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トタテグモ

とたてぐも

トタテグモとは、蜘蛛界の原始的なグループである。トンネルのような巣に蓋をする。

概要*

トンネルのような巣に住み入口を戸で塞ぐ蜘蛛の総称。トタテグモ科(Ctenizidae)の物が多いが他の科にもいわゆる「トタテグモ」は存在する。例えばカネコトタテグモ科(Antrodiaetidae)だったり、ヒラアゴツチグモ科(Barychelidae)だったり、イボブトグモ科(Nemesiidae)だったり。まあ一口に「トタテグモ」と言ってもいろんな種がいるのだ。基本的に全部原蛛亜目と呼ばれるグループに分類するが、原蛛亜目ではないハラフシグモも「トタテグモ」のような巣を作る。


体型は原蛛亜目らしくタランチュラ(オオツチグモ)に近い。要するにデカくて触肢も脚に見える。


巣は地面に掘ったである。穴はデカい鋏角(蜘蛛の牙のこと)を使って掘る。この中に潜んで獲物を待つわけだが、そのままでは天敵にその存在がバレバレである。その為、穴にいることを隠す為にを作るのがトタテグモの特徴である。この戸は糸でできており、巣の入り口に糸でくっついているため蝶番のように開いたり閉じたりできるようになっている。糸丸出しだと当然蜘蛛が居ることはバレるので、外側の表面には泥や苔をくっつけ、周囲に溶け込むようになっている。入口周りに細かい糸を撒いており、たとえ戸を閉めていても糸から伝わる振動で中のトタテグモには外の存在がわかるようになっている。

丸い戸が1つのものも有れば、中央で分かれている2パーツ1組の戸も有る。土ではなく木に巣を作るものも有る。敵に襲われた場合に逃れるように巣に複数の入口を持つものも有れば、巣の中に入口と同様の戸を持つ隠し部屋を持ちそこに隠れられるものも有る。巣に水が入ってこないように戸を密閉できるものも有れば、ミズグモのように体表に空気を纏い溺れないようにするものも有る。中にはシリキレグモという自分の腹部の後ろ側が硬く平たい盾となり入口をコルクの如く塞げるものも有る。


蜘蛛の多くは体が小さいうちに、を風に乗せて風船や凧のように飛んでいくバルーニングという行為を行い、故郷から遠くまで散布されるようになっている。が、トタテグモの子供はこのバルーニングを行わない。結果として親戚同士の巣が同じエリアに密集するということも起こったりする。


関連タグ*

蜘蛛 原蛛亜目 マンホール 玄関

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