ヒトツキとは、
- ポケットモンスターシリーズに登場するモンスターの一種。
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズに登場する怪人。→ヒトツ鬼
当記事は1について説明する。
基礎データ
全国図鑑 | No.0679 |
---|---|
セントラルカロス図鑑 | No.117 |
ガラル図鑑 | No.330 |
ローマ字表記 | Hitotsuki |
ぶんるい | とうけんポケモン |
タイプ | はがね / ゴースト |
たかさ | 0.8m |
おもさ | 2.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | ノーガード |
タマゴグループ | こうぶつ |
他言語版の名称
ドイツ語 | Gramokles |
---|---|
英語・スペイン語・イタリア語 | Honedge |
フランス語 | Monorpale |
韓国語 | 단칼빙 |
中国語(簡体字) | 独剑鞘 |
中国語(繁体字) | 獨劍鞘 |
進化
ヒトツキ→ニダンギル(Lv35)→ギルガルド(やみのいしを使用)
概要
ポケットモンスターX・Y(第6世代)から登場したポケモン。フランスで開催された「ジャパンエキスポ」で上映されたPVで発表された。
かつて人が使っていた剣に太古の魂が宿り誕生したという設定をもつ。
ゲンガーやブルンゲルと同じく、人間を襲うタイプのゴーストポケモンであり、柄の部分を握ると布で人を締め付け、エネルギーを奪って殺してしまうらしい。一突きと人憑き…言い得て妙なネーミングである。
第8世代では誕生の経緯がより詳細に語られており、ヒトツキの基となった剣に殺された人間の魂が合体して誕生したと語られている。
普段は鞘に入っていて、攻撃時はちゃんと抜刀する。持ち手の部分の布状の物が手の様子。コレで鞘を持つ。
一見顔に見える部分(3つの丸と口に見える所)は唯の穴で中の剣の模様が見えているだけで、実際は一番上の青い部分の一つ目だけ。前後非対称で裏側には目は無い。この目がヒトツキの本体らしい。
ソード・シールド版のポケモンキャンプでは、普段は鞘に入っているが、ポケじゃらしを見せると抜刀して構え、ポケじゃらしを振ると斬りかかってじゃれてくる姿を見ることができる。逆に、ポケじゃらしをしまうと鞘の中に戻る。ヒトツキファンは必見(ニダンギルも同様)。
ちなみに、色違いは刃が血のように赤く、いかにも魔剣じみたカラーになっている。
顔に見える部分を持つ人工物というデザインのセンスは、どことなくドータクンに近いものを感じさせるが、このヒトツキ系統は♂・♀両方存在する。
干将・莫耶などに代表される雄剣・雌剣という概念が、ポケモンの世界にも存在しているのであろう。
どう見ても実体がある?触れるんじゃないかって?ゴルーグがゴーストで通ってるんだ、気にするな。
ゲーム上の特徴
そのタイプははがね・ゴーストという、これまでになかった組み合わせ。
一部のファンに待ち望まれていたその相性は、ノーマル・かくとう・どく無効、くさ・ひこう・エスパー・こおり・いわ・ドラゴン・はがね半減、むし4分の1という驚異の耐性をもち、弱点はほのお・じめんのみというとても優秀なもの――になるはずだったが、ゴースト・あくがはがねに対し等倍になるという仕様変更により、弱点はほのお・じめん・ゴースト・あくの4つという平凡なものになってしまった(それでも耐性が優秀なことに変わりは無いのだが)。
しかしこの仕様変更のおかげではがねタイプでありながら特性「じりょく」が無効なポケモンとなった(XYからゴーストタイプは交換不能にする技や特性が無効になった)
その一方で攻撃面で見れば自分の攻撃が鋼に対して等倍で通せるようになるのでどちらの仕様が良かったと聞かれると一長一短なのだが。受けづらさは間違いなく現仕様である。
ステータスは物理特化で、ぼうぎょ・こうげきが高くそれ以外は低い。自身の特性ノーガードにより相手のじわれやぜったいれいどが必中になってしまうのが大きなウィークポイントとなるだろう。
技に関しては、つるぎのまい、つばめがえし、かげうち、つじぎりと剣技らしい技を多く覚える。
使用トレーナー
アニメ版
- ショータ
- ミリス・スティール(破壊の繭とディアンシー)
- アルガス・スティール(破壊の繭とディアンシー)
- テペン(LR28話)
漫画版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- ショータのヒトツキ
- XY&Z編13話で登場した新しい手持ち。3本勝負の2番手で登場し、「れんぞくぎり」でピカチュウの「アイアンテール」と渡り合うが、「10まんボルト」を受け敗北する。Z編26話ではニダンギルに進化して登場。
- 劇場版「破壊の繭とディアンシー」
- 進化系と共にスティール親子のポケモンで登場。
その他
XY | 80話・112話 |
---|---|
新無印 | 4話・56話 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- テペンのヒトツキ
- 28話で登場。テペンがロイからタマゲタケとすり替えて盗み出したいにしえのモンスターボールを持った同じ手持ちのランプラーと共に逃走。
- テペンや他のテペン達との連携は高く、ランプラーとドーミラーを逃し、ロイのホゲータをドータクンの中に閉じこめた上でドータクンを叩いて大きな音を出して怯ませたり、取り戻されたボールを「きんぞくおん」でリコのニャオハから奪い取ったりとリコとロイを苦しめたが、駆けつけたキャプテンピカチュウによって一網打尽にされた。
- 元々はテペンが冒険者だった頃に出会ったポケモンらしい。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
12章でフレア団の科学者コレアの手持ちで登場。相手の腕に巻き付けて洗脳し、作中ではトリミアンと生き別れになり心が弱っていたサナを利用して洗脳している。
剣術の達人でもあるコレアの武器としても扱われており、作中では大岩を切断している。
なお、このヒトツキ系統はポケスペにおいて悪役である事が多かったりする(特にニダンギル)。
余談
ミオ図書館では、とある神話を読むことが出来る。
その神話は要約すると「剣を用いて多くのポケモンを必要以上に狩り、食糧にしていたが若者がいたが、二度とポケモンを無駄に殺さないと誓い、ポケモンの目の前で剣を叩き折ってみせた」
という話であり、この話の剣がヒトツキの元となったという考察がある(ただしソードの図鑑説明には殺された人間の魂と書かれている)。
『ソード・シールド』のシュートシティにあるホテル・ロンドロゼにヒトツキがいるが、「うぇーかーむ(welcome)」と鳴いている。…喋ってるよねこれ?
関連イラスト
関連タグ
0678.ニャオニクス(オス・メス)→0679.ヒトツキ→0680.ニダンギル