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バシブ・バンデベル

ばしぶばんでべる

『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場したガミラスのキャラクター。バンデベルのリメイクキャラクターであり、今回は反デスラー派として登場。後の劇場版『星巡る方舟』にも登場し、冒頭でガトランティス艦隊と遭遇してしまう。
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狼狽えるな、ゼルグートの正面装甲ならば・・・・・・!



概要


 『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場したガミラスのキャラクターで、オリジナルのバンデベルのリメイク。容貌は紺色の髪に顎鬚というほぼ同じであるが、階級が准将に定められている。またヘルム・ゼーリックの部下でもあり、彼の専用艦『ゼルグートⅡ世』の艦長も務めている。彼自身の部下として、マイゼル・ドラム大佐がいる。

 小説版では、軍人として華々しい功績を挙げようとする気持ちはなく、貴族として安泰な暮らしが出来れば良いと思っている。その為にゼーリックに同調していたようだが、唆されたと発言しているあたり、全面的に信用などはしていない模様。


経歴

TV版

 ゼーリックと同じく門閥貴族社会の復権を夢見る軍人であり、デスラー政権の打倒と貴族社会の復活に賛同していた模様。ゼーリックにとって邪魔者になるエルク・ドメルに対して、彼自身はどう思っていたのかは不明だが、ドメルの死刑判決に喜んだゼーリックに恭しく「おめでとうございます」と言っている。

 バラン星へ観艦式に参加するために、ゼーリック共々艦隊を率いて出発。予定通りにバラン星に集結した1万隻以上の艦隊を前にして、デスラーの死を公表するゼーリックを後ろから見ていたときは、計画通りに事が進み笑みを浮かべていた。しかし、予想外のヤマト乱入とデスラー自身の生存が表沙汰になったために、ゼーリックがグレムト・ゲールに射殺されてしまった。

 その後、最上級指揮官として少将のゲールが全体指揮を執っていたが、バラン星が崩壊して大損害を受ける。その後の詳細は不明であったが、25話にてゲールが自分の乗艦『ゲルガメッシュ』に戻っていたことから、バンデベルはそのまま帰還していたと思われていた。


映画版(星巡る方舟

 デスラー暗殺に失敗した為、母星に帰還する事が出来なくなってしまったバンデベルと、ゼーリックに同調していた士官たちで構成される小艦隊(十数隻規模)は、基幹艦隊3000隻を離脱して当てもなく途方もない航行をしていた。

 しかし、大マゼラン銀河外縁部を航行していた最中に、デスラーの戦死と政権崩壊が知らせとなって飛び込んできた。バンデベルは、デスラー政権のままであれば自分らは帰っても処刑されると考えていたが、崩壊したとなれば自分らも帰還できる余地はあると踏んでいた。小説版では、その根拠として更迭された筈のガル・ディッツ提督が復権して、このように招集命令を発しているのだから、自分らも悪いようにはされないだろうと言う考えであった。

 だが、彼らが監視の行き届かない大マゼラン銀河外縁部にいたことが、最悪の結果を呼んでしまったと言える。彼は部下のマイゼル・ドラム大佐と共に、本国へ帰還できる可能性に喜んでいた途端、重力振と共に巨大なエネルギー流が襲い掛かり、味方艦3隻が纏めて撃沈された。

 それは、彼らガミラスが蛮族と言って軽蔑している敵性勢力『ガトランティス』の奇襲攻撃であり、小マゼラン方面指揮官ゴラン・ダガームの艦隊から行われたアウトレンジ攻撃(即ち火焔直撃砲)であった。

 バンデベルは反撃を開始するものの射程圏外故に届くはずも無く、その後も2回にわたるアウトレンジ攻撃が行われた。この合計3回にわたる砲撃で、バンデベル指揮下の艦隊は95%が壊滅、事実上の全滅に追いやられてしまう。

 現実離れした攻撃と損害に、彼は事実を受け入れることが出来なかった。「野蛮人がこんな技術を・・・・・・有り得ん!」と認めようとはしなかったのである。遂に火焔直撃砲の砲門がゼルグートⅡ世を捉える中、バンデベルは狼狽するドラムを叱咤しつつも、ゼルグートⅡ世の正面装甲ならば耐えきれると豪語した。


「狼狽えるな、ゼルグートの正面装甲ならば!!」


 ・・・・・・が、それは夢でしかないことを思い知らされた。火焔直撃砲はゼルグートⅡ世の正面装甲を容易く貫通し、さらには艦尾まで貫き通してしまったのである。慌ててブリッジである独立戦闘指揮艦のみで離脱を図ったものの、それさえ見逃してもらえずに火焔直撃砲の的となって消滅させられてしまった。


小説版

 貴族出身者としての描写が強く描かれており、彼の心境としては貴族としての安泰な暮らしを求めていた。そのため輝かしい武勲等には目もくれてはいない。しかしクーデターの失敗で変える事も出来ないと途方に暮れていたが、デスラー政権の崩壊を知った途端に、自分らにも帰還する余地はあるのではないかと考えた。

 しかし、その途端にガトランティス艦隊の奇襲を受けるが、最初こそはガトランティスの攻撃だとは受け入れず、流星群か何かだろうと言う認識程度であった。野蛮人に優れた技術は有り得ない、と見下していおり、さらにはダガームの艦隊が執っている横列陣形に対しても、「相変わらず戦術も知らない馬鹿陣形か」と言って馬鹿にしていた。

 だが火焔直撃砲の恐ろしさを知ったのはこの直後で、不発弾と思われた旗艦メガルーダの砲撃が、空間を跳躍してきたことを知って初めて狼狽えた。副官のドラムは撤退を進言するものの、ゼルグートⅡ世で蹴散らすと言う事を聞かなかった。

 結局は味方艦隊は壊滅、自分の想像を超えた攻撃に呆然としてしまい、一時は何も指示できなかった。その間はドラムが臨時に指示して、味方艦と衝突寸前のところで味方艦を砲撃して爆沈させるといった事態が発生。結果として手も足も出ずに劇場版と同じ命運を辿り、火焔直撃砲によって宇宙の塵と成り果ててしまった。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 ヘルム・ゼーリック ガミラス

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