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データドレイン

でーたどれいん

CC2のゲーム『.hack』シリーズを代表する特殊能力、およびそれを使用した絵に付けられるタグ
目次 [非表示]

強い力...

使う人の気持ち一つで、

救い。滅び。どちらにでもなる。


概要

アウラにより生成された「腕輪」に付与された、そしてモルガナの化身である八相・憑神が行使するデータを改竄するイリーガルな能力。

G.U.の漫画版ではThe Worldの世界観に登場する神殺しの兵器になぞらえて、システム管理者から紋章砲または紋章神砲(ヴァルドラウテ)とも呼ばれている。

.hackシリーズとしては無印においてモルガナの第一相「スケィス」がオルカに対して発動したのが初出。


データドレインの能力は相手の構成データを強制的に書き換え、データを奪い弱体化させるというもの。

発動時には発動部位を中心にして幾何学模様の構造物を展開し、円形の紋様を生成。そこから2進数や謎の記号が配列した光線、あるいはそれらが圧縮されたエネルギー弾を目標に向けて放ち、命中するまで何処までも高速自動追尾する改変攻撃を行う。(ただし憑神同士の戦闘では一部例外あり)

命中した攻撃対象には一瞬にして書き換えが行われ、装備や能力を失わせるばかりか姿形そのものを別の存在に劣化させる※1 事も多い。付随効果として奪ったデータの吸収、データからのアイテム生成がある。

防御面においてもG.U.等のシリーズ内での描写から発動中は通常の攻撃を受け付けなくなる可能性も高い。


曰くチートである。

そのあまりに強力すぎる改変能力の効果は、PC(プレイヤーキャラクター)、AI関係なく、果ては管理者や上位存在にまで及ぶ。

事実、

  • 攻撃対象の物理・魔法に対する無敵効果をも貫通し、強制弱体化。
  • 「不死」の特性を与えられたウィルスバグや不死身の存在である八相から「不死」の特性を抜き出して倒しうる存在へと変える。または倒す。
  • PC、アバター、プレイヤーに感染した電脳生命体"AIDA"を抜き去り除去。
  • プレイヤーの記憶を一部消去。
  • Lv133のPCをLv1に変え、プレイヤーの操作していたパソコン内データをすべて初期化。
  • 周囲のフィールドデータを吸収し、使用者の破損データを復元回復。

など通常の方法では実現不可能な様々な状況を生み出している。

無論、普通のPCに使用すれば相手は無事では済まず、討たれたPCが即死するのみならず、操作していたプレイヤー(現実世界の人間)さえも意識不明に陥れる。この意識不明の症状は精神が引き抜かれることで生じる現象であるため医学による治療は不可能であり、元凶を断つ以外に回復手段は無い。


ただし文字通り必中技ではあるが、複数対象のデータドレインであっても万能な訳ではない。

目標との間に別の対象が身代わりとして割り込んだ場合は誤射してしまう場合もあるほか、目標を捉えた際の弾道が直線的であるため横軸に躱せるほどの敏捷性があれば一時的に避けることはできる※2。(そのリスクを考慮してか、相手を捕縛してから発動する者もいる)

そして、何かしらの要因で先に発動者が消滅した場合は発動自体がキャンセルされることもある。


特に弱点として、システム外に存在する不死身の相手に対して上記の脅威を発揮する為には必ずダメージを与え続けてプロテクトブレイクを行う必要があり、プロテクトが健在な対象に対しては弱体やダメージそのものは与えるが効果が著しく弱まる上に八相・憑神クラスに至っては命中しても脱出が可能なため、闇雲に撃つメリットはない。

(腕輪所有者PTに関しては腕輪が包含したプロテクトになっており実質的にプロテクトブレイクは出来ず、その前にPCが普通の死亡状態になる)


模造品

本来の性能を持つデータドレインを行使しているのは3rdシリーズ以降でも、原点である八相・憑神と「腕輪」を所持するカイト。彼らに酷似した能力を持つ三爪痕のみ。

しかし、その能力の特異性から劣化再現してまでデータドレイン行使者が量産された例は多く、黄昏の守護者シューゴ、数見を始めとしたダミー碑文使いPC、ソフィア(CC社の対ウィルスプログラム)などはこれに準じた模造品を使用する。

いずれのデータドレインも普通の相手やウィルスバグなら一撃でロストさせるだけの威力はあるが、相手の意識を完全に奪うまでには至らなかったり、そもそも書き換えに時間を要して脱出されてしまうケースも散見される。エフェクトも本物とは異なり、発動時は幾何学模様が展開されず、単なるエネルギーを放出しているような描写をされる事が多い。


侵食度

無印ではデータドレインを連続で使用すると吸収したバグやウィルスにカイトのPCボディが侵食されてゆき、作中ではこれを侵食度という名前で表していた。この侵食度が進行していくと腕輪の力が暴発したり自分や味方に悪影響を及ぼす、果てにはPCボディ自体に再起不能の深刻なダメージを与える危険すら出てくる。そのためデータドレインを使わずに戦闘に勝利し、侵食度を低下させて制御しながら扱う必要を常に迫られていた。

.hack//G.U.以降の時代ではモルガナ八相が拡散させたウィルスに匹敵するものが存在しない、あるいはカイトのような一般PCが無理矢理行使する機会が無くなったことを表しているのか、このデメリットが解消されている。



以上のデータドレイン能力は作中でも起源不明の謎の能力であり、なぜこのような超常の現象が可能なのかは示唆されているものの、現時点では明確にはなされていない。


データドレインの種類

データドレイン通常のデータドレイン
ドレインアークデータドレインを80回使用すると覚える。データドレインの攻撃範囲が1人から複数に変わったもの。侵食率はデータドレインの2倍
2128ドレイン※3データドレインを160回使用すると覚える。浸食率と引き替えにデータドレインの威力を引き上げたもの。手に入るアイテムのレア度も上がる。侵食率はデータドレインの3倍。
ドレインハートデータドレインを240回使用すると覚える。2128ドレインの攻撃範囲が1人から複数に変わったもの。侵食率はデータドレインの5倍。無印においては最後の八相も行使し、形勢が逆転されるほどの威力を見せた。

※1 例を挙げれば、吸血鬼→ただのコウモリ、ゴーレム→石ころ程の像、ラミア→凡人の蛇使い、ドラゴン→ドラゴンの赤ん坊、ウィッチ→魔法を使えない凡俗に改竄...といった具合。攻撃対象がデータドレイン後に力尽きた場合、その姿のままで死亡する。


※2 弾道を見切ることで一時的に躱すことは可能であるものの、データドレインは軌道修正を繰り返しながら目標を襲い続ける。そのため攻撃対象は延々と避け続けなければならず、足を止めた瞬間に被弾が確定するために事実上の必中技となっている。


※3 ゲームの開発者曰く、「2128年のデータドレイン技術」「数字は頭に浮かんだものを使ったため、特に数字自体に意味があるわけではない」とのこと。


関連タグ

カイト ハセヲ 八相

キー・オブ・ザ・トワイライト

別名:奥義暗黒吸魂輪掌破

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