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概要

遊戯王VRAINSの登場人物、リボルバーの操るエースモンスターの一体。ヴァレルロード・ドラゴンなどと同様に攻撃力3000を誇るリンクモンスター。名前にはドラゴンと付くが、ヴァレルロード・ドラゴンと違いこちらはドラゴン族ではなくサイバース族であり、容姿も非常に機械的。

リボルバーのStorm Accessによってエクストラデッキに加わり、Playmakerとの初デュエルを最終的には引き分けに持ち込む活躍を見せた。ハノイの騎士のリーダーであるリボルバーは基本的にサイバース族モンスターに良い感情を抱いていないが、このカードを入手した時は一切否定せずに「良き力だ」と発言しており、「毒を以て毒を制すのも一興」としてむしろ積極的に使い続けている。能力も高く評価しており、個人的にもそれなり以上に気に入っているらしい。


カードテキスト

リンク効果モンスター

リンク4/闇属性/サイバース族/攻3000

【リンクマーカー:上/左下/下/右下】

効果モンスター2体以上

(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、

フィールドのリンクモンスターのリンク先に

このカード以外のモンスターが特殊召喚された場合に発動する。

お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。

このターン、このカード以外の自分のモンスターは攻撃できない。

(2):このカードが相手モンスターを攻撃したダメージ計算後に発動する。

その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。


解説

特筆すべきはリンクモンスターでありながら、リンクモンスターの長所と存在意義を否定するかのような効果を持つ点。この効果はアニメでは「フルオーバーラップ」と呼ばれる。

他のリンクモンスターと同様に、このカードにはリンクマーカーが存在するが、それが右下、下、左下(そして上)に向いている。普通のリンクモンスターならこの特性は(上にも向いている点を除けば)喜ばしいものなのだが、このモンスターの場合は事情が違う。なんとリンクマーカーの先にモンスターが特殊召喚されると、互いのメインモンスターゾーンの全モンスターを殲滅するという暴挙に出る。この効果により一般的なリンクモンスターとしての運用がほぼ不可能。また、リンクマーカーが上を向いているという事はそこもリンク先、即ち相手がトポロジック・ボマー・ドラゴンの前にモンスターを特殊召喚した場合でも効果が発動するということであり、相手側もこのモンスターのリンクを迂闊に利用する事はできない。本来はリンクモンスターの欠点である要素を逆に相手への牽制・抑止力に利用しているという意味でも異色である。

さらにこの破壊効果の条件には「『このカードの』リンク先」とは書かれていない。どういうことかというと、別のリンクモンスターが存在する場合、そのリンクモンスターのリンク先まで効果発動のトリガーにしてしまうのである。相手にもリンク召喚を起点とした展開を許さない。

さらに、リンク先に召喚されたモンスターがエクストラデッキから召喚されたわけでなくても関係ない。手札、墓地、デッキのどこから召喚しても、それが特殊召喚だったのなら即座に掃討する。挙句、トークンであろうとも見逃さない。

この効果が発動したターンはこのカード以外のモンスターは攻撃できなくなってしまうデメリットもあるが、そもそもこの効果が発動した時点で基本的に自軍に残されるのは効果を適用したトポロジック・ボマー・ドラゴンのみであるため、あまり意味を成さない(効果発動後に召喚されたモンスターなども攻撃できないため、決して無意味な効果ではない)。

なお、あえてリンク先にモンスターを特殊召喚することで、ブラック・ホール並の大規模な除去効果として利用することもできる。前述のように特殊召喚であれば全てがトリガーとして利用できるため、スケープ・ゴートリミット・リバースなどを用いれば相手ターンでも構わず動く。


さらに相手モンスターを攻撃することで相手のライフポイントに直接ダメージを与える効果も持っている。こちらは「エイミング・ブラスト」と呼ばれる。

このカードより攻撃力が低い攻撃表示モンスターを攻撃すれば、戦闘ダメージと効果ダメージが合わさり、相手のライフにほぼ確定で3000ダメージが叩き込まれる。しかもこの効果ダメージは、守備表示のモンスターを攻撃した場合でも、その戦闘で相手モンスターを破壊できなかったとしても、最悪自分より攻撃力の高いモンスターに突っ込み、玉砕したとしても発動する。あくまで「こちらから攻撃を仕掛ける」事が効果の発動トリガーなのだ。


最早、殺意の塊とでも言うべき凶暴なモンスターである。攻撃名は「終極のマリシャス・コード」。


リンク4であることに加えて効果モンスター2体以上という指定があり、普通にリンク召喚するのはやや難しい。効果もアグレッシブすぎて癖が強く、使いこなすのはかなり難しい上級者向けのカードと言える。実際、使い手であるリボルバーも実はそんなに活躍させることができていない(尤もリボルバーのプレイングは基本的に堅実且つ周到であり、活躍できなかったのはタイミングや相手の作戦による部分が大きい)。しかし、その圧倒的な攻撃性と制圧力は非常に魅力的なモンスターであり、うまく使いこなせれば相手にとっては恐るべき脅威となるだろう。


そして、全国のデュエリストがその脅威性を突き詰めた結果、あるカードの運命を変えてしまった。


実は、ある点においてトポロジック・ボマー・ドラゴンとあまりにも相性が良すぎるモンスターが存在していたのである。その名はフェニキシアン・クラスター・アマリリス

フェニキシアン・クラスター・アマリリスは破壊されると同時に相手のライフに800ポイントのダメージを与える。そしてターン終了時に墓地に植物族モンスターが存在すれば、その中から一体を除外することで自分のフィールド上に特殊召喚できる。

では、破壊されたフェニキシアン・クラスター・アマリリスをトポロジック・ボマー・ドラゴンのリンク先に特殊召喚したらどうなるだろう。


答えは「墓地の植物族モンスターが尽きるまでフェニキシアン・クラスター・アマリリスの復活とトポロジック・ボマー・ドラゴンによる破壊が繰り返され、その間相手にターンを譲らず一方的にダメージを与え続ける」である。


このコンボを主戦力に採用した植物族中心の1ターンキルデッキが一時期大いに流行ってしまった。植物族モンスター特有の展開能力の高さからトポロジック・ボマー・ドラゴンを呼びやすく、その戦力は状況が整えば先攻1ターンキルも比較的簡単に達成できてしまうほど。さらにトポロジック・ボマー・ドラゴン自体が非常に攻撃性の高いモンスターであるため、仮に途中で墓地の植物族モンスターが尽きるなどしてコンボが止まってしまったとしても、弱った相手をそのまま殴り倒す戦術に即座にシフトできるという柔軟性をも備えた盤石っぷり。犠牲者にとってはまさにリボルバーの台詞にあった「地獄のデュエル」そのものであった。

これが重く見られたのだろう、それまでほぼノーマークで無制限だったフェニキシアン・クラスター・アマリリスは突然禁止カードとして規制されることになってしまった。おそらくどちらかがエラッタでもされない限り、彼らが再び並び立つ事は無いだろう……。

(一応、補足しておくと、アマリリスには通常召喚こそできるものの、専用カードならびに自身の効果以外では特殊召喚できないという縛りがあらかじめ設けられているほか、最上級モンスターとしては低めな攻撃力にされるなど、ある程度のバランス調整が図られていた。そのため、リンク導入以前から、このカードを用いたワンショットギミックが幾つか開発されてはいたが、ここまで猛威を奮う前に手札事故を招く・無差別除外などの対策を施されることも少なくなかったため、10期以降ほどの乱発はされていなかった。)


関連タグ

遊戯王 リンクモンスター

サイバース族 トポロジック


外部リンク

遊戯王カードWiki - 《トポロジック・ボマー・ドラゴン》

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