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バヤジット

ばやじっと

バヤジット(Beyazit)はアラブ・ペルシャ・トルコで一般的な男性名。ここではカトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物を解説する。
目次 [非表示]

「兄上以上に愛した人など、この大陸のどこにもいません」


概要

カトウコトノによる漫画作品『将国のアルタイル』の登場人物CV:内山昂輝

トルキエ将国を中心として大トルキエを形成する「四将国」の一つ・ムズラク将国将王(スルタン)バラバンの将弟(ベイオウル)。

ムズラク将国の最東端でルメリアナ運河に面した港の町(リマン)で聖官(ウレマー)を務めていたことから、「聖官のバヤジット(ウレマー・バヤジット)」と通称される(ただしアニメでは「太刀持ちのバヤジット(シラーフタール・バヤジット)」となっている。「ウレマー」が特定宗教に関わる語ゆえの配慮と思われる)。


人物

プロフィール

生年月日トルキエ暦48年/帝国暦424年10月18日
年齢享年28歳(初登場時、26歳)
身長180cm
役職(ムズラク将国)将弟→(即位)第4代将王

ムズラクを含む四将国の将王は、大トルキエ体制においては将軍と同格である。


経歴

ムズラク将国第2代将王ウスマンの次男として生まれる。バラバンにファトマがいる(いずれも母は同一人物)。

14歳で父ウスマンを失うと、兄バラバンが3代将王として即位。兄の補佐役を務め続ける。

ムズラク将国最東端の港の町(リマン)で聖官を務める傍らで「耳役(クラック)」となり、ザガノスの私設密偵網「目と耳(ギョズ・クラック)」に参加。

親トルキエ派のアイシェがバルタ将国を逃れて保護を求めてきたことをきっかけに、彼女ともどもバラバンから離反する。

トルキエ暦75年8月末の奇岩の町(アカイプ)会戦では、幻の武器「東弓(シャルクヤイ)」を用いて活躍、自らの手でバラバンを討ち取った。

四将国内乱終結後はムズラク将国第4代将王として即位する。

トルキエ暦76年、花の都(フローレンス)共和国で開かれた反帝同盟会議では、ザガノスとともにトルキエ代表として出席する。

その傍らで、ザガノスに協力し新兵器「警告の鐘(ウヤンドゥルマ)」の開発に携わる。

トルキエ暦77年(帝国暦453年)3月、レレデリク率いるバルトライン帝国軍のトルキエ侵攻に際し、トルキエ防衛軍として泉の谷(チェシメ・デレ)の戦いに参加。泉の町(チェシメ)に布陣する別動隊として新兵器「警告の鐘」を操った。潰走した味方の援護と「警告の鐘」鋳造工場破壊の任を全うするために最後まで工場に残り、28歳の若さで工場と命運を共にした。


性格・信条

穏やかで物腰柔らかな親トルキエ派の青年。ムズラク将国の港の町(リマン)の聖官(ウレマー)を務める関係で、異国の事情や文物にも詳しい。

「耳役(クラック)」を務めていることから、物語開始以前よりスレイマンザガノスと交流があったと推測される。

協定を渋っていたブチャク将国の第45子イスマイルを味方に引き込むなど、交渉は巧みで、周囲からの信頼は厚い。


バラバンとの関係

3代将王となった兄バラバンとともに「ムズラク将国を強国とする」との誓いを立てた14歳のときから、彼を深く敬愛・補佐した。

しかしムズラク将国はトルキエ将国の衛星国家としての性質が強く、トルキエの風下に立たされることを嫌ったバラバンは、しだいに反トルキエの姿勢を明確にしていく。

親トルキエ派のバヤジットは、バルトライン帝国と結んでトルキエからの離反を望むバラバンとの対立を深め、親トルキエ派のアイシェの処遇を巡って決定的に決裂。他の三将国を巻き込んだ内乱へと発展した。

内乱で不本意にも愛する兄を殺してムズラク将国を奪った形となったことから、その後のムズラクの平和と大トルキエ体制に対する責任を重大に感じている。


新兵器「東弓」と「警告の鐘」

幻の武器「東弓(シャルクヤイ)」は、極東の巡礼者が港の町(リマン)の水の社殿に奉納したもの。バヤジットが聖官を務めていた関係で彼の手に渡った。

東弓は戦争のあり方を一変させ、軽騎兵を主力とするトルキエ民族を脅かす兵器であることから、バヤジットはその存在を秘匿し、破却を望んだ。しかしブチャク将国のイスマイルとの交渉において「勝つための切り札」として東弓の一時的な使用を申し出た。内乱後はバヤジットの当初の意向通り東弓は全丁破却された。

しかし後に鐘の都(カンパーナ)のバスコが東弓によく似た火器「警告の鐘(ウヤンドゥルマ)」を考案。その開発がザガノスのもとで進むと、協力することになった。


エピソード

  • ザガノスが密かに考案した「バルトライン帝国が滅んだ後のトルキエ将国の設計図」をザガノスから直接明かされた数少ない人物であり、彼からの信頼の厚さがうかがえる。
  • 兄の愛した飼い虎「赤髭(アル・サカル)」を受け継ぎ大切に飼っているが、バヤジット自身は赤髭に監視されているように感じている。
  • 趣味は書道。

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