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「お宝サンキューで~す♪」

はずっと、感情を欲しがっていたね…」


プロフィール

出身テンビン座系の惑星
年齢300歳→400歳(地球人換算)
誕生日3月26日
星座???(作中世界では何座なのか判明していないが、我々の世界では牡羊座になる)
血液型なし
一人称ボク
CV小野友樹
スーツアクター大林勝、島崎渉(ジェットデッキ吹替)

概要

機械生命体怪盗テンビンゴールドに変身する。

機械生命体でありながら感情表現が豊かで、「ごいすー!」「しくよろ!」「あげぽよウェ~イ☆」といった口癖の通り、一見性格はチャラ男系。セリフにお笑い芸人ネタが混ざる事もしばしばだが、日頃は見せないナイーブな心も持ち合わせ、傷つくことを避けるために敢えておどけて振る舞うことも多く、根は真面目であることを窺わせる。

ちなみにSpace.3にて自ら発言した通り、「ロボットではなく機械生命体」なので同族の親もいる模様。一応ドラえもんみたいに飲食は可能だし、痛覚もある。


年齢はSpace.7時点で300歳(それでも一族では一番若いらしいが、年齢を語った時に一同が驚いていた為、宇宙人基準でも高齢らしい)。

フォトブック「オールスターチャート」の紹介ではSpace.14の「玉手箱」の描写から推定400歳となっている。

300年の間コールドスリープしていた鳳ツルギとは同年代に当たり、生年ではツルギの方が年上だがコールドスリープ中のツルギは加齢していない為、年齢はバランスの方が上。


誕生日はSpace.7の放送日でもある3月26日、つまり彼自身の誕生星座はてんびん座ではなくおひつじ座(Space.7でオヒツジキュータマが初登場)。

ただしSpace.1の冒頭でキュウレンジャー世界には『88星座占い』がある事が判明している(つまり一年を88に区切って星座を配置している事になる)ので、この場合だと彼の星座はとけい座になるが、ラッキーほ座ではなく獅子座である等作中世界の88星座占いと我々の世界の88星座占いは異なるため、バランスはほ座以外の星座と思われる。

なお後にバランス以外の誕生日も公表されたが、放送日に誕生日を迎えるのはバランスのみである。


当初は胴体部の右側(向かって左側)に青いラインが入っているボディペイントだったが、リベリオン加入後はキュウレンジャーのジャケットは着ない代わりに、胸部と左肩をジャケット風に塗装している(よく見ると首元に襟っぽいパーツも増えている。青いラインは腹部に少し残っている)。

初披露時この点を「塗っただけじゃない」ハミィに突っ込まれており、彼にしては珍しく憤慨して詰め寄ったが、その場に居合わせたスパーダの「すぐに馴染むよ。カレーも二日目の方が美味しいってね」という言葉で宥められて、すぐに機嫌を直した。

ちなみにキュウレンジャーのジャケットは現実でもアパレル商品として発売されているが、ゴールドだけはこういう設定の為か商品に存在しなかったりする(黄色と被るというのもあるだろうが)。


Space.8でラシンバンキュータマの探索に行った際は、トラップやトラブルに巻き込まれはしたが結果的にキュータマを発見するなど、お宝に対する勘と嗅覚は一級品。

手首から電気を流すコードを何本も伸ばし、相手を感電させたり機械のコントロールを乗っ取ったりできる。

情報の収集や分析、電子機器を中心とした機械の改造や制作にも長けており、特に後者に関してはオリオン号とキューバックルの機能をリンクさせたりキュータマ絡みの改造を行ったりと、キュウレンジャーにおけるメカニック関連の役目を多く担当している。


ナーガとの絆

本編開始前からナーガ・レイと『怪盗BN団』としてコンビを組んでおり、ナーガが感情表現の練習を間違える度にちょくちょくツッコミを入れている。

元々は宇宙幕府ジャークマターだけを対象にお宝を盗む怪盗で、目指すは"宇宙一のお宝"の入手(ちなみに怪盗BN団の懸賞金は「キュウレンジャーが僕たちの10倍」と言ってたことから二人合わせて500万ポンギと思われる)。


キャラ設定が公開された当初は『感情』を手に入れたいというナーガを利用しているかに思われ、実際Space.2ではナーガを見捨てかけたこともあったが、ストーリーが進むごとに二人のイチャイチャ…もとい仲睦まじい光景が多くなってその懸念はなくなり、第5章「タイムトラベル/ナーガ奪回」編(Space.25~31)ではその強い絆が描写されることになる。

シアターGロッソのイベントでは、洗脳されたナーガと他メンバーの命を文字通りの天秤にかけられ思い悩んだり、ナーガが助かった際は名乗りの時まで声が潤む等、普段のバランスでは見られない一面も明らかになっている。


各話ネタ

  • Space.1

ここでは惑星ジガマの酒場でキュウレンジャーの手配書について話したのみで、ラッキー達と対面したのはSpace.2から。


  • Space.2

偶然出会ったラッキーと意気投合し三人でダイカーンガメッツイモライマーズへ乗り込む。

この時は最初からラッキーを利用する腹積もりであった為、ガメッツイと遭遇した途端にラッキーを気絶させて差し出し、わざわざガメッツイに取り入った上で自分はお宝を盗んだら脱出を図るなど、陽気な性格に似合わぬ狡猾な面を披露した。

しかしラッキーから『仲間の大切さ』を教わったナーガは、バランスの裏切り行為に対して初めて明確な『怒り』の感情を見せ、ラッキーと共に捕縛されてしまう。

初めてナーガが怒った事に驚き葛藤しつつも、長年コンビを組んでいたナーガを見捨てることができず「僕は宇宙一のお宝、あなた(ナーガ)は感情、どちらもラッキーと一緒の方が手に入りやすい」という打算もあってラッキーとナーガを救出。

そして強奪した宝石から現れたテンビンキュータマに選ばれて変身し、共にガメッツイを撃破した。


  • Space.6

夜中のダンス練習時の姿から一応寝る事は出来るようだが、何故かゴルゴを彷彿とさせるアイマスクを着用し羊の抱き枕を抱えているというあまりにもインパクトが強い寝巻スタイルだった為、視聴者のツボにはまる事となった(抱き枕に至っては速攻で視聴者に特定された)。


  • Space.7

この日に迎える300歳の誕生日を前々から本気で楽しみにしていたが、ダイカーン・トゥーミーに対する作戦として嫌々ながら囮として前面に出た結果、誕生日を奪われてしまう。

メンバーが準備したお祝いがことごとく消失してしまった時は、表向きは気にしてなさそうにしつつ非常に落胆していた。

自室のカットではさりげなく顔が(´・ω・`)になっており、公式では「さげぽよバランス」と呼ばれている(ちなみに自室で凹んでいた時の姿は、誰もお前を愛さないの最後のコマにそっくりだった)。

トゥーミー撃破後の誕生日パーティーではナーガの「笑顔」をプレゼントされ、「お宝の方が良かったけど~」と言いつつもすごく嬉しそうにナーガに抱き着いた。


  • Space.8~9

ナーガ・チャンプと共に惑星ジーシャックに赴き、ラシンバンキュータマを探す作戦に着手。

怪盗としての勘を頼りに先導役を務めるが、落盤に遭ったり大岩に追いかけられたりと散々な目に遭う。

何とかラシンバンキュータマは発見したものの、3人とも傷だらけで特にチャンプとバランスはところどころ絆創膏や包帯だらけになっており、チャンプから「楽しい冒険だった」と皮肉を言われていた(知ってか知らずか、バランス当人は「そんなに褒めないでよ~」と照れていた)。


  • Space.10

気絶していたナーガが目覚めた時には、真っ先に「ナーガぁ!!良かった~~!!」と駆け寄った。

制御を失ったオリオン号が太陽に向かうにつれて暑くなっていく機内で、他の生物のメンバーに釣られて暑がるがチャンプに「お前は機械だから関係ねえだろ!」とツッコまれて持ち直した。

その後ショウ司令の指示でラプターと共にオリオン号船外を調査。

ラプターが使ったケンビキョウキュータマの効果でダイカーン・モズマのアヤツリンプンが制御を奪っていることを突き止めたものの、対抗手段は見つからずオリオン号が更に加速し太陽に突っ込むまであと数分…という手の打ち様の無い事態に陥ったが、ラッキーが小太郎を送り返す為にオリオン号から離れていた為、なんとか事なきを得た。


  • Space.13

新たにチキュウに送り込まれたカロースコルピオの毒によりゾンビ化したチキュウ人達を治療するため、オリオン号駐留メンバーが調合した解毒剤を持って出撃。

その際ガルに誘導され、ナーガの眼力で動きを止めた人々に多数のコードを伸ばして解毒剤を注入した。

彼の軽いノリのお陰で緩和されてはいるが、やり方がどう見ても悪役である。


  • Space.14

ガル・ハミィ・ナーガと共に宇宙竜宮城のスタッフに成り済まし、ダイカーン・ユーテルジャンを接待。

ハミィが他のお客に回されたため他三人で接待することになったが、

・ショウ司令に寿司を握れと命じられ(この時点で「スパーダでもないのにシースーとか無理っしょ」とぼやいていた)、ウオキュータマで魚を召喚するも活きが良すぎて御しきれずガルに押しつけ、ガルは魚に振り回されてユーテルジャンにぶつかり一緒に倒れてしまう

・今度はハトキュータマを用いてのマジックを指示され、シルクハットを使って試みるも中々ハトが出てこず、やっと出てきたのが小さなハトの人形

・続いてダンスで盛りあげろと指示されるが、ユーテルジャンは男ばかりのむさいダンスを気に入らず

と、どんどんユーテルジャンを不機嫌にさせてしまった。

その後紆余曲折はあったもののガルが見事本物のボタンを押し、ラッキー・スパーダによりモライマーズ監獄が解放されたのでユーテルジャンと交戦。

彼が呼び寄せたモライマーズロボに対抗するためナーガ・ショウ司令と共にリュウテイオーを編成、人質に取られた宇宙竜宮城(ハミィにより一般人は避難済み)もろともモライマーズロボを撃破した。

帰還後はこっそり宇宙竜宮城から持ち帰った玉手箱を開け、中から出た煙をもろに浴びる。

普通なら老人になる筈だが300歳でも若いという長命な種族だからか、身も心も殆ど変わらずむしろ一気に沢山誕生日を迎えられたと喜んでいた。ちなみにバランスとナーガを除くメンバーは「玉手箱」と聞くなり「年を取っちゃう!」と怯えて距離を取った(よく分かってなかったナーガはラプターに腕を引かれて距離を取らされている)ため、浦島太郎の物語自体は宇宙全体に伝わっている模様。

「400歳になった気がするぅ!!♪」


  • Space.17

前回チャンプが大破し戦線離脱したにもかかわらずマイペースを崩さない姿をガルに咎められ、ガルとは微妙な空気になりかけていた。

出撃では隔離ドームの内側を支配するダイカーン・シャイドスに遭遇し、謎の攻撃を受け続けた際も勝ち目がないと見て早い段階で逃げようとした為、ただでさえぎくしゃくしていたガルから反感を買ってしまう。

しかしやる気のない態度の裏で、実は密かに監視カメラをジャックして戦いの様子を録画しており、シャイドスが攻撃を繰り出す瞬間を確認していた。

それを元に、他メンバーが広い場所におびき出したシャイドスの動きを物陰から分析した結果「影に潜み、影から影へ飛び移る」攻撃方法を暴く事に成功。

シャイドスの高速移動を封じる為にラッキーがヒカリキュータマを使ってタイヨウシシレッドに変身すると、何故かその日光を浴びてグレェトパワーアップ

あぶり出されたシャイドスにドララララァ!と百裂拳をかました上にジャイアントスイングでタイヨウシシレッドをモライマーズまで吹っ飛ばした。

戦いが終わった後はガルとも仲直りし、ナーガが軽く嫉妬?する程に盛り上がっていた。


  • Space.18

冒頭と終盤に登場。エプロンを着けてスパーダ・ラプターと共にメンバーにたこ焼きを振る舞った。


  • Space.19

リュウコツキュータマがあると思しきリュウコツ座系惑星キールへ赴くも、キュータマを守る精霊・エリスにナーガ共々捕縛されてしまった。

紆余曲折あって誤解は解けたものの、イケメンが好きだと言ってスパーダにひっつくエリスに「イケメンならここにもいま~す☆」とノリノリで答えるも「星に帰れ。」とばっさり切り捨てられ、珍しく落ち込んでいた(励ますつもりだったナーガからも「さげぽよ…」と言われてしまった)。

惑星キールのダイカーン・オメーガとの巨大戦では再びタイヨウシシレッドの光を浴びてあげぽよ化(ちなみにナーガも一緒にあげぽよ化した)し、連続キックでオメーガをモライマーズ付近まで蹴り飛ばした。


  • Space.23

エリスからツルギに関する話を聞こうとチャンプと共に惑星キールへ向かったものの、ラッキーがいない事におかんむりなエリスからは相手にされず、平手打ちをくらって顔に手の跡ができてしまった。

その後(もう一発平手打ちを喰らったが)なんとか通信越しにエリスとラッキーを会わせ、ツルギに関する話を聞く事に成功する。

オリオン号に帰還した際、ナーガに「ほめてほめて~♪」とおねだりし頭をナデナデして貰っていた。


  • Space.24

処刑人ギャブラーに捕らえられた際、最初こそ「機械生命体だから貧血にはならない」とノリノリだったものの、エネルギーを吸収されて衰弱していく場面で久々にさげぽよ顔になっていた。


第5章「タイムトラベル/ナーガ奪回」編

  • Space.25

惑星トキでのミッションにて、キュウレンジャーのメンバー達の前に過去の記憶の幻影が現れる中、彼の前にはナーガの幻影が現れ、戦う事なく普段と変わらないノリで接し難なくネジを巻く。

その後すぐナーガと合流し、「君は誰が出てきたの?僕はね、フフッ、ナーガが出てきたよ!」と嬉しそうに話し掛けた。

しかしナーガの前には誰も現れておらず、「俺には心が……ないということか」と淋しく呟くナーガに言葉を失ってしまう。

この出来事が次回の悲劇の伏線となる。


  • Space.26

ナーガを元気づける為に他メンバーとバーベキューに行かせ、自身はオリオン号をタイムマシンに改造していたが、その間にナーガがアキャンバーにたぶらかされ堕ちさせられた事を知らなかった(ショウ司令はアキャンバーについて報告を受けてはいたが、バランスを不安にさせない為か黙っていた)。

責任を感じるラッキーとハミィの報告を受けた際、最初こそいつも通り振舞っていたが、ショウ司令の言葉を受け、

「じゃあ…一つだけわがままを言ってもいい?………ナーガは僕が取り戻す!」

とナーガ奪還の為、チキュウに残る事を決意した。


  • Space.28

撃てないのか?

アキャンバーから「強い"痛み"の感情を与えればナーガは元に戻る」と告げられ、最初は迷いからナーガを攻撃できず一方的に追い詰められた。

間一髪のところでナーガの同族・エキドナに救われるも、掟を破り感情を欲したナーガを抹殺しにきたという彼女に激昂するが、逆に「そそのかして外に連れ出したお前の方がひどい」と言い切られてしまう。


二人の出会いはヘビツカイ座のとある晩……この頃から怪盗として暗躍していたバランスは、お宝を盗んで逃亡中に偶然ナーガと鉢合わせ。

追っ手に見つかったと思って慌てて命乞いをすると、ナーガの方から「俺は感情が欲しい。どうすれば感情を手に入れられる?」といきなり聞いてきた。

それに対しバランスは「こいつを利用すれば逃げられるかも」と企んだ上で共にヘビツカイ座から脱出、怪盗BN団の結成に至ったとの事。

最初こそナーガを利用しようと考えていたのも事実である為か、「結局やってる事はアキャンバーと同じだ」と落ち込むバランス。

それでもキュウレンジャーに加わってからの二人の絆を知るラッキー達の励ましを受けて覚悟を決め、「たとえ、君を傷つけたとしても必ず取り戻す」と決意して再戦に挑む。

イテキュータマをセットしたキュークロスボウをナーガに突きつけたところで手を止め「どうした、撃てないのか?甘い奴だな」と嘲笑われるが、「撃てるよ……君だけに痛い思いはさせない!」と、なんと自分諸共ナーガをイテキュータマの矢で撃ち抜くという捨て身の行動に出た。


しかしその悲壮な覚悟も空しく、ナーガは元に戻らなかった……アキャンバーの言葉は嘘であり、最初からキュウレンジャーを同士討ちさせ、ナーガの怒りを増幅させるための卑劣な罠でしかなかったのだ。

結局バランスはナーガを取り戻す事ができなかった上に重傷を負う結果に終わってしまい、エキドナにも「ナーガ・レイを抹殺しヘビツカイ座の平和を守るしかない」と再度宣言されるが、

「好きなようにしたら?君が何をしようが関係ない。ナーガは僕が守る。必ず取り戻す」

と言い切っており、バランスのナーガ奪還を諦めないという強い意志は揺るがなかった。


  • Space.31

ラッキーが過去に行った日から行方不明になっていたが、ラッキー・スティンガー・スパーダ・ツルギ・ラプターが過去から帰還した後に再び姿を現した。

ハミィに「何処に行ってたのよ!?心配したんだからね!」と怒られツルギに「(ナーガの事で)そう落ち込むな」と慰められるも、ケンビキョウキュータマを手に「落ち込んでなんかなーいよ。そんな事より皆、協力してほしい事があるんだ!」と何かを依頼した。


その後エキドナがヘビツカイメタルの超能力によってとどめを刺されそうになった所を救出。

早速戦闘に入るも押されており、「あの世で俺と出会った事を悔やむがいい!」と繰り出された一撃によって間に入って庇ってくれたシシレッド共々消されてしまった…と思いきや、改造したケンビキョウキュータマによって自分達をミクロ化し、ウサギキュータマで跳躍力を増幅してナーガの体内に侵入していた。

実はナーガと同じようにアキャンバーによって感情を解放された人々を解析した結果、脳内にアキャンバーが放ったミクロサイズのインダベーが侵入し感情を無理やり刺激していた事が判明した為、脳内に封じられている『ナーガ本来の心』を呼び覚ます作戦に出たのだ。


バランスとラッキーはナーガの脳内に入り、バランスの予想通り封じられていた本来のナーガを取り戻そうとするが、ナーガの脳内を支配していたミクロツヨインダベーがダークナーガを具現化させる。

ヘビツカイメタルに変身したダークナーガに「ムカつくんだよ!テメェの全てがな!」と罵倒され攻撃され続けるも「だったら!…僕が全部受け止めてあげる!」と耐え続けるバランス。

それを見たダークナーガは更に苛立ち、あろうことか「一番大事なものを奪ってやる」と本来のナーガ=自分自身を攻撃。当然バランスは彼を庇い、変身が解除され倒れてしまう。

「馬鹿な奴だ…そんな奴の為に命を捨てるなんてな」とあざけるも、どれだけ痛めつけても諦めないバランスに驚きを隠せないダークナーガに、バランスは眠り続ける本来のナーガへ想いを呟く。


「ちょいちょいちょいちょい…自分に向かって『そんな奴』なんて言わないでよ、ナーガ」

「当たり前だろ…僕は300年生きて、初めて見つけたんだ。自分のすべてを預けられるパートナーをね」

「ナーガがいない宇宙なんて…考えられない」

「思い出してナーガ!何がしたくて僕達と一緒にいたのか、君は何が欲しいのか!」


ハミィ達とバランスの叫びに苦しむダークナーガにとどめを刺されそうになるが、仲間達の声により本来のナーガがついに復活し、攻撃を食い止める。

そして本来のナーガがダークナーガを倒した後、ナーガの流した涙でラッキーと共に彼の体内から脱出。

元に戻ったナーガとの見事なコンビネーションによってミクロツヨインダベーを撃破した(その後流石に疲れたらしく、ナーガがラッキーの加勢に向かった後は「お疲れちゃ~ん」と言って大の字で倒れた)。


その後「迷惑をかけた」と謝罪するナーガを他のメンバーが受け入れる中、バランスはその場を離れようとするがラッキー達に止められる。

スパーダから「ナーガもバランスの言葉を待ってるよ」と言葉を受け、ナーガがいない事への寂しさと悲しさ、そして帰ってきてくれた事への喜びが一気に大量の大粒の涙となって溢れた表情になって振り向き、彼に抱きついた。


「ナーガァ~!寂しかったよぉ!帰ってきてくれてありがとう~!」


こうして、バランスは掛け替えのないパートナーを取り戻す事が出来たのであった。


その後の活躍

  • Space.33

エリスから受け取ったヤギキュータマに残されたショウ司令のメッセージを受けバトルオリオンシップを探しに向かうが、その先でオヒツジ座系カロー・マゲラーと遭遇。

変身解除された隙を突かれてハミィ・スパーダと共にマゲマゲパワーを喰らった結果、性格が堅物で真面目な弁護士風に曲げられた上にバトルオリオンシップの事まで話してしまった。

その後の再戦時もまだ性格が曲がっていたが、機転を利かせたナーガに『カローを“倒さない”』と言われて逆に攻撃したり、同様にラッキーから『変身“するな”』と言われて変身し戦っている。


  • Space.34

ドン・アルマゲの本拠地を突き止めるべく、ケンビキョウキュータマを使って再びナーガの脳内に潜入。

詳しく調べた結果ドン・アルマゲの本拠地がミナミジュウジ座系の中心・惑星サザンクロスにあることを突き止めた。


  • Space.35

猿の着ぐるみを着用し、ラプターと共に宇宙一アーティストオーディションの会場に潜入。

ホシ★ミナトのマネージャーに変装していたアキャンバーが、ラッキー達にツヨインダベーをけしかけた際咄嗟に妨害した。


  • Space.37

前回に激突した惑星サザンクロスのバリアを解析し、バリアを破るにはアンドロメダ座、ケフェウス座、ペルセウス座、カシオペア座のキューエナジーが必要だと言うことが分かった。


  • Space.39

ナーガと共に、ペルセウス座のキューエナジーが入った宝箱を発見。

それを開けるとラッキーの持っていたエンプティキュータマにキューエナジーが宿り、ペルセウスキュータマが完成した。


  • Space.42

プラネジューム爆弾による宇宙消滅の危機が迫っていることを知り、ナーガがブラックホールキュータマでプラネジューム爆弾の爆発エネルギーを吸収することを思いついたため、ブラックホール発生装置を完成させた。


  • Space.45

『平和になった宇宙で何がしたいか』というラッキーの問いに、ナーガと行動を共にし続け、“宇宙一のお宝”を手に入れる旨を回答。

その後自分に続き「故郷の星で感情を広めたい」と答えたナーガにも「うん!行こう行こう!」と同意していた。


  • Space.47

最終決戦前夜、唐草模様の風呂敷を身に包み歩いているところをナーガに見つかり「見つかっちゃった~!」と慌てるが、「嘘だよ~!ナーガとの思い出の品だけまとめとこうと思って。肌身離さずね!」と身に包んでいた風呂敷を取る(おそらくはナーガの様子を見抜き、あえておどけて現れたと思われる)。

「怖いんだ…こんなの初めてだ」と『恐れ』の感情を表すナーガに「おめでとう。凄い感情を手に入れたね」と祝福の言葉をかけた上で、「『怖がる』って、今を失いたくないって感情なんだ。でも大丈夫。君は何も失わない。僕達はいつも一緒だ」と彼の恐れを拭い去る。

そして最終決戦、ナーガと共に大量のインダベーやツヨインダベーを相手に戦っていたが、限界が訪れ崩れ落ち、「ナーガ…」と微かな声を発し、それを最後に機能停止。

ラッキー以外のキュウレンジャー全員と共にドン・ツルギに吸収されてしまうが、実は吸収される事こそラッキーが考えた作戦の一つであり、ラッキーがシシキュータマをドン・ツルギに埋め込んだ後、体内からの攻撃とラッキーのキューソードの斬撃により仲間たちと共にアルマゲから脱出する。


  • Space.Final

アルマゲとの最終決戦に突入し、精神攻撃で宇宙中の嘆きと苦しみの声を聞かされる。

しかしキュウレンジャー全員でアルマゲに向かって反論し、バランスは「欲しいものがあったら…自分で手に入れなきゃね!!」と、嘗てナーガを取り戻す為にイテキュータマを使い自分ごと彼を撃ち抜いた件を思い返しながら主張した。

キュウレンジャー全員で今度こそ本当にアルマゲを撃破し、最終決戦から2年後では、リベリオンに籍を置きながらナーガと共に怪盗活動を続け、ジャークマターが略奪したお宝を取り戻していた。

他の仲間達に比べ相変わらずな点をぼやくも内心嬉しそうで、「これ(怪盗稼業)も立派な仕事だ」とナーガに言われたことで「もっと褒めて褒めて!」とナーガにねだり、褒められた後は舞い上がる等、"相変わらず"な二人の姿を見せたのだった。


  • Vシネマ

VSスペース・スクワッド』ではツルギ達スペース・スクワッドに協力する側についている。

実際は立場上なだけで本当は仲間同士の争いにはナーガ共々消極的であるため中立の立場におり仲間同士の内戦を止めるために奮闘してたが以前ナーガ達が別地球に行った際に出会った十文字撃の制裁に入ったことで何とか収まった。その後撃の仲間である烏丸舟の依頼でナーガと共にツルギの補佐官である鳴瀬キミコの身辺調査に入ると、鳴瀬は既に宇宙忍デモストに口封じのために殺害されていた。

余談

デザインはK-SuKeが担当。

イヤリングや胸部分には天秤秤、口や両足のパーツには分銅の意匠がある他、古代エジプトの文書「死者の書」も天秤繋がりで組み込まれており、右脚はそこに登場する心臓を、左脚は羽根を表している。

デザイン段階では「ドクター・バランス」という名前で、どちらかというと現在のナーガに近い、知的で大人しい性格が想定されていたことが明かされている。


関連タグ

宇宙戦隊キュウレンジャー 戦隊ゴールド

88星座占い:実在する、新しいタイプの占星術。


特撮・ニチアサ・その他関連

ビート・J・スタッグ:感情表現豊か(?)な機械生命体戦士。ちなみに小野氏は同作で敵怪人を演じているが、気弱で大人しい性格と明るく陽気なバランスと内面が正反対である。

獰猛の戦騎D中の人とは共演作が多いが、別の特撮では彼とは逆の立場を演じている。

仮面ライダーディエンド仮面ライダールパン:別の特撮の怪盗戦士

ロボライダーヒーローマン獅子王凱:電気を直接操ってのハッキングが出来るヒーロー。

特捜戦隊デカレンジャー:1話で登場した巨大敵宇宙人(アリエナイザー)の名前がラブーリ星人バラン・スー。ちなみにバスジャックの現行犯で逮捕されたが、撃破されずに出番が終わった。18話では長寿の宇宙人も登場した。

海賊戦隊ゴーカイジャー「宇宙一」宇宙最大で規模は違うが、宇宙に一つしかない宝物を目指す者繋がり

夜野魁利次作に登場するチャラい怪盗。ただし、こちらはチャラ男に見せかけているだけで根は真剣。

高尾ノエル:次作に登場するトリックスターな怪盗(兼警察官)。怪盗としては銀の戦士だが、警察官としては金の戦士に変身する。

ルパン三世:チャラい怪盗繋がり。

C-3PO:金ぴか人型ロボット繋がり。ちなみに彼にも銀色の相方がいる。

ホークアイ同一CVの盗賊繋がり。

ウルトラマンベリアル:同時期に放送された特撮のメインヴィラン

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