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ビクトリーロボ

びくとりーろぼ

ビクトリーロボとは、特撮テレビドラマ『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場する巨大ロボの一つ。
目次 [非表示]

全高:55m

全幅:36.8m

重量:8,000t

出力:2,300万馬力


概要

5台の99マシンが、「緊急合体」することで完成する巨大ロボ。ゴーゴーファイブ1号ロボに当たる。

設計・開発は巽モンドが担当。開発には実に10年の歳月を費やし、元来は大災害への対応を見越して運動能力を高めるために実装された合体形態であるが、その大災害を引き起こすであろう災魔一族の襲来に備え、専用武器「ブレイバーソード」などが追加されるなど、戦闘面での機能の充実が図られている。


プラスエネルギーを攻撃に転用することが可能で、これと対を成すマイナスエネルギーの塊である巨大サイマ獣への有効手段ともなっている。その反面、実体化しているゴレムサイマ獣に対しては力不足な面もあり、このため状況に応じてより火力に優れたグランドライナーに乗り換えたり、逆にグランドライナーから乗り換えるといった対応を要する場合もある。


合体シークエンス

地上用のマシンですら(何らかの謎原理などで)上空に飛び上がったり、短時間もしくは瞬時に合体することの多い戦隊ロボの中にあって、ビクトリーロボは現実の重機などの延長線上にあるような、リアリティを意識した合体シークエンスが特徴の一つとなっている。具体的に順を追って説明していくと、

緊急合体!

  1. イエローアーマーとピンクエイダーが、機体底面のジャッキによって起重し足に変形。
  2. グリーンホバーのワイヤーをブルースローワーに装着、そのまま上空へと吊り上げつつ後者が変形、先の2台へと合体(ビクトリーウォーカー)。
  3. 変形したレッドラダーがビクトリーウォーカーの上部へと合体。その際のパターンとして、「グリーンホバーでレッドラダーを吊り上げ、空中で変形しつつ合体」「地上でレッドラダーが変形後、ラダーアームを伸ばしてウォーカーをつかみ、そのまま自らを持ち上げつつ合体」の2つが存在する。
  4. 最後にグリーンホバーが頭部となり合体完了。

といった具合に、合体に際しては明らかに相当の時間を要することが作中の描写からも窺えるが、意外にも妨害されたのは第1話の初合体時のみである。

当時としては珍しいレギュラー合体バンクが二種類あるロボでもある。


装備・技

合体後の頭部はバイザーに覆われており、通常は目元が隠された状態であるが、合体完了時や必殺技発動時、それに敵を捕捉する「ビクトリースキャナ」使用時など、両目が黄色く発光することもある。


救助活動や、合体の際に活用されるラダーアームは、ビクトリーロボへの合体後も主要な武装の一つとして数えられており、両腕を連続で伸縮させて相手を殴りつける「連続ラダーボンバー」、ラダーを伸ばして両拳を地面に突き、その状態から鉄棒のように身体をぐるぐると回転させて敵に連続キックを見舞う「ウインドミルラダー」、ラダーを伸ばして回転し、側面から連続して殴りつける「スクリュースピンラダー」、そしてラダーを伸ばして遠くの敵を補足した後、そのまま勢いよく投げ飛ばす「ラダーホイールクラッシュ」など、様々な応用技を備えている。

また、ラダーの先端に備え付けられた砲口は、合体時には「ラダーキャノン」として機能し、合体前と同様に消火剤を噴射することもできる他、ビーム砲としても使用される。


そして必殺武器として用いられるのが、前出の「ブレイバーソード」である。腰部のエンブレムより実体化するこの大型剣は、プラスエネルギーを放射する機能を備えており、「剣よ、光を呼べ!」の掛け声と共にソードで円を描きつつ、プラスエネルギーを集束した刀身で袈裟懸けに敵を両断する「ビクトリープロミネンス」は、死霊(マイナスエネルギーの塊)である巨大サイマ獣に対しての最大の必殺技でもある。


TVシリーズ外での活躍

TVシリーズの後日談に当たるOV『未来戦隊タイムレンジャーvsゴーゴーファイブ』(2001年)では、最終決戦で大破した後も修復ができておらず、使用可能な状況になかったことから、モンドの発案によりタイムレンジャータイムファイヤーの各巨大ロボの機能を活用することで、ビクトリーロボが健在であった1年前の時代からスペースゴーライナーを呼び寄せる形で、ビクトリーロボを登場させている。

ただし、この方法はかなり無茶であったため、3分以内に元の時代に戻さなければ質量崩壊を起こすことが言明されており、実際に戦闘終了後には即座に元の時代へと帰還している。映像上の描写では、ビクトリーロボの合体プロセスから戦闘終了までのシーンが3分以上あるのはご愛嬌というものであろう。


2011年公開の映画『199ヒーロー大決戦』では、クライマックスの歴代戦隊ロボ揃い踏みのシーンに登場、ここではサンバルカンロボ(『太陽戦隊サンバルカン』)や、ゴーグルロボ(『大戦隊ゴーグルファイブ』)との連携も披露している。

このうち前者とは「太陽」の要素を含んでいる(必殺技のビクトリープロミネンスは、その名の通り円を描く際に太陽のフレアのようなエフェクトが浮かび上がる)点で、後者とは戦隊名(「ゴーゴーファイブ」は元々『ゴーグルファイブ』の没タイトル案でもあった)という点で、それぞれ共通項を持ち合わせている。

また、同作に登場した歴代戦隊ロボとしては、スーツが現存している最古のロボでもある。


ゲーム作品

スーパー戦隊レジェンドウォーズではゴーレッドのレジェンドカードとビクトリーカードのスーパースキルで登場。どちらもビクトリープロミネンスであり、ビクトリーははゴーゴーファイブのカラミティブレイカーの後に放つ。


備考

企画段階での仮称は「レスキューロボ」。

スーパー戦隊シリーズの1号ロボとしては初めて、レッド以外のマシンが頭部を構成する機体でもある。機体を構成するマシンのモチーフについては、決定稿に至るまで様々な変遷があり、中にはボートやパワーショベルが含まれている案なども存在する。


関連タグ

救急戦隊ゴーゴーファイブ

戦隊ロボ 99マシン


グレイトフルフェニックス:『魔進戦隊キラメイジャー』に登場する巨大戦力の一つ。必殺技の名称(グレイトフルプロミネンス)やモーションなどに共通項が見られる


歴代1号ロボ

ギンガイオービクトリーロボタイムロボ

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