っているので、応援してあげよう。

余談

ネット上ではたびたび「デッドプールはDCコミックデスストローク(スレイド・ウィルソン)から派生したパロディキャラクターだ」とされているが厳密には間違いらしく、実際は「作ったキャラクターの見た目がたまたまデスストロークに似ていたから、一種のギャグとして設定をそちらに寄せた」程度の関係とのこと。また、デザイン自体は前述のようにスパイダーマンがモデルとされている。

よく「デッドプールは不死身」とか「デッドプールとデスはラブラブ」というコメントが散見されるが、それはあくまでもアース616のデッドプールの話であり、ディスクウォーズやアルティメットスパイダーマン等の別の世界のデッドプールはその限りではない(公式で不死身かどうかの設定が明かされていない)。つまり二次創作等の独自設定のあるデッドプールもその設定込みで話をするのはあまりよろしくない為、その点に関してだけはくれぐれも注意していただきたい。

関連タグ

MARVEL X-MEN Deadpool マーベルゾンビーズ
ディスク・ウォーズ:デッドプール デッドプール100users入り

ザ・ヴァーティゴ……『ニンジャスレイヤー』の登場人物。第四の壁破壊、フランクな口調など共通点が多い。
仮面ライダーゴースト……頭部のデザインが「似ている」と話題になった。

変態仮面公式が病気 ムキエビ先輩
↑おい、誰だ!?こんなタグ付けやがったのは

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