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トゥーフェイス

とぅーふぇいす

トゥーフェイス(Two-Face)とは主にアメリカンコミック『バットマン』(Batman)に登場するキャラクターのことである。 コミックでの初登場は1942年『BATMAN#66』。
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曖昧さ回避


星のカービィの登場キャラ。普段は壁に張り付いている普通のお面だが、カービィが近くを通るとあのトラウマのごとく怖い顔に変わって追いかけてくる。

概要

TWO IS TOO BAD


善良で正義感溢れる人格と、邪悪で凶暴な人格を併せ持つ、ジキルとハイドのような二重人格の犯罪者で、自らが行う善と悪の裁きを生き甲斐としている。
見ての通り、引き裂かれた人格を象徴するかのように、右半身は善良な市民の姿、左半身は醜く焼け爛れた姿となっている。

コインを所有しており、彼の行動はどちらの人格が出るかさえも全てこれを用いたコイントスで決まる。
ふたつの人格が宿った彼という人間をそのままトゥーフェイスと呼称することもあるが、善良な人格を本来の名であるハーヴ(ハーヴェイ)と呼び、邪悪な人格のみを指してトゥーフェイスと呼ぶことも多い。

「2」や「二重性」というキーワードに異常な執着を持ち、時に共存している二つの人格が反発し合い、論争を起こすこともある。

プロフィール

本名:ハーヴェイ・デント(Hervey Dent)
頭髪:茶髪
目:蒼眼
身長:183センチ(6')
体重:83キロ(182lbs.)

かつては、正義感にあふれた優秀なゴッサム検事局の検事であり、その容姿端麗な外見からギリシア神話の神アポロに喩えられていた。「イヤー・ワン」にて活動を開始したてのバットマンを匿ったり、彼自身がバットマンではないかと疑われたりした事もある(「ロング・ハロウィーン」事件にて、バットマン、ゴードン本部長らと共に事件解決のために共闘した。この時市警本部の屋上での顔合わせのシーンは実写映画「ダークナイト」でも再現されている)。

しかしとある事件で法廷に立ったとき、被告人であるマフィアのボス:サル・マローニに、硫酸が入ったカプセルを投げつけられ、顔の左半分が焼け爛れてしまった。
この事件をきっかけにして、潜在意識の中に抑圧されていたもう一つの人格(幼い頃に父親から虐待が原因で生じ、くすぶり続けていた)が目覚め、犯罪者トゥーフェイスとして活動するようになった。
多くの作品において、かつての善良な人格は、多少歪んだりしているものの残っている。

幼い頃に不慮の事故で兄を亡くし、それを苦にした自殺で母親も亡くしている。このことが彼の父親に致命的な精神的ダメージを与え、虐待家庭を生んでしまった。

コインへの固執は、父が彼を虐待するときに同じような形でコインを用いていたことに影響されていると考えられている。
コインの選択には絶対的に従う。これがないと何も決められないほどで、後述の『フォーエヴァー』のように時には致命的な弱点となる。
ちなみにこのコインは、両面とも表になっている1922年製1ドル銀貨。片方の面に傷がつけられており、これが裏。

容姿

身体は上述の通り、健康体と酷い火傷を負った部分とで二分されているが、これに合わせて、右と左で柄の違うスーツを身に付けている。

人物関係

ギルダ(グレース)
トゥーフェイス初登場から結婚、決別を繰り返す妻またはフィアンセ。現行シリーズでは妻。
幸せな一般家庭を望んでおり、ハーヴとの間に子供を授かることを夢見ていた。
常にハーヴの事を一番に気に掛けている。

デュエラ
アース1ではギルダとの間に出来た実子。

クリストファー
虐待を行っていた父。表裏が同じコインは、この父がハーヴへの虐待に用いていたものとされている(コイントスで虐待するか否かを決めるように見せかけて、どちらが出ても虐待するようになっていた)。
本来は、優しさと厳しさの両方を持ち合わせたよき父親であった。しかし、家庭での不幸な事故を経て酒浸りとなったことで精神を病み、本来の優しさと厳しさが、息子を愛する人格と憎む人格のふたつに分裂するに至った。

マーレイ
兄。ハーヴが7歳のときに不慮の事故で亡くなっている。
大人しい弟のハーヴとは対称的に非常に口が悪く、火遊びが好きで破壊的であった。

ジェームズ&ルーク
再婚したギルダが授かった双子の息子。ただし再婚相手との子供ではなく、冷凍保存していたハーヴの精子から着床させてギルダが産んだため、血縁上は正真正銘ハーヴとギルダの子供になる。

ブルース・ウェイン
ハーヴとは大学時代からの親友。選挙の際に資金面で力を貸す事も多々有った。

バットマン
ハーヴとは仲間だが、トゥーフェイス側とは敵対している。親友としてハーヴを元に戻そうと手を差し伸べるが、その度にトゥーフェイス側の罠によりハーヴ側を苦しめる結果になる。

ジム・ゴードン
検事としては部下に当たる一方、家族包みでの友人でもあった。トゥーフェイスになった後でさえも、どんな人物も信頼しなかったハーヴ、トゥーフェイス共に心を許していた唯一の人物。

レニー・モントーヤ
ギルダが死亡していたと思っていたハーヴが災害を切っ掛けに思いを寄せていた。
後にレズビアンであった事が発覚し、逆恨みされる様になる。

マット・マードック(デアデビル)
Marvelコミックとのクロスオーバー作品Daredevil&Batmanにて、コロンビア大学法学部の旧友として登場。
裁判実習の際、マットは弁護側、ハーヴは検事側として争い、結果はマットの負けとなるが互いに力を認め合い、将来共に法の力で悪と戦う事を約束する仲になっていた。

ケイト・スペンサー
検事である一方ヴィジランテ・マンハンターとして活動している一児の母。
ゴッサムの検事に就任後、トゥーフェイスとは法廷で争った事がある。

ファルコーネ家
検事時代のハーヴが追い掛けていた、ゴッサムを牛耳るマフィア一族。ある事件の渦中にいた。
ボスは一家の父カーマイン・ファルコーネ、以下娘のソフィア、息子のマリオ、アルベルト。

マローニ家
ファルコーネ家とは敵対していたマフィア一族。事件当時は既に衰退していた。
サルヴァトーレ・マローニはハーヴの顔に硫酸を掛けた人物。

バーノン
デントの事務所の秘書。ハーヴを慕っていた。

パメラ・アイズリー(ポイズン・アイビー)
バットマン・アニメイテッド(90年代放送シリーズ)では、グレースの前の恋人という設定になっている。決別後の再会はどちらもヴィラン化した後で、互いに罵り合っている。
コミックでは、アイビーがトゥーフェイスに色仕掛けをするもの、ギルダへの愛情が強すぎて効かない、という場面があった。

セリーナ・カイル(キャットウーマン)
ゲームArkham Cityにてトゥーフェイスの恨みを買い、追い回される様に成る。
ダウンロードコンテンツのキャットウーマン編で解決する事が出来る。

ジョーカーペンギン
ジョーカーとは犬猿の仲、ペンギンとは商売敵になる。
近年は殺伐とした関係が描かれる事が多いが、ジョーカーのおちょくりにトゥーフェイスがキレる一方、ペンギンが呆れると言った漫才トリオの様な姿も多々有った。

リドラー
直接的な関係は少なかったが、ある事件で全ての人物に関わる位置に居た事で、事件の真相を誰よりも知る人物となる。

由来

二重人格を題材にしたロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説『ジキル博士とハイド氏』(The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde)をモデルとし、
映画『スカーフェイス』(Scarface)(1932)を組み合わせて作成されたキャラクターである。

実写映画

『バットマン』(Batman)

1989年のアメリカ映画。
新任の地方検事補ハーヴェイ・デントとしてのみ登場。
演じるのはビリー・ディー・ウィリアムズ。

バットマン・フォーエヴァー』(Batman Forever)

1995年のアメリカ映画。
バットマンリターンズ』の続篇。
ギャング団の一人マローニに硫酸を投げつけられて左半身が焼け爛れ、そのショックから二重人格となってしまう。
廷内にいたにも拘わらず自分を救ってくれなかったバットマンに恨みを抱くようになり、バットマンを倒す為リドラーと手を組む。
コインの結果に納得がいかず、表が出るまでコイントスを何度もやるという、キャラ崩壊もとい異様なトゥーフェイスとして造形されていた。最後はコイントスの際にダミーを撒かれ、混乱して転落死する。
演じるのはアカデミー賞宇宙人じゃなかった俳優トミー・リー・ジョーンズ。前々作『バットマン』とは世界観が繋がっているはずなのだが、俳優が違うためどうみても別人。

ダークナイト』(The Dark Knight)

2008年のアメリカ・イギリス共作映画。
新生バットマン『バットマンビギンズ』の続篇。
当初は新任の地方検事補ハービー(ハーヴェイ)・デントとして登場し、後にサプライズ的展開としてトゥーフェイスに変貌する。

検事補時代は、バットマンとは逆に堂々と犯罪に立ち向かう姿から、市民に「光の騎士」と評され、ゴードン警部補(後の本部長)とバットマンの二人と手を組み、ゴッサムシティのマフィア及びそれらに協力していたジョーカーの一斉検挙へと尽力していた。
強い正義感と高い行動力を持つ有言実行の人であり、バットマン(ブルース)も表立って街の秩序と正義を守ることができるハービーがいれば、いずれバットマンも必要なくなると考え、彼にゴッサムの平和を託そうとしていた。
自分の行動に迷いがあるとコイントスをして決める癖を持つのだが、このコインは両面とも表になっており、結局行動することには変わりがない。これは「一度決めたことは自分の正義に従って必ずやり遂げる」という彼の信念の顕れである。

しかし、一見正義感の強い清廉潔白な人物像の裏には、目的や使命の為ならば手段を選ばないという負の面が隠れており、何よりも「自分の正義を曲げずに行動する」という信念は逆に言うと「自分の行動は常に正義である」という独善的な側面の顕れでもある
この本質を見抜いたジョーカーに目を着けられてしまった結果、彼の罠によって顔の左半分に大火傷を負い、婚約者であるレイチェルまで喪ってしまう(この際、愛用のコインの片面が焼け爛れて、両面表だったものから表裏が存在するものへと変わっている)。
更に入院後に現れたジョーカーの巧みな言葉から、半ば自暴自棄に陥っていた事もあって、精神を完全に破綻させてしまい、「運こそがこの世で唯一公平な正義」として今回の犯罪に直接加担またはその汚職を放置した警官達にコイントスによる運で裁きを下す殺人鬼「トゥーフェイス」と化してしまう。

モノクロ・ヘッド「表か裏か」



最後はバットマンに「犯罪者トゥーフェイス」として討たれたが、その罪をバットマンが被ることで「検事補ハービー」の名誉は守られ、市民にはその真相を伏せられた。

演じるのはアーロン・エッカート。

ダークナイト ライジング』(The Dark Knight Rises)

2012年のアメリカ・イギリス共作映画。
『ダークナイト』の続篇。
前作で死亡しているため、名前と回想シーンのみの登場。
トゥーフェイスとしての罪をバットマンが被ったことにより、世間からは英雄として称えられ、更に本名にちなんだ「デント法」が制定された。しかし、そのバットマンの自らの身を犠牲にした行動も、結局はその場凌ぎにしかならず、ゴッサムシティの壊滅を目論むベインの付け入る隙を与える事になってしまっている。

デント法については劇中では詳しく説明されていなかったものの、本来なら可能なはずの仮釈放を不可能にしたり、囚人を男女共同で刑務所に収容させたりする等、おそらくは犯罪者の権利を無視するような合衆国憲法違反ぎりぎりの法律であったと思われる。
事実、この法律によって犯罪の検挙率は一気に上がった一方で、弾圧まがいの重罰でわずかな罪でも厳しく取り締まるデント法に不満を抱く者は少なくなかった。

デント法が制定されてから8年もの間、ゴッサムシティの平和が保たれたが、ベインの策略で自身とデント法の真実が市民の前で暴露された上、デント法でブラックゲート刑務所に収監されていた囚人達が解放されたことにより、長年築き上げてきた光の騎士としての名声が一気に失われてしまった。

脚注

『BATMAN CHILD OF DREAMS』(バットマン チャイルド・オブ・ドリームス)
『Batman: Arkham Asylum』(バットマン アーカムアサイラム)
『JOKER』(ジョーカー)
『Daredevil&Batman:Eye for an Eye』
『Batman: Eye of the Beholder』

オリジン
『The Eye of the Beholder』(Batman featuring Two Face and the Riddler収録)
… ロングハロウィーン、トゥーフェイス:イヤーワンの元になった話
『Batman: The Long Halloween』(バットマン ロングハロウィーン)
… トゥーフェイス誕生編
『Batman: Dark Victory』(バットマン ダークヴィクトリー)
 … 続編
『Catwoman: When in Rome』(キャットウーマン ホエン イン ローマ)
 … 外伝
『Batman: Scarecrow and Two Face Year One』
… ロングハロウィーンの補足
『Batman: Crime and Punishment』
… 子供の頃の虐待の話
『Batman: Jekyll and Hyde』
… 虐待の切っ掛けになった事件の話

関連タグ

DCコミック アメコミ バットマン

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