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CV:原田彩楓


人物

フラント州という地方にあるエルフの自治区「善い枝侯国」出身のエルフの女性。外見は20歳前後。実年齢は自称「17歳と2500か月(約220~230歳)」で、実は高原の家の住人で2番目に若い (1番若いのはスライムの精霊にして双子姉妹のファルファとシャルシャの50歳)。


外見上の特徴は、超がつくナイスバディ。特に胸は「したたりの精霊」のユフフが登場するまでは、(おそらく)劇中でも一の大きさだった。そのため、本編でもお色気担当扱いだったり、アズサが自分の胸と比べて嫉妬するほど。

曰く、年に750回程度(つまり1日2回ペース)「いやらしい体しやがって」と言われたとのこと。ちなみに現在も順調に成長中


職業は調薬師で、「栄養酒」という栄養ドリンクを作っていた。

経営手腕も高く、故郷で「ハルカラ製薬」という会社を興して成功していたのだが、栄養酒を飲んだ魔族のベルゼブブが体調を崩してしまう。

それにより「ベルゼブブが恨んでいる」という噂が流れて従業員が逃げ出し、ハルカラ製薬は事実上倒産。とばっちりを恐れた故郷からもあっさり厄介払いされてしまう。


さらに自分の手配書まで出されてしまい、命の危機を感じてちょうどレベル99という噂が広まりだしていたアズサを頼ってきて、アズサの二番目の弟子という形で匿われる。


その後、直にやってきたベルゼブブ本人から、体調不良の真相が「栄養酒が体に合わずに倒れた」のではなく、「栄養酒を飲みながら仕事で無茶をし続けたために倒れた自業自得」ということが明かされ、手配書も「ハルカラが逃げ出したために栄養酒が買えなくなり、本人に生産再開を頼むため」と、全ては誤解と判明した。


とはいえ、自分を速攻で見捨てた故郷に戻る気にはなれず、アズサの弟子を継続しながら近くの町で新たにハルカラ製薬を興す (後に故郷とは和解し、ハルカラ製薬の第2工場を建てている)。

栄養酒だけでなく、アズサが作ったお菓子「食べるスライム」の販売、製造も管理しており、アズサ達家族の中では一番の資産家となっている。


…と、ここまでなら「不幸な目に会いながらも再起した優秀な実業家」なのだが、彼女の最大の欠点として、劇中最大のドジっ娘兼やらかし体質がある。さらに、アズサに次ぐ巻き込まれ体質でもある。

上記のベルゼブブの一件はまだ序の口であり、主な物を抜き出すと、

  • 食用キノコと毒キノコの仕分けが雑で、自分やアズサに食べさせてしまう。
  • ハルカラ製薬を興したら、工場を建てた土地に地縛霊(ロザリー)が住んでいた。
  • それが解決し、営業許可を申請した際に賄賂を断ったため州知事に冤罪で逮捕される。(小説版のみ)
  • 家族で魔族の国に招待され、魔王ペコラと会った時に失言でやらかしてしまい土下座するが、その後に勢いよく頭を上げた拍子に頭突きをかましてしまいペコラが意識不明になり、処刑されそうになる。

等、主要人物屈指のトラブルメーカーとなっており、特に私生活では筋金入りのポンコツ。


本人も「同じやらかしを何百回繰り返しても治らないタイプ」と自覚してしまっている程で、お酒が大好きだが酔いやすく、直ぐにぐでんぐでんに潰れるのがお約束になっている。

しかも、アズサやライカ達とは違って能力は一般人レベルな為、荒事などに巻き込まれた時は自力では対処できず、されるがままになっている事もしばしば。


一方で、マンドラゴラのサンドラを保護した時は彼女のとっさの機転が役に立ったりと、たまにではあるが見せ場もある。

なお、一応アズサに恋慕を抱いているような節もある(本人曰く百合的思考はないが、食われノンケ)。


上記や下記の様々な要因から、エルフという種族や地元に対する愛着は失せて久しく、命乞いした時も躊躇いなく一族の尊厳を売り払っている。


家族について

実はハルカラが起業した原因は故郷の家族にある。

家族構成は両親と兄、妹の本人も含めて5人家族。ただし、全員がハルカラと同等どころか、ハルカラが呆れるくらいのいい加減でテキトーな性格なのである。


特に仕事面で悪影響があり、父親はポカミスが多くてクビと再就職を繰り返す。フリーターの兄は遅刻などで長続きしないと、二人ともまともに稼げていない。唯一定職についているのは妹のみ(ちなみに職業はネイルサロン。ただし、安月給らしい)。さらに、お互いが甘やかすので改善の素振りもないという、全員が善人なのだがおバカ家族


比較的まともなハルカラが一家の大黒柱とならざるを得なかったのだが、本人も会社勤めに向いている性格ではないので、いっそ経営する側になろうとしたのがハルカラ製薬の始まりである。


なお、下手にお金を渡すとさらに甘えてダメになっていくため、自分の貯金は家族にも勝手に使えないようにしている。

現在は、故郷に建てたハルカラ製薬の新工場に家族を雇用し、仕事を提供するという形で間接的に養っている。

しかし、見捨ててこそいないもののはっきり言って家族のことは苦手で、3回目の喫茶『魔女の家』に家族が来た時には思いっきり嫌がっている(もっとも、「家族割できるか」などと厚かましいこと言ってきたので、嫌がられて当然であるが)。


スピンオフでは

スピンオフ小説『エルフのごはん』では、ついに主役となる。

「エルフのごはん」では、アズサに出会う前、故郷で起業したばかりの彼女(終盤ではアズサと出会って以降の話もある)が栄養酒の営業で各地を回ったり、経営の傍らに料理に舌鼓を打つ‥‥はずなのだが、見つけた料理屋が大外れだったり、同行した家族が調子に乗って、その世話でゆっくり食べられなかったりと、彼女の強烈な「やらかし体質」でいつも散々な結果になってしまう。

果たして、彼女がおいしい料理にトラブルなくありつける日は来るのだろうか‥‥?


「しくじっっっっっっっっっったーっっっっっっっっっっ!」


なお、最終回でメガーメガ神のイタズラで現代日本に一時的に迷い込んでいるが、その時に前世のアズサ(原作者曰く女子高生時代)に出会っている。


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