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バズガス

ばずがす

バズガスとは、特撮テレビドラマ『星獣戦隊ギンガマン』に登場する敵怪人の一体。
目次 [非表示]

「こうなったら、俺がこの手でダイタニクスの心臓をマッサージしてやるぜぇ!」


CV:岩崎征実

登場話数:第三十九章「心のマッサージ」


概要

宇宙海賊バルバンの4軍団のうち、バットバス魔人部隊に属する魔人の一人。

古代や中世風の甲冑に身を固めた、重厚な出で立ちこそ他の軍団員とも共通しているものの、その性格は不真面目で、シェリンダからもウザがられるほどの軽佻浮薄な言動も目立つなど、質実剛健な気質の持ち主揃いな魔人部隊の中にあって、その数少ない例外とも言える。


胸部や脛の装甲などに、リボルバー式拳銃の弾倉を意識した意匠が施されていたりと、至るところに銃器を意識した要素が盛り込まれている出で立ちが特徴であるが、中でも両肩には一対のバズーカ砲を備えており、これが主武装として位置づけられている。また胸部にも計6門の機関砲が取り付けられており、こちらによる砲撃も強力である。

また、バズーカ砲は用途に応じて異なる弾を発射することもでき、砲身の側面には最大4発まで連射可能な、交換式のマガジンが取り付けられるようにもなっている。作中では後述の作戦行動にて、バルバエキス入りの弾頭を使用する際にこの機能が活用された(※)。


(※ その際、バルバエキス入りの弾頭を右側のバズーカ砲に、後述の中和剤入りの白い弾頭を左側に装填している)


作中での動向

魔獣ダイタニクス復活に向けた動きがなおも進捗芳しくなく、さらに始末したはずのブクラテスヒュウガと共に蠢動を見せ始める中、バットバス魔人部隊による新たな作戦が展開されようとしていた。


バズガス「俺達は!」

ヤートット「バットバス魔人部隊!」

バズガス「ヘ~トヘ~トなのは~ん?」

ヤートット「ギンガマン!」

バズガス「バ~リバリ元気は!?」

ヤートット「俺達だーっ!」


作戦の実行役として選出されたバズガス達を前に、ビズネラが提示したその作戦内容とは、「ダイタニクスの心臓をマッサージし、それにより血の巡りを良くして復活を促す」というもの。そのマッサージのために必要な「大きい手」を確保すべく、前述のバルバエキス入り弾頭を利用して腕の立つマッサージ師を巨大化させ、ダイタニクスの元へと連れてくるのが、彼等に与えられた任務という訳である。

が、この作戦には「バルバエキスは人間には刺激が強過ぎるため、そのまま投与すると巨大化する前に死亡してしまう」という、文字通り致命的な問題点が横たわってもいた。無論ビズネラもその点への対策として、バルバエキス入り弾頭だけでなくその効果を抑える中和剤入りの弾頭を、同時に撃ち込むことでその問題点をカバーする、という目算を立てていた。


かくして、市街地に繰り出したバズガス達は、最初に発見したマッサージ師に予定通り2つの弾頭を撃ち込もうとするのだが、そこに足を負傷したサヤを除くギンガマン4人が立ち塞がる。彼等からの妨害を受けながらも、そのドサクサに紛れて逃げ出すマッサージ師に対し砲撃を見舞ったバズガスであったが・・・あろうことかこれを庇って直撃を受けたレッドの身体が、見る間に風船のごとく膨れ上がるという予想外の事態が発生してしまう。


「どういうことでい?太るだけで巨大化しねえとは・・・」


実は前述した中和剤にも、「調合が適切でないと想定通りの効果を発揮しない」という難点が潜んでおり、この事態を前に中和剤入りの弾頭が失敗作だと悟ったバズガスは、「失敗作ならくれてやる」と他の3人にも弾頭を撃ち込み、リョウマと同様にその身体を膨らませることで彼等を行動不能に陥らせてみせた。

さらに、怪我を押して駆けつけたサヤにも同様に弾頭を見舞わんとするも、折悪しく弾切れとなったために断念、一時撤退に及ぶことを余儀なくされた。



撤退後、「さっきの弾だとバルバエキスの効き目を抑え過ぎってことだな」と失敗の原因を分析したバズガスは、アジトにてヤートットと共に中和剤の再調合を行うと、改めて腕利きのマッサージ師の捜索に乗り出す。先の出撃時とは別のマッサージ師を見つけ、ここでも弾頭を撃ち込もうとしたバズガスはここでも再度駆けつけたサヤにより、中和剤入りの弾頭が装填されたマガジンを奪われてしまうが、これを機関砲の乱射でどうにか奪還。

そしてサヤを追ってきた柔道の師範代・忍がマッサージが上手いことに目をつけ、彼女に狙いを付けたまではよかったのだが、これを庇って砲撃を受けたサヤが、倒れたままピクリとも動かなくなってしまい、「今度は効き目が強過ぎたのか~っ!?」と落胆したのも束の間、バズガスの眼前で繰り広げられたのはにわかに起き上がったサヤが巨大化するという光景であった。


ともあれ、サヤの巨大化によりようやく調合が成功したと判明したのを受け、バズガスは改めて忍を巨大化させんと迫る。

サヤもそうはさせまいとするが、忍を庇った拍子で足を挫いており動けなかった。

だが、バズガスは太りながらもなお闘志は十分なリョウマ達によって、体重を活かしたボディプレスツッパリ攻撃でこれを阻まれ失敗。

何とか逃げ出したものの、その間にサヤが、忍の提案で挫いた足をギンガットにマッサージしてもらったことで復活。

「よくも私を大きくしてくれたわね!」と追い回され、あわや握り潰されそうになってしまう。


「貴様なんぞ巨大化させるんじゃなかったぜ!」と慌てて中和剤を撃ち込み、サヤを元の大きさに戻し辛うじて難を逃れたバズガスであったが、その弾みで中和剤入りの弾頭を落としたのが災いし、これをピンクに奪われた上に獣撃棒を利用してリョウマ達に撃ち込まれたことで、彼等までも元の体型へと戻されてしまった。結果、5人揃ったギンガマンに対しては機関砲の乱射も通用せぬまま、銀河の戦光により大ダメージを負わされるに至る。


已む無く自らがバルバエキスを呷って巨大化し、記事冒頭に示した台詞と共にダイタニクスの心臓マッサージを実行すべく作戦を変更。その前に立ちはだかった超装光ギンガイオーをも機関砲の乱射で蹴散らそうとするが、救援に駆けつけたギガフェニックスが「優れた反射神経」を活かして砲撃をことごとく弾き落とすとたちまち形勢不利に陥り、ギガニックブーメランに続けての銀河大獣王斬りで引導を渡されたのであった。


備考

デザインは下條美治が担当。弾丸をモチーフとしてまとめられた一体で、前述のバズーカ砲に装着するマガジンについては、「デザイン的な話をすると特にいらないっちゃいらない」ものでもあったらしく、恐らくは作中描写に即した形で制作サイドからの注文があったことが、後年のインタビューに際して示唆されている。

CV担当の岩崎は、本作へは第三十章に登場したバルキバルキに続いての参加となった。本作において、各回のゲスト敵怪人のCVを1人の声優が複数担当したのは、これが唯一のケースとなる。

関連タグ

星獣戦隊ギンガマン

宇宙海賊バルバン 魔人(宇宙海賊バルバン)

バットバス魔人部隊 弾丸 バズーカ砲

肥満化


煙ヱ門別の軍団に属する魔人の一体で、こちらも軍団内における数少ないコメディリリーフ的な存在として描写されている

ミザルス:こちらは同じ軍団に属する魔人の一体で、バスガスの着ぐるみの流用・改造を前提にデザインが起こされている


NNネレンコ:『激走戦隊カーレンジャー』に登場する敵怪人の一体。こちらも戦隊メンバーを4人も肥満化させた点でバズガスと共通しているが、あくまでも意図的なものではなかったバズガスに対し、こちらは当初からそれが狙いであるという相違点も見られる

ヴォッファ:『爆竜戦隊アバレンジャー』の登場キャラクターの一体。こちらも戦隊サイドの女性キャラを誤って巨大化させ、危うく握り潰されそうになったことがある

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