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ハグワール・D・サウロ

はぐわーるでぃーさうろ

ハグワール・D・サウロ(JAGUAR.D.SAUL)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する元軍人である。
目次 [非表示]

「楽しかったら笑うでよ という事は笑ってたら楽しくなってくるわけだで」


「現場で人の命を取るのはワシらだで!!! 奴らが完全な“悪”だという証拠をくれ!!!」

「これが正義のやる事か…!!! これでもまだ 胸を張れるのかァ!!!」


「この世に生まれて一人ぼっちなんて事は 絶対にないんだで!!!!」


概要

世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部の元中将巨人族の男性で、「デレシシシ」という独特な笑い形が特徴的。

麦わらの一味の船員ニコ・ロビンの命の恩人であり、元海軍本部大将のクザンは親友だった。


なお現状唯一、人間以外で「D」の名を持つ人物。


プロフィール

本名ハグワール・D・サウロ
年齢享年105歳(22年前、巨人族なので35歳相当)
身長1950cm
所属海軍本部中将
所属船自作のイカダ
出身地南の海
種族巨人族
誕生日3月6日(サウロ=3,6)
星座うお座
血液型F型
好物クジラの丸焼き
笑い方デレシシシ
初登場単行本41巻 第392話『デレシ』
CV草尾毅

人物

一般人の船(違法行為を行った)に執拗な砲撃を行う部下を「やり過ぎ」、「荒くれ海賊でもない者を抑えられないほどおまえらは弱卒か」と叱責するなど、基本的に非常に温厚な性格である。また、己の信じる正義に従い行動する一面もあり、後々それが原因で海軍を辞める事になった。

「笑っていると幸せになれる。楽しかったら笑う。つまり笑ってたら楽しくなってくる」という考えを持ち、疎外感から落ち込んでいたロビンにも「苦しい時は笑えばいい」という助言を与え、笑顔の練習に付き合った。

同じ巨人族のエルバフ出身者に対しては、荒っぽい面が目立つ彼らと同じ扱いをされることを嫌がってはいるが、大切な物を守る・己の信念に殉じると覚悟を決めた時には毅然と立ち向かう姿勢を見せている。


戦闘能力

「覚悟せェ…ワシを敵に回すと ただじゃ済まんでよ…!!!」

Saul

上述のようにエルバフ出身者と同類と思われる事を煙たがっており、本人も「巨人族の中でも穏やかな一族」出身と語ってはいるが、その実、元”海軍本部中将”の肩書きに恥じない実力の持ち主。

非能力者ではあるが、海軍の軍艦を最も重量のかかる端を持って持ち上げ、そのまま投げ飛ばす程の怪力を誇っており、作中ではバスターコールに参加した軍艦10隻の半数近くを単独で撃沈している。その様相はクザンに「『バスターコール』が元海兵一人によって阻止されたんじゃあ格好つかんじゃないの…」と言わしめた。現在の所、海軍本部の持つ大型軍艦を己の膂力のみで一人で投げ飛ばしたのは、通常の巨人族の4倍以上の体躯を持つ古代巨人族以外では彼のみである。タフネスも凄まじく、多数の砲弾の直撃を受けてもなお戦い続けられるほど。

また描写こそ無かったが、『本部中将クラス以上は例外なく覇気が使用できる』という事と実績を踏まえると覇気も使用可能と思われる。


ベテランの海兵であるブルーグラス中将は「サウロは強かった」と語っており中将や巨人族の中でもトップクラスの実力を持っていると思われる。


活躍

最初の登場は麦わらの一味の1人ニコ・ロビンの過去編で、ロビンの故郷オハラに漂着した男として登場した。

以前は古代兵器復活に繋がるという理由から調査は世界的に死罪と扱われる“歴史の本文(ポーネグリフ)”の研究に取り組んでいた学者達を検挙して回っており、その過程でロビンの母であったニコ・オルビアを捕らえた。しかし、部下達が戦えない相手を一方的に実力行使で殲滅していたことと、彼女達は別に兵器を求めていなかったことを知り、世界政府に疑問を感じるようになる。


「おめェ 本当に兵器が欲しいのか」

「憐れな人達…!! 意志もなく…私達を裁くのね………!! 法律を疑いもせず 兵器阻止と口を揃えて…………!!」

「あなた達は 知りもしない過去に ただ怯えてるだけじゃないっ!!」


調査団の資料を引き出し、オハラの学者達は本格的に歴史の本文の研究に取り組んでいた。それを政府は突き止め、バスターコールで彼らを葬り去る様に海軍を動かす。サウロもその作戦の現場指揮官に命じられるが、学者達はあくまで歴史研究に懸命なだけで、そんな無力な相手に対し、この方針は度が過ぎないかと問い詰める。しかしセンゴクに、 「政府を疑う気か… 黙って従え!!」 と一蹴されてしまう。政府の体制や海軍の正義への不信感が募っていった彼はついて行けないと感じ、オハラの者達を庇う事を選ぶ。オルビアを解放し共に脱走、彼女を故郷への警告に向かわせ追手を食い止めるも、海に投げ出されオハラまで流れ着いた。


サウロはそこで幼い頃のロビンに助けられ、彼女が能力者である事や煙たがられている立場を一切気にせず意気投合する。しかしここがオハラだという事を知ると顔色を変え、ロビンにこの島に海軍の軍艦が押し押せ、総攻撃を仕掛けてくるからすぐに逃げ出すよう言い出した。


その後、実際に当時の海軍本部大将センゴクの指令により出撃したクザン、サカズキら本部中将5名が率いる海軍の艦隊がオハラに攻め寄せ、同地の考古学者と歴史資料を島ごと全て消し去るためバスターコールによる大規模砲撃を開始した。オハラの学者達はそれに屈しようとせず、人類にとって尊い研究を守ろうと最後まで足掻く。サウロは同志達と共に最期の瞬間までの抵抗を選んだオルビアにロビンを島から脱出させるのを頼まれ、オルビア達の生き様を称えながら連れ出す。途中軍艦から直接砲撃されるようになるも身を挺してロビンを庇い、逆に軍艦へ攻撃を仕掛けて自らを囮とし、その間にロビンに避難船へ逃げるように諭す。

しかしスパンダインによってロビンが考古学者であることが避難船に伝わってしまい、ロビンは乗船を拒否されてしまう。この光景を見たサウロは激怒しスパンダインの乗る軍艦に向かっていくも、クザンに阻まれてしまう。サウロはこの殲滅行為を正義と言えるのかとクザンに訴えるが、直後に関係ないはずの島民達が、学者が逃げ込む可能性があるという理由でサカズキに抹殺されたことで更に怒りがヒートアップし、遂にクザンと全面的に戦うことになる。ロビンを守る為に奮闘するが、クザン相手では勝ち目がないと踏んだサウロはロビンを連れて脱出しようとする。遂にはクザンに追い付かれるがそれでもロビンを庇い続け、海に出ればいつか共に生きて守ろうとしてくれる仲間にきっと会えると激励しながらクザンに凍結された。


「走るんだで 思い切り!!! 島内におったら命はねえ…!!! とにかく…ワシのイカダで海へ出ろ!!」

「よく聞け ロビン… 今は一人だけどもよ…………!! いつか必ず“仲間”に会えるでよ!!!」

「海は広いんだで…………いつか必ず!!! お前を守ってくれる“仲間”が現れる!!! この世に生まれて一人ぼっちなんて事は 絶対にないんだで!!!!」

「どこかの海で…必ず待っとる 仲間に会いに行け!!!ロビン!!!!」

「そいつらと…… 共に… 生きろ!!!」


徹底的に遂行する正義の恐ろしさと、親友がロビンを最後まで守り抜いた行為を見たクザンはその意志を尊重。ロビンが生きた先がどうなるか、サウロの選択は良い結果を生むのかどうか確かめる為、敢えて島から脱出させた。その後のサウロの生死は作中では描かれなかったが、現在では死亡した扱いとなっている。


次の登場は27年前の過去編で、ロジャー海賊団金獅子海賊団が衝突したエッド・ウォーの海戦の鎮圧のため、海軍本部から出陣する中将達の中に1コマながら登場した。


関連タグ

ONEPIECE Dの意志  海軍 ニコ・ロビン クザン
















以下、1066話以降のネタバレが含まれます。



































エッグヘッド編にて生存が示唆された


オハラの事件から数ヶ月後、数名の巨人族が湖に学者たちが沈めた書物を引き上げているのを現地に行ったベガパンクモンキー・D・ドラゴンが目撃しており、

  • そのリーダーがドラゴン曰く「全身に包帯を巻いた奇妙な男」だったこと
  • それを聞いたロビンの「その巨人族の船長の名前はサウロよね?」という問いにベガパンクが「彼は身を潜めているんだ」と答えたこと
  • 回収された資料を見にエルバフを訪れたベガパンクと会話する巨人のシルエットがサウロと似ていたこと

から、クザンにより凍らされたのは一時的である可能性が出てきた。


確かにこのときクザンは、ロングリングロングランドでルフィやロビンにかけた「アイスタイム」の前に「アイスタイムカプセル」という別の技を用いており、考察界隈ではそれを理由の1つとして前々から提唱されてはいた。

しかし原作者監修の公式ファンブックに記載されたプロフィール欄では「享年」と記載されていたため、それに対する疑念の声があるのも事実である。

(参考ツイート公式YouTubeチャンネルで配信中の番組「仲間がいるよTube!!!!」のレギュラーでもある考察ユーチューバーの意見)


またオハラの事件当時には死亡しなかっただけで、現在は死亡していれば「享年」のつじつまは合う他、ネタバレ防止という意味も兼ねて「死者を装っている」という可能性もあるため、今後本人が登場するか追加情報が明かされるまで、断定は避けるのが無難と言える。

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