ポーラの行方を追う為、『ヌスット広場』に来たネスの前に飛び降りて勝負を仕掛けてくる。しかし、屋根から飛び降りた際に捻挫したとはいえ、予想以上の強さでネスに敗れた後は彼に『グレートフルデッドの谷』の奥地にある小屋をハッピーハッピー教団に貸した事を明かし、そこに監禁されているポーラを助け出して『ツーソン』に戻って来るように命令した。

その後、無事に2人が戻って来た際には1万ドルもの札束が入ったケースを彼らに託す(しかし、彼に会う前に先にポーラを助けると、戦闘すらせずに札束をもらえる)。自身は『オネット』でライヤー・ホーランドが掘り出した『マニマニのあくま』を得る為に何処かへ去って行ったが......。

※この先は、本編に関する重大なネタバレが含まれております。閲覧の際には充分ご注意下さい。

◆・・・・・・

◆ゼイ　ゼイ

◆・・・・・・・・・・・・・・・・・・ネス

　ネス・・・・だろ？

◆・・・・めのまえが　ぼ　ぼやけて

　よく　みえないけど・・・・

　おまえ　ネス・・・・だよな？

◆お　おれだよ　ツーソンの・・・・

　ヌスットひろばの　トンチキだよ。

　おぼえてるな。

　せかいいちのドロボーだよ。

最後に彼が残した物 (ネタバレ注意)

トンチキは、紆余曲折を経て『ハッピーハッピー村』のカーペインターが隠し持っていた『マニマニのあくま』を盗み、それを『フォーサイド』で売ろうと考えていた。しかし、道中で出くわしたモノトリーに騙されてその人形を奪われた上に致命傷も負い、街の一角で倒れてしまう。

そんな中、同じく『フォーサイド』でデパートのかいじんに誘拐されてしまったポーラの行方を追っていたネス達と再会を果たす。トンチキは、モノトリーが『マニマニのあくま』から悪魔のパワーを受けている事や『ボルヘスの酒場』のカウンターの中を調べる事を彼らにアドバイスし、最後に『おでかけは　ひとこえかけて　かぎかけて　トンチキ』という一句を読んだ後フラフラと何処かへ去って行った。

その後、直接は描かれていないものの『フォーサイド』のホテルに泊まった翌日に近くのホテルマンへ話しかけた際に

◆フォーサイドポスト　だい23めん

◆「とかいの　こどくな　し。

　 サングラスの　ひげ　ちょうはつ

　 アロハシャツの　だんせい」

と読み上げられた新聞記事から、彼が死亡してしまった事が明らかになる(なお、実際にこの記事を聞いていなくても後に『ヌスット広場』の住民の話から同様の内容が聞ける)。

その為、これ以降は出番が無い......と思いきや、終盤の『マジカント』で再登場。ネスに若い時の自分自身に似ているという事を明かし、「 ◆オレは　もう　なにすることも　できないけどさ。◆ネス　がんばってくれ！ 」と言い残して消滅した。

余談

なお、『ヌスット広場』の奥に行かなければイベントが発生しない為、トンチキさんと戦わずに済む事になる。
- ただし、この場合でも本編は普通に進むので実際に彼と関わるかはプレイヤーの判断に委ねられている。

ブラックマーケットの元締めで現役の泥棒である彼が、何故見ず知らずの少年にここまで協力したのかについては終始不明のままととなっている。
- しかし、ファンの間では『マジカント』でのトンチキは彼の魂や未練、本物の遺言だった可能性があり、彼にとってネスの冒険は疑似的な人生のやり直しだったのではないかという考察もある。