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ニューロマンサー

にゅーろまんさー

1984年に出版されたウィリアム・ギブスンによる長編SF小説。Neuromancer。
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概要

サイバーパンクの代名詞的作品であり、その後の『AKIRA』、『攻殻機動隊』、『マトリックス』などの作品世界に多大な影響を与えた。
『カウント・ゼロ』(Count Zero)、『モナリザ・オーヴァドライヴ』(Mona Lisa Overdrive)を入れた長編三作品は登場人物や設定に共通点が多いため、スプロール三部作と呼ばれる。
neuromancerとはneuron(神経)とnecromancer(ネクロマンサー)を組み合わせた造語で、同時にnew romance(新しいロマンス)の意も掛けられている。

あらすじ

港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった。

舞台はサイバネティク技術と電脳空間(サイバースペース)が地球を覆い尽くし、巨大企業ヤクザが経済を支配する近未来。
主人公ケイスは、かつてマトリックスと呼ばれるサイバースペースに意識を没入(ジャック・イン)して企業情報を盗むハッカーだった。
しかし、クライアントと交わされた規約を破り、その制裁として神経に損傷を与えられ、ジャック・イン出来ない身体にされてしまう。

ある日、日本の電脳都市千葉市(チバ・シティ)で廃人同然の生活を送っていたケイスの元にモリィと名乗る女が現れ、アーミテジという男に引き合わせる。
彼はケイスにジャックイン能力の修復を引き換えに、ある仕事の依頼をする。

主な登場人物

ケイス Case
主人公。24歳。
マトリックスにジャック・インするときに身体から意識が離れるという感覚に高揚感を感じていたネット中毒者。
伝説のハッカー“フラットライン”の弟子であり、その腕を買われてやり手のハッカーだった。
22歳のとき、盗んだ情報をさらに盗むという規約違反を犯し、クライアントに捕まり、その制裁として神経系に損傷を与える毒液を注入され、ジャック・イン出来ない身体になった。
サイバネティック技術やコンピュータ技術が発達しているチバ・シティに行き、何人もの闇医者に診てもらうが、治療法は見つからなかった。
その後、ネットの高揚感をドラッグに頼るようになり、仲介屋の仕事をしながら空虚な日々を送っていた。

モリィ Molly
サムライ。アーミテジに雇われてケイスを引き合わせる。
身体能力の強化、眼窩に埋め込んだミラーサングラスによる暗視や表示(リードアウト)、爪の下から飛び出す薄刃など全身にサイバネティック技術を施している。
続編である『モナリザ・オーヴァドライヴ』やギブスンの短編小説『記憶屋ジョニィ』(Johnney Mnemonic)にも登場する。
いずれの作品でも苛烈なアクションと世慣れた見識の広さで主人公らを引っ張る存在。特に『モナリザ・オーヴァドライヴ』では推定四十路でありながらヒロインである日本人少女・久美子と良い雰囲気になっていて、「漫画の美少年(ビショーネン)ヒーローみたい」と評されたり、涙ながらの別れを演じたりした。

※肉体をサイバネティック技術で強化した傭兵を作中では「ストリート・サムライ」と呼ぶ。
 この呼称は同じくサイバーパンクをテーマとするTRPGシャドウランでも引用されている。

アーミテジ Armitage
ケイス、モリィらを雇った謎の人物。
ケイスにジャック・イン機能修復手術をする代わりに、マトリックスで最も「ヤバい」と言われているコンピュータ複合体“冬寂”(ウィンターミュート)の潜入を依頼する。

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ニューロマンサー



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