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ナウエル

なうえる

南米に生息する猫科大型肉食獣の一種を指す現地名。または、第二次世界大戦時にアルゼンチン陸軍で正式採用された南米諸国唯一の制式戦車である。
目次 [非表示]

名称

チリ中南部からアルゼンチン南部にかけて居住するマプチェ族の言葉で「ジャガー」や「ピューマ」を総称する単語。本稿ではこの名前を与えられたアルゼンチンの戦車について解説する。

発音について

スペルはNahuel。スペイン語発音ならナウエル英語発音ならナヒュールとなる。


概要

時代背景

 中南米諸国は近代戦の直接的な参加経験がなく軍備力の近代化が課題となっていた。1939年に勃発する第二次世界大戦で直接戦闘に参加しなかったものの、多くの国が連合軍ドイツ軍側に立って宣戦を布告した。連合軍側に立った諸国には米国から兵器が貸与・供与がおこなわれ軍備力の近代化および拡充に大きな影響を与えた。

そんな中、アルゼンチンは自国にて生産数こそ少ないが中戦車の試作を行っていた。

開発

 設計にはアルゼンチン陸軍のショー大佐とアルフレード中尉が深く関わったと伝えられており、生産された中戦車は米国のM4中戦車に似たスタイルをしているが、各部機構の設計自体はアルゼンチン独自のものとなっている。

鋳造砲塔にクルップ社製30口径75mm砲を搭載し、当時欧州で戦っている各国戦車と比較しても劣るところのない中戦車であった。


末路

完成した中戦車は「ナウエル DL43」と命名された。ナウエルの意味は前述の通り、DLは「ライオンの牙」を意味し、43は完成年の1943年に由来する。「牙の無いライオン」というアメリカからの嘲りに対する、アルゼンチンの意地を感じさせる命名だった。

しかし生産コストを考慮した結果、米国から供給されるM4中戦車を使用した方が安上がりだとして、16両が生産されたのみに終わった。


pixivでのイラスト

2020年6月現在、「ナヒュール中戦車」タグでの投稿を合わせても投稿数は一桁(6枚)である。

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戦車 TAM

秋山優花里:「好きな戦車」として名前を挙げている

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