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バオー来訪者

ばおーらいほうしゃ

1984~85年に少年ジャンプで連載された荒木飛呂彦の漫画、およびそれを原作とするOVA作品。
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バル バル バル バル バル

これがッ! これがッ!これが『バオー』だッ


バオー来訪者


そいつにふれることは、死を意味するッ! アームド・フェノメノンッ!

概要

後に長期に渡り連載される『ジョジョの奇妙な冒険』の前身として描かれていた漫画。全二巻と短いながらも非常に良くまとまったストーリーと荒木独特の奇妙な擬音、荒削りながらハイテンションで全くだれない展開から今なお根強い人気を誇る。
1989年にOVA化され、一部劇場で公開された。
ちなみに、バオーの使用する能力などは「ジョジョ」でもいくつかが再登場を果たしている(例:リスキニ・ハーデンセイバー=腕から刃を出して相手を切り裂く=カーズの輝彩滑刀)。

作者・荒木飛呂彦に曰く、「カッコイイけど悲しいお話」らしい。

なおこの作品は連載当時マニアックな雰囲気が読者人気を得られずに打ち切りにされてしまっている。しかし最後まで綺麗に纏められたストーリに単行本でこの作品を知った読者はこれが打ち切り作品であるとは信じられないという。

あらすじ

秘密機関“ドレス”が創り出した最強の生物兵器・バオー。橋沢育朗に寄生し、超能力少女・スミレと共にドレスから脱走したバオーに、暗殺者たちが次々と襲いかかる。
その時、育朗の中に眠る無敵の生命・バオーが覚醒する!!

登場人物

声優は特筆しない限りOVA版のもの。

橋沢育朗
- 堀秀行(OVA) / 内山昂輝(オールスターバトル)
研究機関ドレスの実験体として寄生虫バオーに寄生された少年。家族とともにドライブ旅行中に交通事故にあい、仮死体としてドレスに拉致され、仮死状態で研究所に移送される途中、偶然スミレによって目覚め、以降スミレと共に「ドレス」の刺客から追われることとなる。真面目で物静かな性格の持ち主。
バオー
霞の目博士によって生み出された生体兵器。生物の脳に寄生し、体から分泌される体液によって宿主を瞬時に戦闘形態へと変態(メタモルフォーゼ)させる性質がある。寄生してから百数十日で成虫になり、宿主を苗床に卵を産み付け繁殖を繰り返す。
その凶悪な性質とは裏腹に、バオー自体は生物的にごく普通の思考の持ち主で攻撃されない限りは何もしない。ドレスによって一方的に殺された親子を見たときは憐憫の情すら抱いていた。
スミレ
声 - 日高のり子
孤児院で育ち、予知能力の素質をドレスに認められた少女。性格はませていてとても口が悪い。その能力は微弱で自動書記(作中ではこれを「心を滑らせる」と表現している)やコックリさんなどの手段を用いるが、稀にはっきりとした映像(ヴィジョン)を見る。物語前半に逃亡中の資金を稼ぐため、予知能力を使い競馬場で大穴を当てている。育朗と同じ列車で移送中に車両を脱走し、育朗と出会う。

霞の目博士
声 - 永井一郎
寺の住職を表の顔にしている秘密機関ドレスの研究者で、バオーの生みの親。「なぜならッ!」が口癖のマッドサイエンティスト。名前の由来は仙台市の霞目地区からだろう。
遺伝子操作を施した様々な動物達を、過酷な環境を作り出す実験室で飼育するという実験を「人工進化」と称して行い、それを繰り返してバオーをはじめとする新生物を多数生み出した。ドレスにおいてはそこまで高い地位の人物ではなく、上からの命令には逆らえない。

ウォーケン
声 - 屋良有作
架空のアメリカインディアンの部族・スクークム族の末裔で、誇り高き戦士。霞の目曰く「地上最強の超能力者」であり、物語における最強最後の敵としてバオーの前に立ちはだかる。電子レンジのように物質分子を振動させることができる超能力の使い手である。戦いこそが全てであると語り、殺戮を生きがいとする男。敵であるバオーを自身と対等の力を持つ戦士と認め、命を賭した凄絶な戦いを繰り広げる。外見は永井豪の作品バイオレンスジャックの主人公によく似ている。
ちなみに、タイトルの「バオー来訪者」とは彼がバオー(育郎)を迎えた時の台詞、
「ようこそ来訪者」から来ているものと思われる。

バオー武装化現象(アームド・フェノメノン)

バオーは宿主のに寄生している。
宿主が生命の危機に陥ると精神を乗っ取り、体液を全身に流すことで宿主の肉体を強靭なものに変化させる(いわゆる変身である)。これをバオー武装化現象と呼ぶ。
変身中は「バル バル バル バル バル」という咆哮しか発せず、人間の言葉はしゃべらない。
バオー自体が生まれたばかりの種族なのでそのポテンシャルは未知の領域が多く、霞の目博士ですらその能力を把握できていない。
物語中盤まではバオーが武装化現象を起こすと意識はバオーのものとなり、育朗の意識は眠っていた。
物語が進むにつれて育朗はバオーと意識を共有し、自分の意識と意思を保ったまま武装化現象を発動させられるようになる。

『オールスターバトル』では橋沢育朗のバトルスタイルとなっている。

関連イラスト

僕の邪魔をするなァーッ!『バオー来訪者』
殺らいでかッ「バオー!」


来訪者
ネペンテス液を入れろといったら入・れ・ろ・ッ!


関連タグ

荒木飛呂彦 ゴージャス★アイリン ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル(主人公:橋沢育朗がプレイアブルキャラとして参戦)

仮面ライダー……内容に似通った面が多いため、ファンから「荒木版仮面ライダー」と称されることがある。

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