概要
風都探偵第5話「pは悪魔だ」に登場。
整体師のポール東城が、パズルの記憶を宿したパズルメモリで変身したドーパント。
丸い頭部を持つ簡素な身体が特徴で、巨大なブロックを頭部周辺に装着している。また、長く細い尻尾からまるで御伽噺に登場する悪魔も連想させる。
本来なら2本腕だったが、変身者が上位種たる「ハイドープ」に覚醒したことで4本腕に進化している。
自らの欲望を満たすために才能のある人間から「腕」を奪い取っていたが、自分の存在を嗅ぎ付けられたことで行動と目的を変更。仮面ライダーWを倒すことで裏風都に認められ、幹部の証であるガイアドライバーrexを入手するべく接触を開始する。
能力
体の一部を分離させて移動する事が可能で、普段は右腕だけを飛ばして行動しているが戦闘時には残りパーツが合体して人の形となる。
体の一部分と思われる箱型の物体を利用して相手の「腕」を任意で奪い取ることが可能。その腕の能力を4本ある自分の腕にすげ替え、ドーパントの力を上乗せして使う事が出来る。ただし箱を奪われると腕の効果が無くなり、倒されれば腕は元の持ち主へと戻る。
体の一部を銃や知恵の輪のような武器に変化させるほか、相手の身体状況を把握する事が出来るというハイドープ能力で相手の動きを先読みする事も出来る。
そのため事前に整体を施していた左翔太郎が変身したWを軽くあしらっていたが、能力に気づいたフィリップが自らの身体を素体にしたファングジョーカーに対しては情報がなかったため先読み出来なかった。
活躍
正体発覚後は一時逃亡し、鳴海探偵事務所に依頼を持ち込んだ漫画家・伝一郎と翔太郎を誘い出してダブルドライバーを封じた上で監禁し圧殺を図る。さらに鳴海探偵事務所を襲撃するが、駆けつけた仮面ライダーアクセルに阻止されるも助っ人(という名の私欲を満たすため)に現れたスクリーム・ドーパントによって風向きが変わり、今度こそフィリップを始末しようとするも、スタッグフォン+ジョーカーメモリによるマキシマムドライブで強引に拘束から脱した翔太郎が合流。
「凡人」である満身創痍の彼を甘く見ていたが、これまでの怒りからジョーカーメモリの出力上限を突破した翔太郎の変身するWに対応できないまま劣勢に追い込まれた挙句、ご自慢のパーツ変換や奪い取った腕の能力を活かす間もなく、最後はルナジョーカーのジョーカーストレンジを受けてメモリブレイクされた。
余談
実はコイツ、てれびくん新ドーパントデザインコンテストで大賞を受賞した絵を元にデザインされた親子丼・ドーパントの次候補のドーパント。
他に賞を争った作品は「ブロック・ドーパント」(後のパズル・ドーパント)、「風都タワー・ドーパント」(ふうとくん)、「ハサミ・ドーパント」で、風都タワーはふうとくん・ドーパント(ファイナルステージ)/メモリー・ドーパント(HEROSAGA)で採用され、ブロック=パズルはハサミ・ドーパント=後のシザーズ・ドーパント(ハサミ)共々風都探偵において間接的に起用されることとなった。
裏風都の大きな動向が見れなかったためか、アニメ版では「cはどこに」=カラカル・ドーパントともどもエピソードごとカットされてしまった(ときめの所持していたメモリがわかる重要な回ではあるのだが、「超人r」にねじ込まれてしまった)。
関連タグ
アンク:W風に言うと、「平成ライダー」「怪人」「右腕」のキーワードで検索するとヒットするヤツ。こちらは主人公側であり、かけがえのない相棒である。なお、Wと共闘経験がある。