妖怪「ヒトカラゲ、行け！」
概要
体色は青と黒。正方形が規則正しく並んだ 鎧姿で、編笠を被っている。武器は槍で槍先から弾を発射することが可能。牙鬼幻月の妖気から無尽蔵に生み出される。
主に「ジッパ！」「ゾウヒョー！」等の声で鳴くが、第一話で伊賀崎天晴に向かって「貴様、何者だ！」と言った事から、言語能力も備わっている事が確認されている。
第9話でジュッカラゲが登場して以降は、テレビ本編でのヒトカラゲの出番は無くなってしまった。
バリエーション
ジュッカラゲ
蛾眉雷蔵の妖気によって強化された姿。第9話から登場。頭部には編笠の代わりに鬼瓦のようなものが備わっており、槍の代わりに先端が刺股(サスマタ)状になった剣を用いる。
集団戦法もより強力になっているが、それでもマトモにニンニンジャーを相手取るには能わず、精々「強力な足止め要員」程度にしかならない。
ヒャッカラゲ
ジュッカラゲが有明の方の妖気によって強化された姿。第21話から登場。姿や武器はジュッカラゲと変わらないが、白い羽織を着ているのが特徴。有明の方の護衛の役割を担っており、現時点では2体しか登場していなかったが、終盤に連れてジュッカラゲから強化させた複数の個体が登場している。
センカラゲ
巨大戦に特化したヒャッカラゲ。容姿はヒャッカラゲと変わらないが羽織の後ろ側に「千」の文字が描かれている。アカイキュウビとのコンビネーションで敵を翻弄する。
余談
ヒトカラゲという名は「たくさんのものを一つに束ねた状態、その束」また「個々に注目する必要のないものの集まり」といった意味の「一絡げ」と同音であり、「皆同等の外見・能力で個人名で呼ばれることも無い」という戦闘員の特徴がそのまま名前になっている。
また鳴き声（？）の「ジッパ！（十把）」と繋げる事で、「色々なものを雑然と一まとめにする」という意味の「十把一絡げ」になる事から、鳴き声も含めたネーミングの元ネタはこの「十把一絡げ」であると思われる。
また、鳴き声の「ゾーヒョー!」は「雑兵」からきている。
OPを確認すると、ヒトカラゲからジュッカラゲに差し替えられているシーンがある。この事から、戦闘員が交代するという、スーパー戦隊では珍しいケースが発生している。
ただ、劇場版ではジュッカラゲとともに登場しており、全てがジュッカラゲに強化されているというわけではない事が窺える。
