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トリコリ

とりこり

トリコリとは ゲーム作品「うたわれるもの~二人の白皇~」に登場するキャラである

概要


オシュトルネコネの母で、エンナカムイの町はずれに住んでいる。

夫が早くにいなくなってしまったため、女手一つで二人を育て上げてきたが

躰(からだ)が弱く、目を患ってしまっている。(現在は、視力はほとんど機能しないらしい)


短時間なら問題なく家事などをこなせるため 上手く生活している。時々だがご近所さんがお手伝いをしてくれるので複雑なことも何とか切り抜けている模様。



オシュトルが帰宅して来た際には、胡桃の饅頭を作り『よかったら、皆さんで食べてね』と持たせてくれたり、『足りなかったら、また作るから。 遠慮しないでね』と気遣いをしたり・・・



時々、オシュトルが『今日の食事は、某が作ります』と代わって台所に立ってくれると


『貴方の手料理を食べるの、久しぶりだわ』と 嬉しい気持ちを露わにする。




月日が経つと、彼から『今日から数日だけ、新人女官に特訓をしてあげて欲しい』と頼まれ掃除、炊事などを彼女に教え込む。


手際の良さを『御母堂は、目を患われているとお聞きしましたが・・・わかるのですか?』と尋ねられると『何度もやっているから、身体が覚えているわ』と長年蓄積された経験を彼女に語るが



『小さい頃のネコネと一緒に家事をやった時を思い出しちゃって、年甲斐もなく はしゃいじゃった』


と、倒れてしまいながらも喜びの顔を見せる。


その後は布団で横になって休みながら、彼女の成長を見届けたり 彼女が初めて作った御吸い物を食べると『家事がぴったり板についてきたわね』と喜びの顔を浮かべる。



新人の女官に『他に何か、できることはございませんか?』と尋ねられるが


『大丈夫よ。 貴女に教えて上げられることは・・・もうないわ』(女官は当初、何かとんでもないミスをしてしまったのか と思ったが 『貴女は、家事を完璧にこなしてくれていたわ』と告げる)


『それに、貴女はもっと多くの人のために・・・やらなければならない仕事があるのでしょ?』 と、彼女の正体に気づいているような素振りをみせる。(【五感の一部が衰えたりすると、別の感覚で補う】というものの類なのだろうか?

































































※【これより先、物語の結末に触れる内容が含まれるため注意されたし】





























































物語終盤、躰の具合も良くなった頃オシュトルが訪ねて来た。彼が土産に持ってきた珍しい菓子を一緒に食べて、親子の一時を過ごす。



そして・・・


『ねぇ、あの子は・・・オシュトルは、立派でしたか?』


思いがけないことを彼に訊ねる。


彼は気づかれたか?と想い、誤魔化そうと『某には、何のことか・・・・?』と惚けるも


欺けず、観念した彼は真実を語る。



真実を聞くが 怨んだりする素振りも『今まで騙していたのか』という怒りもなく


『ありがとう、あの子のことを教えてくれて・・・ありがとう。』



『そう・・・あの子は立派にお役目を果たしたのですね・・・』



『辛かったでしょうに、よくここまで頑張ったわね』



堪えに堪え、耐えに耐え 怨まれる覚悟をしていた彼に優しく語りかける。



『何故?  貴女は、怨んでもいいはずだ』


と問われるも


『自慢の息子が増えたのに・・・どうして怨む必要があるのかしら?』


『貴方もあの子に似て、強情で困った子なのね。 そんな息子が二人なんですもの・・・母として心配で仕方ないわ』


『貴方が歩む道は、私の息子が歩む道。 ならば、貴方は私の息子・・・この母の自慢の息子です』


彼を抱きしめ


『本当に、よく頑張ったわね』


『あの子となってくれてありがとう。 あの子の意志を継いでくれて・・・・ありがとう』


『そして、ごめんなさい。 本当の貴方を、死なせてしまってごめんなさい。』



『あの子の我儘で・・・このエンナカムイ(国)を背負わせてしまって、ごめんなさい』



『何度でも言うわ・・・貴方は、自慢の息子・・・オシュトルと同じ・・・私の自慢の息子です』


と、受け止める。 それを聴き少年のように泣く彼に


『その涙は、決して恥ずかしいものではないわ』


『あの子のために流してくれた涙が、恥ずかしいものですか・・・』


『誰も貴方を笑ったりなどしない・・・いいえ、誰であろうと・・・この母が笑わせません!』


『他の誰が知らなくとも・・・この母が知っています。 貴方の背負った使命を・・・誰にも打ち明けることができない想いを・・・』


『だから、忘れないで。 貴方は、決して一人ではないということを・・・』



もう一人の自慢の息子を支え、彼を大戦の場へ送り出すのであった。

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