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ナイトストーカー

ないとすとーかー

ドゥーガル・ディクソンの著作『アフターマン』に登場する、架空の生物。「ナイト・ストーカー」とも。
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曖昧さ回避


『アフターマン』のナイトストーカー

学名 Manambulus perhorridus

5000万年後の南太平洋で発生したホットスポット(マントルがどびゃーっと出て出来た島 ハワイとかが有名)、バタヴィア列島に棲息するコウモリの子孫。

 この島でのフロンティアがコウモリで、その子孫が、待ち伏せ型(ぶら下がったり全力で花を主張してみたり)、泳いでみました型、など適応放散の果てに二次消費者(肉食動物)の生態的地位(ニッチ)をほぼ全て占めているため鳥類が少ない。


 その中でを持たず、前脚で地上を歩き回り(元翼の器官なので根性がある)、後脚(が顔に来て足は顎の下に垂れてるのね)で獲物を捕らえるタイプの種類(何種類かいるらしい)の内、この種は最大最強最凶で、体高1.5m。エコロケーションで回りを探るため目が小さく、葉(発声器官)、が異常に発達し、夕方になると甲高い声を上げて金切り声を上げながら獲物(長谷川政美は、何かの機会により「浮島」とか「野生の筏」ができる場合があって、それに乗っちゃった生物がどっかへ流されて土着する可能性を示唆しているが、この島には多分そんなんで来たと思われる哺乳類系の一次消費者がもふもふしている。具体的にはウサギの子孫らしいものがイラストに出ている)を捕獲している。


群れで生活している模様。


アメリカ・テキサス州南部の丘陵地帯。ここには、数百万羽ものコウモリが棲んでいる洞窟がある。コウモリは951種類もの仲間がいて、虫を食べる者果物を食べる者等、様々な生き方がある。夕方になると餌を求めて洞窟から飛び立つ。黄昏の空を飛ぶコウモリの群れは、まるで1本の長い帯のようである。


コウモリの仲間の特徴は手(前足)と胴体の間に皮膜があり、それを翼のように扱って飛行し、足(後足)で木や壁に捕まるフック代わりになっている。そして超音波を使って、餌の居所を見つけるのが得意。


こう言った性質を、祖先のコウモリから引き継いでいるのが、この『ナイトストーカー』なのである。


尚、真面目に進化生物的にみると、コウモリという動物は約5000万年以上前に進化して以降、確かに鳥類と並んで空を支配して繁栄しており、空を飛んで孤島にも真っ先に進出する哺乳類だが、陸棲化する進化を果たすのはもっぱら鳥類ばかりで、その点においては後塵を拝している。これはコウモリが前肢と後肢を繋げて一体化した皮膜を翼にしているため、陸上活動が極めて不得手で(這って歩くことしか出来ない)鳥類にこの点で対抗できないためである。ナイトストーカーのようなコウモリが生まれるためには「コウモリは無事で鳥類だけが滅んだ世界」というものが実現しない限り、恐らく今後も無理そうではある。


 『フューチャー・イズ・ワイルド』刊行時に発行されたダイヤモンド社版『アフターマン』では表紙を飾った。


関連タグ

アフターマン ドゥーガル・ディクソン ドゥーガロイド

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