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トルネード・ロイミュード

とるねーどろいみゅーど

『仮面ライダードライブ』に登場するロイミュードの幹部の一人。ここでは進化前のロイミュード008についても解説する。
目次 [非表示]

「カッコいいぜ、俺」

「俺はトルネード。世界を駆ける情熱の風さ」


データ

身長215.0cm
体重124.0kg
特色/力強烈な旋風を生み出す能力、旋風を利用した飛行・急加速、ドリル状の武器
進化元ロイミュード008
人間態のコピー元ジョージ白鐘
CV日向丈(ひゅうがじょう)

概要

ロイミュードの幹部。シングルナンバーの一人で、スパイダー型ロイミュード008が進化した存在。


前日談の『type zero』では、グローバルフリーズ前のハートによる決起集会に参加していた。グローバルフリーズ後は長らく海外で活動していたが、第37話からハートの要請を受けて日本に帰国した。

人間態テンガロンハットを被ってサングラスをかけたバックパッカー風の男性の姿をしており、コピー元は海外で活躍していた世界的なファッションデザイナーの「ジョージ白鐘」という人物である。自身の進化態を晒して以降はハート達からは「トルネード」と呼ばれている。


非常に傲岸不遜なナルシストであり、自称「世界を駆ける情熱の風」。事ある毎に「カッコいいぜ、俺」と自分に酔った言動をしているのが特徴。

シングルナンバーの幹部ロイミュードの中でも特に個人主義が強く、ハート達からも距離を置いて独自に海外で活動していた他、幹部ロイミュードの中では唯一配下のロイミュードを一人も従えていない(既に幹部を降格させられていた005と007、消息不明になっていた004は除く)。この点は同じく海外から帰国した幹部である006とは真逆で、実際に006とは仲が悪いらしく再会して早々に一触即発になっていた。

その自由気質の強さとオレ様っぷりからハート達とも折り合いは悪いらしく、当初はハートにすら自身の能力や進化態の詳細は伏せていた。一応006とは違いハートの事は明確に「ボス」と呼ぶなど下剋上を狙うような事は考えていないようだが(彼の性格上自由を縛られるリーダーの立場自体興味がない可能性もあるが)、ハートに名前を明かすように促された際にもその場では006と共に開示を暗に拒否した他、帰国してからもハート達には協調せずに基本的には単独行動を貫いている(一方でハートは貴重な超進化態候補の彼を守るべく自主的に護衛をしていた)。


ハート達の計画にも関心があるようには見えないが、一応は彼の提示した課題の1つである「早急に超進化態を約束の数だけ揃える事」を目的として活動しており、自らが超進化を果たす為に「自分が作ったネックレスを、海の見える教会で首元が最高に綺麗な女性につけてその女性と結ばれる」という生前のジョージ白鐘の夢を叶えるべく、都内で連続女性誘拐事件を起こしていた。


元々はジョージ自身の純粋な夢に過ぎなかったのだが、トルネードは自らの超進化の為にそれを歪めて実現しようとしていたのである。トルネード自身は彼の夢の事を本心では「下らない願望」と一蹴しており、しかし「だからこそ胸を打たれた」という理由から、自らの超進化の為に利用しようと目論んでいた。一見すると女好きなように見えるが、トルネードにとってはジョージの夢もその為に必要な運命の女性も全ては自らの目的の為に利用するだけのものに過ぎない。

実際、自らの目にかなった女性は彼氏がいようが無理矢理拉致してネックレスを強要し、超進化に至れなければ用済みとして切り捨て、それ以外の女性には平然と罵声を浴びせて攻撃にも巻き込み、男性に至っては自身の目的上完全に不要な事もあって眼中にもなく見下し(進ノ介の事も「モテそうもない凡人」と一方的に見下しており、進ノ介をガチギレさせている)、挙句の果てにはそれらの行為を自分では「カッコいいぜ、俺」と正当化するなど、単なるナルシストを通り越して非常に利己的かつ自己中心的であり、こういった言動の数々も進ノ介を激怒させていた。


その後は自らのアジトに進ノ介と共に乗り込んできた霧子運命的な出会いを果たし、2人がハートと戦っている隙に自身の超進化の為の最後の鍵として彼女を連れ去った。


そして教会で霧子にネックレスを付けようとするも阻まれ、ライダー達と再び交戦。

今回も突風を操る能力を駆使して仮面ライダードライブを追い詰め、仮面ライダーマッハが加勢して2体1の状況に追い込まれてもなお互角以上の戦いを繰り広げていたが、仮面ライダーチェイサーが乗るブースタートライドロンの強襲で形勢を崩され、ブースタートライドロンのヴォルテックスフローターで身に纏う竜巻を相殺されたことで一気に形勢逆転。

最期はそのままヴォルテックスフローターを併用したドライブとマッハのダブルライダーキックを受けて倒され、コアも完全に砕けて消滅した。


彼の死はハートからは貴重な超進化態候補の喪失として惜しまれはしたものの、それ以上にハートとしては仮面ライダー達の互いの連携強化や絆の深まりに対する関心と、さらにはそんなライダー達と今後改めて戦える事に対する「喜び」の方が勝っていたらしく、前述通り元々折り合いが悪かったのもあってか彼自身の死そのものはそれ程深くは悲しまれなかった。


能力

上級ロイミュードとしての固有能力は突風を操る事。

その身に突風を纏う事でタイプフォーミュラ以上の高速戦闘を可能とし、相手を竜巻で包む事で三半規管を狂わせて行動を制限する、相手を突風で吹き飛ばす、風と一体化して空中を飛行したり戦闘から離脱するなど、走攻守の全てにおいてかなり自由に応用の利く能力である。他にも右腕を竜巻状にねじれたドリルのような武器に変化させて近接戦闘を行う事もできる。


本人曰く、既に超進化の手前まで達しているらしく、実際に高速戦闘ではタイプフォーミュラを圧倒し、直接戦闘ではタイプトライドロンとも互角以上に戦う事が可能で第39話では10tオモーリをも破壊してみせるなど、作中では圧倒的な戦闘力を発揮しており、ベルトさんにも「あいつが超進化したらハートに匹敵する脅威だ!」と言わしめた程の凄まじい実力者である。

さらに仮面ライダーチェイサーも一対一では特に苦も無く圧倒しており、チェイスにすら「並みの進化態の力ではない」と言わしめている程だが、本人はそれだけの力が既にあっても決して過信はしておらず、ドライブの実力についても「なかなかやる」と評価しており、ライダーと本格的に戦うのは自身が超進化してからと判断して撤退するなど冷静な判断力も持っている。


ロイミュード008

データ

身長200.0cm
体重97.0kg
特色/力圧縮エネルギー弾による射撃攻撃、重加速現象の発生、旋風を利用した飛行

トルネード・ロイミュードに進化する前の姿。初登場は『type zero』。

シングルナンバーの幹部の一人であるため001と同様に任意で退化できるらしく、当初は自身の能力を隠す為にあえてこの姿で活動していた。ちなみにこの姿でも風を操る事が出来る。


余談

スーツはアイアン・ロイミュードの改造。


関連タグ

仮面ライダードライブ トルネード(仮面ライダードライブ)


ロイミュード 上級ロイミュード ロイミュード(スパイダー型)


竜巻 

 

ハート・ロイミュード ブレン・ロイミュード メディック・ロイミュード

フリーズ・ロイミュード ロイミュード006 リベンジャー・ロイミュード ロイミュード004・・・他のロイミュード幹部の怪人態。


デュデュオンシュグリンシャシンムグルン:前作における短期間で退場した敵幹部繋がり。


カゼバンバラ:能力が似ている石ノ森作品の特撮怪人

ロイミュードXXX

ソードロイミュード007)→ トルネードロイミュード(008)→ メディックロイミュード009


外部リンク

ロイミュード008 仮面ライダー図鑑


トルネードロイミュード 仮面ライダー図鑑

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